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13講座中 1〜13件を表示 

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一般相対性理論とブラックホール

宇宙物理学入門:諏訪先生2404.jpg
  • 諏訪 雄大/東京大学准教授
  • 2025/04/12 〜 2025/09/13
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 22,770円
  • 光が曲がり、時間の流れさえも変化する—そんな重力の不思議を記述する一般相対性理論を、全6回でじっくり学びます。アインシュタイン方程式の導出からブラックホール時空まで、体系的に解説していきます。幾何学と物理学の協奏によって宇宙の構造を解き明かしていく醍醐味を、ぜひ体験してください。朝日カルチャーセンターで一般相対論の真髄にどこまで迫れるか、数式を使って一緒に挑戦してみませんか。(講師・記) <カリキュラム(予定)> ### 第1回 導入:アインシュタイン方程式への動機付け ◆「なぜブラックホールの数理を学ぶのか?」を明確にする。 ◆重力波やX線天文学などの観測的トピックから一般相対論(GR)が不可欠であることを示す。 ### 第2回 一般相対論ミニマム(1):ベクトル・テンソルの基礎とリーマン幾何学 ◆GRを最短ルートで理解するために必要な数学的素養を、できるだけコンパクトに導入する。 ◆とくに「ベクトル/テンソル/計量(メトリック)/曲率」を押さえる。 ### 第3回 一般相対論ミニマム(2):アインシュタイン方程式 ◆前回導入した幾何学的道具を用いて、アインシュタイン方程式をできるだけ簡潔に導く。 ◆物質分布を表すエネルギー運動量テンソルと曲率(重力)を結びつける枠組みを理解する。 ### 第4回 シュバルツシルト時空:ブラックホール解の基礎 ◆アインシュタイン方程式の簡単かつ重要な厳密解「シュバルツシルト解」を導出し、ブラックホールの原型を理解する。 ◆静的球対称な質点(または星)の外部解が、シュバルツシルト解になることを計算or概要説明。 ### 第5回 シュバルツシルト解における測地線方程式:光や物質の運動 ◆シュバルツシルト時空での測地線方程式を解く/あるいは解の性質を調べることで、ブラックホール近傍での光や粒子の運動を理解する。 ◆粒子の軌道、光の曲がり、ブラックホールに落ち込む物質の挙動などの物理的解釈を押さえる。 ### 第6回 発展的話題・総括:カー時空への触り、重力波、現代観測とのつながり ◆回転するブラックホール解であるカー解にごく簡単に触れ、天文学的にも重要な概念(エルゴ領域など)を紹介。 ◆一般相対論の他の応用(重力波、宇宙論)や最新観測との関係性を示し、全体を総括する。

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野鳥の楽しみ方
春・夏編

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  • 安西 英明/㈶日本野鳥の会 参与
  • 2025/04/16 〜 2025/09/17
  • 15:30〜17:00
  • 全6回
  • 会員 22,770円
  •  巡る季節の中で、あるがままの野鳥を楽しむことには、資源やエネルギーを多々消費することがない、カーボンニュートラルやネイチャーポジティブに沿った趣味です。季節に沿って展開される命の営みに気づくと、生命の本質や自然の仕組みを知ることになります。画像、声、実物標本を用いて、鳥の見分け方、聞き分け方、行動や暮らし方も解説します。(講師・記) NHKラジオでは長年、解説役を務め、初心者向けからベテラン向けまで数々の図鑑を手掛けてきた安西さん、鳥に限らず、虫や植物、環境や宇宙の話まで展開されます。 〔各回予定〕 4月:鳥たちの歌の秘密や楽しみ方 (鳥のコミュニケーション、鳥が発声する理由、声の聞き分け方) 5月:鳥たちのペア・ファミリーの秘密や楽しみ方 (雌雄や親子の見分け方、オスの思惑とメスの事情、短期間・子沢山の背景) 6月:鳥、虫、植物の共進化 (姿かたち・生態の意味・・・蝶や花が美しい理由、秋に木の実が色づく理由) 7月:鳥はどうして飛べるのか? (飛ぶためのしくみ、羽の手入れや生理的行動、鳥の羽の見つけ方・見分け方) 8月:恐竜から鳥、サルからヒト (生物の進化と分類、生物多様性の過去・現在・未来) 9月:野外観察 ※最終回は野外観察会(現地集合・解散)場所・時間帯は未定。通常と異なる時間帯で行う場合もあります。予めご了承ください。詳細は授業の中でお知らせします。

