40講座中 1〜20件を表示
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
ダンテ「神曲」を読み解く

- 藤谷 道夫/慶応義塾大学名誉教授
- 2024/11/09土 〜 2025/03/22土
- 15:20〜17:20
- 全6回
- 会員 20,790円
私の口語訳(対訳)を通して、順々に解説していきますので、イタリア語をご存知ない方でも御受講いただけます。また、全員に全単語を解説した「語学的解説」をお配りしますので、イタリア語を御存知の方はそれを参考にして、ご自分でお読みいただけます。語学上、内容上、どんな基本的な質問でも構いません。御遠慮なく御質問下さい。 内容としては、@日本人には理解しにくい個々の語彙を適時詳細に解説し、A字義的な意味を解説し後、その裏に隠された寓意的、比喩的意味を読み解きます。Bこの時、中世のダンテの目線にかえって、当時の神学、哲学、修辞学、古典学、論理学、数学、天文学、文学などの複眼的な視点から、重層構造をなすダンテの詩行を、最新の研究をもとに説明していきます。 (講師・記) ・今期(10月〜)は天国篇第18歌あたり〜の予定です。
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
シェイクスピア「ヘンリー5世」を解剖する

- 高田 康成/東京大学名誉教授
- 2025/01/15水 〜 2025/03/19水
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円
悲劇と喜劇の双方に及ぶなど、卓抜な多様性をもって知られるシェイクスピアの作品のなかでも、「英国歴史劇」と呼ばれる連作は特別の意味をもちます。なかでも『リチャード二世』に始まり、『ヘンリー四世』(第一部・第二部)を経て『ヘンリー五世』に至る、一連の王位簒奪と王位継承をめぐる政治権力の物語は、フォルスタッフという(ハムレットにならんでシェイクスピアが創出した)登場人物を超える人物の闖入によって、いわゆる「歴史」的次元には留まりません。 『ヘンリー五世』では、そのフォルスタッフの死が伝えられますが、「英国歴史劇」という一大絵巻全体におけるその意味は?(『リチャード二世』、『ヘンリー四世』(第一部・第二部)をお読みでない方も、翻訳でざっと目を通してご参加ください。) 本講義では、テクストに密着しながら、折々に顔を出す諸々のモチーフや問題点を押さえつつ、各自の解釈に資するよう作品を解剖してゆきます。 全6回の各回では、5幕構成の作品のほぼ1幕強の分量を扱います。資料を毎回用意しますが、あらかじめ翻訳で該当部分にざっと目を通していただければ幸いです。どの翻訳でも結構です。(講師記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
「失われた時を求めて」を精読する
「コンブレー」の冒頭

- 吉川 一義/京都大学名誉教授
- 2025/01/21火 〜 2025/03/18火
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 10,395円
プルーストの文章をじっくり味わうために、小説の第1「コンブレー」の出だしを3回にわたり精読する。 第1回は、冒頭約10頁の「不眠の夜」を読み、小説の構成、独特の感性の表現など、さまざまな観点から、この奇妙な書き出しの意味を明らかにしたい。 第2回は、それにつづく「幻灯」の場面を精読し、ジュヌヴィエーヴ・ド・ブラバンの伝説を参照しつつ、小説の構成上、幻灯映写が果たしている役割を考察する。 第3回は、「お寝みのキス」の場面に描かれた家族の会話、訪問客スワンの肖像、サンドの小説の読み聞かせなどについて、そこに含まれる暗示の意味を考える。(講師・記) ※本講座は、見逃し配信はありません。
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
ウェルギリウス作品とその時代
西洋古典文学をひらく

- 日向 太郎/東京大学教授
- 2025/01/21火 〜 2025/03/18火
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
ウェルギリウス(前70-19年)は、ラテン文学の代表的作家の一人です。そして、この詩人の生きた時代は、古代ローマの社会が激動し共和政から元首政へと移り変わる歴史的転換期でした。ウェルギリウスの作品を読み詩人の声に耳を傾けることで、古代ローマの歴史が身近なものに感じられるでしょう。また、詩人は後のヨーロッパ文化にも多大な影響を及ぼしましたから、本講座はヨーロッパ文化の歩みを学ぶ良いきっかけともなるでしょう。(講師記) (1)1月21日 『牧歌』を読む (2)2月18日 『農耕詩』を読む (3)3月18日 『アエネイス』を読む
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
20世紀アメリカ名詩選

