20講座中 1〜20件を表示
- 新宿教室
- 教室開催
鎌倉時代仏師列伝
- 山本 勉/鎌倉国宝館長・半蔵門ミュージアム館長
- 2024/10/15火 〜 2025/03/18火
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 20,790円
鎌倉時代(1185〜1333)の仏像には、作者である仏師の名前を残すものが少なくありません。史料にも仏師があらわれます。この講座では、それらの仏師の事績をたどり、彼らが時代のなかで、どのように生き、どのように人びとの祈りを造形化したのかをみつめます。(講師・記) <各回テーマ 予定> 後期 2024年10月〜2025年3月 第5回 運慶三代目・四代目・五代目 第6回 快慶とその工房 第7回 院派の仏師たち 第8回 隆円と円派仏師 第9回 善円(善慶)の系統と周辺 第10回 鎌倉時代の地方仏師 ※前期は終了しました(2024年5月〜9月) 第1回 序章 日本仏像史と仏師 第2回 康慶工房と運慶 第3回 運慶願経の仏師たち 第4回 運慶の子と肥後定慶
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
当麻寺の白鳳仏と法隆寺金堂壁画
シルクロードの終着地・奈良の美術
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/01/08水 〜 2025/03/26水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 21,054円
シルクロード(絹の道)とは、本来、洛陽、長安などの中国の都市と、シリア、ローマなどの西方の諸地域とを結んだ、中央アジア経由の陸上東西交通路を指します。近年では、中国以東の朝鮮半島や日本へ続く道も広義にシルクロードとされます。シルクロードを経由して東アジアに伝播した仏教は、飛鳥時代に日本へ伝わり、ヤマト朝廷の中心である奈良で信仰され始めました。7世紀の後半になって、いわゆる白鳳時代の独特な仏像(白鳳仏)や仏教美術が制作されました。奈良・当麻寺の弥勒仏坐像や四天王像、石位寺の三尊石仏、法隆寺金堂壁画などがその代表です。本講座は、白鳳時代の仏教美術を取り上げ、中国美術や朝鮮半島の美術と比較して考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:奈良・石位寺三尊石仏 <各回テーマ> 第1回 1/8 法隆寺玉虫厨子と中宮寺天寿国繍帳 第2回 1/22 法隆寺献納宝物金銅灌頂幡と奈良・当麻寺の創建 第3回 2/12 当麻寺金堂本尊弥勒仏坐像と四天王像 第4回 2/26 奈良・長谷寺銅板法華説相図と石位寺の三尊石仏 第5回 3/12 法隆寺金堂壁画の美 その1 第6回 3/26 法隆寺金堂壁画の美 その2
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
美しき武蔵の仏像
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/01/13月 〜 2025/03/31月
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 20,790円
日本各地には、美しいほとけがたくさん祀られています。もちろん奈良・京都の国宝の仏像の美しさはいうまでもありませんが、九州や東北、関東など都から離れた、いわゆる地方仏も独特の魅力を放っています。なかでも、江戸時代まで武蔵と呼ばれた東京と埼玉には美しい仏像が目白押しです。本講座は、武蔵の仏像を探り、その美の真髄を解説します。 (講師・記) ※画像説明:東京・寛永寺薬師如来立像 <各回テーマ>講義の進捗により変更する可能性があります。 第1回 1/13 根津美術館蔵観音菩薩立像と東京・深大寺金銅釈迦如来倚像 第2回 1/27 東京・勝林寺釈迦如来坐像と寛永寺薬師如来立像 第3回 2/10 東京・五社神社の蔵王権現立像と菩薩坐像 第4回 3/10 埼玉・常楽院の軍荼利明王立像と深大寺の毘沙門天立像 第5回 3/24 東京・浅草寺の聖観音菩薩立像と阿弥陀如来坐像 第6回 3/31 浅草寺の大威徳明王騎牛像と四天王立像
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室開催
基礎から学ぶ日本仏像史
- 松田 誠一郎/東京芸術大学教授
- 2025/01/14火 〜 2025/03/11火
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 21,450円
