43講座中 1〜20件を表示
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続・ギリシア哲学史
ポルフュリオス
- 納富 信留/東京大学教授
- 2026/01/05月 〜 2026/02/16月
- 19:00〜20:30
- 全2回
- 会員 7,590円 / 一般 9,790円
古代ギリシア哲学は初期・古典期以後、ヘレニズム期・古代後期にそれまでとは異なる新たな思索と活動を展開します。本講座ではギリシア哲学史の後半部を、時代と哲学者ごとに検討していきます。今期はポルフュリオスの著作を検討していきます。 拙著『ギリシア哲学史』(筑摩書房)の続編となります。哲学史や歴史についての予備知識は必要ありません。質疑応答を通じて理解を深めていきます。(講師・記)
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ヘーゲル「エンチクロペディ」を読む 小論理学篇
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/01/08木 〜 2026/03/26木
- 19:00〜20:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
ヘーゲルといえば、たくさんの著作があり、そのどれも大きなものです。そのため、一つ読むだけでも大変です。しかも、一つ読んだだけでは、ヘーゲルが全体としてどんなことを考えていたのかは、想像もつきません。とすれば、ヘーゲル哲学の全体像をつかむにはどうすればいいのでしょうか。こうした希望にこたえるため、本講座では、ヘーゲルが学生用に講義した『エンチクロペディ―』を使って、ヘーゲル哲学の全体像に迫っていきます。もともと「百科辞典」ですから、それぞれの項目を読むように、簡単に説明しています。難しいところは、明確に説明しますので、この機会にぜひとも、ヘーゲルの全貌をつかみましょう!(講師・記) 【カリキュラム】 ※状況により変更することもございます。 ・小論理学篇 〜2026年1月期 @予備概念 A A予備概念 B B予備概念 C C第1部 存在論 A 質 D第1部 存在論 B 量 E第1部 存在論 C度量 F第2部 本質論 A実存の根拠 G第2部 本質論 B現象 H第2部 本質論 C現実性 I第3部 概念論 A主観的概念 J第3部 概念論 B客観 K第3部 概念論 C理念 ・自然哲学篇 2026年4月期〜(予定)
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ベルクソン『物質と記憶』を読む
- 平井 靖史/慶應義塾大学教授
- 2026/01/08木 〜 2026/03/12木
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
昨今の研究の爆発的な進展と、それに即した出版ラッシュによって、巷ではにわかにベルクソン・ブームが沸き起こっています。ですが、ある哲学者について解説書の類を読むことと、その哲学者自身の言葉に触れることは、別物です。多くの人は、それをせずに通り過ぎていってしまうかもしれません。この講座は、それにチャレンジされる方のためのものです。テクストは、ベルクソンの四大主著の中でも最も形而上学的にして難解と言われる『物質と記憶』です。才気あふれる哲学的精神の最も輝かしい瞬間に綴られた奇跡のようなテクストを、一文一文丁寧に、わかりやすい解説を交えながら読み進めていきます。分量としてはほとんど進まないかもしれません。それでも、彼の思索の魂に直接その手で触れる経験は、かけがえのない時間になるでしょう。哲学的予備知識は不要です。今期は引き続き、第3章を読み進めます。時間をかけて解説をしますので、初めての方もお気軽にどうぞ。 @1月 8日 記憶の逆円錐と意味記憶 A2月12日 意識の諸平面 B3月12日 生への注意と精神病理係
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井筒俊彦「東洋哲学」とインド哲学・仏教哲学
アートマンとブラフマン、心一元論、神秘体験の諸相
- 赤松 明彦/京都大学名誉教授
- 2026/01/09金 〜 2026/03/13金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
井筒俊彦がその全体の共時的構造化を構想していた「東洋哲学」の地平は広大であった。その全体像をわれわれはもはや知ることはできないが、遺作となった『意識の形而上学––『大乗起信論』の哲学』を通して、いくらかその枠組みを垣間見ることができる。この講座では、存在論・実在論・意識論・意味論としてその枠組みを捉え、そこに見られる井筒哲学を、インド哲学・仏教哲学の地平へと押し広げることによって、井筒俊彦が構想していた「東洋哲学」の諸テーマを、井筒の思考を念頭におきながら捉え直し、読みなおし、構造化するということをしてみたい。講義全体の計画は以下の通りである。全12回。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 ■2025年10月期 存在論 10月 一と多の原型 11月 カテゴリー論 12月 仏教の存在論 ■2026年1月期 実在論 1月 アートマンとブラフマン 2月 心一元論 3月 神秘体験の諸相 ■2026年4月期 意識論 4月 「空」の意識 5月 アラヤ識 6月 意味分節と存在分節 ■2026年7月期 意味論 7月 言葉と意味 8月 意味と行為 9月 意味論批判