- 川本 皓嗣/東京大学名誉教授
- 2025/01/22水 〜 2025/03/19水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
20世紀はアメリカ詩の世紀だと言われます。その豊富な成果の中から50数篇の名品を選り抜き、2年弱 (2024年4月―2025年12月)をかけて、原詩をじっくり読み解き、味わいます。用いるテクストは、亀井俊介・川本皓嗣編『アメリカ名詩選』(岩波文庫)。2024年度はマスターズ (Edgar Lee Masters)、ロビンソン (Robinson)、フロスト (Frost)、スティーヴンズ (Stevens)、ウィリアムズ (Williams)、パウンド (Pound)、H・D (H.D.) ほかを読みます。受講者の皆さんからの質問や活発な議論を歓迎します。 (講師記) ★2025年1月期プログラム(当初のご案内から変更しました 12/18記) 1月22日: Williams:This Is Just to Say Kenneth Koch:Variations on a Theme by William Carlos Williams Ezra Pound:The River-Merchant’s Wife (巻末の補注を含む) 2月19日 Ezra Pound:The Jewel Stair’s Grievance(巻末の補注を含む) Pound:In a Station of the Metro Pound:Hugh Selwyn Mauberly IV Pound:Hugh Selwyn Mauberly V 3月19日 H. D:Oread H. D:Heat Robinson Jeffers:Hurt Hawks ・・・
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室開催
ジェイン・オースティンの小説とイギリスの「階級」
『高慢と偏見』

- 新井 潤美/東京大学教授
- 2025/01/23木 〜 2025/03/27木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
この講座では英国の人気作家、ジェイン・オースティン(1775 – 1817)の小説『高慢と偏見』(1813年)を、「階級」を主なキーワードとして読んでいきます。この小説は、ヒロインのエリザベス・ベネットが、階級が上のダーシー氏と結婚して「玉の輿」に乗る物語として捉えられがちですが(特に米国で)、エリザベスは「紳士」の娘であり、あくまでもダーシー氏とは社会的に対等の立場にいる女性として描かれています。それではなぜエリザベスの社会的地位が低いと解釈されがちなのでしょうか。今学期から2期にわたって『高慢と偏見』をとりあげ、時代背景、作品に描かれる英国の社会と文化など、階級を含む様々な要素を考察し、作品とその時代の理解を深めていきます。さらに、現代におけるオースティンの多大な人気にも注目し、『高慢と偏見』のドラマ化、映画化、翻案なども見ていきます。作品のあらすじや結末などにも触れますので、作品はあらかじめ読んでおくことをお勧めします。(講師・記)
-
- 新宿教室
- オンライン開催
多彩な「イギリス」文学―サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』を読む

- 三村 尚央/千葉工業大学教授
- 2025/01/25土 〜 2025/03/22土
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』(原著1981年)を、翻訳と原著を通じて読んでゆきます。この作品はイギリス最高峰の文学賞ブッカー賞を受賞して、その後のイギリス文学の多文化主義を開いた作品として知られています。 インド独立の日(1947年8月15日)に生まれたサリーム・シナイが語る自らの半生には否応なくインドの波乱の歴史が重ね合わせられています。そして、このスケールの大きな物語は他人の心を読み取るテレパシー能力を備えたサリームによる、現実を超える「マジック・リアリズム」とも呼ばれるイマジネーションを通じて魅惑的に描かれます。 本講座では幾多の分岐や脱線を含むこの作品の主題と手法を取りあげながら読み進めていきます。名前は聞いたことあるけれど、まだ読んだことがないという方も、ぜひ一緒にチャレンジしてみましょう。(講師・記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
ドストエフスキー再考
「カラマーゾフの兄弟」と美女の形象