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散歩で見かける樹木の見分け方

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  • 岩谷 美苗/樹木医
  • 2025/05/27 〜 2025/09/23
  • 13:00〜15:00
  • 全5回
  • 会員 18,975円
  • 実物の葉や実を持ち込んで、見たり触ったり匂いを嗅いだりして、樹種を覚えてみましょう。樹種にまつわる蘊蓄や妄想も加わり、生活感あふれる木々に、きっと親近感がわくでしょう。毎回約10種程度を覚えて、簡単なチェックテストもします。五感をフル活用して、木を楽しんで下さい。(講師記) 今期開講。 <各回テーマ 予定> 第1回 レベル1:有名だけどよくは知らない木 第2回 レベル2:個性豊かで目立つ木。覚えると嬉しい木 第3回 レベル3:聞いたことはうっすらあり、覚えられそうな木 第4回 レベル4:聞いたことはあまりない木だけど、チャレンジ 第5回 レベル5:いろいろな木、大集合 ※都合により変更する可能性があります。 ◎『散歩で見かける樹木の見分け方』(家の光協会)を資料として使います。開講日に販売予定です。すでにお持ちの方はご持参ください。

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フォッサマグナの謎を追う

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  • 藤岡 換太郎/静岡大学防災総合センター客員教授
  • 2025/07/12 〜 2025/09/06
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 11,385円
  •  日本列島を東西に分断する巨大な地溝、フォッサマグナは、明治の初めに日本に来てお雇い教師となり東京大学の初代教授になった若いドイツのナウマンによって発見された。しかし、その正体は専門家の間でも150年経った今でも(今年が発見以来150年目)明らかにはされていない。フォッサマグナは日本列島が現在のような姿になる過程で生まれたもので、日本列島の成り立ちを考える上では欠かせない重要な構造である。  フォッサマグナを地質学的に見るとその成因がまったく違うと考えられるため、「北部フォッサマグナ」と「南部フォッサマグナ」とに区別されてきた。本講座では北部と南部それぞれの成り立ちをたどり、フォッサマグナは一体どのようしてできたのかという謎に独自のモデルを用いて追跡する。(講師・記) <各回のテーマ> ■7月12日:その4 南部フォッサマグナ 第1回目から3回目までは北部フォッサマグナと日本海の話でした。第4回目は南部フォッサマグナとフィリピン海の成り立ちについてお話します。南部フォッサマグナの地層は北部の地層とは大いに異なります。起源が違うためです。南部フォッサマグナの地層は主に火山島やその周辺の堆積物からなり、現在の伊豆・小笠原弧のそれと酷似しています。そのことを丹沢山地に着いて詳しく見ていきます。丹沢山地は火山島が本州と衝突して本州の一部になり高い山を形成していたのが削剥されその堆積物は相模湾に4qもの厚い堆積物となって現在のような姿になったこと、伊豆半島が現在の衝突体であることを解説します。 ■8月2日:その5 フィリピン海プレートの北上 フィリピン海は地理的には太平洋の一部ですが、その東は伊豆・小笠原弧やマリアナ弧によって太平洋とは区切られているために、特に地球科学ではフィリピン海として扱っています。フィリピン海はフィリピン海プレート(PHS)からなっています。PHSの境界は一部を除いてすべて沈み込み帯からなっています。フォッサマグナに関係するのはPHSの北部です。南から来たサンゴの化石や海底火山の産物などを含む、現在の伊豆・小笠原の火山島と同じような過去の火山島に由来するもので、伊豆大島のような火山島が17Ma頃からPHSの北上に伴って本州に衝突・付加したものです。最後に衝突したのが現在の伊豆半島です。 ■9月6日:その6 フォッサマグナ形成試論 フォッサマグナは今からおよそ20 Maから17 Maにオラーコジンの一つの枝のリフトとして形成されて、やがてそれが横ずれ断層に変わり、日本海の拡大に伴って現在の位置に移動し、北東から東北日本弧が割り込んできて、南から伊豆・小笠原弧が衝突を繰り返して現在のような姿に変わっていきました。その過程で日本海ができ、南にあったフィリピン海が日本列島の下へと沈み込みを始めて伊豆・小笠原弧が本州にぶつかり丹沢山地のような山地を形成してきたのではないかと考えます。最後にこれらの最近の研究も踏まえてフォッサマグナに関しての統一的な見解をまとめてみて私自身の私論をお話しします。 *2025年4月開講。全6講。 *本講座は2022年1月期に行った内容を再編集したものです。  