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経済思想の歴史
現代の経済思想―冷戦体制からグローバル資本主義へ
- 坂本 達哉/慶應義塾大学名誉教授
- 2026/01/10土 〜 2026/03/07土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
本講座では、古典から現代までの経済思想の歴史を概観します。講義の主役は欧米の経済学者たちですが、彼らは共通に、経済、労働、市場、文明といった根本テーマを追求しながら価値と価格、市場と政府、自由と規制、貧富の格差等、各時代の経済問題と取り組みました。全12回で思想家たちにおける<自由・経済・文明>の対立と和解の軌跡を追いかけます。(講師・記) **今期テーマ** 「現代の経済思想――冷戦体制からグローバル資本主義へ」 東西冷戦構造の中で生まれた欧米の経済思想から「ベルリンの壁」崩壊後の現代の経済思想までの主なトピックを概観します。 第1回 「新古典派総合の経済思想と批判者たち――シュンペーターとハイエク」 第2回 「冷戦体制下の資本主義――「福祉国家」か「新自由主義」か」 第3回 「現代の経済思想――「共感」の経済思想と資本主義の未来」 指定のテキストがございます。持ち物欄をご確認ください。
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アンリ・ベルクソン「道徳と宗教の二源泉」を読む
- 前田 英樹/批評家
- 2026/01/12月 〜 2026/03/23月
- 18:30〜20:00
- 全6回
- 会員 22,770円
この講座では、フランスの哲学アンリ・ベルクソン(1859―1941)の四番目の、そして最後の主著となった『道徳と宗教の二源泉』(1932)を、一行ずつ丁寧に読み進めます。ベルクソンは、この著作のために二十五年の歳月を費やしました。この間、ヨーロッパでは酸鼻を極めた第一次大戦が起こり、一応の終結は見たものの、人類の未来に対する大きな不安と動揺が世界中に渦巻きました。この情勢に対し、ベルクソンは、自身の比類ない、<持続>の哲学をたずさえて立ち向かっています。私たちの道徳とは何か、宗教と呼ばれるもののほんとうの性質とは何か、結局のところ、人類はこれからも生き続けるに値するのか、そうであるなら、私たちのなかの何が、根本から立ち直らねばならないのか。この著作でベルクソンが、生のすべての力を傾けて答えようとした問いは、こうしたものです。ここにあるのは、ほかでもない現在の私たちが、いよいよさしせまって直面している問題ではないでしょうか。本書は、今、この時代にこそ、すみずみまで注意を払って熟読され、精神の食物とも、支えともされるべきものだと、私は信じています。受講に際しては、哲学の予備知識は、まったく不用です。 (講師・記) ※本講座は2024年1月に開講。じっくり読み進めます。 【各回のテーマ】(テーマは変更になる場合がございます。ご了承ください。) 1、「仮構機能」は社会でどう働くか 2、心霊学が報告すること 3、社会のただなかでの「神」の噴出 4、神話への怖れ 5、「タブー」がある意味 6、人間だけが自分の死を想う
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資本主義とは何か
概念の歴史から考える
- 稲葉 振一郎/明治学院大学教授
- 2026/01/12月 〜 2026/03/09月
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
いまや人間社会全体、私たちの生活全体を覆う「あたりまえ」と化した資本主義は、20世紀にはまだ「あたりまえ」ではなく「社会主義」との緊張関係の下で語られていた。しかし現在私たちは「資本主義」と「社会主義」を対立させて考えることはない。今の私たちにとって「資本主義」と対立するものは何か? 資本主義とは何であって、なんでないのか? 以上の問いに対して、まずは「経済」「資本主義」という言葉の歴史から入り、経済学、社会学の理論を駆使して資本主義の核心を探っていきたい。(講師・記/2025.10月スタート・全2期6講予定) 〈1月期カリキュラム〉*数字は通し番号です。 4) グローバル資本主義と国家 5) 福祉国家と資本主義 6) 「日本資本主義論」 〈2025.10月期カリキュラム(終了)〉 1) 経済の概念史・資本主義の概念史 2) 資本主義と社会主義 3) 資本主義と組織
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ハイデガーの「ニーチェ講義」を読む
入門 ニーチェ ハイデガー
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/01/15木 〜 2026/03/19木
