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新宿 歴史・日本の歴史(古代)
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51講座中 1〜20件を表示 

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戦乱でたどる古代史
全24 講

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  • 佐藤 信 ほか/東京大学名誉教授
  • 2024/10/01 〜 2024/12/24
  • 10:30〜12:00
  • 全6回
  • 会員 20,790円 / 一般 27,390円
  •  日本の古代史は、多くの戦乱に彩られています。国際戦争、皇位継承をめぐる変乱、国家に対する反乱や蝦夷と律令国家との戦いなど、多様な戦乱は、その時代の歴史的背景を明らかにしてくれます。それぞれの戦乱の実像とその背景から、古代社会の変遷をたどりたいと思います。(佐藤信講師記) ※2024年10月開講、24講の予定 【カリキュラム】 1)10/1(火)  「倭国大乱」   講師:河内春人氏 (関東学院大学教授)  2)10/21(月) 「広開土王碑と倭」 ★この日は月曜日です★   講師:早乙女雅博氏 (東京大学名誉教授) 3)11/12(火) 「武蔵国造の乱」   講師:宮滝交二氏 (大東文化大学教授) 4)11/26(火) 「磐井の乱」   講師:佐藤信氏 (東京大学名誉教授) 5)12/10(火) 「乙巳の変」 ★この日の時間は10:00〜11:30です★   講師:宮川麻紀氏 (帝京大学准教授) 6)12/24(火) 「白村江の戦い」   講師:浜田久美子氏 (大東文化大学教授) 【今後のカリキュラム予定】※カリキュラムは変更になることがあります。ご了承ください。 7)壬申の乱 8)隼人と律令国家の戦い 9)長屋王の変 10)藤原広嗣の乱 11)橘奈良麻呂の変  12)恵美押勝の乱 13)伊治呰麻呂の乱 14)三十八年戦争―律令国家の対蝦夷戦争 15)アテルイの戦い 16)平城太上天皇の変 17)承和の変 18)応天門の変 19)元慶の乱 20)安和の変 21)長徳の変 中関白家の没落  22)刀伊の襲来 23)前九年合戦 24)後三年合戦 

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奈良時代を読み直す 「続日本紀」新講

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  • 遠山 美都男/学習院大学講師
  • 2024/10/03 〜 2024/12/19
  • 10:30〜12:00
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  •  天武天皇のキサキ持統天皇の手で完成された律令制国家は、天武・持統の孫にあたる文武天皇に受け継がれました。いわゆる天武系の支配する奈良時代の開幕です。しかし、この時代は本当に天武系の時代と考えてよいのでしょうか?この疑問を主軸にしながら、『続日本紀』の講読を通じて奈良時代の歴史を見つめ直していきます。  今期も恭仁京の造営に続き、国分寺・国分尼寺の建立、廬舎那仏造立に取り組む40代の聖武天皇の奮闘の歳月をたどります。(講師・記) ※2008年1月開講。

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「続日本紀」を精読する 八世紀史再考

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  • 佐藤 信/東京大学名誉教授
  • 2024/10/08 〜 2024/12/24
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円 / 一般 27,390円
  •  奈良時代史の正史である『続日本紀』を、しっかり読解して、精確に歴史像を再構成します。古代史料の読み方、調べ方、史料批判の方法を身につけ、分析視角をみがくことをめざします。冒頭からはじめ、校訂・訓読などの基本的なことから、論考の進め方にまで及びたいと考えます。(講師・記) 2020年10月開講。

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多賀城創建1300年

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  • 佐藤 信 ほか/東京大学名誉教授
  • 2024/10/08 〜 2024/12/10
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  今年は多賀城創建1300年です。これまでの調査・研究・史跡整備の成果について紹介します。 ■※マーク=講師は新宿教室で講義 ◇マーク=講師はオンラインで講義、教室ではモニター投影します。 【カリキュラム】 1)10/8 「多賀城の歴史的意義」※       講師: 東京大学名誉教授 佐藤 信氏 2)11/26「多賀城跡発掘の成果」◇       講師:多賀城跡調査研究所長 吉野 武氏 11月のみのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7603571) 3)12/10「多賀城遺跡の整備ー南門復元など」※       講師:東京大学名誉教授 藤井 恵介氏 12月のみのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7603572)