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代数学の基本定理

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  • 柳谷 晃/元早稲田大学理工学術院講師
  • 2025/07/14 〜 2025/07/21
  • 13:00〜14:30
  • 全2回
  • 会員 7,590円 / 一般 9,790円
  •  数学は大切な定理を基本定理と呼びます。基本とは易しいということではありません。有名な基本定理に微分積分学の基本定理と代数学の基本定理があります。微積の基本定理は高校の教科書に載っています。代数学の基本定理は余り見ません。定数でない複素多項式は少なくとも一つ複素数の根を持つ。一見当たり前の定理ですが、当たり前でもないし証明も難しい。数学の大切な定理や証明方法を使わないといけません。それで余り扱われません。このガウスお気に入りの定理を極力ごまかさないでお話しようと思います。予備知識より好奇心。大事なことは全て説明します。大数学者の気分を味わいましょう。(講師記) <各回テーマ(予定)> 第1回 代数学の基本定理なのに解析学が必要 第2回 ダランベールとガウスの証明 ※授業の進度により、多少の変更がある場合がございます ※ご参加の方を個別にあてることはありませんので、お気軽にご受講ください

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学び直す数学 積分

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  • 柳谷 晃/元早稲田大学理工学術院講師
  • 2025/07/15 〜 2025/09/30
  • 13:00〜14:30
  • 全5回
  • 会員 18,975円
  •  数学を勉強して余り面白くないと感じる大きな理由は、教科書にあることだけでは現実に使えない、それと使えるのに書いてない。と言うことでしょう。基本は学校で習いますが、面白くなるちょっと手前で終わります。この講座では、そこを突き抜け、面白い所まで行きましょう。何故そんなことを学ぶのか、それがわかれば、もっと数学に興味を持てるでしょう。  微分と積分は関数が難しくなると計算の複雑さに目を奪われて微分積分本来の大切な理論を見失ってしまうことがあります。この講座は重要な所を簡単な関数を使って説明するのが目的です。多項式の微分積分を使って微分と積分が逆の計算をしていることを理解しましょう。  微分積分がここまで広く使われるようになった大きな原因の一つは微分の公式を工夫すると積分の計算がある程度簡単に行えるということだったのです。実際に計算をして面積体積を積分で求めてみましょう。微分積分と言うとニュートンとライプニッツが作ったと言われますが、この逆の計算だということだけでなく、微分積分の理論を作ることに多くの数学者が関わっています。ニュートンとライプニッツがどんな天才でも彼ら二人で微分積分のような大きな理論を作るのは不可能です。そんなお話もしましょう。(講師・記) ※使用テキストは、初回に教室で配布、WEBにアップロードします。(解答は学期の最終回に配布、アップロードします) <各回テーマ(予定)> 第1回 微分の復習 第2回 不定積分と定積分 第3回 色々な積分 第4回 面積と体積 第5回 微分と積分の関係 ★受講生の方を個別にあてることはありません。 ★教室内では、講義の途中でも随時質問を受け付けています <参考テキスト> 高校教科書 『数学V』 (数V301、俣野博/河野俊丈編、東京書籍、824円) ※購入は必須ではありません ※横浜教室で購入希望の方はお申し出ください。 在庫がない場合はご予約いただき取り寄せます。入荷に時間がかかる場合があります ※値段は23年4月時点

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知って得する「遺伝」の基礎講座
遺伝カウンセラーと、健康と家族の未来を考える