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
ハイデガーの「講義」は、著作に比べると分かりやすく、面白い。これは、公然の秘密(?)になっています!その講義録のなかで、最良と評されるものが、今回取り上げるニーチェ講義です。これを読むと、まさにハイデガーのニーチェ講義に出席しているかのような錯覚を覚えるでしょう。 ニーチェの文章は、グダグダ説明せず、短く言い切るのですが、そのぶん背景知識がないとうまく理解できません。ハイデガーはニーチェが言いたかったこと、言えなかったことを抉り出して、見事に定式化しています。これを読むと、最良のニーチェ解説に出会えます。と同時に、この書でハイデガーは、ニーチェの口を借りてみずからの哲学を語っていますので、ハイデガーの思想を具体的に知るには、最適の書と言えるでしょう。 ハイデガーのニーチェ読解は、古代ギリシアから人類の未来へと視線を広げていますので、哲学を学ぶ者にとっては最善の入門書と言えるでしょう。この機会に、ぜひとも、この貴重なハイデガーのニーチェ講義に、参加してみませんか。 各自ご準備ください。 テキスト ハイデガー『ニーチェ』T、U (平凡社ライブラリー)
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戦後民主主義とは何だったのか? 丸山真男と主体的「自由」
- 田中 久文/日本女子大学名誉教授
- 2026/01/15木 〜 2026/03/05木
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 14,190円
戦後民主主義の旗手として、丸山真男は日本社会に主体的「自由」というものを根づかせようとした。しかし、それは非常に困難な仕事であった。折しも世界は人々の価値観が多様化するとともに、主体性を欠いて時々の趨勢に流されていく大衆の時代ともなっていった。それは、ポピュリズム化する現代の源流ともいえる状況である。特に日本人の心の深層には主体性を阻む「原型」ともいえる特性が潜んでいると丸山は考えるようになる。そうした中でいかにして民主主義は可能なのか。丸山の悪戦苦闘の跡を追いかけていきたい。(講師・記) 1.主体的「自由」を求めて 2.価値の多元性のなかで 3.「開国」と「原型」
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近代右翼の誕生と発展
陸海軍の美談、『戦争論』、右翼と陰謀論
- 古谷 経衡/作家・評論家
- 2026/01/16金 〜 2026/03/20金
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
右翼、保守という言葉が現在ほど揺らいでいる時代はありません。昨今の政治家は「保守」を自称し、右翼と保守の境目は限りなく曖昧になりつつあります。明治維新による天皇制国家の形成期において、天皇を中心とした上からの国民国家を擁護する立場を採った近代右翼は、敗戦を境に親米・反共に舵を切ります。戦前の右翼と、現代の右翼は何が異なり、そして何が共通しているのでしょうか。昨今の「保守」業界の最新事情を踏まえつつ、横断的な解説を加えていく講座になります。(講師・記) **今期の予定** 1月 右翼が熱狂する大日本帝国陸海軍の美談 −特攻作戦、慰安婦の軍協力、樺太・占守の戦い、沖縄、ペリリューほか 2月 いま漫画『戦争論』を振り返る −小林よしのりの「戦争論」は右翼を如何に鼓舞させ、影響を与えたのか 3月 右翼と陰謀論 −コミンテルン陰謀論、真珠湾陰謀論、GFQ陰謀論ほか
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若きカントと哲学の軌跡 カント哲学の自然観と歴史社会観をたどる
- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2026/01/16金 〜 2026/03/20金
- 11:00〜12:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
若きカントは自然学者として出発しました。後になって純粋な哲学に転じてからも、自然が人間に理性や感性を与え、自然自身がもつ目的を歴史的、社会的に実現させようとしている、と考えました。彼の共同体論や歴史論にも、そのことがよく現れています。この講座ではカントの哲学を知るために欠かせないだけでなく、現代でも論じられている問題について書かれた彼のテキストを読みながら、カントがたどった哲学の道を一緒に考えてみたいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 2025年10月〜2026年3月 (『 』内の文献の参照部分は、事前配付する資料として講師が用意します) ■2025年10月期 第1回 総論:カント哲学の形成と展開をたどる 第2回 エネルギーとは何か:『活力測定考』(1749) 第3回 動植物が死ぬのはなぜか:『地球老化論』(1754) 第4回 世界は何からできているか:『自然モナド論』(1756) 第5回 超能力は存在するのか:『視霊者の夢』(1766) 第6回 鏡の像はなぜ左右が逆なのか:『空間における方位』(1768) ■2026年1月期 第7回 自由と意志:『啓蒙とは何か』前半(1784) 第8回 共同体と政治:『啓蒙とは何か』後半(1784) 第9回 自然における人間の位置:『世界公民的見地における一般史の構想』前半(1784) 第10回 社会における人間の位置:『世界公民的見地における一般史の構想』後半(1784) 第11回 目的論とは何か:『哲学の目的論的原理』(1788) 第12回 自然目的論と人間のありかた:『判断力批判』第2部(1790) ※お申し込みは、3か月単位です。途中からのご受講もいただけます。