- 金沢 美知子/東京大学名誉教授
- 2025/01/27月 〜 2025/03/24月
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
ドストエフスキーの文学では、女性たちもまた美しさと誇りの高さで、男性にひけをとらない圧倒的な存在感を示しています。それは、女性の外貌と内面を捉える作家の眼差しが、読者に強烈な印象を与えるからにほかなりません。ドストエフスキーは心理描写のみ得意な作家と思われがちですが、女性の美しさを演出する手腕に関しても他の小説家の比ではないように思われます。 本講では『カラマーゾフの兄弟』のグルーシェンカとカチェリーナの描写を中心に、初期から後期にいたる作品の中から女性の形象をいくつかとりあげ、ドストエフスキー文学の女性の美をめぐる表現について考えます。(講師・記) <各回予定テーマ> 第1回:初期作品における女性の役割 第2回:『カラマーゾフの兄弟』とグルーシェンカ、カチェリーナの形象 第3回:ドストエフスキー文学に見る女性の美をめぐる表現 ・・・・
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
原典に触れる西洋古典の叡智

- 樋笠 勝士/慶応義塾大学言語文化研究所所員
- 2025/01/31金 〜 2025/03/28金
- 19:30〜21:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
3か月で3回の講義の中で、必ず月に1回、哲学(ソクラテス以前の哲学・ヘレニズム期の哲学・初期キリスト教哲学)、歴史(ヘロドトス、ツキュディデス、クセノフォン)、文学(ホメロスなどの詩・神話・悲劇や喜劇)の各々を扱います。それぞれ、常に新しいテキストを紹介します。 今期は、文学(エウリピデスの悲劇)、歴史(トゥキュディデスの歴史)、哲学(ヘレニズムの奴隷の哲学)を講義します。 ★2023年4月に開講した講座ですが、講師がこれまでの講義概要を解説しますので、途中からのご参加でもお楽しみいただけます。 <全体の狙い> 本講座は、西洋古典文芸についての教養講座ですが、古典ギリシャ語も幾らか参照することで、翻訳では味わえない深い理解をめざしています。参照する古典ギリシャ語文章については、近代語、とくに英語文法からの類推などの方法を用いて一文一文を丁寧に説明しますので、初級文法を学んでいる必要はありません。また本講座は、西洋古典文芸全般を扱いますが、先ず以て古典ギリシャ語による文芸を優先させます。それは、歴史、哲学、文学(詩や悲劇)の三涼域にわたる内容を各回で回してゆくことで三領域に必ず触れる内容となり、例えばヘロドトスやトゥキュディデス、プラトンやアリストテレス、ホメロスやソフォクレス、といった西洋古典の知恵から多くを学ぶことになります。(講師・記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
アメリカ人に映った日本
文学・文化を通して考える