今回の講座では、平安時代前期〔784-931〕に制作された、神護寺・東寺・広隆寺・観心寺に伝わる一木造りの木彫像について、6回にわたって講義します。 この時期の木彫像は、技法的には彫刻面を素地のまま仕上げる作品(檀像風木彫像)と、木屎漆を盛って仕上げる作品(乾漆併用木彫像)とに大別されます。 第1回の講義では、延暦年間〔782-806〕に制作された檀像風木彫像の神護寺薬師如来立像を取り上げ、第2回から第6回の講義では、承和年間〔834-848〕後半に制作された乾漆併用木彫像の東寺講堂諸像、神護寺五大虚空蔵菩薩像、広隆寺講堂阿弥陀如来像、観心寺如意輪観音像を取り上げます。 授業では、毎回資料を配付して関連史料を講読し、制作年代や造像背景などを解説するとともに、スライドを用いて各像の造形・技法の特徴を具体的に説明し、研究上の問題点と各作品のもつ魅力について、分かりやすくお話しします。 なお、本講座の講義内容は、下記の教科書の第9章・第10章・第11章の内容に対応しています。(講師・記) <テキスト> ※各自ご用意ください。 水野敬三郎『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89)、 1985年2月、岩波書店、ISBN:9784005000890、税込1,034円。 〈カリキュラム〉 ※カリキュラムは変更になる場合がございます。 第1回 1月14日 神護寺の薬師如来立像 第2回 1月21日 東寺講堂の真言密教像(1) 第3回 2月 4日 東寺講堂の真言密教像(2) 第4回 2月18日 東寺講堂の真言密教像(3) 第5回 3月 4日 観心寺の如意輪観音像(1) 第6回 3月11日 観心寺の如意輪観音像(2)
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
魅力ある書と人を味わう
- 名児耶 明/古筆・書文化研究者
- 2025/01/15水 〜 2025/03/05水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
わが国の書道史を見ると、中国伝来の漢字を取り入れ、さらに仮名を創り上げ、各時代を通して魅力的な書が遺っています。それらは、中国・王羲之の書を手本としながらわが国の感性に合った漢字や、独自の文字である仮名など、様々があります。それらの筆者も書道史上に名前を残しています。そうした作品を撰んでその筆者と共に鑑賞したいと思います。(講師・記)※2024年7月開講 今期のテーマ <2025年1〜3月> 第7回 藤原俊成とその書 第8回 西行の書とは 第9回 藤原定家の書 <2025年4〜6月> 第10回 本阿弥光悦の書 第11回 冷泉家の人々の書 第12回 良寛とその書 過去のテーマ <2024年7〜9月> 第1回 7月17日 王羲之とその書 第2回 8月7日 空海とその書 第3回 9月18日 嵯峨天皇・橘逸勢・最澄の書とは <2024年10〜12月> 第4回 小野道風とその書 第5回 藤原佐理と藤原行成の書 第6回 伝源兼行と伝藤原教長の書
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室開催
仏像の魅力を知る旅
白鳳時代の仏教美術
- 金子 典正/京都芸術大学教授
- 2025/01/20月 〜 2025/03/17月
- 15:30〜17:30
- 全3回
- 会員 10,725円
日本の仏像の見方と理解を深めるために、仏教美術の流れを基礎から体系的に学びます。 毎回プロジェクターを使って仏像について詳しく説明し、プリントを配付して丁寧に解説します。さらに時々は私が研究しているアジアの仏像についてもお話しします。 今期も引き続き白鳳時代の仏教美術を取り上げます。1回目は法隆寺の金堂壁画について、2回目は金堂壁画の源流について、3回目は夢違観音像と仏像のディスクリプションについて講じます。はじめての方にもわかりやすく解説します。 (講師・記) ・リーフレット画像:法隆寺 <スケジュール>※スケジュールは変更になる場合がございます。 第1回 法隆寺金堂壁画について 第2回 法隆寺金堂壁画の源流を探る 第3回 夢違観音像と仏像のディスクリプション
-
- 新宿教室
- 教室開催
日本を知る・建築をたのしむ
ぐるりと滋賀、歴史探訪
- 松ア 照明/東京家政学院大学客員教授
- 2025/01/21火 〜 2025/03/04火
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
美しい日本を、しずかに、ゆっくりと味わいたいと、思うことがある。見たこともない景色を、知らない町を、古い建物を体験したいと、思うことがある。そういう場所、建築を、この講座では、巡る道筋を示しながら、画像を多用しつつ、わかりやすく紹介します。今回は、全国でも古いお寺、神社の建築が数多く残る、琵琶湖を中心とした魅惑の近江(滋賀県)です。(講師・記) <各回テーマ> 第1回 1/21 総論 近江(滋賀県)の歴史と建築の見どころ 第2回 2/4 琵琶湖西の道 −比叡山麓の建築を訪ねるー 第3回 3/4 琵琶湖東の道 −湖東三山と神の社を巡るー ◎初回1月21日のみ、Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)は終了後1〜2日以内にマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 初回のみ受講するページは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7712833) ◎開始5分ほど前から、講師の研究近況についての話が始まります。ご都合のつく方は早めにご入室ください。