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ヴィトゲンシュタインを初歩の初歩から入門する
「確実性の問題」を読む
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/01/17土 〜 2026/03/21土
- 18:30〜20:00
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
ヴィトゲンシュタインといえば、興味があっても難しそうで敷居が高い。とくに、数学や論理学と関係がありそうで、いっそう手が出ない。そう思っている人はいませんか?この講座は、そんな人のために、ヴィトゲンシュタインの主要な本4冊を、最初の一歩から読んでいくことにします。あまり難しく身構えずに、ヴィトゲンシュタインって、どんなことを考えていたのか知りたい人に、ご参加いただきたいと思います。 テキストの4冊は年代に沿って読み進め、各期1冊を読み終えるスピードで、進んでいきます。(講師・記) 【カリキュラム予定】※状況によって変更することもございます。 ■4月期 【論理哲学論考】 使用テキスト 『論理哲学論考』(岩波文庫) ■7月期 【青色本】 使用テキスト 『青色本』(ちくま学芸文庫) ■10月期 【哲学探究】 使用テキスト 『哲学探究』(講談社) ■2026年1月期 【確実性の問題】 使用テキスト 『確実性の問題』(大修館書店全集9) ※お申込みは3か月単位です ※使用テキストは、各自ご準備ください。
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仮面劇としての世界 II
〈ペルソナ〉の変幻
- 今福 龍太/文化人類学者
- 2026/01/17土 〜 2026/03/07土
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
〈ペルソナ〉(人格=仮面)とは、顔と仮面のあいだに浮上する、人間の多様性、その変容可能性を想像するための手がかりである。そのことを人類は始原の仮面踊りの時代から知っていた。仮面は祝祭の中でダイナミックに踊り、神話の中で縦横に語られた。その古い記憶を、現代人も体内に忍ばせている。仮面が、表層化され平板化された「素顔」という概念を隠すカモフラージュ装置などではないことを、深い無意識のなかで感じている。「仮面劇としての世界」の新シリーズでは、イタリア喜劇における道化の仮面の背後にある真実を、顔の有徴性にたいする作家の実存的な反逆を、そしてデジタル画像改変時代における顔と仮面の未来につき、考察する。 (1)道化プルチネッラの仮面の背後で 山口昌男からアガンベンへ (2)黒い皮膚、傷ついた顔 ファノンから安部公房へ (3)ベルイマン映画《ペルソナ》と現代のAI化社会 仮面の未来へ 参考書 [今福龍太『仮面考』亜紀書房、2025](https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1213&st=4)
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ヘーゲル哲学という古典
「III 論理と自然」「IV 人間と社会」
- 山 守/東京大学名誉教授
- 2026/01/19月 〜 2026/03/16月
- 18:30〜20:00
- 全5回
- 会員 18,150円 / 一般 20,900円
ヘーゲル哲学が現在、アメリカを中心とした哲学界で注目を集めていますが、そうしたなかであらためて重要なことは、ヘーゲル哲学というすでに古典となっている哲学を、きちんと掌握することであろうと思います。ついては本講座においては、こうした古典哲学としてのヘーゲル哲学を包括的に取り上げ、ヘーゲル哲学の重要箇所をとりまとめたものを皆さんとともに講読いたします。テクストは、廣松渉編『世界の思想家 12 ヘーゲル』(平凡社)で、ここに収録されたヘーゲル自身の論議を、丁寧に読み進めます(テクストは毎回プリントでも配布いたします)。 今期は、三章「論理と自然」の三節二項「時空と物質」から四章「人間と社会」の一節「精神と人倫」までを講読します。ここにおいてヘーゲルは、そもそも自然とは何であるのか、さらには、社会を営む人間とは、どのような存在であるのかを、哲学的な観点から解明しようと試みます。(講師・記) **各回の予定** 1. 「III 論理と自然」「三節 自然の哲理」「二項 時空と物質」 2. 「III 論理と自然」「三節 自然の哲理」「三項 物性と生体」 3. 「IV 人間と社会」「序説」「一節 精神と人倫」(1) 4. 「IV 人間と社会」「一節 精神と人倫」(2) 5. 「IV 人間と社会」「一節 精神と人倫」(3)