- 荒 このみ/東京外国語大学名誉教授
- 2025/03/19水
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
第1回(3月19日のテーマ) 黄禍(イエロウ・ペリル)とは何か、ジャポニズムとは何か。 戦前の西海岸における日本人移民の歴史を振り返り、かれらが排斥された状況を知る。「トーゴー・ハシムラ」という戯画化された主人公の代表する日本人像とは。オペレッタ「ミカド」の描く日本人像を探る。 ★年間予定(毎期1回の講義予定です) 春学期:第二次世界大戦中、西海岸の日系人はなぜ強制収容されたのか。 日本人を強制収容所へ送り込んだ大統領令9066号は憲法違反であったが、枢軸国のうち日本人だけがその対象になった。強制収容の実態を小説『ノー、ノー、ボーイ』、『マンザナールよ、さらば』、およびアンセル・アダムズや宮武東洋などの写真集をもとに検討する。 夏学期:アメリカにおける日本語教育・日本研究の重視と日本における敵性外国語意識の広がり。 ハーヴァード大学の日本語教育は、白系ロシア人エリセーエフ、ライシャワーにより基礎が築かれる。戦時中の米国軍隊内における日本研究の充実と、戦後のジャパノロジスト(日本研究者)の誕生。『菊と刀』で分析された日本人像とは。 秋学期:「戦争花嫁」と呼ばれた人々、および戦後の「混血児」の問題について。 占領軍GHQは、アメリカ兵に「現地人」との結婚を禁止、本国では異人種間結婚の禁止があった。映画「サヨナラ」、民主主義伝播がテーマの映画「八月十五夜の茶屋」など占領下の日米関係を探り、戦争花嫁を扱う有吉佐和子の『非色』を検討する。澤田美喜のエリザベス・ダンダースホームとジョセフィン・ベイカーの理想とは。 ・・・・・
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
ドイツリートを読み解く
ゲーテとベートーヴェンの関係を中心に
- 関口 裕昭/明治大学教授
- 2025/03/19水
- 13:30〜15:00
- 全1回
- 会員 3,498円 / 一般 4,598円
「歓喜の歌」の続きとして、ゲーテとベートーヴェンの知られざる交流について話します。二人はいつ、どこで会い、何について語り合ったのか。芸術観や性格の共通点や違いは何か――。さらにゲーテ詩、ベートーヴェン作曲による「新しい愛、新しい生」、「蚤の歌」(『ファウスト』から)などのテクストを分かりやすく解説します。 またシューベルト作曲のドイツリートの傑作「糸をつむぐグレートヒェン」を読み解き、次回への橋渡しとします。(講師・記) 2025年4月期以降の予定 講座:ドイツリートを読み解く サブタイトル:ゲーテ後期の代表詩をリートから読む 日程:4月16日、5月21日(水) 13:30〜15:00 2回に分けて、ゲーテの教養小説の傑作『ヴィルヘルムマイスターの修業時代』に収められた「ミニヨンの歌」(「あなたはあの国をご存じですか」他)及び「竪琴ひきの歌」、さらにゲーテ後期の代表的詩集『西東詩集』から「ズライカ」等のテクストを読み、さまざまな作曲家による聴き比べをします。いずれの作品も、当時の歴史背景やゲーテの置かれていた状況、韻律や語句の意味などから深く掘り下げて考察します。 2025年7月期 ゲーテの詩はひとまずこれで一区切りにし、他の詩人の連作歌曲集を扱います。 たとえばシューマンの連作歌曲集『詩人の恋』、『(アイヒェンドルフの詩による)リーダークライス』、ヴォルフの『メーリケ歌曲集』などを想定しています。
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
シェイクスピア三つの悲劇と名セリフ、その深み
『ハムレット』『リア王』『マクベス』から

- 西 能史/上智大学准教授
- 2025/03/21金
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
シェイクスピアの四大悲劇のうち『ハムレット』『リア王』『マクベス』から、特に有名で重要な台詞を取り上げ、それぞれの台詞に込められた意味、登場人物の心理、文化的・歴史的背景、作品全体における役割について考察します。その際に、英語の原典と膨大な注釈にも目配りします。英語の原作に込められた狂気にも似たシェイクスピアの仕掛けに驚くこと間違いなしです。400年も前の台詞が現代にも通じるテーマを扱っていることにも気づかれるでしょう。(講師・記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
シェイクスピア「テンペスト」を解剖する

- 高田 康成/東京大学名誉教授
- 2025/04/02水 〜 2025/06/18水
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
The Tempestは、シェイクスピアが単独で創作した作品として、最後のものです。この後にも彼の手が入った作品がないわけではありませんが、それらはみな共作あるいは散逸してしまったものです。作品が展開する場は、ナポリからチュニジアに向かう途中に位置する或る孤島、時代的には作者シェイクスピアと同時代と考えられます。しかしこの孤島は、主人公プロスペロが魔術を以て支配する半ば超自然的な空間なのです。現実的世界と超自然的世界をかくも意図的に交錯させたのは、初期作品の『真夏の夜の夢』以来のことです。その意味を探りたいと思います。 本講義では、テクストに密着しながら、折々に顔を出す諸々のモチーフや問題点を押さえつつ、受講者各自に託されざるをえない解釈に資するよう、作品を解剖してゆきます。 全6回で5幕構成の作品全体を扱いますので、各回はほぼ1幕強の分量となります。資料を毎回用意いたしますが、あらかじめ翻訳で該当部分にざっと目を通していただければ幸いです。翻訳はいずれでも構いません。(講師記)
-
- 見逃し配信あり
- 2025春クーポン対象
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
モンテーニュ『エセー』第一巻・第二巻を読む
訳者と学ぶフランス文学

