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90講座中 1〜20件を表示 

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現代フランス哲学入門
10月フーコー、11月ドゥルーズ、12月デリダ

渡名喜庸哲 現代フランス哲学 書影_.jpg
  • 渡名喜 庸哲/立教大学教授
  • 2024/07/12 〜 2024/12/13
  • 19:00〜20:30
  • 全6回
  • 会員 19,800円 / 一般 23,100円
  •  「フーコー、ドゥルーズ、デリダ」をはじめフランス現代思想が二〇世紀後半のさまざまな分野に大きな影響を与えたことはよく知られています。しかしそれらの思想は時にきわめて難解で、なかなか「わかった」と言えない場合があります。本講座では、サルトルの実存主義からはじまり、構造主義、ポスト構造主義と言われる思想が実際にどのようなものだったのか、実際のテクスト(既刊邦訳書の抜粋を配布します)に適宜触れつつも、全体の流れをつかみながら、噛み砕いて理解することを目指します。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 1) 実存主義(サルトル+ボーヴォワール) 2) 構造主義1(レヴィ=ストロース+バルト) 3) 構造主義2(アルチュセール+ラカン) 4) ポスト構造主義1(フーコーと「知の考古学」) 5) ポスト構造主義2(ドゥルーズと「生成」) 6) ポスト構造主義3(デリダと「脱構築」)   ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。

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現代の〈時間意識〉について

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  • 西谷 修/東京外国語大学名誉教授
  • 2024/07/18 〜 2024/12/12
  • 19:00〜20:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円 / 一般 27,390円
  •  かつては「ポスト・モダン」などと言われましたが、今はいったいどうなっているのでしょうか?「人新世」だそうです。つまり人類の破滅は近い、しかし地球(宇宙)時間は続いてゆく。時間の檻を加速で逃げろ、といった話もあります。今とは何なのか?そろそろ時間意識について考えてみましょう。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 ●現代の〈時間意識〉について、T 1)生きることと時間意識――死の彼方に時間はない 2)〈モダン(近代)〉という時間意識――〈今〉の更新 3)〈終りの日は近い〉という時間意識――終末論 ●現代の〈時間意識〉について、U 4)科学的時間とはどういうものか?――終わってもあり続ける? 5)小説『すばらしい新世界』の〈未来〉 6)時間と生命――『バガバット・ギータ』の〈カーラ〉

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メルロ=ポンティの芸術論

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  • 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
  • 2024/07/24 〜 2024/12/25
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円 / 一般 27,390円
  •  メルロ=ポンティの思索は、狭い意味での哲学の領域にはとどまりません。「生きられた世界」をまるごととらえようとする彼の態度は、そのまま画家や音楽家の世界把握に重なり、彼らの芸術の秘密を明かしてくれるものとなっています。今期は、「セザンヌの懐疑」「間接的言語と沈黙の声」「眼と精神」などをひもときながら、彼の芸術論に学ぶことといたしましょう。絵画・彫刻・音楽はもとより、言語芸術に興味をお持ちの方も、ぜひふるってご参加ください。(講師・記) 【カリキュラム予定】※状況によって変更することもございます。 第1回 メルロ=ポンティ芸術論へのアプローチ 第2回 「セザンヌの懐疑」と知覚 第3回 「間接的言語と沈黙の声」:絵画と言語 第4回 「眼と精神」:絵画と身体性 第5回 メルロ=ポンティと現代の芸術論 第6回 身体と世界。絵画・音楽・言語表現のはざま ※お申し込みは6ヶ月単位ですが、途中からのご受講もいただけます。