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マルクスの友人 フリードリヒ・エンゲルスについて考える
- 的場 昭弘/哲学者
- 2026/01/19月 〜 2026/03/16月
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
マルクスの友人エンゲルスについて考えて見たいと思います。エンゲルスといえばマルクスと一体の人物のように見られ、マルクスといったらエンゲルスと考えられていました。しかし、エンゲルスについてはほとんど知られていません。マルクスとエンゲルスはどこが違うのか、なぜマルクス=エンゲルスになったのかを、エンゲルスという人物に即して考えます。いわばエンゲルスの生涯をたどることになります。(講師・記) 2025年4月開講、今期講了です。 <1〜3月期のテーマ> 10.『資本論』とエンゲルス 11.ロンドンの転居 12.第一インターとエンゲルス <過去のテーマ> 1.エンゲルスとはだれであるか 2.マルクスとの出会い 3. 『イギリスにおける動労者階級の状態』 4.マルクスとの共著『聖家族』と『ドイツ・イデオロギー』 5.エンゲルスの活動 6.1848年革命とエンゲルス 7.『革命と反革命』 8.『ドイツ農民戦争』 9.マンチェスターの20年
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ヨーロッパの神秘思想書を読む
近世
- 伊藤 博明/専修大学教授
- 2026/01/19月 〜 2026/03/16月
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
ヨーロッパでは古代から、超越的な存在(神的な存在)への強い憧れは、多くの神秘思想家を育んできました。彼ら/彼女らの経験は、言葉では言い表せない、言い尽くせないものでしょうが、それを語ろうとした書物が数多く残されています。本講座では代表的な書物に焦点を当てて、たんなる概説的な紹介ではなく、彼ら/彼女らの声に実際に耳を傾け、じっくりと読みたいと思います。その際に、内容の十全な理解のための説明も詳しくいたします。1月期はヨーロッパ近世の代表的な神秘思想家3人に焦点を当ててお話します。(講師・記) 【2026年1月期】 「近世」 @1月19日 『神を観ることについて』(ニコラウス・クザーヌス) A2月16日 『カルメル山登攀』(十字架のヨハネ) B3月16日 『アウロラ』(ヤコブ・ベーメ) ※挿図は、「ニコラウス・クザーヌス像」 ローマ、サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂
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じっくり学ぶ中世哲学
中世哲学を巡礼する
- 山内 志朗/慶応義塾大学名誉教授
- 2026/01/20火 〜 2026/06/16火
- 18:30〜20:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
中世哲学の時代は1000年近くにも及び、長く、登場人物も多く、内容も豊かである。2年間をかけて、その流れをじっくり学んでいきたい。テキストはリーゼンフーバー『中世思想』でかなり厚い本だ。ゆっくり読み進める。思想家のテキストをまじえ思想家の息遣いを思いながら、中世哲学を巡礼の旅のように味わっていきたい。(講師・記) 2026年1月開講。 ※各自ご準備ください:リーゼンフーバー『中世思想史』(平凡社ライブラリー) 【カリキュラム】 ※状況によって変更することもございます。 (2026年は、リーゼンフーバー『中世思想史』第I部,第II部,第III部に対応します) ■2026年1月〜6月 1 中世・ルネサンス・近世 2 キリスト教とグノーシス主義 3 アレクサンドレイアの学風 4 修道院と三位一体 5 カルケドン公会議以降 6 西方ラテン教父(アンブロシウスとアウグスティヌス) ■2026年7月〜12月 7 修道院の成立 8 カロリング・ルネサンス 9 修道院改革 10 哲学と神学 11 初期スコラ学の展開 12 12世紀ルネサンス ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。 2027年予定 (2027年は、リーゼンフーバー『中世思想史』IV,V,VI,VIIに対応します)
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現代哲学入門
実存主義哲学から身体の哲学へ
- 樋笠 勝士/慶応義塾大学言語文化研究所所員
- 2026/01/20火 〜 2026/03/17火
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