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
日本を知る・建築をたのしむ 初回1/21のみ
ぐるりと滋賀、歴史探訪 総論: 近江(滋賀県)の歴史と建築の見どころ
- 松ア 照明/東京家政学院大学客員教授
- 2025/01/21火
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,575円 / 一般 4,675円
美しい日本を、しずかに、ゆっくりと味わいたいと、思うことがある。見たこともない景色を、知らない町を、古い建物を体験したいと、思うことがある。そういう場所、建築を、この講座では、巡る道筋を示しながら、画像を多用しつつ、わかりやすく紹介します。今回は、全国でも古いお寺、神社の建築が数多く残る、琵琶湖を中心とした魅惑の近江(滋賀県)です。(講師・記) <第1回テーマ> 第1回 1/21 総論 近江(滋賀県)の歴史と建築の見どころ <通し回テーマ> 第1回 1/21 総論 近江(滋賀県)の歴史と建築の見どころ 第2回 2/4 琵琶湖西の道 −比叡山麓の建築を訪ねるー 第3回 3/4 琵琶湖東の道 −湖東三山と神の社を巡るー ◎こちらは、初回1/21のみ受講できるページです。通し回受講は、[こちらから](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7574472) 2回目以降は、教室でのみ受講できます。オンライン受講はできませんのでご了承ください。 ◎開始5分ほど前から、講師の研究近況についての話が始まります。ご都合のつく方は早めにご入室ください。
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち
シリーズ「昭和100年」
- 磯 達雄、和田 菜穂子、倉方 俊輔/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/01/23木 〜 2025/03/06木
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) ◆マーク=講師は新宿教室で講義 ◇マーク=講師はオンラインで講義、教室ではモニター投影します。 [1月23日 前川國男](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7751044) ◆ 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 前川國男は日本の戦後建築界をリードした建築家です。東京大学の建築学科を卒業後、ル・コルビュジエのアトリエで働く最初の日本人となります。帰国後は自らの設計事務所を開き、神奈川県立図書館・音楽堂(1954年)や東京文化会館(1961年)などの作品で、都市の顔となる公共施設を実現していき、新しい工法や技術の発展にも積極的に取り組みました。本格的なモダニズムの建築を日本に広めた第一人者ですが、だからこそモダニズムが抱える問題にもいち早く気付きます。晩年に至るまでの建築家人生を、代表作を紹介しながら振り返ります。(講師:記) [2月20日 坂倉準三](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7751046) ◆ 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表限学科准教授) 東京帝国大学文学部美学美術史学科出身という異色の経歴を持つ坂倉準三は、卒業後フランス・パリに渡り、ル・コルビュジエに師事します。1937年パリ万国博覧会日本館の設計でゴールドメダルを受賞し、国際的にその名が知られるようになりました。帰国後はル・コルビュジエのもとで学んだ知見を活かし、東京日仏学院(1951年竣工)や神奈川県立近代美術館鎌倉館(1951年竣工 現・鎌倉文華館鶴岡ミュージアム)などを手がけます。本講義では坂倉準三の建築だけでなく戦後復興期の都市に対する眼差しなども紹介しながら、彼のモダニズム思想についてお話しします。(講師:記) [3月6日 吉阪隆正](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7751214) ◇ 担当:倉方俊輔(建築史家・博士(工学)/大阪公立大学教授) 吉阪は幼少期の頃、外交官の父に伴われてスイス・ジュネーブで過ごし、趣味の登山も父の影響を受けています。早稲田大学に進学し、今和次郎と出会います。フランスに渡り、ル・コルビュジエに師事したのは戦後1950年のことでした。代表作の大学セミナー・ハウス本館(1965年竣工)をはじめ、コンクリートを用いた彫塑的な建築が特徴です。『吉阪隆正とル・コルビュジエ』(王国社)を執筆した建築史家が、彼の生涯と作品を物語ります。(講師:記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 前川國男
