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現代社会と経済を読む 古典とともに 第4期
三島由紀夫とケインズ、ショックドクトリンとハイエク、ギリシャ悲劇と戦後日米関係

- 水野 和夫/元法政大学教授
- 2025/04/12土 〜 2025/06/14土
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
「歴史は人間の狂気の集積である」(アルチュセール)、「世界は病院である」(鈴木忠志) 太古から現代に続く、人間の社会の営みでもある「経済」。現代経済、現代社会の事象にリンクしながら、古代から現代までの時間軸で考察します。解き明かすヒントには、もう一つの人間の営みでもある「古典」「芸術」を導き手とします。 第1回のアレキサンダー大王(在B.C.336-323年)時代の「正義とはなにか?」に対する答えの正解はあるのでしょうか。今般のロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・ハマス戦争の勃発は、21世紀の現在になっても正解がないことを明らかにしています。 第12回ではエウリピデス(B.C.480-406年)が書いた戯曲『トロイアの女』を取り上げます。解き明かされるのは、現代は「古代ギリシャの政治・経済に始まって、古代ギリシャの芸術に立ちかえる」こと。その帰結を検証する12回の講義、人間学としての経済を考える試みです。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。(2024/07/27改) 第1期〈古代・中世〉 1)アウグスティヌス『神の国』と正義×アレキサンダー大王「国家と盗賊の違いは何か?」 ・トマス・アクイナス『神学大全』と公正価格×公正価格とは? 2)続・アウグスティヌス『神の国』と正義×アレキサンダー大王「国家と盗賊の違いは何か?」 ・トマス・アクイナス『神学大全』と公正価格×公正価格とは? 3)オリ―ヴィ(大黒俊二『嘘と貪欲』)と利子の正当化×13世紀に貨幣は「石」から「種子」へ 第2期〈中世から「長い16世紀」(1450‐1650年)〉 4)ダンテ『神曲』とルネサンス×「神と利潤のために」(ダティーニ商会の標語)、「私的な利益こそ、すべての人間を導く主である」(グィッチャルディーニ) ・ルターの宗教改革とアダム・スミス 5)トマス・モア『ユートピア』と「血の立法」×資本の自由化と労働の規制緩和(=「羊が人間を食べている」の21世紀版) 6)シェイクスピア『リア王』と「さかさま世界」×「シンボルエコノミー」と「ショック・ドクトリン」 7)『ハムレットとドン・キホーテ』(ツルゲーネフ)×エゴイズムVS.自己犠牲 第3期〈近代〉 8)宗教と国家(マルクス『ヘーゲル法哲学批判』)×トランプ現象=「国家と社会こそ倒錯した世界」(マルクス『ヘーゲル法哲学批判』) 9)ジョン・ロック『統治二論』と所有権×「人肉裁判」における正義と慈愛 10)ゲーテ『ファウスト』とマルクス、ゾンバルト×「経済とは錬金術的現象」(ゲーテ)であり、暴走する「目に見える神(貨幣)」(マルクス) ★第4期〈現代〉 11)三島由紀夫「果たし得ていない約束」とケインズ×「からっぽの日本」(三島)と「貨幣愛の追求は病気である」(ケインズ) 12)ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』とハイエク ×中心と自由の喪失とビリオネアの興隆 13)エウリピデス『トロイアの女』と戦争×戦後の日米関係
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日本国憲法を読み解く

- 石川 健治/東京大学教授
- 2025/04/19土 〜 2025/06/21土
- 13:00〜15:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
憲法の解釈や改正に関するさまざまな動きが報道される今、日本国憲法をもう一度きちんと読んでみませんか。ニュースにも触れながら資料を丁寧に追い、憲法のより深い理解をめざします。 〈講座の進め方〉 憲法を順番に読むのではなく、時事問題を中心に、憲法学の歴史、様々な法律、哲学などの解説をまじえて根本から日本国憲法の理解をめざすクラスです。初めてのご受講も歓迎いたしますが、高度な内容にも触れながら丁寧に解説します。
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戦後80年の日本を考える
戦後日本の出発から冷戦、60年安保