「現代哲学」とは、(post-modernの意味を語る)リオタールによれば、単に「近代哲学」の「以後(post)」に現れるというだけでなく、その否定があるという。近代哲学が重んじてきた「理性」や「普遍」の価値を否定する立場が現代哲学にあるというのである。例えば近代哲学の象徴的存在ヘーゲルに対抗する仕方で、現代哲学は、彼の普遍主義に対して個別主義、精神主義に対して唯物主義、合理主義に対して非合理主義等を志向してきたと言える。 本講座では、その中で個別主義の代表としての実存主義を取り上げ、とりわけ20世紀に至るまで哲学的主題になりえなかった「身体」について、メルロ=ポンティを中心にして考えたい。(講師・記)
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ハイデガー入門
異言語間の対話とは何か
- 齋藤 元紀/高千穂大学学長・人間科学部教授
- 2026/01/21水 〜 2026/03/18水
- 19:00〜20:30
- 全5回
- 会員 18,150円
「存在とは何か」――ハイデガーは、簡潔ながらも深遠な射程をもつこの問いをめぐって、その生涯にわたり絶えずみずからの思考を掘り下げていきました。20世紀以降の思想の地図を塗り替えたとも言われる主著『存在と時間』をはじめ、全集102巻におよぶその作品群は、初学者にとって、質量ともにさながら難攻不落の要塞の観を呈していると言って過言ではありません。しかしながら、それらの作品群のなかにも、彼の思想のエッセンスが凝縮された見事な小品と言えるものを見出すことができます。本講座では、前期・中期・後期ハイデガー思想のいわば「要衝」をなすそうした著作・講演を1年間4期にわたり1冊ずつ取り上げ、丁寧に精読します。そうした精読作業をとおして、ハイデガーの思想の全体像への理解を深めることが本講座の狙いです。 第4期は「言葉についての対話」(1958年)を精読します。本作は1954年の手塚富雄との対話を踏まえて創作された対話篇ですが、異文化に属する者のあいだで交わされる思考が安易な合意に収まることなく、相違と齟齬の果てに言語の深淵へとたどり着く過程が描き出されています。『存在と時間』以前の自らの思想をも振り返りながら、ハイデガーが独自の言語思想を巧みに展開した本作をじっくり解読します。 (講師・記)2025年4月開講 1月21日 言語を逸脱するものへの思考 2月4日 美学と対話の危険性 2月18日 解釈学の探求と思考の道 3月4日 形而上学の超克と「二つ折れ」としての言葉 3月18日 対話の行方と言語の本質 <全体スケジュール> 第1期:『存在と時間』への序説――「アリストテレスの現象学的解釈」(1922年)精読 第2期:時間と歴史性とは何か――「カッセル講演」精読(1925年)精読 第3期:存在の思考における転回とは何か――「「ヒューマニズム」について」(1947年)精読 第4期:異言語間の対話とは何か――「言葉についての対話」(1958年)精読
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非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講義
ナポレオン・ヒル著『思考は現実化する』
- 酒井 泰斗/ルーマン・フォーラム管理人(socio-logic.jp)
- 吉川 浩満/文筆家
- 2026/01/21水 〜 2026/03/18水
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
朝日カルチャーセンターでは一線の哲学研究者たちによるバラエティに富んだ多数の哲学講義が開催されていますが、本講座は、それらとはまったく異なる性格を持っています。本講座は、哲学に関心のある非専門家たちが集まって、非専門家である講師二人とともに、哲学との「大人のつきあい方」について相談しあうための互助会であることを目指しているからです。 2021年4月からは、過去の講座で要望の多かった文献講読講義を、自己啓発書の古典を使って開始しました。課題は二つ:手続きを踏んで形式的にテクストを読む訓練と、我々自身の通俗性について反省的に検討することです。 自己啓発は、哲学のライバルプログラムとしてすでに私たちの思考に深く大きな影響を与えていますが、それだけでなく私たちが帯びざるを得ない通俗性を反映してもいます。これから1〜2年ほどの時間をかけて、自己啓発の一つの起源だと言われる「ニューソート」へと歴史をたどり・調べながら、私たち自身の通俗性について考えてみたいと思います。その作業は、自己啓発書の愛好者にも嫌悪者にも無関心な人にも、そしてなにより、哲学とのつきあい方に苦慮している私たち皆にとって 有意義なもの──「自分自身を知ること」に関わるもの──になるはずです。なお、本講座の受講にあたっては、哲学に関する特別な知識も過去の講座の受講経験もまったく必要ありません。(講師・記) ■引き続きナポレオン・ヒル著『思考は現実化する』きこ書房、1937年を読みます。
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