シリーズ「昭和100年」
- 磯 達雄/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/01/23木
- 19:00〜20:30
- 全1回
- 会員 3,575円 / 一般 4,675円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 1月23日 前川國男 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 前川國男は日本の戦後建築界をリードした建築家です。東京大学の建築学科を卒業後、ル・コルビュジエのアトリエで働く最初の日本人となります。帰国後は自らの設計事務所を開き、神奈川県立図書館・音楽堂(1954年)や東京文化会館(1961年)などの作品で、都市の顔となる公共施設を実現していき、新しい工法や技術の発展にも積極的に取り組みました。本格的なモダニズムの建築を日本に広めた第一人者ですが、だからこそモダニズムが抱える問題にもいち早く気付きます。晩年に至るまでの建築家人生を、代表作を紹介しながら振り返ります。(講師:記) ・こちらは「1月23日 前川國男」のみのお申込みページです。 ・お得な全3回通しでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7647448)(講師は1/23・2/20は教室、3/6はオンラインで講義します)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
浮世絵直前 岩佐又兵衛の絵画
- 佐藤 康宏/東京大学名誉教授
- 2025/01/25土 〜 2025/03/22土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
江戸時代には岩佐又兵衛(1578―1650)こそが浮世絵の元祖だと考えられていました。 17世紀の前半には、菱川師宣以降のいわゆる浮世絵よりもよほど浮世絵らしい風俗画が作られました。そういう画を描き始めたのが又兵衛だとされたのです。彼が古典的な主題のパロディを作る手腕も浮世絵師の先達といえるのですが、今回そちらは割愛し、活力に富みかつ卑俗な風俗描写を見せる3件の屛風絵を中心に、浮世絵の胎動のさまを探ります。(講師・記) 【スケジュール】※状況により変更することもございます。 第1回(1/25) 岩佐又兵衛とその時代 第2回(2/22) 舟木本「洛中洛外図」――浮世又兵衛の登場 第3回(3/22) 浮世絵の方へ――「豊国祭礼図」と「花見遊楽図」 画像:舟木本「洛中洛外図」右隻部分(東京国立博物館、講師撮影)
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」展のみどころ
- 冨田 章/東京ステーションギャラリー館長
- 2025/02/01土
- 15:30〜17:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
身近なモノを対象に、布と紙で美しい作品を作り続けた宮脇綾子。アプリケや手芸に分類される彼女の作品は、しかしそうした枠に収まらない豊かな世界を作り上げています。野菜や魚など、主婦として毎日目にしていたものを徹底的に観察し、割って断面をさらし、分解して構造を確かめる。たゆまぬ研究の末に生み出された作品は、造形的に優れているだけでなく、繊細な感覚でいのちの輝きを見事に表現しています。 本講座では、宮脇綾子を優れた造形作家として捉え、美術史のことばを使って分析することで、宮脇芸術の新たな魅力を発見します。(講師・記) ◆展覧会情報 「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」 会期 : 2025年1月25日(土)〜3月16日(日) 会場 : 東京ステーションギャラリー [展覧会情報はこちら](https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition.html)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
江戸吉原の文化
蔦屋重三郎のメディア戦略
- 田中 圭子/東京芸術大学大学美術館助教
- 2025/02/01土
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