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  • 鈴木 美慧/一般社団法人CancerX理事・聖路加国際病院認定遺伝カウンセラー
  • 2025/07/17 〜 2025/09/18
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 11,385円 / 一般 14,685円
  •  「メンデル遺伝って、そういえばどんな話だったかな?」。そんな記憶の糸をたぐりながら、暮らしの中の「遺伝とゲノム」をあらためて見つめてみませんか。  家族とのつながり、体のしくみ、未来の医療や社会との関わりまで、身近な話題からやさしくひもときます。知っているようで知らない遺伝の世界へ、気軽にご参加ください。(講師記) 【各回のテーマ】(予定) ・第1回(7月) 「ジュラシック・パークからの警告〜遺伝子で“いのち”をつくる時代に〜」   クローン、遺伝子編集、デ・エクスティンクションから、現代の倫理へ ・第2回(8月) 「私たちはどこから来たのか? ミトコンドリア・イブと人類の旅」  母系遺伝子から読み解く、人類のルーツと“つながり”の遺伝学 ・第3回(9月) 「“自分らしさ”の設計図? ゲノムが記す未来の肖像」  遺伝子と個性、ポリジェニックリスク、ゲノム情報の社会的インパクト

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はじめての天文学 超入門

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  • 坪内 重樹/なかのZEROプラネタリウム解説員
  • 2025/07/18 〜 2025/09/19
  • 13:30〜15:00
  • 全3回
  • 会員 11,385円
  • 星空や宇宙に関する超入門講座です。地球から太陽系、銀河系、そして宇宙の果てまで、毎回様々な切り口で私たちの宇宙について解説します。1年間で私たちの宇宙について理解を深めてみましょう。この道30年のベテランプラネタリウム解説員が、星空や宇宙についてわかりやすくお話しします。季節の星空のたどり方や、星座の物語などの星空の楽しみ方、近々見られるおすすめの天文現象や最新の天文ニュースもご案内します。(講師記) ★天文学が、初めての方向け対象の講座です。2025年1月開講。途中受講大歓迎です! <年間カリキュラム(予定)> 1月期  @ 夜空の星を見上げよう A 地球と月 B 太陽と太陽系 4月期  C 恒星と銀河系  番外編 ➀プラネタリウム100周年  D 恒星の一生 7月期  E 星までの距離を測る 番外編A 月食を見よう F 宇宙の誕生と進化 〜 宇宙に果てはあるのか 10月期 G 太陽系外の惑星   H 宇宙人はいるのか  番外編B オーロラを見に行こう

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データが語る最新科学
「理科年表」創刊100周年記念講座

