28講座中 1〜20件を表示
- 新宿教室
- 教室開催
国宝でたどる日本仏像史

- 松田 誠一郎/東京芸術大学教授
- 2025/04/01火 〜 2025/07/01火
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 23,430円
国宝に指定されている名品を通して、2期・12回で日本仏像史を概観する講座です。 今期は、飛鳥時代(538-710)、奈良時代(710-784)、平安時代前期(784-934)の国宝仏像3件を、6回にわたって取り上げる予定です。 講義では、配布資料とスライドを併用して、各作品の表現・技法の特徴をくわしく解説した上で、関連史料を講読し、先行研究を紹介して、各時代を代表する名品がもつ魅力や見どころを分かりやすくお話しします。仏像を見て、学んで、考える楽しさを共有できれば、と考えています。 講師・記) ★講師都合により、5/27と6/3は休講となり、6/24と7/1に補講日を設けます。 下記カリキュラムは、修正版となっております。(5/12記) 〈カリキュラム〉 ※カリキュラムは変更になる場合がございます。 第1回 04/1 長谷寺 銅板法華説相図(1) 第2回 04/15 長谷寺 銅板法華説相図(2) 第3回 04/29 唐招提寺金堂 盧舎那仏坐像(1) 第4回 06/17 唐招提寺金堂の盧舎那仏像(2) 第5回 06/24 仁和寺の阿弥陀三尊像(1) 第6回 07/01 仁和寺の阿弥陀三尊像(2)
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
高松塚古墳壁画と薬師寺薬師三尊像
シルクロードの終着地・奈良の美術

- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/04/09水 〜 2025/06/25水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,034円
シルクロード(絹の道)とは、本来、洛陽、長安などの中国の都市と、シリア、ローマなどの西方の諸地域とを結んだ、中央アジア経由の陸上東西交通路を指します。近年では、中国以東の朝鮮半島や日本へ続く道も広義にシルクロードとされます。シルクロードを経由して東アジアに伝播した仏教は、飛鳥時代に日本へ伝わり、ヤマト朝廷の中心である奈良で信仰され始めました。7世紀の後半になって、いわゆる白鳳時代の独特な仏像(白鳳仏)や仏教美術が制作され、奈良・薬師寺金堂薬師三尊像で頂点に達しました。また、奈良の終末期古墳であるキトラ古墳や高松塚古墳は中国や朝鮮半島の死生観を反映した壁画が残ります。本講座は、キトラ古墳壁画や高松塚古墳壁画、薬師寺東院堂聖観音像および金堂薬師三尊像などを取り上げ、中国美術や朝鮮半島の美術と比較して考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:薬師寺東塔水煙 <各回テーマ> 第1回 奈良・キトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画の美 第2回 奈良・川原寺の創建と塑像断片および塼仏 第3回 法隆寺の伝橘夫人念持仏と夢違観音立像 第4回 奈良・薬師寺の創建と東塔の美 第5回 薬師寺東院堂聖観音立像の美 第6回 薬師寺金堂薬師三尊像の美
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
美しき武蔵の仏像
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/04/14月 〜 2025/06/23月
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 22,770円
日本各地には、美しいほとけがたくさん祀られています。もちろん奈良・京都の国宝の仏像の美しさはいうまでもありませんが、九州や東北、関東など都から離れた、いわゆる地方仏も独特の魅力を放っています。なかでも、江戸時代まで武蔵と呼ばれた東京と埼玉には美しい仏像が目白押しです。本講座は、武蔵の仏像を探り、その美の真髄を解説します。 (講師・記) ※画像説明:浅草寺風神像 <各回テーマ>講義の進捗により変更する可能性があります。 第1回 東京・高幡不動金剛寺の大日如来坐像と不動三尊像 第2回 東京・大円寺の清凉寺式釈迦如来立像と真如苑蔵の大日如来坐像 第3回 埼玉・保寧寺の宗慶作阿弥陀三尊像と地蔵院の不動明王立像 第4回 埼玉・慈光寺の宝冠阿弥陀坐像と天洲寺の聖徳太子立像 第5回 東京・浅草寺の風神立像・雷神立像と聖天坐像 第6回 東京・塩船観音寺の千手観音立像と二十八部像
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
魅力ある書と人を味わう