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倭国の対外関係史
朝鮮半島との交流

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  • 河内 春人/関東学院大学教授
  • 2024/10/08 〜 2024/12/10
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  •  日本古代史の展開は、列島をとりまく東アジアの歴史と密接に結びついています。東アジアの世界は古代の日本にどのような影響を与え、逆に当時の日本は東アジアとどのように関わろうとしたのでしょうか。特に朝鮮半島は古代の日本と日常的に密接に関わっており、その関係は欠かせないものでした。朝鮮半島の歴史的動向と古代日本の展開を重ね合わせて考えることで世界のなかの日本という問題を考えます。(講師:記) 【今期の予定】 10月:鉄と朝鮮半島 11月:百済建国と倭国 12月:広開土王 【来期の予定】 1月:倭の五王と朝鮮半島 2月:加耶問題 3月:隋代の倭国と朝鮮三国

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海外交流の古代史

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  • 佐藤 信/東京大学名誉教授
  • 2024/10/11 〜 2024/12/13
  • 13:30〜15:00
  • 全2回
  • 会員 6,930円 / 一般 9,130円
  •  最近の研究の進展によって大きく変貌した古代史像の代表格は、東ユーラシアの国際的な環境のなかで日本列島の古代史が展開した様子が明らかになってきたことです。「グローバルな世界」は、古代にもあったといえるでしょう。海外交流をめぐるそうした最新の研究状況を紹介しながら、対外的な交流のなかで日本の国家や文化の形が現れてくる姿を、全24講座で総体的・具体的に検証したいと思います。 (講師・記) <講座スケジュール> 10月 百済と倭 12月 新羅と倭

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天皇と天皇陵の探求「日本書紀」を読み解く

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  • 遠山 美都男/学習院大学講師
  • 2024/10/11 〜 2024/12/27
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  •  奈良時代の初め、中国の史書にならい日本王朝の正史として編纂された『日本書紀』。その精読を通じて天皇とその歴史について理解を深めます。さらに歴代の天皇陵と周辺の史跡にも目を配りたいと思います。  今期も引き続き、持統天皇による権力形成のプロセスを読み解いていきます。(講師・記)

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「魏志倭人伝」を徹底的に読む
卑弥呼と邪馬台国の謎を解く

  • 安本 美典/元産業能率大学教授
  • 2024/10/12 〜 2024/12/14
  • 10:00〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  •  「魏志倭人伝」は、西暦284年ごろ、いまから1700年以上まえに書かれた。中国の西晋時代の歴史家、陳寿の著作『三国志』の一部をなす。「魏志倭人伝」は、わが国のことをかなりくわしく記したもっとも古い文献である。「魏志倭人伝」は、2000字たらずの文章であるが、現代の日本文になおすと、およそ400字づめ原稿用紙20枚程度の分量となる。  この講座では、「魏志倭人伝」を他の諸資料を参考にしながら読み進め、古代日本の姿を総合的に探究する。とくに、女王卑弥呼は、どのような人物なのか、邪馬台国はどこにあったのか、などに焦点をあてる。「魏志倭人伝」の記述内容は、『古事記』『日本書紀』などの日本がわの文献の記述内容と、どのような関係をもつのか。邪馬台国問題は、なぜ解けないのか。これまでの諸説を整理する。  総合的に探究し、構造をもち、ストーリーとして理解できるような答えが必要である。そのためには、考古学的データ、中国・朝鮮の文献データ、日本がわの文献データ、民俗学的なデータなど、諸データによる情報を総合的に検討する必要がある。私は、そのようにすれば、邪馬台国問題は、現代の科学技術の範囲で解ける問題であると考える。とくに、文献学と考古学とは問題を解くための車の両輪である。日本がわ文献などを排除し、考古学の範囲内で解こう、などとするから情報不足で解けなくなるのである。(講師・記) ※2024年4月開講。 ※授業開始20分前程から受講者による発表(テーマ自由)を行います。(希望者のみ)