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シリーズ西洋哲学史問答 
古代・中世・ルネサンス

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  • 山内志朗ほか/慶応義塾大学名誉教授
  • 斎藤 哲也/人文ライター
  • 2024/10/01 〜 2024/12/17
  • 19:00〜20:30
  • 全3回
  • 会員 11,715円 / 一般 15,015円
  • このたび、「西洋哲学史問答」と銘打って、各時代の哲学を研究する第一人者に、インタビュー形式で西洋哲学史を語っていただく講座を開くことになりました。  全3回のシリーズで、指南役に迎えるのは朝日カルチャーセンターでもお馴染みの納富信留先生、山内志朗先生、伊藤博明先生のお三方です。  聞き手を務める私(斎藤)は、今春発売された[『哲学史入門T』(NHK出版新書)](https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887182024.html?srsltid=AfmBOore6QrzM-Qa1_drkVE3jStam6_fG_d2oqx9u9mI5eJdpKlsfbmq)で、3人の指南役に哲学史インタビューをしています。そちらとあまり被らずに、重鎮3人に何を語っていただくか。限られた時間ではありますが、せっかくの機会なので、一本筋を通したシリーズとしたい。そこで着想したのが、「プラトン・アリストテレスの受容と継承」というテーマです。  20世紀の哲学者ホワイトヘッドは、主著『過程と実在』のなかで、西洋哲学史の「最も安全な一般的性格づけは、それがプラトンについての一連の脚注からなっているということである」と評しています。  これになぞらえていえば、「プラトンとアリストテレスについての脚注」という視点から、古代ギリシア〜ルネサンス期までの西洋哲学史へ入門しようというのが、本講座の趣旨となります。  講座では、プラトン哲学とアリストテレス哲学の要所を押さえながら、問答を進めていくので、予備知識がない方も安心して受講ください。インタビューの醍醐味は、脱線やこぼれ話。人生を賭けて、それぞれの時代の哲学・思想を研究してきた3人の、本音満載の哲学史語りをお楽しみいただければ幸いです。(斎藤哲也さん記) 画像説明:(左上から時計回りに)納富信留さん、山内志朗さん、斎藤哲也さん、伊藤博明さん <各回の日程・テーマ・講師・主なトピック> 第1回 10月1日[「ギリシア哲学史後半期のプラトンとアリストテレス」 (東京大学教授・納富信留さん、聞き手:人文ライター・斎藤哲也さん)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7474327) ・その後のアカデメイアとリュケイオン ・ソクラテス好きなヘレニズム時代とプラトン好きなローマ時代 ・新プラトン主義という難所 第2回 11月19日[「中世哲学のなかのプラトン主義とアリストテレス主義」(慶応義塾大学名誉教授・山内志朗さん、聞き手:斎藤哲也さん)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7474750) ・プラトン・アリストテレスと教父哲学 ・なぜ中世哲学は註解ばかりするのか ・ドミニコ会とフランシスコ会の伝統 第3回 12月17日[「ギリシア哲学とルネサンスの神秘思想」(専修大学教授・伊藤博明さん、聞き手:斎藤哲也さん) ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7474751) ・知識人からユマニストへ ・ヘルメス思想のなかのギリシア哲学 ・ルネサンスの魔術的・秘儀的自然観 ※各回ごとの参加も可能です。緑色のテーマ部分を押すと詳細ページをご覧いただけます。

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「世界史」の哲学
朝日カルチャーセンター50周年記念

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  • 大澤 真幸/社会学者
  • 2024/10/03 〜 2024/12/26
  • 19:00〜20:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  2009年より『群像』誌上で連載しており、現在も継続中の「〈世界史〉の哲学」は、私のライフワークです。現在まで、以下が、講談社より単行本として出版されています。   『〈世界史〉の哲学 古代篇』* (10月3日)   『中世篇』* (11月7日)   『東洋篇』* (12月26日)   『イスラーム篇』*   『近世篇』   『近代篇1 〈主体〉の誕生』   『近代篇2 資本主義の父殺し』   『現代篇1 精神分析からファシズムへ』   『現代篇2 アメリカ』近刊 *が付いている巻に関しては、文芸文庫版もあり。  この講座では、毎回、一巻ずつをとりあげ、その巻のモチーフ、あるいはその巻の中心的な章について論じます(カッコ内の日付が、その巻の講義予定日。日付が入っていない巻については、未定)。                                    September 06, 2024 講師・記

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ニーチェ入門・ニーチェかく語りき
「ツァラトゥストラはかく語りき」