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  • 片山 真人ほか/国立天文台天文情報センター暦計算室長
  • 2025/07/19 〜 2025/09/20
  • 13:00〜14:45
  • 全5回
  • 会員 18,975円 / 一般 24,475円
  • 皆さんは「理科年表」をご存じでしょうか。日の出日の入りなどの暦、惑星や様々な天体の情報、日本と世界の気象観測値、物質の性質や火山や地震の履歴、生物の寿命や遺伝子、そして地球温暖化まで、あらゆるデータを網羅した世界に誇る科学データブックです。1925年の創刊から今年で100年となるのを記念した今回の連続講座では、各分野の気鋭の研究者が科学の最先端をデータの視点で深掘りします。【監修:国立天文台 平松正顕・記】 ※2025年7月開講。全10回を予定。今期は前半です。 ★理科年表オフィシャルサイトは[こちら](https://official.rikanenpyo.jp/posts/6028) ## 第1回(7/19)暦部:国立天文台天文情報センター暦計算室長 片山真人  テーマ:暦から始まる理科年表 内容:今年で創刊100周年、自然科学の諸データを網羅する理科年表は、意外かもしれませんが、暦部の「国民の祝日」から始まります。そこで、本連続講座の初回となる今回は、そんな理科年表がどのように誕生したのか、暦部にはどんなデータが載っているのかなど、理科年表全般ならびに暦部の内容について、歴史的な経緯もふまえながら、解説いたします。 ## 第2回(8/2)地学部:国土地理院測地部宇宙測地課課長補佐 石垣真史 テーマ:宇宙測地技術で探る地球のかたち 内容:私たちが住んでいる地球は、日々刻々とその姿かたちを変えています。その変化を私たち自身が直接感じることはできませんが、近年、位置情報サービスなどの高度化にともない、地球の正確な姿を捉える技術の重要性がますます高まっています。本講演では、私たちの生活を見えないところで支えている宇宙測地技術とは何か、そして現在どのような取り組みが行われているのかを紹介します。 ## 第3回(8/30)物理/化学部(物理):東京科学大学理学院准教授 藤岡宏之 テーマ:理科年表で垣間見る物理学の進展 内容:最新の理科年表と過去の理科年表を見比べると、改訂を繰り返していることに気づきます。例えば、長らく1kgはキログラム原器の質量として定義されていましたが、2019年よりプランク定数と呼ばれる基礎物理定数を用いた定義に改定され、理科年表の「SI基本単位」「基礎物理定数」の項目に反映されています。この講義では、物理学の様々なトピックについて近年どのような進展があったのか、理科年表を片手に紹介します。 ## 第4回(9/6)天文部:国立天文台天文情報センター講師 平松正顕 テーマ:宇宙を測る〜最新研究が生み出す天文データ 内容:理科年表天文部には、太陽系惑星の情報をはじめ、星や銀河など様々な天体の大きさや距離、エックス線から電波に至るまで様々な電磁波で明るく輝く天体の一覧など非常に多くのデータが掲載されています。これらはすべて、積み重ねられた観測結果と天体力学や量子力学、宇宙論などの理論を組み合わせて初めて得られたものです。今回の講座では、こうしたデータがどのように導き出されたのかを解説するとともに、今後の最新研究が生み出すデータと展望について紹介します。 ## 第5回(9/20)物理/化学部(化学):物質・材料研究機構マテリアル基盤研究センター主任研究員 桂ゆかり テーマ:データ科学による無機材料開発の効率化 内容:周期表の様々な元素を混合して加熱すると、原子が規則正しく整列して、無機物質の結晶が形成します。結晶構造は3万種類以上ありますが、そこから有用な物質を探すのが新物質探索です。この研究を効率化するため、過去の論文のグラフから実験データを抽出することで、世界の研究者が使えるデータベースを作る研究を始めました。熱と電気を相互変換する「熱電材料」を中心に、世界初の巨大データベースからわかった知見を紹介します。

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日本百名山の地形学・地質学1
北アルプス編

上本進二 日本百名山の地形学・地質学2507.jpg
  • 上本 進二/神奈川災害考古学研究所代表
  • 2025/07/24 〜 2025/09/25
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 11,385円
  • 日本百名山のうち、北アルプスには15座の山があります。これらの山々の成り立ちについて、地形・地質調査の成果を3回シリーズで紹介します。  北アルプス(飛騨山脈)は、日本の山地の中で最も険しい岩山が形成されており、積雪量が多く、氷河時代には大規模な氷河が発達してカールやU字谷などの氷河地形が形成されました。近年、現存する氷河が北アルプスで7ヶ所確認され、日本にも氷河があることが話題になりました。 北アルプスの地形・地質・植生に関する総合調査が白馬岳を中心に1975年から78年にかけて実施され、地質や断層が山稜形に反映されていることがわかりました。現在も寒冷地特有の周氷河地形が形成され続けており、また、高山植物の植生も、地形や地質に影響を受けていることがわかっています。さらに、登山の歴史や山と人間とのかかわりなどについても紹介していきます。(講師記) <各回のテーマ> 7月24日 白馬岳(朝日岳〜唐松岳)  五竜岳 鹿島槍ヶ岳 常念岳 8月28日 立山 剱岳 薬師岳 黒部五郎岳 黒岳 鷲羽岳 笠ヶ岳 9月25日 槍ヶ岳  穂高岳  焼岳  乗鞍岳 ※画像説明:白馬岳(杓子岳より) 1976年5月  