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検証・平安時代の皇位継承

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  • 遠山 美都男/学習院大学講師
  • 2024/10/14 〜 2024/12/23
  • 10:30〜12:00
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  •  従来の天皇とは全く異なる官僚出身の桓武天皇によって開幕した平安京の時代。  その後、天皇の地位と権力はどのように受け継がれていったのでしょうか。また天皇の正当性はいかなる点に求められていったのでしょう。平安時代の天皇を一代一回で読み解いていきます。(講師・記) *2024年4月開講 【カリキュラム】 1)10/14 醍醐天皇 2)10/28 朱雀天皇 3)11/11 村上天皇 4)11/25 冷泉天皇 5)12/9  円融天皇 6)12/23 花山天皇

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「日本書紀」を読む

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  • 平野 卓治/日本大学教授
  • 2024/10/21 〜 2024/12/16
  • 13:00〜15:00
  • 全5回
  • 会員 17,325円
  •  養老4年(720)に完成した『日本書紀』三〇巻は、日本の古代国家が作り上げた最初の正史です。漢文で編年体の形式をとり、神々の時代から持統天皇の時代まで(持統天皇11年〈697〉8月まで)を対象としています。そこには、日本の古代国家が出来上がってくる過程の様々な事象が叙述されています。まさに日本古代史の根本・基礎史料です。  この講座では、『日本書紀』には何が、どのように書かれているのか、読み下し文をテキストとして冒頭から順に読み解いていきます。これまで『日本書紀』を読んでみようかと考えながら躊躇されていた方、一緒に学んでいきましょう。 (講師・記) ・2016年7月開講。 10月期は「「巻二十四 天豊財重日足姫天皇(あめとよたからいかしひたらしひめのすめらみこと) 皇極天皇(こうぎょくてんのう)」を中心に取り上げます。途中からの受講も歓迎します。

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はじめての日本古代史 
王朝国家から

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  • 倉本 一宏/国際日本文化研究センター名誉教授
  • 2024/10/21 〜 2024/12/16
  • 10:00〜11:30
  • 全3回
  • 会員 9,900円 / 一般 11,550円
  •  かつて教科書で習った日本古代史はどう書き替えられたのか。最新の考古学や史料学の成果を取り入れた日本古代史を講じます。  本講座では、原始から中世の始まりまでを対象とします。日本古代において重要となる基礎的なトピックをいくつか取り上げて、研究史を批判的に整理しつつ最新の知見もまじえて論じることとなります。日本列島の形成や「日本人」の誕生から始めて、平安時代初期まで進んで中断していましたが、今回、ちょうど切りのいいことに新たな国家体制である王朝国家から再スタートします。  紫式部や藤原道長の時代も、何回目でお話ししますが、彼らがどうしてあれほどの政治や文化を謳歌できたのか、王朝国家の特質から解説していくことになります。(講師・記) 〈スケジュール〉 10月 いわゆる「国風文化」「女房文学」と摂関政治との関連はあるのか 11月 浄土信仰はどのように拡がったのか 12月 摂関政治はどのように終焉を迎えたのか 〈全体の予定〉 春学期 4月 律令体制の行き詰まりはどのようなものだったのか 5月 平安時代、どのような外交政策の変化があったのか 6月 前期摂関政治と天皇制の変質とは何か 夏学期 7月 新しい王朝国家体制はどのようなものだったのか 8月 摂関をめぐる争いはどのようなものだったか 9月 道長の権力の源泉は何だったのか 秋学期 10月 いわゆる「国風文化」「女房文学」と摂関政治との関連はあるのか 11月 浄土信仰はどのように拡がったのか 12月 摂関政治はどのように終焉を迎えたのか 冬学期 1月 地方支配制度の改編はどのようなものだったのか 2月 院政はどうやって始まったのか 3月 武士が台頭する契機は何だったのか

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遺跡発掘史からみた縄文考古学
その1(日本考古学成立期)