- 山口 二郎/法政大学教授
- 2025/04/25金 〜 2025/06/27金
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
2025年は戦後80年の節目の年である。戦争を知る人々がどんどん少なくなる状況で、遠からず、戦後という言葉は時代記述の言葉として意味を失うだろう。その意味で、今年は、戦後という概念で日本の政治、経済の仕組みを総括する最後の機会となるかもしれない。この講義では、年度前半の6回にわたって、戦後日本政治の歩みを振り返り、日本人がどのような選択をして今日に至ったのかを考えてみたい。(なお、年度後半の6回は、戦後日本を考える際のキーワードをとりあげて、その特質を考えることを予定している。) 1 戦後日本の出発 ・敗戦をどう受け止めたか ・戦争をどう総括したか ・戦後日本の政治体制の構築 2 冷戦体制と日本の針路 ・冷戦と占領政策の変化 ・講和と独立をめぐって ・55年体制の成立と政党政治 3 60年安保と戦後体制の形成 ・岸政権と安保改定 ・60年安保とは何だったのか ・自民党政治のモデルチェンジ ### 7〜9月のテーマ(予定) 4 高度成長と日本 ・高度成長と日本社会の変容 ・利益誘導政治と日本的平等 ・高度成長の終焉と改革の始まり 5 ポスト冷戦時代の日本 ・冷戦とバブルの終わり ・自民党の試練 ・戦後50年における様々な転換 6 ポスト戦後をめぐって ・オルタナティブを求めた様々な動き ・日本の凋落と政治意識の変化 ・戦後は終わったのか
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アメリカはどこへ行く?
トランプ革命の分析

- 白井 聡/京都精華大学准教授
- 2025/05/31土 〜 2025/06/28土
- 15:30〜17:00
- 全2回
- 会員 7,590円 / 一般 9,790円
ドナルド・トランプ氏が再び大統領の座に就きました。新大統領は矢継ぎ早に施策を打ち出し、その急進性のために「トランプ革命」が起きているとも言われています。第二次トランプ政権は一体何を目指し、どこへ向かおうとしているのか? 本講座ではこの疑問にじっくり取り組みたいと思います。アメリカの衰退の表面化、グローバル化の行き詰まり、 産業構造の修正、保守回帰、テック封建制など、さまざまな問題がトランプ現象には凝縮しています。これら諸問題は、もちろんアメリカに特殊なものではなく、近現代という時代の帰結として現れています。本講座では多角的考察を行ないたいと思います。(講師・記)
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戦後政治思想史への3つの視点

- 原 武史/明治学院大学名誉教授、政治学者
- 2025/06/14土
- 15:30〜17:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
私は放送大学教授として、2017年4月から25年3月まで8年間にわたり、ラジオで「日本政治思想史」を担当しました。この放送授業のためにテキストを作成しましたが、2025年5月にテキストを大幅に加筆修正し、最近の新たな知見を取り入れた『日本政治思想史』を新潮選書から刊行します。本講座ではこのうちの第13章から第15章に当たる「戦後のアメリカ化」「戦後のソ連化」「象徴天皇制と現代政治」をもとに、敗戦直後から現在までの日本の政治思想史を、従来とは異なる3つの視点からとらえてみたいと思います。それらを通して、現在の日本政治に対する視野を広げるのが本講座の目的になります。(講師:記) ≪参考書≫ 原 武史著[『日本政治思想史』](https://www.shinchosha.co.jp/book/603929/)(2025年5月、新潮選書) 【急遽決定!書籍販売・サイン会のご案内】 講座当日、教室では『日本政治思想史』の販売とサイン会を行います。 ※お支払いは現金のみです。 ※サイン会は講座終了後に開催します。
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日本政治の展望 参院選後の政局を見通す

- 星 浩/政治ジャーナリスト
- 2025/06/28土
- 11:00〜12:30
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
少数与党の自民党政権下で、日本政治は混迷が続いています。石破茂首相は指導力を発揮できないまま、夏の参院選を迎えます。選挙情勢を分析するとともに、政権交代につながるのか展望します。小泉農水相が進める米価対策、消費税減税、米トランプ政権との向き合い方、政治とSNSの在り方などについても考えます。
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朝鮮半島のインテリジェンス
情報戦・サイバー攻撃・スパイ活動

