13講座中 1〜13件を表示
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
信仰をめぐる三つの古都の物語
奈良・京都・鎌倉

- 島田 裕巳/宗教学者
- 2025/04/03木 〜 2025/06/05木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
日本の古都といえば、平城京がおかれた奈良、平安京の京都、そして武家政権が誕生した鎌倉である。都は遷っても、この三つの古都はそれぞれが重要な都市として機能してきた。では、三都はどう関係するのか。この講座では、三つの古都の特徴をおさえるとともに、三都がどう関係したかを信仰という観点から見ていく。たとえば、鎌倉幕府が誕生したとき、なぜ源頼朝は奈良の東大寺復興に力を注いだのか。そうした謎を解いていくことになる。(講師・記) 4月 鎌倉に誕生した武家政権の東大寺再建 5月 奈良・京都に依存した鎌倉の仏教界 6月 新しい仏教は三都でどう栄えたのか
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
物語としての旧約聖書
人類史に何をもたらしたのか

- 月本 昭男/立教大学・上智大学名誉教授
- 2025/04/16水 〜 2025/06/18水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
旧約聖書(ヘブライ語聖書)のほぼ半分は古代イスラエルの民の歴史物語です。彼らは自分たちの歴史を美化も理想化もしませんでした。むしろ、批判的なまなざしをもって彼ら自身の過去を振り返っていますので、そこには歴史を見据える視座がみてとれます。しかも、その視座は一様ではなく、複眼的と呼べるような性格をみせています。この講義では、イスラエル王国以前の歴史物語からその辺の消息を読み取ってゆければ、と思います。(講師:記) 第1回 シェケムの契約:イスラエル部族連合のはじまり 第2回 士師たちの時代:イスラエルの民とカナン先住民 第3回 女預言者デボラ:イスラエルにおける女性の地位 【参考図書】 [『物語としての旧約聖書 人類史に何をもたらしたのか』](https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912832024.html)月本 昭男 著(NHK出版、2024年)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
「かみまつり」から“神道”へ
なぜ、遠隔地の神社に参拝するのか? ―霊場巡りと修験道

- 加藤 みち子/武蔵野大学特任教授
- 2025/04/21月 〜 2025/06/16月
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
「神道」はいつ成立したの?とは、よく聞かれる質問です。これに対して「鎌倉時代位です」というと驚かれる方が多いようです。この講座では、まず“神道”成立以前の「かみまつり」がどのようなものであったのか、「かみ」と「妖怪」は何が違うのか、といったことから説き起こし、「神道」の成立をめぐる仏教、道教、陰陽道との交流を見ていきます。また、神道には、仏教のような宗派や流派はあるの?というのも、よく聞かれる問いです。そこで、“神道”の自覚から、中世から近世のさまざまな神道説の展開を見ていきます。さらに、神社信仰と霊場巡り、死生観・倫理観についてなど、現代人目線に寄り添いながら、立体的に“神道”について解説していきたいと思います。(講師・記) **第3期 なぜ、遠隔地の神社に参拝するのか? ―霊場巡りと修験道** 第1回 氏神・鎮守への「かみまつり」から遠隔地の神社参拝へ 第2回 熊野もうで・御岳詣での登場―中世霊場参詣と修験道 第3回 江戸時代の霊場参詣―お伊勢参りと霊場巡り
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
日本10大神社
出雲大社・大神神社・宗像大社

- 島田 裕巳/宗教学者
- 2025/04/23水 〜 2025/06/25水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
日本10大神社のなかでも、出雲大社、大神神社、宗像大社は、古代の祭祀が行われていた神社として重要です。出雲大社の背景には、出雲神話があり、その社殿は日本出最大の規模を誇ります。いったいなぜそれだけの規模なのか。そして、祭祀を営む国造は生き神として扱われてきました。大神神社は、逆に今なお本殿のない神社で、もっとも古代の様式を残しているとされています。そこではいったいどのような祭祀が行われてきたのか。三輪山という神体山が重要なものとして浮上します。宗像大社の祭神である宗像三女神は、神話のなかでは、アマテラスとスサノオの誓約によって誕生したとされます。沖津宮のある沖ノ島でどういった祭祀が行われていたのか。それを探ります。(講師・記) 4月 出雲大社 5月 大神神社 6月 宗像大社
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- オンライン開催
インドの宗教と文化 第6期 インドにおける現代
インド的寛容と中立主義、菜食主義と非暴力主義、カーストと平等