「吉原に行って破産する者は多くいるが、吉原から起業して江戸の大商人になった者は滅多にいない」と評された蔦屋重三郎。幕府公認の遊郭吉原に生まれ育った彼は、そこで培った人脈を活かした出版活動を通じて江戸市中に吉原の魅力を発信し、時代の風雲児となります。そんな彼が身を置いた吉原とはどんな場所だったのでしょうか。蔦屋重三郎がプロデュースした喜多川歌麿や山東京伝らの作品を鑑賞しながら、独自の格式や四季の行事、遊女たちのくらしや最先端のファッションなど、虚構に彩られた吉原の世界をのぞいてみましょう。 (講師・記) 画像:北尾葏齋政演『〔新〕美人合自筆鏡』,耕書堂蔦屋重三郎,天明4(1784)序刊. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1288343 (参照 2024-11-18)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
展覧会担当者が語る 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺−百花繚乱 御所ゆかりの絵画−」のみどころ
- 金井 裕子/東京国立博物館学芸企画部博物館教育課教育講座室長
- 2025/02/08土
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
約1200年前、都が平安京に移って間もない頃、嵯峨天皇の離宮として建てられた嵯峨院が大覚寺のはじまりです。空海のよき理解者であった嵯峨天皇は、旱魃や疫病の大流行に際し、空海の勧めに従い般若心経を書写し、五大明王信仰をはじめました。その後、貞観18年(876)に皇女・正子内親王の願いにより寺院に改められ、大覚寺が開創されました。 令和8年(2026)、開創1150年を迎えるのに先立ち、東京国立博物館にて、特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 −百花繚乱 御所ゆかりの絵画−」(2025年1月21日〜3月16日)が開催されます。安土桃山〜江戸時代を代表する画家・狩野山楽の代表作として重要文化財に指定されている障壁画や、大覚寺にゆかりの深い歴代天皇による書、平安時代後期の仏像を代表する明円作「五大明王像」など。この展覧会の企画担当者が、展示のみどころや、企画や準備の舞台裏などについてたくさんの写真を交えてたっぷりお話しいたします。 ◆展覧会情報 開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 −百花繚乱 御所ゆかりの絵画−」 会期 : 2025年1月21日(火)〜3月16日(日) 会場 : 東京国立博物館 平成館 [特設ページはこちら](https://tsumugu.yomiuri.co.jp/daikakuji2025/)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
日本美術からみる能・歌舞伎
「藤娘」を解く
- 児玉 絵里子/京都芸術大学専任講師
- 2025/02/08土
- 15:30〜17:00
- 全1回
- 会員 3,300円 / 一般 3,850円
日本人形や歌舞伎の舞台など、みなさん一度は「藤娘」と呼ばれる美しい着物姿の女性の像を目にしたことがあるのではないでしょうか。黒の塗笠に藤の花模様の振袖と振下げ帯、肩には大ぶりの色よい花房も見事な藤の一枝を担(かた)げて立つ。近年ではキティちゃんなどキャラクターデザインにも見ることができます。黒地や藤色地の振袖衣裳に簪ほか藤の花尽くしの風情が見事に調和して美しく、日本美を象徴する姿です。ではみなさんは、この姿がいつ頃から始まったかご存じでしょうか。 実はこの「藤娘」は、江戸時代から描かれてきました。「藤娘」は主に東海道の大津などで描かれ道行く人々のお土産物として売られた「大津絵」の画題でした。江戸時代後期には、「良縁の護符」とされた大津絵「藤娘」。彼女はいったい誰だったのでしょう。芸能と美術を行き来しながら、いっしょに謎解きを楽しんでみませんか。 (講師・記)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 坂倉準三
シリーズ「昭和100年」
- 和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/02/20木
- 19:00〜20:30
- 全1回
- 会員 3,575円 / 一般 4,675円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 2月20日 坂倉準三 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表限学科准教授) 東京帝国大学文学部美学美術史学科出身という異色の経歴を持つ坂倉準三は、卒業後フランス・パリに渡り、ル・コルビュジエに師事します。1937年パリ万国博覧会日本館の設計でゴールドメダルを受賞し、国際的にその名が知られるようになりました。帰国後はル・コルビュジエのもとで学んだ知見を活かし、東京日仏学院(1951年竣工)や神奈川県立近代美術館鎌倉館(1951年竣工 現・鎌倉文華館鶴岡ミュージアム)などを手がけます。本講義では坂倉準三の建築だけでなく戦後復興期の都市に対する眼差しなども紹介しながら、彼のモダニズム思想についてお話しします。(講師:記) ・こちらは「2月20日 坂倉準三」のみのお申込みページです。 ・お得な全3回通しでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7647448)(講師は1/23・2/20は教室、3/6はオンラインで講義します)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 吉阪隆正