- 名児耶 明/古筆・書文化研究者
- 2025/04/16水 〜 2025/06/18水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,385円
わが国の書道史を見ると、中国伝来の漢字を取り入れ、さらに仮名を創り上げ、各時代を通して魅力的な書が遺っています。それらは、中国・王羲之の書を手本としながらわが国の感性に合った漢字や、独自の文字である仮名など、様々があります。それらの筆者も書道史上に名前を残しています。そうした作品を撰んでその筆者と共に鑑賞したいと思います。(講師・記)※2024年7月開講、今期講了。 今期のテーマ <2025年4〜6月> 第10回 本阿弥光悦の書 第11回 冷泉家の人々の書 第12回 良寛とその書 過去のテーマ <2024年7〜9月> 第1回 7月17日 王羲之とその書 第2回 8月7日 空海とその書 第3回 9月18日 嵯峨天皇・橘逸勢・最澄の書とは <2024年10〜12月> 第4回 小野道風とその書 第5回 藤原佐理と藤原行成の書 第6回 伝源兼行と伝藤原教長の書 <2025年1〜3月> 第7回 藤原俊成とその書 第8回 西行の書とは 第9回 藤原定家の書
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち

- 岸 佑、磯 達雄、和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/04/17木 〜 2025/06/26木
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) [4月17日 丹下建三](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918742) 担当:岸佑(青山学院大学、立教大学、東洋大学ほか非常勤講師) 「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を最初に受賞した日本人建築家が丹下健三(1913-2005)です。第二次世界大戦中にデビューし、終戦後は日本各地の復興都市計画に関わります。丹下の名前が世界に知られたのは、広島の平和記念公園。1964年の東京オリンピックでは代々木体育館を設計。1970年の大阪万博では主会場の建物を手掛けました。それ以降は海外での活躍が増えますが、1991年の東京都庁舎で再び日本の建築界に大きなインパクトを与えます。丹下はひとつの建築を都市的・国家的スケールから考え続けた建築家でした。日本近現代史に伴走した丹下健三の建築家人生を、代表作品をご紹介しながら振り返ります。(講師:記) [5月22日 菊竹清訓](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918743) 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 菊竹清訓は1960年代に興った建築運動「メタボリズム」の主要メンバーとして世界的に知られています。彼は建築に求められた課題を、大胆な構造技術による解決法で、形にしていきました。それが例えば、居住空間を柱で空中に支える、スカイハウス(1958年竣工)や東光園(1964年竣工)などの作品です。そのスタイルは、1990年代の代表作である江戸東京博物館(1992年)にまで、貫かれています。菊竹はなぜ、空高く建築を持ち上げようとしたのでしょうか。建築家の生涯をたどることで、その謎に迫ります。(講師:記) [6月26日 黒川紀章](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918744) 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 1960年代に「メタボリズム運動」のメンバーに最年少で加わったことから黒川紀章は建築界で名を馳せることになりました。本講座では「メタボリズム運動とは何だったのか?」からスタートします。1970年の大阪万博でいくつかのパビリオンを手がけ、1972年「中銀カプセルタワー」が登場します。移動可能なカプセルのイメージづくりとして軽井沢に自身の別荘「カプセルK」も手掛けています。1990年代は全国各地に美術館・博物館建築を数多く手掛け、2006年に竣工した「国立新美術館」が最後の美術館建築となりました。最晩年には政界進出を図りますが、本講座では黒川紀章の野望についても考察したいと思います。(講師:記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室開催
仏像の魅力を知る旅
白鳳〜奈良時代の仏教美術