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花咲く植物の多様性と進化

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  • 湯浅 浩史/一般財団法人 進化生物学研究所理事長・所長
  • 2025/07/25 〜 2025/09/26
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 11,385円
  • 動物と同じく植物も進化を遂げてきました。現代は花の咲く植物が世界中で繁茂しています。美しい花もあれば目立たない花もあり、花弁の数や形、雄しべや雌しべの数もさまざまです。花以外にも木と草、刺、葉の形もいろいろです。その多様性はどのように進化してきたのでしょうか。要因や道すじを身近な植物だけでなく、世界の珍しい植物も取りあげながら新しい研究や見解にも触れて紹介します。さらに気候変動が将来の植物進化に及ぼす影響を考えてみましょう。(講師記) ★今期開講。1年12講で学びます。 <年間カリキュラム> ◆2025年7月期 植物体の進化 1 ギアナ高地の古い植生 人跡未踏の地が鍵 2 木から草へ 消失による進化 3 葉の進化  複葉から単葉へ ◆2025年10月期 花の進化 4 花弁の進化 多数から5数性、3数性 5 花の構造の進化 雄しべ、雌しべの多様性、花のABCモデル 6 花の共進化 動物が花を進化させた ◆2026年1月期 進化の要因 7 ランの花の進化 ランは逆さに咲く 8 同所性とすみわけ 隔離とその乱れ 9 生殖的隔離と進化 染色体や遺伝子の分化 ◆2026年4月期 環境と進化 10 刺はなぜできたか 動物から守るためか 11 乾燥適応と進化 五つのタイプと先行進化 12 熱帯高山の巨草 寒さに適応できるわけ

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「植物」をやめた植物たち
光合成をしない、ちょっとずるい生存戦略

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  • 末次 健司/神戸大学教授
  • 2025/08/02
  • 13:00〜14:30
  • 全1回
  • 会員 3,630円 / 一般 4,730円
  •  「植物の特徴を答えてください」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。多くの方が「葉緑素があって、光合成をすること」と答えるのではないでしょうか。でも実は、植物の中には光合成をやめて、キノコの菌糸を栄養源にして生きている不思議な仲間がいるのです。こうした“「植物」をやめた植物”というべき菌従属栄養植物の暮らしぶりを明らかにすることが、私の研究テーマです。  とはいえ、このような植物の研究は一筋縄ではいきません。というのも、光合成をやめた植物たちは、葉を広げる必要がないため、普段は地上に姿を見せません。出てくるのは、花が咲いたり実をつけたりするごく限られた時期だけ。しかもとても小さく目立たないので、たとえ姿を現していても見つけるのが大変です。  そのため私は、山奥で地面に這いつくばりながら何日も過ごす……そんな日々をよく送っています。でも、そうやってようやく出会えた彼らの暮らしぶりは、本当に驚きの連続です。花粉を運んでもらうための昆虫との駆け引き、種子を運んでもらうための動物との関係……光合成を捨てた代わりに、他の生き物との不思議な共生関係を築きながら、彼らはたくましく生きているのです。今回は、そんな“「植物」をやめた植物”の知られざる世界を、皆さんに少しだけのぞいていただきたいと思います。 【参考図書】『「植物」をやめた植物たち(たくさんのふしぎ傑作集)』(末次健司著、2024年11月、福音館書店)

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今さら聞けない台風の基本
『今さら聞けない 気象の超基本』刊行記念

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  • 今井 明子/サイエンスライター、気象予報士
  • 2025/09/06
  • 15:30〜17:00
  • 全1回
  • 会員 3,795円 / 一般 4,895円
  •  「無難な話題」の代名詞といえば、天気の話題です。でも、天気の知識があると、それだけで話題が尽きません。今こそ、天気について一歩踏み込んだ詳しい知識を身につけてみませんか?  今回は、毎年夏の終わりから秋にかけて日本に接近・上陸する台風をテーマにお話しします。台風は多くの災害をもたらす厄介者ですが、農作物や海に恵みをもたらす存在でもあります。本講座では、台風の一生や構造、進路などの基礎知識から、台風の予報の見方、台風の命名方法、台風がもたらす気象災害や身を守るコツ、意外と知られていない台風についての誤解などについて説明していきます。(講師記) ◆当日、横浜教室では今井先生の新刊[『今さら聞けない 気象の超基本』(朝日新聞出版)](https://publications.asahi.com/product/25487.html)を販売する予定です。この機会にぜひお求めください。

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