- 宮下 志朗/東京大学名誉教授
- 2025/04/05土 〜 2025/06/07土
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
モンテーニュの『エセー』は古典のなかの古典、「エセー(随想)」の元祖で、だれでも名前は知っています。とはいえ、意気込んで読み始めても、挫折する人が多い作品でもあります。そこで、『エセー』のエッセンスが詰まっている「第三巻」(全部で13章)について、2年近くかけて解説をしてみました。本講座はその続講です。第一巻・第二巻から、興味深い章を選んで説明します。短い章も多いので、複数の章をあつかう回も出てきます。 テキストは拙訳(『エセー1』〜『エセー5』白水社)を用いますが、他の訳で読んできてもかまいません。 『エセー』の尽きせぬ魅力をお伝えできれば幸いです。(講師・記) <今期の予定> 4月:第18章「嘘をつくこと」、第19章「信教の自由について」、第20章「われわれはなにも純粋には味わわない」 5月:第27章「臆病は残酷の母」、第28章「なにごとにも季節がある」、第29章「徳について」 6月:第37章「子供が父親と似ることについて」(第二巻最終章、これが最終回です)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
イギリス古英語文学の扉の前に―ギリシャ・ローマとゲルマン民族の英雄叙事詩
英文学の世界をひらく 導入回

- 西 能史/上智大学准教授
- 2025/04/10木
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,740円 / 一般 4,290円
・4/10 <導入回>のお申込みページです。 「イギリス古英語文学の扉の前に―ギリシャ・ローマとゲルマン民族の英雄叙事詩」 ---------------- ホメロスが描く勇壮なトロイア戦争と、ゲルマンの戦士が荒野に響かせる武勲の歌。『イリアス』や『オデュッセイア』、『アエネーイス』から、古英語で書かれた『ベーオウルフ』へと時代と地域を超える物語は、なぜにかくも長く語り継がれてきたのか。イギリスの古英語文学の扉を開く前に、それぞれの世界観や英雄像の違い、叙事詩の韻律や口承伝承の秘密を探ります。歴史や言語表現の違いを知ることで、ヨーロッパ人が受け継いできた物語文化の源流を知る絶好のチャンスです。ギリシャ・ローマの都市国家や帝国の文化と、ゲルマンの部族社会が育んだ伝承がいかに英文学へ繋がるのかを解明したいと思います。(講師・記) ※連続講座「英文学の世界をひらく 歴史と文化から読み解くイギリス文学史」の導入回です。 ---------------- ■4月期の予定■ ★[連続講座のお申し込みはこちらから](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7827387) ・5/8 第1回 古英語(アングロ・サクソン)文学の世界―英語の起源と『ベーオウルフ』 ・5/29 第2回 中英語文学と騎士道物語―ノルマン・コンクエスト後の言語と社会的変化、『カンタベリー物語』、アーサー王伝説、宗教劇 ・6/12 第3回 ルネサンス初期からエリザベス1世時代の文学へ―ルネサンス(文芸復興)の背景(人文主義・宗教改革・大航海時代)、フィリップ・シドニーとエドマンド・スペンサーの詩、商業劇団の誕生 ---------------- 古英語から現代英文学へと続く、英文学史の壮大な旅を始めませんか?今期は、ゲルマン民族の英雄叙事詩から、中世の騎士物語を経て、ルネサンス期に開花したエリザベス1世時代の文学までを扱います。英語という言語がたどってきた壮大な歴史のはじまりを、文化と歴史的背景に触れながら、名作の断片とともに追体験します。第1〜3回では、古英語と中英語、そしてルネサンス黎明期の文学を概観し、英文学史への扉を開きましょう。この三つの時代背景や作品をひもとくことで、初期英文学に宿る多彩な魅力に迫ります。(講師・記) ---------------- ■7月期以降の予定■ ※状況によって変更することもございます。 第4回 エリザベス1世時代の演劇とシェイクスピア 第5回 17世紀文学—形而上詩、ピューリタン革命、王政復古 第6回 18世前半—啓蒙思想と風刺文学 ----------- 第7回 18世紀後半—イギリス小説の勃興 第8回 ロマン主義の成立 第9回 19世紀前半〜中期の小説—ジェイン・オースティンからヴィクトリア時代へ ----------- 第10回 ヴィクトリア朝後期から世紀末へ—自然主義と唯美主義 第11回 20世紀前半の英文学—モダニズムと戦間期 第12回 第二次世界大戦後の英文学—戦後からポストモダニズムへ、多文化社会・ポストコロニアル時代の英文学 ※お申込みは3か月単位です。
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
英文学の世界をひらく 歴史と文化から読み解くイギリス文学史
初期英文学に宿る多彩な魅力