- 赤松 明彦/京都大学名誉教授
- 2025/04/25金 〜 2025/06/27金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
古代のインドでは、宇宙や世界、神々や人間について、様々な考えが生み出された。それらは神話や宗教、そして哲学として今に伝えられている。その中には、仏教のように世界宗教として、あるいはヨーガのように健康法として世界に広がったものもある。「ゼロの発見」のような科学史上の事件もあれば、風土と結びついた医学の発展もあった。今回の講座では、西欧と東アジアの中間にあって独自の考えを生み出してきたインドの宗教と文化について考える。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ■2024年1月期 第1期 神話と宗教 第1回 ヴェーダとウパニシャッド 第2回 仏教とジャイナ教 第3回 叙事詩とヒンドゥー教 ■2024年4月期 第2期 ヨーガの思想 第4回 サーンキヤとヨーガ 第5回 ヨーガと苦行 第6回 ヨーガと神秘主義 ■2024年7月期 第3期 ヒンドゥー教の展開 第7回 ヒンドゥー教とシヴァ神信仰 第8回 ヒンドゥー教とヴィシュヌ神信仰 第9回 ヒンドゥー教と女神信仰 ■2024年10月期 第4期 インドの科学 第10回 「ゼロの発見」と数学 第11回 天文学と密教占星術 第12回 医学とエコロジー ■2025年1月期 第5期 インドのさまざまな宗教 第13回 ゾロアスター教 第14回 インドのスーフィズム 第15回 シク教 ★■2025年4月期 第6期 インドにおける現代 第16回 インド的寛容と中立主義 第17回 菜食主義と非暴力主義 第18回 カーストと平等 ※お申込みは3か月単位です。 各回テーマで読み切りますので、途中からのご参加も安心です。
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
イラン系アーリア人の歴史と宗教4

- 青木 健/静岡文化芸術大学教授
- 2025/04/28月 〜 2025/06/23月
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
イラン系アーリア人とは、現在のイラン高原のみならず、ウクライナからタリム盆地にかけて広く分布していた民族の総称です。本講座では、イラン系アーリア人全体を鳥瞰した後、メディア人、ペルシア人、サカ人など、比較的西方に分布した各民族の歴史と宗教を概観したいと思います。(講師・記) ★講師は原則、新宿教室に出講予定ですが、状況によりオンライン上での講義になる場合があります。(その場合、教室ではスクリーンに講義を投影します)あらかじめご了承ください。 ★今期は3回とも講師が新宿教室へおいでになる予定です。(変更となった場合はご容赦ください)
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
一神教の成立
ユダヤ教とキリスト教

- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2025/05/10土 〜 2025/06/14土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
古代地中海世界を舞台に、一神教は周囲の人々にどのようなインパクトを与えたのか。 この視点で古代ローマ宗教史やイスラム教成立史の研究成果を見ると、ある共通理解があることがわかります。 一神教と見なされているのは、ユダヤ・キリスト教でした。両者は互いの違いを明確に意識したとしても、周囲の人たちには、この二つの共同体はとても似ていて見分けがつかなかった。では、この歴史をどう描けばよいのでしょうか。 ユダヤ社会から二つの一神教共同体がどのように分離し、成立したかを、新たな視点で見直していきましょう。(講師・記) <カリキュラム>*都合により変更する場合があります。ご了承ください。 1. 総論:新たな視点からイエス時代の一神教を考える 2.ユダヤ教共同体の成立とヘレニズムの衝撃 3.パリサイ派による律法主義の考え方の登場 【7月期以降】 4.死海写本「教団規則」と贖罪の世界観 5.ローマの地中海支配とヘロデ王 6.ナザレ人イエスとは何者か: 7.エルサレム神殿の過越祭と最後の晩餐 8.ユダヤ教はいつ神殿供儀の宗教から離脱したか 9.ローマ5賢帝の平和の中のユダヤ戦争 10.危機は賢者を生む:ラビによる口伝トーラーの編纂: 11.新約聖書の成立と多様なキリスト教共同体の形成 12.エピローグ:世界のパラダイム転換:宗教共同体の国教化
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
はじめての聖書の学び方
『やさしくわかる聖書の教科書』出版講座

- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2025/05/20火 〜 2025/06/17火
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
昨年末に、生涯で初めて、自分が監修した聖書の入門書が出版されました。これまで私はユダヤ教を研究の中心に据えたため、聖書学者を名乗ることはしなかったのですが、ユダヤ人ほどヘブライ語聖書を読み込んできた集団はいないと思っています。今回、信者ではないが聖書にとても関心を持つ多くの方々を読者に想定して作った本ですので、扱うのはキリスト教の聖書ですが、旧約聖書ではなくヘブライ語聖書として扱うなどの工夫をして、異文化としての一神教を意識したつもりです。この著に込めた思いなどを3回にわたって語ることで、聖書に対して新たな関心を持っていただけると大変うれしく思います。(講師・記) 1)世界を変えた唯一神の3つの啓示 2)啓示の書としてのヘブライ語聖書 3)聖書の影響史としての新約聖書
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
石鎚山と四国遍路