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  • 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
  • 2024/10/03 〜 2024/12/19
  • 15:30〜17:00
  • 全6回
  • 会員 19,800円 / 一般 23,100円
  • ニーチェが亡くなって、すでに120年以上もたっています。それなのに、いまだに世界中でたくさんの人がニーチェを求めています。いったいどこに、その魅力があるのでしょうか?ぜひとも、自分の眼で確かめてみましょう。 ニーチェには興味があるが、まだ読んだことのない方。いざ読んでみるとよく分からなかった。わずか数ページで挫折してしまった!それでも、ニーチェへの興味は尽きない。・・・この講座は、そのような人に向けて、「ご一緒にニーチェを読んでみましょう!」という、お誘いです。 『悲劇の誕生』『悦ばしき知恵』『ツァラトゥストラはこう言った』『善悪の彼岸』という代表作を、毎回レジュメを参考にしていただきながら、それぞれ6回ほどに分けて、ゆっくりと読んでいきます。 4月期は『悲劇の誕生』のディオニュソスとアポロン、7月期は『悦ばしき知恵』のニヒリズムと神の殺害、10月期は『ツァラトゥストラはこう言った』の権力への意志と永遠回帰、来年1月期は『善悪の彼岸』の道徳とキリスト教、といったニーチェ思想のキーワードも考えます。(講師・記) 【取り上げる著作】※状況によって変更することもございます。 ■4月期 『悲劇の誕生』 ■7月期 『悦ばしき知恵』 ★■10月期 『ツァラトゥストラはかく語りき』 ■1月期 『善悪の彼岸』             ※お申込みは3か月単位です。

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新訳・カント『道徳形而上学の基礎づけ』を読む
カント生誕300年記念/朝日カルチャーセンター50周年記念

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  • 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
  • 2024/10/04 〜 2024/12/20
  • 11:00〜12:30
  • 全6回
  • 会員 19,800円 / 一般 23,100円
  • カントの『道徳形而上学の基礎づけ』は、近代道コ論の基本書であるとともに、現代世界の現実にてらしてみると、人間の理性に基づいた社会や規範がどのような可能性と限界をもつのか、その中でわれわれは何をすべきなのかを、あらためて深く考えさせてくれます。カント生誕300年を記念して半世紀ぶりに出版された、拙訳の『道徳形而上学の基礎づけ』(岩波文庫)をもう一度きちんと読み直してみたいと思います。(講師・記) テキスト:各自ご用意ください。 『道徳形而上学の基礎づけ』(岩波文庫)カント著・大橋容一郎訳 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 ★10月期  第1回 概説と「序」(9-20)を読む  第2回 第1章 善意志と義務論(21-35)を読む  第3回 第1章 義務と道徳的認識の原理(35-47)を読む  第4回 第2章 通俗的な道コ哲学と道徳形而上学(49-62)を読む   第5回 第2章 仮言命法(62-76)を読む  第6回 第2章 定言命法と道徳法則(76-88)を読む 1月期(予定)  ・定言命法の諸方式   ・人間性目的の命法  ・自律の命法  ・目的の王国  ・道コと自由  ・実践理性の可能性と限界

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さまよいながら考える、歩きながら出会う 
〈霧のコミューン〉へのいざない

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  • 今福 龍太/文化人類学者
  • 2024/10/05 〜 2024/12/21
  • 18:30〜20:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  2024年7月に上梓した私の新著『霧のコミューン』(みすず書房)。この本は、現代世界を覆う合理と帰属と監視の抑圧に抗して、「霧」のような見えざる予兆のなかに希望を見出し、露呈から身を守り、やわらかな「共-接触」(コンティンジェンシー)を希求する精神共同体の樹立に向けての呼びかけの書です。  この精神に立って、今期はより可動的なフットワークで、私がこうしたヴィジョンについてさまざまな場所をさまよいながら考え、歩きながら場所や人と出会ってきた軌跡を、イメージや音も媒介にしながら語ろうと思います。  思考すること、出会うことの思いがけない恩寵をあらたに発見していただければ幸いです。  回によっては、遠く離れた場所からの臨場感あふれる「交信」のかたちをとった、あたらしいコミュニケーションの可能性を探究してみたく思います。 10月5日  マヤの幻霧 水に還ること 11月30日 ヨーロッパ大陸の果てる岬から(予定) 12月21日 海霧の舞う台湾の港町から(予定) ※10月5日は教室で開催いたしますが、11月30日、12月21日の講義は事前に収録した映像の配信のみになります。お申込みの際はご留意ください。 教科書:今福龍太『霧のコミューン』みすず書房、2024 [詳細はこちら](https://www.msz.co.jp/book/detail/09712/)