- 金子 典正/京都芸術大学教授
- 2025/04/21月 〜 2025/06/16月
- 15:30〜17:30
- 全3回
- 会員 11,715円
日本の仏像の見方と理解を深めるために、仏教美術の流れを基礎から体系的に学びます。 毎回プロジェクターを使って仏像について詳しく説明し、プリントを配付して丁寧に解説します。さらに時々は私が研究しているアジアの仏像についてもお話しします。 今期は白鳳〜奈良時代の仏教美術を取り上げます。1回目は法隆寺五重塔の塔本塑像について、2回目は興福寺の歴史と仏像について、3回目は国宝館の十大弟子像と阿修羅像を含む八部衆像について講じます。はじめての方にもわかりやすく解説します。(講師・記) ・リーフレット画像: <スケジュール>※スケジュールは変更になる場合がございます。 第1回 法隆寺五重塔の塔本塑像について 第2回 興福寺の歴史と仏像 第3回 興福寺十大弟子像と八部衆像
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
北斎を世界にプロデュースした明治の美術商林忠正物語

- 神山 典士/ノンフィクション作家
- 2025/06/24火 〜 2025/07/22火
- 13:30〜15:00
- 全2回
- 会員 7,590円 / 一般 9,790円
19世紀末パリに起こったジャポニスムの牽引者となり北斎を世界に売り出した男。その後「国賊」と言われて疎まれた男。史上初めて日本をブランディングしようとした男。浮世絵を16万枚も売り捌き巨万の富を築いた男。その屋敷は現在新橋演舞場となっている、、、 林忠正には、さまざまなエピソードがまとわりついている。 5/13日NHKEテレビ「知恵泉」で取り上げられて、忠正の汚名は120年ぶりに拭われた! 番組に出演して忠正の偉大なる業績を語ったノンフィクション作家神山典士が、さらにディープな林忠正とその時代の世界のアート戦略を語り尽くす。2回連続。ゲストに林忠正の末裔を招聘予定。(講師・記)
-
- 見逃し配信あり
- 2025夏クーポン対象
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 黒川紀章

- 和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/06/26木
- 19:00〜20:30
- 全1回
- 会員 3,905円 / 一般 5,005円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 6月26日 黒川紀章 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 1960年代に「メタボリズム運動」のメンバーに最年少で加わったことから黒川紀章は建築界で名を馳せることになりました。本講座では「メタボリズム運動とは何だったのか?」からスタートします。1970年の大阪万博でいくつかのパビリオンを手がけ、1972年「中銀カプセルタワー」が登場します。移動可能なカプセルのイメージづくりとして軽井沢に自身の別荘「カプセルK」も手掛けています。1990年代は全国各地に美術館・博物館建築を数多く手掛け、2006年に竣工した「国立新美術館」が最後の美術館建築となりました。最晩年には政界進出を図りますが、本講座では黒川紀章の野望についても考察したいと思います。(講師:記) ・こちらは「6月26日 黒川紀章」のみのお申込みページです。 ・4月〜6月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7874687&p=a9e933afaa32fb5b4110a9ca75c544f00b4294e6cdbe4889d0b27687a6560bda)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
『鳳凰』を読み解く
絵画と工芸 シリーズ「花鳥風月」