- 西 能史/上智大学准教授
- 2025/04/10木 〜 2025/06/12木
- 13:00〜14:30
- 全4回
- 会員 14,520円 / 一般 16,720円
■4月期 ・4/10 <導入回> イギリス古英語文学の扉の前に―ギリシャ・ローマとゲルマン民族の英雄叙事詩 ---------------- ホメロスが描く勇壮なトロイア戦争と、ゲルマンの戦士が荒野に響かせる武勲の歌。『イリアス』や『オデュッセイア』、『アエネーイス』から、古英語で書かれた『ベーオウルフ』へと時代と地域を超える物語は、なぜにかくも長く語り継がれてきたのか。イギリスの古英語文学の扉を開く前に、それぞれの世界観や英雄像の違い、叙事詩の韻律や口承伝承の秘密を探ります。歴史や言語表現の違いを知ることで、ヨーロッパ人が受け継いできた物語文化の源流を知る絶好のチャンスです。ギリシャ・ローマの都市国家や帝国の文化と、ゲルマンの部族社会が育んだ伝承がいかに英文学へ繋がるのかを解明したいと思います。(講師・記) ---------------- ・5/8 第1回 古英語(アングロ・サクソン)文学の世界―英語の起源と『ベーオウルフ』 ・5/29 第2回 中英語文学と騎士道物語―ノルマン・コンクエスト後の言語と社会的変化、『カンタベリー物語』、アーサー王伝説、宗教劇 ・6/12 第3回 ルネサンス初期からエリザベス1世時代の文学へ―ルネサンス(文芸復興)の背景(人文主義・宗教改革・大航海時代)、フィリップ・シドニーとエドマンド・スペンサーの詩、商業劇団の誕生 ---------------- 古英語から現代英文学へと続く、英文学史の壮大な旅を始めませんか?今期は、ゲルマン民族の英雄叙事詩から、中世の騎士物語を経て、ルネサンス期に開花したエリザベス1世時代の文学までを扱います。英語という言語がたどってきた壮大な歴史のはじまりを、文化と歴史的背景に触れながら、名作の断片とともに追体験します。第1〜3回では、古英語と中英語、そしてルネサンス黎明期の文学を概観し、英文学史への扉を開きましょう。この三つの時代背景や作品をひもとくことで、初期英文学に宿る多彩な魅力に迫ります。(講師・記) ---------------- ■7月期以降の予定■ ※状況によって変更することもございます。 第4回 エリザベス1世時代の演劇とシェイクスピア 第5回 17世紀文学—形而上詩、ピューリタン革命、王政復古 第6回 18世前半—啓蒙思想と風刺文学 ----------- 第7回 18世紀後半—イギリス小説の勃興 第8回 ロマン主義の成立 第9回 19世紀前半〜中期の小説—ジェイン・オースティンからヴィクトリア時代へ ----------- 第10回 ヴィクトリア朝後期から世紀末へ—自然主義と唯美主義 第11回 20世紀前半の英文学—モダニズムと戦間期 第12回 第二次世界大戦後の英文学—戦後からポストモダニズムへ、多文化社会・ポストコロニアル時代の英文学 ※お申込みは3か月単位です。
-
- 見逃し配信あり
- 2025春クーポン対象
- 新宿教室
- 教室開催
ギリシャ悲劇を読む
民主政都市国家アテーナイとギリシア悲劇・ソポクレースの『オイデイプース王』