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愛と感情の哲学

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  • 源河 亨/九州大学大学院講師
  • 2024/10/07 〜 2024/12/16
  • 15:30〜17:00
  • 全6回
  • 会員 19,800円 / 一般 23,100円
  •  愛や感情は私たちの日常生活で重要な位置を占めていて、だからこそ人間を研究対象とするすべての学問で取り上げられています。この講座では、さまざまな分野(心理学・脳科学・生物学・人類学・歴史学・社会学)の研究成果を横断しながら、愛とは何か、感情とは何かについて考えます。とくに、感情と理性の関係、人類共通の感情と文化的な感情の違い、愛の生物学的側面と社会的側面、といった話題を取り上げます。また以上を通して、さまざまな研究分野を統合させる試みとしての「哲学」のあり方をお伝えしたいと思います。(講師・記) 参考書籍:『愛とラブソングの哲学』(光文社新書、2023年) 『感情の哲学 入門講義』(慶応義塾大学出版会、2021年)

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ヘーゲル「論理学」を読み直す!
『存在論』、『本質論』導入

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  • 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
  • 2024/10/10 〜 2024/12/26
  • 19:00〜20:30
  • 全6回
  • 会員 19,800円 / 一般 23,100円
  •  いわゆる「大論理学」は、ヘーゲルの主著なのですが、かつては「天地創造以前の絶対者の叙述」といった、おとぎ話のような解釈が施されていました。そのため、今日ではすっかり信用を無くしています。時代錯誤的な過去の遺物と呼ばれ、すっかり投げ棄てられている状況です。  しかし、「論理学」の理解なくして、ヘーゲル哲学の意義を捉えることはできません。古びていたのは、ヘーゲル「論理学」ではなく、昔ながらの解釈です。本講座では、論理学を神や絶対者といった神話的な読み方ではなく、人間にそなわった言語の意味の展開として、あらためて読み直すことにします。  ヘーゲルの論理学は決して、時代遅れにはなっていませんし、過去の遺物というわけでもありません。従来の読み方にとらわれない新たな読み方をしますので、ぜひともご参加ください。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 第1期 (7月期)        『存在論』 ★第2期 (10月期)     『存在論』、『本質論』導入 第3期 (2025年1月期)  『本質論』、『概念論』導入 第4期( 2025年4月期)  『概念論』 参考図書: メインは、 知泉書館 ヘーゲル全集第10巻1客観的論理学:存在論(第1版1812) を使用します。 すでに他の版をお持ちでしたら、それをご利用ください。

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ベルクソン『物質と記憶』を読む

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  • 平井 靖史/慶応義塾大学教授
  • 2024/10/10 〜 2024/12/12
  • 18:30〜20:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 12,045円
  •  昨今の研究の爆発的な進展と、それに即した出版ラッシュによって、巷ではにわかにベルクソン・ブームが沸き起こっています。ですが、ある哲学者について解説書の類を読むことと、その哲学者自身の言葉に触れることは、別物です。多くの人は、それをせずに通り過ぎていってしまうかもしれません。この講座は、それにチャレンジされる方のためのものです。 テクストは、ベルクソンの四大主著の中でも最も形而上学的にして難解と言われる『物質と記憶』です。才気あふれる哲学的精神の最も輝かしい瞬間に綴られた奇跡のようなテクストを、一文一文丁寧に、わかりやすい解説を交えながら読み進めていきます。分量としてはほとんど進まないかもしれません。それでも、彼の思索の魂に直接その手で触れる経験は、かけがえのない時間になるでしょう。哲学的予備知識は不要です。(講師・記) @10月10日 見えているままの事柄 A11月14日 表象など生み出せはしない B12月12日 まるで鏡がなすごとく