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  • 小林 謙一/中央大学教授
  • 2024/10/23 〜 2024/12/18
  • 13:30〜15:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  • 1)江戸時代の水戸黄門の発掘からモースの大貝塚発掘まで  日本における考古学研究は江戸時代から始まっていました。水戸光圀による日本最初の発掘、天皇陵の治定、亀ヶ岡遺跡などから出土した古物の収集や好古趣味、さらに博物学的に発達した木内石亭、江戸時代に始まる邪馬台国論争など、江戸時代の考古学史をたどります。江戸時代の考古学を探ると、「考古学」という名前はついていませんが、現在につながる問題意識による研究が、すでに始まりかけていたことが分かります。 2)明治・大正の考古学 日本人のルーツを探る人種論争 日本では、モースの大森貝塚発掘によって近代考古学が始まったとされています。さらにその後に発展していく人種論争からコロボックル論・原日本人アイヌ説などを検証するために、日本人の手による陸平貝塚の発掘が盛んになっていきます。東大の坪井正五郎、鳥居竜蔵、京都大学の濱田青陵など明治後半から大正にかけて考古学の学問的な基礎が固まっていくとともに、弥生式土器の発見、マンローによる三ツ沢貝塚の発掘、濱田耕作による国府遺跡の発掘によって、大きな進展が図られます。 3)山内清男と森本六爾 戦前の考古学の先覚者  東北大学の松本彦七郎が始めた貝塚の層位的発掘に刺激を受けた山内清男が縄紋土器の型式編年研究を始めます。縄紋土器の年代研究の基礎として重要な成果をあげていきますが、たんなる土器研究に終わらない重要な歴史観の構築を含んでいました。同時期に荷に資本では在野の考古学者である森本六爾が弥生農耕社会の解明に挑戦していきます。戦前における二人のライバルによる考古学研究の進展を見ていきます。それらの動きが戦後考古学に直接つながっていきます。(講師・記)

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国譲り神話の発するメッセージと歴史的背景

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  • 森田 喜久男/淑徳大学教授
  • 2024/10/23 〜 2024/12/25
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  •  『古事記』や『日本書紀』の神話によれば、天皇が国土を統治する前提として、国作りを行ったオオクニヌシ(オオナムチ)が、天皇家の祖先神であるアマテラスの御子に国土を譲ります。 この場面は一般的には「国譲り神話」と呼ばれていますが、その意味するところは何でしょうか。この神話については、かつて出雲王朝がヤマトに敗北したことを意味するという見方がなされ、その時のオオクニヌシの無念、ヤマトに対する恨みを鎮めるために創建されたのが出雲大社であると言われたことがありました。 しかし、本当にそうなのか。果たして出雲の敗北といった歴史的出来事が本当に浮かび上がってくるのか。まずは、『古事記』や『日本書紀』の国譲り神話を読んでみませんか。実は、この国譲り神話、現代社会が抱える問題を考えるヒントにもなり得ます。ウクライナやガザで起きている悲惨な戦争、その戦争の当事者である政治家や軍人にぜひとも読ませたい、そのような神話なのです。国譲り神話を通して、古代人が私たちに呼びかけているメッセージ。この講座ではそのメッセージを明らかにすると共に、国譲り神話が生まれた歴史的背景について考えます。(講師・記) 【カリキュラム】 第1回 『古事記』の国譲り神話  「トヨアシハラミズホのクニは、我が子が治めるべき国である」。一見すると唐突なアマテラスの宣言によって、国作りを達成したオオクニヌシに対し、高天原から使者が派遣されます。紆余曲折を経て、オオクニヌシが作ったクニは、天つ神の御子に譲られますが、そこでギリシャ神話や北欧神話に見られるような神々の戦いはあったのでしょうか。 第2回 『日本書紀』の国譲り神話  『日本書紀』の神話、特に本書(本文)とは別の一書(異伝)では、オオナムチが矛を奉り、高天原のタカミムスヒがオオナムチに、天つ神の御子との役割分担を提案するなど『古事記』とは異なった記述が見られます。実は、この神話こそが、出雲大社にとって重要な意味を持っているのです。 第3回 国譲り神話と出雲大社の創建  国譲り神話の意味するところは何か。それが出雲大社とどのように関わってくるのか。こういった点について考えてみましょう。第3回目の講座が終わった時、皆さんの出雲に対するイメージが大きく変わり、今までとは違った風景が見えてくるはずです。