- 児玉 絵里子/京都芸術大学専任講師
- 2025/06/28土
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
おめでたい吉兆をあらわす瑞祥文として、いにしえの時代から貴ばれる「鳳凰」の意匠。日本では飛鳥時代の頃から、美術・工芸のモテイーフとして繰り返し表わされてきました。また、日本を代表する伝統芸能「歌舞伎」の興行を行う歌舞伎座(東京都中央区)の座紋は、法隆寺旧蔵の重要文化財「鳳凰円文螺鈿唐櫃(ほうおうえんもんらでんからびつ)」(平安時代、12世紀、東京国立博物館蔵)から採られたことがよく知られています。 この授業では、工芸(漆器や染織)・絵画など日本が育んだ「鳳凰」の美術を通観しつつ、鳳凰に込められた人々の想いと意味を読み解きます。 江戸時代19世紀の友禅染には、実に見事な鳳凰の姿があらわされ、歌舞伎座では、紫地に白抜きで表わされた鳳凰丸紋が人々の訪れを寿ぎます。縁起のよい兆しである「鳳凰」の意匠を日本美術のなかに辿りながら、みなさんの生活に幸せが訪れるよう楽しいひとときをご一緒しましょう。 ぜひ、あなたの日常にも吉兆の「鳳凰」を取り入れてみませんか。(講師・記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室開催
日本を知る、建築を楽しむ 茶室・能舞台・禅堂

- 松ア 照明/東京家政学院大学客員教授
- 2025/07/06日
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
泣きたくなるほど美しい建築、清らかに静かに心にしみる古建築が、日本には、いくつもあります。そしてそれらは、それぞれの時代の文化がつまった時の舟でもあります。 皆さんは、誰かに日本の文化について聞かれた時、大切な人に伝えようと思った時、答えることができるでしょうか。 日本の文化を知ることは、日本人そのものを知ること、私たちそのものを知ることにほかなりません。 その日本文化を知るためには、文化の表現である各時代、各種類の建築を知ることが最短の近道です。 この講座は、知りたい日本文化、知るべき建築と、その楽しみ方を、わかりやすく解説する入門の講座です。今回は、だれもが日本文化の代表として何となく知っている茶道、能楽、禅宗の建築を取りあげ、それぞれの特徴と共通する考え方(侘び、寂び)を、お話しします。(講師・記) ◎開始5分ほど前から、講師の研究近況についての話が始まります。ご都合のつく方は早めにご入室ください。
-
- 新宿教室
- 教室開催
興福寺北円堂の仏像
特別展「運慶 祈りの空間−興福寺北円堂」に寄せて

- 鈴木 喜博/奈良国立博物館名誉館員
- 2025/07/08火 〜 2025/09/09火
- 13:30〜16:45
- 全2回
- 会員 15,290円 / 一般 19,690円
表題の特別展が、本年秋(9月9日-11月30日)、東京国立博物館(特別5室)で開催されます。それに併せて、北円堂の中尊弥勒仏像と四天王像(現在中金堂安置)を解説します。なおとりわけ著名な無著・世親像は、本講座で以前に取り上げていますが、特別展の鑑賞の補佐として再度取り上げます。 これらの諸仏は日本彫刻史における代表作のひとつであり、鎌倉時代の仏師運慶の後半期の製作になるものです。現場担当の仏師は、中尊は運慶と父康慶の直弟子2人、その他は運慶の息子6人たちですが、当初の構想および設計は運慶自身によるものと考えられます。運慶の思考を紐解くかたちで、2回(合計4コマ)講座の中で考えていきます。テキストは『奈良六大寺大観』、『日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代篇』および『対比でみる日本の仏像』掲載の写真および資料集を、講座に合わせて新たに編集します。(講師・記) @7月8日 興福寺北円堂の仏像(1) 第一・二講 本尊弥勒仏像と無著・世親像(1) A9月9日 興福寺北円堂の仏像(2) 第一・二講 無著・世親像(2)と四天王像
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
興福寺阿修羅像と東大寺大仏
シルクロードの終着地・奈良の美術

- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/07/09水 〜 2025/09/24水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,034円
シルクロード(絹の道)とは、本来、洛陽、長安などの中国の都市と、シリア、ローマなどの西方の諸地域とを結んだ、中央アジア経由の陸上東西交通路を指します。近年では、中国以東の朝鮮半島や日本へ続く道も広義にシルクロードとされます。シルクロードを経由して東アジアに伝播した仏教は、飛鳥時代に日本へ伝わり、ヤマト朝廷の中心である奈良で信仰され始めました。西暦710年、大和朝廷の都は平城京、現在の奈良市に遷都され、いわゆる天平時代がおとずれます。天皇を補佐し政治を指導した藤原氏は奈良に氏寺である興福寺を創建し、西金堂に釈迦群像を祀りました。そのなかの八部衆中の阿修羅像は天平美の象徴です。そして、聖武天皇によって東大寺に盧舎那大仏が建立されました。本講座は、このような天平初期の仏教美術を、中国美術や朝鮮半島の美術と比較して考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:東大寺大仏 <各回テーマ> 第1回 奈良・蟹満寺金銅釈迦如来坐像の謎 第2回 法隆寺中門仁王像と五重塔塔本塑像の美 第3回 奈良・興福寺の創建と旧西金堂安置の十大弟子像 第4回 興福寺八部衆像の起源と阿修羅像の美 第5回 東大寺の創建と盧舎那仏大仏の建立 第6回 東大寺大仏開眼供養会と伎楽面
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
長崎の教会建築と鉄川与助
- 山田 由香里/長崎総合科学大学教授
- 2025/07/09水
- 15:30〜17:00
- 全1回
- 会員 3,630円 / 一般 4,180円
長崎県には、130棟のカトリック教会堂があります(全国は960棟)。このうち1割が、上五島出身の鉄川与助(1879〜1976)が手掛けたものです。鉄川は生涯に約50棟の、教会堂・修道院・教育福祉施設を完成させました。フランス人神父との協働で培われた技術から、教会堂棟梁とも呼ばれます。 長崎の美しい風景にたたずむ教会堂は、大変魅力的です。多くの教会堂が建てられた長崎の歴史を知ると、その風景は深みを増します。2018年に世界遺産にもなった長崎の教会建築、そして鉄川与助の知恵と工夫を、一緒に旅しましょう。 (講師・記) リーフレット画像:頭ヶ島天主堂(新上五島町、1919)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
美しき群馬と栃木の仏像
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/07/14月 〜 2025/09/22月
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 22,770円
日本各地には、美しいほとけがたくさん祀られています。もちろん奈良・京都の国宝の仏像の美しさはいうまでもありませんが、九州や東北、関東など都から離れた、いわゆる地方仏も独特の魅力を放っています。なかでも、江戸時代まで上野と下野と呼ばれた群馬県と栃木県には美しい仏像が目白押しです。本講座は、群馬と栃木の仏像を探り、その美の真髄を解説します。 (講師・記) ※画像説明:栃木・大谷寺千手観音像 <各回テーマ>講義の進捗により変更する可能性があります。 第1回 栃木・大谷寺磨崖千手観音立像と下野の金銅仏 第2回 栃木・能満寺の薬師如来立像と大関観音堂の菩薩立像 第3回 群馬・総持寺の不動明王立像と日輪寺鉈彫十一面観音立像 第4回 栃木・中禅寺の千手観音立像と輪王寺の仏像と神像 第5回 栃木・光得寺の大日如来坐像と真教寺の快慶作阿弥陀如来立像 第6回 栃木・遍照寺の大日如来坐像と群馬・吉祥寺の釈迦如来坐像
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室開催
国宝でたどる日本仏像史