- 鈴木 正崇/慶応義塾大学名誉教授
- 2025/06/09月
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
石鎚山は西日本の最高峰である。天を突くような天狗岳の山容は多くの人を魅了する。古くから信仰が続き、現在でも7月1日から10日までのお山開きには石鎚講の信者が白衣で登拝する。伝説では弘法大師空海も登ったとされ、登拝路にある前神寺と横峯寺は四国遍路道の札所になっている。石鎚信仰は石鎚講と遍路を介して民衆の間に広まった。地元では四国遍路を世界遺産に登録する運動が盛んである。四国の霊場の歴史と現在を変化を交えて紹介する。(講師・記) 写真:石鎚山天狗岳
-
- 見逃し配信あり
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
狛犬の知られざる造形の秘密
東北2 岩手、山形、秋田の狛犬達
- 荒 勝俊/早稲田大学研究院教授
- 2025/06/13金
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
神社の境内を散歩していると、狛犬や狐など様々な神使いの動物達が私たちを迎えてくれます。 中でも狛犬の起源はライオン(獅子)とされ、今から6400年程前のメソポタミア文明が栄えた古代オリエントにまで遡るという説があります。こうしたオリエント由来のライオンの文化はインドや中国に伝搬し、日本には仏教などと共に伝来しました。 さて、狛犬とはいったい何者なのでしょうか。地域によって顔の表情や造形などに違いがあり、これは奉納された土地の文化やそこで営む石工の技量や感性の賜物なのです。 本講座では、全国各地の個性的な狛犬を多くの写真を使って紹介し、変遷を遂げた独自の狛犬文化や神社の歴史、そしてその地域の伝承を紐解きます。今回は岩手県、秋田県、山形県を紹介します。(講師記)
-
- 見逃し配信あり
- 2025GWクーポン対象
- 新宿教室
- 教室・オンライン自由講座
日本人にとって皇室とは何か
出版記念

- 島田 裕巳/宗教学者
- 2025/06/19木
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
本講座では、島田裕巳さんの新著『日本人にとって皇室とは何か』を題材に、近年における皇室をめぐる主要な話題を考察します。特に、高まる「愛子天皇待望論」の背景や、皇嗣・秋篠宮殿下の現状、悠仁親王殿下と愛子内親王殿下のそれぞれの立場と将来について掘り下げます。 また、皇位継承が本当に男系で継承されてきたのかという歴史的検証を行い、天皇家に生まれた女性の栄光と悲劇、国連の勧告と皇室典範改正の動きについても触れます。さらに、女性天皇たちの時代とその意義、血脈によらない皇位継承の可能性についても考え、皇室の危機の本質と象徴天皇制の未来を探究します。
-
- 見逃し配信あり
- 2025GWクーポン対象
- 新宿教室
- オンライン開催
神社仏閣解剖
江戸時代の寺院建築の見かた、楽しみ方

- 米澤 貴紀/名城大学准教授
- 2025/06/21土
- 11:00〜12:30
- 全1回
- 会員 3,630円 / 一般 4,180円
江戸時代、多くの人が参拝した寺院は、仏を礼拝するところであり、また行楽の場でもあった。現在の寺院にも多くの人を迎えるための工夫が凝らされた仏堂や、人々を驚かせ楽しませた建物があります。現代の建物にも共通する合理的なアイデア、また奇想建築とも呼べる人目を惹くかたちを紹介し、江戸時代の仏教寺院の建物たちを楽しむ見かたを身につけることを目指します。 ▽取り上げる建物の例:粉河寺本堂、旧正宗寺三匝堂(さざえ堂)など
-
- 見逃し配信あり
- 2025GWクーポン対象
- 新宿教室
- オンライン開催
宗教とオカルトのロジック
血の表象

- 中村 圭志/宗教学者
- 2025/06/27金
- 19:00〜20:30
- 全1回
- 会員 3,630円 / 一般 4,180円
本講座では、人類が歴史を通じて信仰してきた非日常的な信念や実践について、毎回、何らかのテーマを設けて解説しています。前回までに取り上げたテーマは来世、奇跡、言霊でした。今回は各種の血の表象を見ていきます。神の生命力としての血、血の呪力と禁忌、血の汚れと差別、動物や人間の生贄、アステカの宇宙論的な血、キリストの贖罪の血、供犠に代わる苦行と瞑想、都市伝説の中の血の表象など、宗教史を新鮮な視点で眺めてみましょう。(講師・記)
-
- 見逃し配信あり