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民俗学からみた日本の歴史
日本人の精神構造を探る

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  • 新谷 尚紀/国立歴史民俗博物館名誉教授
  • 2024/10/25 〜 2024/12/27
  • 13:00〜14:30
  • 全4回
  • 会員 13,860円 / 一般 18,260円
  •  柳田國男の民俗学は歴史の中に「変遷」と「伝承」、そして「原因」と「結果」の動態を読み取ろうとした学問でした。現在の日本が直面している国民の生活不安、政治経済外交の危機、それらはすべて歴史の中に原因があります。しかし多くの日本人はそれを深く考えず、不都合な事件もすぐに忘れてしまいがちです。柳田國男は日本の敗戦という廃墟の中で『先祖の話』を書き、学問こそが世の中をよくしていく力だとのべていました。それに学びながら、稲作の定着から律令制下の税制へ、古代後半から中世の武士による年貢徴収とあいつぐ戦乱、幕府絶対の近世の強権社会の到来の中で醸成された集団的思考と行動、誰も責任を採らない傍観と評論、自立と自律ができにくい日本人になってしまったことを、古代史から現代史にいたる通史的な視野の中で分析し、批判や悲観だけではなく、どうすれば日本人の有力な点にも注目し、自信をもって危機から回復し改良していけるか、民俗伝承学の視点から考えてみます。(講師・記) <10月期のスケジュール> G10月25日 日本文化と日本人―信仰・思想・芸能 H11月22日 開国と欧米化―立憲国家と天皇大権 I12月 6日  帝国陸海軍と産業革命―外見の強力性と内実の脆弱性 J12月27日 科学する精神―自然科学と人権思想 <2025年1月期のスケジュール>※予定・変更になる場合がございます K敗戦と和製「民主主義」―民主主義と衆愚政治 L経済発展と失われた危機管理能力―IT時代を開いたアメリカ社会 M政治家と高級官僚―「よい・わるい・ふつう」の人材枠の中で

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縄文文化の多様性を考える

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  • 佐藤 宏之/東京大学名誉教授
  • 2024/10/28 〜 2024/12/23
  • 13:00〜14:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  一万年にわたり日本列島の全域に展開した縄文文化は、今日の日本文化同様多様性に富んでいた。前代(旧石器時代)には大陸と直接陸で繋がっていた北海道は縄文を南から受け入れたが、個性的な文化を育んだ。縄文末期、北東北の亀ヶ岡文化は、最も成熟した縄文文化の一つとして著名である。中部・関東では大規模環状集落が発達し高い人口密度を有していたが、対照的に西日本は人口が少なかったようで、多角的な狩猟採集経済が目立つ。狩猟採集社会であった縄文の地域的多様性には、今日的な地域文化の萌芽を見てとることもできる。  本講義では、このような縄文時代の地域的多様性の特徴について議論したい。(講師・記) 【カリキュラム】 1)北・東の縄文文化: 海獣狩猟・漁撈と縄文時代後半期の発展(社会進化) 2)中部・関東の縄文文化: 山と海の生活と社会 3)西・南の縄文文化: 縄文早期と「縄文」の成立

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漢字の伝来
日本における漢字使用の始まり

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  • 沖森 卓也/立教大学名誉教授
  • 2024/11/14 〜 2024/12/12
  • 15:30〜17:00
  • 全2回
  • 会員 6,930円 / 一般 9,130円
  •  漢字が伝来して初めて日本語が書き記されるようになりますが、この「漢字の伝来」をめぐる問題の本質について、これまで語られることはほとんどありませんでした。そこで、本講座では、文字の歴史を踏まえて、漢字の出現、その特質などとともに、東アジアにおける漢字の展開を見渡すことにします。それによって、漢字の伝来という出来事の真相が明らかになり、歴史に対する新たな視座がもたらされることになるでしょう。(講師記) [各回の予定テーマ] 今学期 11月 文字・漢字の歴史 12月 出土資料と漢字 来学期予定 1月 漢字の本格的伝来 2月 漢字伝来の背景 ・・・・・