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スピノザ「エチカ」を読む

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  • 江川 隆男/哲学者
  • 2024/10/12 〜 2024/12/14
  • 18:00〜19:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  • 本講座では、17世紀のオランダの哲学者、スピノザの『エチカ』を丁寧に読んで解説していきます。この講座は、2016年から対面で開講してきました。今年度の4月期の講座からオンラインでの受講も可能になりましたので、途中からでもぜひご参加ください。『エチカ』は、最初から順番に読んでわかるものではありません。どこから読み始めても、同じ難解さに直面します。重要なことは、哲学上のスタイルなど関係なく、『エチカ』に内在しつつ、考えることです。本講座では、『エチカ』を構成するスピノザのそれぞれの言説が、あるいはその言表作用がいかなる哲学上の意義をもつのかを講義形式も取り入れて十全に展開したいと思っています。今月期は、引き続き、第三部「感情の起源および本性について」における身体の変様と精神の受動感情との間の並行論の意義を十分に考えていきます。感情は、第一に物の認識の仕方であることが明確に理解されるようになるでしょう。こうした本質的問題を通して、現代哲学としての、人類にとってもっとも重要な書物としての『エチカ』の意義、その反道徳主義的な倫理学の画期的な思考を、なるべく分かりやすく提示するつもりです。奮ってご参加ください。(講師記) <各回テーマ> 第1回  感情の葛藤:反転する受動感情 第2回  〈よい/わるい〉の定義 第3回  愛の反対感情である憎しみについての考察   *使用テキスト:スピノザ『エチカ』畠中尚志訳、岩波文庫、上・下巻(各自で用意してください)                    

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スピノザ「エチカ」を読む ユース学生会員

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  • 江川 隆男/哲学者
  • 2024/10/12 〜 2024/12/14
  • 18:00〜19:30
  • 全3回
  • 会員 5,445円
  • 本講座では、17世紀のオランダの哲学者、スピノザの『エチカ』を丁寧に読んで解説していきます。この講座は、2016年から対面で開講してきました。今年度の4月期の講座からオンラインでの受講も可能になりましたので、途中からでもぜひご参加ください。『エチカ』は、最初から順番に読んでわかるものではありません。どこから読み始めても、同じ難解さに直面します。重要なことは、哲学上のスタイルなど関係なく、『エチカ』に内在しつつ、考えることです。本講座では、『エチカ』を構成するスピノザのそれぞれの言説が、あるいはその言表作用がいかなる哲学上の意義をもつのかを講義形式も取り入れて十全に展開したいと思っています。今月期は、引き続き、第三部「感情の起源および本性について」における身体の変様と精神の受動感情との間の並行論の意義を十分に考えていきます。感情は、第一に物の認識の仕方であることが明確に理解されるようになるでしょう。こうした本質的問題を通して、現代哲学としての、人類にとってもっとも重要な書物としての『エチカ』の意義、その反道徳主義的な倫理学の画期的な思考を、なるべく分かりやすく提示するつもりです。奮ってご参加ください。(講師記) <各回テーマ> 第1回  感情の葛藤:反転する受動感情 第2回  〈よい/わるい〉の定義 第3回  愛の反対感情である憎しみについての考察 使用テキスト:スピノザ『エチカ』畠中尚志訳、岩波文庫、上・下巻(各自で用意してください)                   

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社会思想の歴史
社会思想の転回―リベラリズムの批判と継承からマルクス

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  • 坂本 達哉/慶応義塾大学名誉教授
  • 2024/10/12 〜 2024/12/14
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  本講座では⻄欧を中⼼とする近代‧現代の社会思想の歴史を概観します。講義に登場する偉大な思想家たちは皆<⼈間とは何か>という問いから出発し、⾃らが⽣きる社会の仕組みを理解しようとしました。全12回で思想家たちにおける<⾃由と公共の対⽴と和解>の軌跡を追いかけます。(講師・記) ●今期テーマ:「社会思想の転回――リベラリズムの批判と継承からマルクス」(教科書第7章〜9章)。 資本主義が生み出した政治と経済の諸問題と格闘し民主主義の実現と社会主義の可能性を追求したベンサムからヘーゲル、マルクスまでの思想家たちを概観します。 ### 以降の予定 2025年1月期:「社会思想と現代――J.S.ミルからフランクフルト学派、ケインズ、ハイエクをへて現代まで」(第10章〜13章)