- 川島 重成/国際基督教大学名誉教授
- 2025/04/11金 〜 2025/09/12金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円 / 一般 29,370円
紀元前5世紀の民主政アテーナイのディオニューソス祭礼に奉納・上演された、古典ギリシア文化の精華と称すべきギリシア悲劇。三大悲劇詩人として知られているアイスキュロス、ソポクレース、エウリピデースの中から、4月からは、ソポクレース作の傑作『オイデイプース王』藤沢令夫訳(岩波文庫)、10月からは、アイスキュロス作の雄大な『アガメムノーン』久保正彰訳(岩波文庫)を読み解きます。(講師・記) 上記テキストは、各自お求めください。 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ★-----2025年4月〜9月 初回 民主政都市国家アテーナイとギリシア悲劇 『オイデイプース王』解釈 1〜5 -------------------------- -----2025年10月〜2026年3月 『アガメムノーン』解釈 1〜5 ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
イタリアについて100の疑問〜日伊比較文化論〜
シリーズ「もっと知りたいイタリア」

- 藤谷 道夫/慶応義塾大学名誉教授
- 2025/04/12土
- 15:20〜17:20
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
イタリアに住んでいると、日本との違いに気づきます。例えば、イタリアでは家屋の火事の報道をテレビのニュースで見ることもなければ、腰の曲がった老人を眼にすることもありません。入浴中の事故も若年層の自殺者も精神病院の入院患者も極めて少なく、原発は一つもありません。風俗店やホストクラブもなく、フランスレストランもありません。イタリアには校則も制服もなく、ランドセルもありません。そもそも大学入試がありません(入学式も卒業式もありません)。試験はみな口頭試験で、大学でなくとも落第が普通にあります。また、歯学部が存在しません。一家心中もなければ、〈いじめ〉というイタリア語もありません(英語で代用)。ちなみに「痴漢」「下着泥棒」「盗撮」という専門用語もありません。ローマやフィレンツェで電信柱や踏切を見ることもありません。医療費、教育費(小・中・高)も無料です。腎臓透析患者は日本の半分(人口比)、認知症患者も少なく、駅のホームからの転落事故は絶無です。なぜなのか、こうした疑問を百ほど考えていきたいと思います。 (講師・記)
-
- 見逃し配信あり
- 2025春クーポン対象
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
「失われた時を求めて」を精読する
「コンブレー」の冒頭(2)

- 吉川 一義/京都大学名誉教授
- 2025/04/15火 〜 2025/06/10火
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 11,385円
プルーストの文章をじっくり味わうために、小説の第1章「コンブレー」の出だし(その2)を3回にわたり精読する。 第1回は、レオニ叔母の部屋、叔母の用意するハーブティー、叔母の額に浮きでる「椎骨」の描写を味わい、作家独自の詩的散文の成り立ちを考える。 第2回は、コンブレーの教会と鐘塔の描写を読み、そこに秘められた作家の意図をさぐる。 第3回は、有名なマドレーヌの挿話。プルーストが無意志的記憶現象をいかに表現しているかを分析する。(講師・記) ※本講座は、見逃し配信はございません。 ※6月は第2週目です。ご注意ください。
-
- 新宿教室
- オンライン開催
20世紀アメリカ名詩選

- 川本 皓嗣/東京大学名誉教授
- 2025/04/16水 〜 2025/06/18水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
20世紀はアメリカ詩の世紀だと言われます。その豊富な成果の中から50数篇の名品を選り抜き、2年弱 (2024年4月―2025年12月)をかけて、原詩をじっくり読み解き、味わいます。用いるテクストは、亀井俊介・川本皓嗣編『アメリカ名詩選』(岩波文庫)。2025年度は パウンド (Ezra Pound)、エリオット (T. S. Eliot)、カミングズ (e. e. cummings)、ビショップ (Elizabeth Bishop)、ローエル (Robert Lowell)、スナイダー (Gary Snyder)、プラス (Sylvia Plath) ほかを読みます。受講者の皆さんからの質問や活発な議論を歓迎します。(講師記) ★2025年4月期プログラム(予定) 4月: Moore: Silence T. S. Eliot: Preludes Eliot: Morning at the Window 5月: John Crowe Ransom: Bells for John Whiteside’s Daughter Ransom: Blue Girls Ransom:Vision by Sweetwater 6月: e. e. cummings: “in Just-“ cummings: “Buffalo Bill’s” cummings: “The Cambridge ladies who live in furnished souls” ・・・
-
- 見逃し配信あり