シリーズ「昭和100年」
- 倉方 俊輔/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/03/06木
- 19:00〜20:30
- 全1回
- 会員 3,575円 / 一般 4,675円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 3月6日 吉阪隆正 担当:倉方俊輔(建築史家・博士(工学)/大阪公立大学教授) 吉阪は幼少期の頃、外交官の父に伴われてスイス・ジュネーブで過ごし、趣味の登山も父の影響を受けています。早稲田大学に進学し、今和次郎と出会います。フランスに渡り、ル・コルビュジエに師事したのは戦後1950年のことでした。代表作の大学セミナー・ハウス本館(1965年竣工)をはじめ、コンクリートを用いた彫塑的な建築が特徴です。『吉阪隆正とル・コルビュジエ』(王国社)を執筆した建築史家が、彼の生涯と作品を物語ります。(講師:記) ・こちらは「3月6日 吉阪隆正」のみのお申込みページです。 ・お得な全3回通しでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7647448)(講師は1/23・2/20は教室、3/6はオンラインで講義します)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室開催
法隆寺の九面観音立像と室生寺弥勒菩薩立像
檀像彫刻の研究3
- 鈴木 喜博/奈良国立博物館名誉館員
- 2025/03/13木
- 13:00〜16:30
- 全1回
- 会員 6,985円 / 一般 9,185円
日本における檀像彫刻論、言い換えれば、栢木彫刻論の展開には、初期の段階から等身大の「大檀像」の歴史があり、二回にわたり紹介した神護寺薬師如来像と新薬師寺薬師如来像は日本木彫史上、最高峰に立つ檀像彫刻の遺品です。今回は視点を変え、十一面観音経典とその解説書に基づく本来の檀像、いわゆる「小檀像」について「真白檀と白檀」の観点から表題の二つの仏像を考えます。いつもの通り、豊富な写真資料を使って「対比で見る視点」から考えます。(講師・記) 第1講 13時〜14時30分 真白檀像の事例研究 法隆寺九面観音立像 第2講 15時〜16時30分 白檀像の事例研究 室生寺弥勒菩薩立像
-
- 新宿教室
- 教室開催
東大寺戒壇院戒壇堂の美術
- 小林 裕子/京都橘大学教授
- 2025/03/28金
- 13:30〜16:45
- 全1回
- 会員 6,765円 / 一般 8,965円
東大寺は国内外に知られる奈良時代創建の巨大寺院です。2024年12月に続き今回も東大寺をテーマとし、大仏殿西に位置する戒壇堂に注目します。天平勝宝六年(754)二月に来朝した鑑真は、大仏殿前庭土壇で聖武太上天皇・光明皇太后・孝謙天皇をはじめ多数に戒を授けました。その後、大仏殿前庭から土をうつして常設授戒道場としたのが戒壇堂です。近年、保存修理と耐震化工事によってしばらく入堂できませんでしたが、昨年から拝観可能になりました。 本講座ではまず、文献による戒壇堂の歴史確認と今は失われてしまった古代の美術に思いを巡らせます。そのうえで、塑造の四天王像などの現存作例についての研究を説明いたします。春の戒壇堂で、桜を愛でつつお参りされる一助になればと存じます。(講師・記)
-
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
東京の名建築に迫る
国宝・重要文化財から
- 米山 勇/建築史家・東京都江戸東京博物館研究員
- 2025/03/29土
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,465円 / 一般 4,565円
「国宝」「重要文化財」と聞くと、気軽に楽しむような身近な存在ではないと感じ、敬遠する人が少なくないかもしれません。一昔前の国宝や重要文化財はたしかにお寺や神社、城郭などの古建築が大半で、歴史に詳しくないとその魅力を理解するのはなかなか難しい存在でした。しかし、近年は明治以降の近代建築が指定の主な対象になり、今日では戦後の建築も重要文化財指定を受けるようになってきています。西洋文化の影響を受け、造られた近代以降の建築は、私たちにとってとても身近な存在です。 江戸から明治、大正、昭和へ。劇的な変貌と喪失と復活を遂げた都市・東京に建てられた国宝と重要文化財建造物のなかから、講師がとくにおすすめする建物について、楽しくわかりやすく紹介します。(講師・記) 参考書籍:『TOKYO名建築案内』(米山 勇 監修/山内 貴範 著、朝日新聞出版)
-
- 見逃し配信あり