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アンリ・ベルクソン「道徳と宗教の二源泉」を読む

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  • 前田 英樹/批評家
  • 2024/10/14 〜 2024/12/23
  • 18:30〜20:00
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  •  この講座では、フランスの哲学アンリ・ベルクソン(1859―1941)の四番目の、そして最後の主著となった『道徳と宗教の二源泉』(1932)を、一行ずつ丁寧に読み進めます。ベルクソンは、この著作のために二十五年の歳月を費やしました。この間、ヨーロッパでは酸鼻を極めた第一次大戦が起こり、一応の終結は見たものの、人類の未来に対する大きな不安と動揺が世界中に渦巻きました。この情勢に対し、ベルクソンは、自身の比類ない、<持続>の哲学をたずさえて立ち向かっています。私たちの道徳とは何か、宗教と呼ばれるもののほんとうの性質とは何か、結局のところ、人類はこれからも生き続けるに値するのか、そうであるなら、私たちのなかの何が、根本から立ち直らねばならないのか。この著作でベルクソンが、生のすべての力を傾けて答えようとした問いは、こうしたものです。ここにあるのは、ほかでもない現在の私たちが、いよいよさしせまって直面している問題ではないでしょうか。本書は、今、この時代にこそ、すみずみまで注意を払って熟読され、精神の食物とも、支えともされるべきものだと、私は信じています。受講に際しては、哲学の予備知識は、まったく不用です。 (講師・記)  ※本講座は2024年1月に開講。じっくり読み進めます。 【各回のテーマ】(テーマは変更になる場合がございます。ご了承ください。) 1、感動としての道徳 2、「楽しみ」ではなく「喜び」を 3、「隣人愛」の意味とは何だったか 4、生命を生み出す努力 5、「自然の意図」が在る 6、「解放」としての道徳

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ヘーゲル「エンチュクロペディー」を読む
「精神哲学」(「主観的精神」)

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  • 山 守/東京大学名誉教授
  • 2024/10/14 〜 2024/12/09
  • 18:30〜20:00
  • 全5回
  • 会員 16,500円 / 一般 19,250円
  • 『エンチュクロペディー(哲学的諸学のエンチュクロペディー(百科全書)綱要)』とは、ヘーゲルが自らの壮大な哲学体系を簡便にまとめ上げた書物で、それは、「論理学」「自然哲学」「精神哲学」の三部構成になっています。この三部全体を、二年をかけて読み通したいと思いますが、今期はこのうちの第三篇「精神哲学」の中程三分の一ほど(第一部「主観的精神」の「C 心理学 精神」から第二部「客観的精神」の「B 道徳性」まで)を講読します。ヘーゲルの「精神哲学」は、ヘーゲル哲学において、「論理学」とともに、充実した内容が展開される箇所ですが、今期取り上げる箇所では、「精神」、そして「法」また「道徳性」が論じられます。私たち人間にとってとても重要な「精神」とは何なのか、また、「法」、「道徳」をヘーゲルはどう論じるのかをたどりたいと思います。 第1回 「第一部 主観的精神」「C 心理学 精神」「a 理論的精神」その1 第2回 「第一部 主観的精神」「C 心理学 精神」「a 理論的精神」その2 第3回 「第一部」「C」「a」その3,「b 実践的精神」その1 第4回 「第一部」「C」「b」その2,「c 自由な精神」,「第二部 客観的精神」 第5回 「第二部 客観的精神」「A 法」「B 道徳性」 <参考文献> 『エンチュクロペディ 哲学諸学綱要』 河出書房新社

    • 見逃し配信あり
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ハイデガー存在論の深層究明
主要諸概念から読み解く中後期思想

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  • 齋藤 元紀/高千穂大学教授
  • 2024/10/15 〜 2024/12/17
  • 19:00〜20:30
  • 全5回
  • 会員 16,500円
  • ハイデガーの主著と言えば『存在と時間』を思い浮かべるひとがほとんどでしょう。なるほど『存在と時間』は現代の古典と呼ぶに相応しい重厚な思想を展開していますが、しかし『存在と時間』だけでハイデガーの思想を代表させるというわけにもいきません。未完の書物に終わったという事実は、『存在と時間』がその後のハイデガーの思想のいわば「序論」に過ぎなかったということを意味しています。1930年代以降繰り返し『存在と時間』との対決に挑んだハイデガーにとって『存在と時間』は克服されるべき思想であったのです。 本講座では、『存在と時間』の克服を企ててつつ展開されてゆく中後期ハイデガーの存在論思想を、彼独自の主要諸概念の形成と変遷に焦点をあてて読み解いていきます。1930年代以降の主要刊行著作や講義群の思想を、いわばその「舞台裏」にあたる「黒ノート」を含む遺稿断片群から光をあてることで、従来顧みられることのなかったハイデガー存在論の深層に切り込みます。しばしば「神秘的」とも称される中後期思想の内実を整合的に読み解き、21世紀におけるその可能性を大胆に究明します。 第3期は、1940年代に焦点をあて、第二次大戦終戦を挟んで展開された哲学史解釈の変容、また存在の出来事(Ereignis)をめぐる思考から生まれた技術批判からゲ・シュテル(Ge-stell)、四方域(Geviert)や放下(Gelassenheit)などの独自の概念が彫琢されてゆく過程を読み解きます。 2024年4月期開講(講師・記) 10月15日 原初と出来事をめぐる思考の深化 11月5日  哲学史とヘルダーリン解釈の変容 11月19日 作為(Machenschaft)からゲ・シュテル(Ge-stell)へ 12月3日  四方域(Geviert)としての世界の生起 12月17日 放下(Gelassenheit)の思考