- 松田 誠一郎/東京芸術大学教授
- 2025/07/15火 〜 2025/09/30火
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 23,430円
国宝に指定されている名品を通して、2期・12回で日本仏像史を概観する講座です。 今年度は、飛鳥時代(538-710)、奈良時代(710-784)、平安時代前期(784-934)の国宝仏像3件を、6回にわたって取り上げる予定です。 今期は、台座蓮弁に美しい彩色がのこる慈尊院弥勒如来像(平安時代前期、892年)、忿怒形でありながら典雅な趣を示す広隆寺十二神将立像(平安時代後期、1064年、長勢作)、ダイナミックで溌剌とした作風を示す願成就院の毘沙門天立像(鎌倉時代、1186年、運慶作)を取り上げます。 講義では、配布資料とスライドを併用して、各作品の表現・技法の特徴をくわしく解説した上で、関連史料を講読し、先行研究を紹介して、各時代を代表する名品がもつ魅力や見どころを分かりやすくお話しします。仏像を見て、学んで、考える楽しさを共有できれば、と考えています。 (講師・記) 〈カリキュラム〉 ※カリキュラムは変更になる場合がございます。 第1回 07/15 慈尊院の弥勒仏像(1) 第2回 08/05 慈尊院の弥勒仏像(2) 第3回 08/19 広隆寺の十二神将像(1) 第4回 09/02 広隆寺の十二神将像(2) 第5回 09/16 願成就院の毘沙門天像(1) 第6回 09/30 願成就院の毘沙門天像(2)
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち

- 種田 元晴、磯 達雄、和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/07/17木 〜 2025/09/18木
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) [7月17日 大江宏](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7995580) 担当:種田元晴(建築評論家・博士(工学)・一級建築士/文化学園大学造形学部建築・インテリア学科准教授) 戦後日本の建築家たちは、日本古来の伝統建築と西洋由来の近代建築の折り合いをどのようにつけるかに、大変苦心しました。例えば、丹下健三は、伝統と近代を融合した洗練されたデザインにより、国家的なプロジェクトを実現させます。一方で、丹下と同級生でありライバルであった大江宏は、日本の伝統を世界史と通底するものと捉えて、一見、矛盾・対立する伝統と近代という概念を、融合せずにそのまま「混在併存」させた建築のあり方を模索し、法政大学校舎(1955-58年)、乃木神社(1962年)、角館伝承館(1978年)国立能楽堂(1983年)といった滋味深い作品を手掛けました。本講座では、わかりにくいと言われる大江の建築の魅力を平易に紐解きながら、その人物像にも迫ります。(講師:記) [8月21日 大高正人](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7995579) 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 大高正人は日本の戦後を代表する建築家のひとりです。前川國男の事務所で主要メンバーだった大高は、菊竹清訓や黒川紀章らとメタボリズム・グループのメンバーとして、1960年代の前衛的な建築運動を牽引しました。独立後は千葉県立中央図書館(1968年)などで斬新な構造システムを探求し、坂出人工土地(1968-86年)や広島基町団地(1969-78年)などで先駆的な都市デザインにも挑みます。ところが70年代以降は傾斜屋根がかかる地域主義的な建築デザインへと回帰していくのです。変節の奥にある、建築家の揺るぎない信条を解き明かします。(講師:記) [9月18日 槇文彦](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7995578) 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 長年に渡り我が国の建築界を牽引してきた巨匠建築家、槇文彦は2024年に老衰で逝去されました。手がける建築も、人物像も、いずれも凛とした佇まいで、清廉さがあります。代表作である「代官山ヒルサイドテラス」は1969年から約30年の年月をかけて地元の発展と共にエリアを拡張してきました。今見ても新鮮さを失わない世界有数の優れたモダニズム建築です。『見えがくれする都市』『漂うモダニズム』など数多くの著書も残しており、本講座では槇文彦のアーバニズム、ヒューマニズムについても触れたいと思います。(講師:記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 大江宏