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多賀城創建1300年
多賀城遺跡の整備

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  • 藤井 恵介/東京大学名誉教授
  • 2024/12/10
  • 10:30〜12:00
  • 全1回
  • 会員 3,465円 / 一般 4,565円
  •  今年は多賀城創建1300年です。これまでの調査・研究・史跡整備の成果について紹介します。 ◇:講師はオンラインで講義、教室ではモニター投影します。 ※:講師は教室で講義します。 どちらもリアルタイムでのオンライン視聴が可能です。 <今回のテーマ> 12/10「多賀城遺跡の整備ー南門復元など」※       講師:東京大学名誉教授 藤井 恵介氏 <11月のテーマ> 11/26「多賀城跡発掘の成果」◇       講師:多賀城跡調査研究所長 吉野 武氏 11月のお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7603571)

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早池峯山と『遠野物語』

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  • 鈴木 正崇/慶応義塾大学名誉教授
  • 2024/12/16
  • 13:00〜14:30
  • 全1回
  • 会員 3,465円 / 一般 4,565円
  •  柳田國男の『遠野物語』(1910)は山に満たされた物語世界である。その中でも山奥に雄大な山容を見せる早池峯山は遠野の人びとにとって長い間、信仰の対象であった。早池峯山、六角牛山(ろっこうしやま)、石上山(いしがみやま)は「遠野三山」と称されて、それぞれ女神がいると信じられてきた。本講座では早池峯山の縁起や伝説、歴史を検討し、伝承世界である『遠野物語』とは異なる視点から、遠野の生活や暮らしを考えてみることにする。(講師・記) 写真:早池峯山遠望

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再考・弥生文化
弥生農業研究の歴史3 畠作物の確認

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  • 浜田 晋介/日本大学教授
  • 2024/12/22
  • 13:00〜14:30
  • 全1回
  • 会員 3,465円 / 一般 4,565円
  •  弥生文化を特徴づけるものの一つに、本格的な農業の開始があげられます。それまでの狩猟・漁撈・採集活動による獲得経済から、栽培・農耕による生産経済に移りかわる転換期として、弥生文化・弥生時代は位置づけられています。しかし一口に「農耕」といってもその内容は単純ではなく、縄文時代からの伝統も含めた作物も存在しています。現在弥生文化の農業はどのように考えるべきなのか。研究の歴史を時間的な流れに沿って、4回にわたり解説していきます。  今回は3回目で「畠作物の確認」ということで、弥生文化の畠作物の研究に焦点をあてて、水稲農耕との比較の上で、弥生農業はどのように考えられてきたのか、を論じていいきます。(4回目は「現在の生業観」を予定しています。)(講師・記)

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木棺の多彩と長持形石棺への収斂

2024.12.26 大阪・津堂城山古墳(背景)の長持形石棺(レプリカ):講師撮影1.jpg
  • 今尾 文昭/関西大学講師
  • 2024/12/26
  • 15:30〜17:00
  • 全1回
  • 会員 3,465円 / 一般 4,565円
  •  前期古墳の多くに木棺が採用されます。狭長な割竹形木棺は、奈良・桜井茶臼山古墳に実物を知ることができます。一方、滋賀・雪野山古墳には縄掛け突起のある舟形木棺が用いられています。木棺は意外に多彩です。中期の大型前方後円墳では、長持形石棺が使われます。大阪・大山古墳の前方部石室が明治初年に発見されますが、大きな長持形石棺のある様子が絵図に写されました。最高の為政者の棺は、長持形石棺に収斂する。木棺から石棺へ、単に材質や外形の変化ということよりも「嵩高い棺」が発案されたことの意味を問います。(講師・記)

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