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非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講義
デール・カーネギー『人を動かす』を読む

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  • 酒井 泰斗/ルーマン・フォーラム管理人(socio-logic.jp)
  • 吉川 浩満/文筆家
  • 2024/10/16 〜 2024/12/18
  • 19:00〜20:30
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  朝日カルチャーセンターでは一線の哲学研究者たちによるバラエティに富んだ多数の哲学講義が開催されていますが、本講座は、それらとはまったく異なる性格を持っています。本講座は、哲学に関心のある非専門家たちが集まって、非専門家である講師二人とともに、哲学との「大人のつきあい方」について相談しあうための互助会であることを目指しているからです。   2021年4月からは、過去の講座で要望の多かった文献講読講義を、自己啓発書の古典を使って開始しました。課題は二つ:手続きを踏んで形式的にテクストを読む訓練と、我々自身の通俗性について反省的に検討することです。  自己啓発は、哲学のライバルプログラムとしてすでに私たちの思考に深く大きな影響を与えていますが、それだけでなく私たちが帯びざるを得ない通俗性を反映してもいます。これから1?2年ほどの時間をかけて、自己啓発の一つの起源だと言われる「ニューソート」へと歴史をたどり・調べながら、私たち自身の通俗性について考えてみたいと思います。その作業は、自己啓発書の愛好者にも嫌悪者にも無関心な人にも、そしてなにより、哲学とのつきあい方に苦慮している私たち皆にとって 有意義なもの──「自分自身を知ること」に関わるもの──になるはずです。なお、本講座の受講にあたっては、哲学に関する特別な知識も過去の講座の受講経験もまったく必要ありません。(講師・記) ■2024年4月から[デール・カーネギー『完全版 人を動かす』(東条健一、新潮社、2016年)](https://www.shinchosha.co.jp/book/506653/)を読んでいます。

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近代右翼の誕生と発展
右翼の外縁―大本教、自民党清和会と旧統一教会、陸軍皇道派

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  • 古谷 経衡/作家
  • 2024/10/18 〜 2024/12/20
  • 18:30〜20:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  今ほど「右翼」の定義が揺らいでいる時代はありません。この講義では、近代における右翼の誕生と発展を探りながら、現代政治にも深く関与する戦前期〜戦後の右翼までを網羅するものです。これまで取り上げた近代右翼の大物や団体は、頭山満とアジア主義者、大川周明、北一輝、石原莞爾と日蓮主義者、笹川良一、児玉誉士夫、中曽根康弘、日本会議と宗教右派などなどでした。  10月期は「右翼の外縁」と称して、これまで取りあげてこなかった事件や団体などを取り上げ、深掘りします。(講師・記) **今期の予定** 第1回 大本教〜天皇制から脅威と思われた戦前右翼宗教 第2回 自民党清和会と旧統一教会〜その歴史を探る 第3回 陸軍皇道派〜2.26事件を起こした軍閥とその後

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政治・社会思想と教育思想
その連関を思想史的に再考する

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  • 山脇 直司/東京大学名誉教授
  • 2024/10/18 〜 2024/12/13
  • 19:00〜20:30
  • 全3回
  • 会員 9,900円 / 一般 11,550円
  •  思想史的に振り返れば、政治・社会思想と教育思想が密接に結びついていた例は少なくない。 今回はその代表的思想家を取り上げ、その内容、相互比較、意義と限界などを探ってみたい。(講師・記) @10月18日 古典思想――プラトン、アリストテレス、儒教(孔子、孟子、荀子)など A11月15日 近代思想――ロック、ルソー、ウルストンクラフト、フィヒテ、ヘーゲル、オーウェンなど B12月13日 現代(20世紀以降)思想――デューイ、アドルノ、イリイチ、南原繫など

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