- 種田 元晴/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/07/17木
- 19:00〜20:30
- 全1回
- 会員 3,905円 / 一般 5,005円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 7月17日 大江宏 担当:種田元晴(建築評論家・博士(工学)・一級建築士/文化学園大学造形学部建築・インテリア学科准教授) 戦後日本の建築家たちは、日本古来の伝統建築と西洋由来の近代建築の折り合いをどのようにつけるかに、大変苦心しました。例えば、丹下健三は、伝統と近代を融合した洗練されたデザインにより、国家的なプロジェクトを実現させます。一方で、丹下と同級生でありライバルであった大江宏は、日本の伝統を世界史と通底するものと捉えて、一見、矛盾・対立する伝統と近代という概念を、融合せずにそのまま「混在併存」させた建築のあり方を模索し、法政大学校舎(1955-58年)、乃木神社(1962年)、角館伝承館(1978年)国立能楽堂(1983年)といった滋味深い作品を手掛けました。本講座では、わかりにくいと言われる大江の建築の魅力を平易に紐解きながら、その人物像にも迫ります。(講師:記) ・こちらは「7月17日 大江宏」のみのお申込みページです。 ・7月〜9月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7995577)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
蔦屋重三郎と浮世絵

- 佐藤 康宏/東京大学名誉教授
- 2025/07/19土 〜 2025/09/13土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
蔦屋重三郎(1750―1797)の出版活動は多岐にわたりますが、浮世絵との関わりという点に限ってもきわめて重要な版元でした。ここでは蔦重を中心にした18世紀末の浮世絵史を語ってみます。初回は北尾重政、勝川春章、磯田湖龍齋から北尾政演(山東京傳)、葛飾北齋に至る浮世絵師たちを起用した絵本や錦絵に触れます。第2回と第3回は喜多川歌麿と東洲齋冩樂。彼らはもし蔦重がいなかったら、浮世絵の歴史の中でも特に重視されるような絵師にはならなかったでしょう。蔦重を版元とする仕事に絞って、ふたりの絵本、美人画、役者絵の特色を説明します。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 1 (7/19) 版元蔦屋重三郎 2 (8/9) 蔦重と歌麿 3 (9/13) 蔦重と冩樂 画像 喜多川歌麿「婦人相学十躰 浮気の相」(東京国立博物館) 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
-
- 新宿教室
- 教室開催
仏像の魅力を知る旅
奈良時代の仏教美術

- 金子 典正/京都芸術大学教授
- 2025/07/21月 〜 2025/09/15月
- 15:30〜17:30
- 全3回
- 会員 11,715円
日本の仏像の見方と理解を深めるために、仏教美術の流れを基礎から体系的に学びます。 毎回プロジェクターを使って仏像について詳しく説明し、プリントを配付して丁寧に解説します。さらに時々は私が研究しているアジアの仏像についてもお話しします。 今期は、奈良時代の仏教美術を取り上げます。1回目は東アジアの阿修羅像について、2回目は東大寺の歴史と仏像を概観し、3回目は東大寺の大仏造営について講じます。はじめての方にもわかりやすく解説します。(講師・記) ・リーフレット画像:東大寺 <スケジュール>※スケジュールは変更になる場合がございます。 第1回 東アジアの阿修羅像 第2回 東大寺の歴史と仏像を概観する 第3回 東大寺大仏造営について
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
慶應生が学ぶ仏教美術入門
- 佐々木 康之/慶応義塾大学准教授
- 2025/07/22火 〜 2025/08/05火
- 13:30〜15:00
- 全2回
- 会員 7,590円 / 一般 9,790円
仏像に関心はあるけどどう見たら良いかわからない、改めて仏教美術を学んでみたいという人のための入門講座です。 仏教と美術史の双方を踏まえながら、仏教美術の基本的な知識とその造形の見方を学ぶことができます。 美術作品は「何を」「どのように」表しているかが問題となりますが、本講座ではそれぞれを「主題」「様式・技法」と置き換えて、具体的な作例に基づき解説していきます。これによって、仏教美術の全体像を見渡しながら、特に日本の彫刻と絵画の個別作品について、鑑賞の足がかりとなる基礎知識や注目すべき造形のポイントを抑えられるようになることを目指します。自分自身でその魅力を味わえるようになれば、仏教美術がもっと面白くなるはずです。(講師・記)
-
- 見逃し配信あり