- 松浦 正伸/福山市立大学准教授
- 2025/07/01火 〜 2025/09/02火
- 10:00〜11:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
朝鮮半島をめぐる国際政治では、国家の意思決定を支えるインテリジェンスが対外政策や国家戦略の「見えない柱」となり機能してきました。本講座では、北朝鮮によるプロパガンダや韓国のインテリジェンス・コミュニティの変遷、さらには近年のサイバー戦をめぐる両国の動向を取り上げます。フェイクニュースや印象操作といった現代の認知戦・情報戦を知ることで、朝鮮半島で繰り広げられる水面下の闘争の実態に迫ります。(講師・記) 【カリキュラム】 第1回 地政学と情報戦:朝鮮半島の特殊性 情報戦・心理戦・認知戦の定義、古典的情報戦(孫子、冷戦、戦略的コミュニケーション)、現代の「ハイブリッド戦」と非対称戦の位置づけ、朝鮮半島の地政学的要件と南北分断、サイバー戦とインテリジェンスの関係について考える。 第2回 朝鮮半島:冷戦期の情報戦 朝鮮戦争で展開されたプロパガンダ戦、思想統制(主体思想と情報独占)、ラジオの活用事例、ビラ戦、スパイ活動を中心に、朝鮮半島における情報戦の歴史から朝鮮半島におけるインテリジェンスの特性を知る。 第3回 北朝鮮:能力と戦略 「サイバー軍」121局、ラザルス・グループを中心に、北朝鮮の「非対称戦力」について学ぶ。特に、「ソニーピクチャーズ」攻撃や最近の暗号資産ハッキング、ランサムウェア攻撃を事例として取り上げながら、北朝鮮のサイバー攻撃の実態を理解する。 第4回 韓国:対応と情報戦略 韓国のインテリジェンス・コミュニティ、サイバー防衛体制(国家情報院、警察、軍等の役割)、サイバー攻撃への対応事例と評価、国家安全保障と政権安全保障、メディアとSNSにおける世論操作への対応、国際協力(米韓同盟、日韓協力など)について考える。 第5回 北朝鮮:対外情報戦とディスインフォメーション 北朝鮮による対南心理戦・フェイクニュース、SNS時代の情報空間支配、韓国・日本の社会に入り込む偽情報、海外向け宣伝戦、脱北者や外国メディアへの工作事例を取り上げて国際的な情報戦について考える。 第6回 日韓協力の模索 サイバー攻撃の「グレーゾーン」に対する共同戦略、民間セクター(金融、通信、インフラ)との連携やサイバー防衛演習、国際法未整備領域での協力、民主主義の防衛とディスインフォメーション対策、インテリジェンス・サイバー教育の協力、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の拡張可能性等について考える。
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イノベーションと資本主義世界を問う
マルクス、ケインズ、シュンペーター

- 水野 和夫/元法政大学教授
- 2025/07/12土 〜 2025/09/20土
- 18:00〜19:30
- 全4回
- 会員 15,180円 / 一般 19,580円
イノベーション(技術革新)は、インダストリー(産業)に改革を生み、大きな社会変化を及ぼし、経済を押し上げていく。マルクス、ケインズ、シュンペーターという現代経済理論の巨人たちの著作も踏まえながら、インダストリーの事象を歴史的にたどり、資本主義世界を問い直す。 石炭・石油の発見による産業革命は人類にとって無から有を生み出し、「有機経済」から「無機経済」へと転換した。産業革命の本質は「蒸気は結合だ」ということにあり、インダストリー1.0〜5.0まで貫いている。機械化により飛躍的の生産性が上昇し、生活水準が向上した。 機械化の促進には化石燃料が安価で十分な量を使用できることが前提となっていた。この条件が満たされていたのはインダストリー3.0までの時代だった。ところが、インダストリー3.0〜4.0の時代以降、エネルギーが高価となり、無制限には使用できなくなって、先進国経済は「定常状態」に移行しつつある。 そこで、定常状態で低下しつつある利潤率を高めるためにインダストリー4.0とシフトした。さらに5.0となると、AIが人間の頭脳を結合しはじめ、人間とはいかなる存在であるかがパスカル以来問われている。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ■7月期 導入回 「マルクス、ケインズ、シュンペーターと資本主義世界」 ・現代経済学の礎を築いたマルクス、ケインズ、シュンペーターの経済理論、その思想の骨格を経済社会の現象を踏まえて解説する。[導入回のみのお申し込みはこちらから](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8031489&p=3de1e00e4be98666bf619b6ae2d07c71c000b5976fa763d481bbbc13bce7a9c1) ◆第T期(7‐9月)インダストリー1.0・・・筋肉エネルギーから化石燃料エネルギーへ 1石炭の時代・・・有機経済から無機経済への転換 2内燃機関の発明・・・蒸気は結合だ 3鉄道と運河の時代・・・大西洋を挟んでヨーロッパと南北アメリカ大陸が結合 帆船から蒸気船へ(貿易の活発化) ■10月期 ◆第U期(10‐12月)インダストリー2.0・・・エジソンとフォードの時代(アメリカの世紀始まり) 1電気の時代・・・家電製品の普及(家事労働時間を解放) 2自動車の時代・・・フォードの大量生産システム 3中間層の時代・・・大衆社会の到来 ■2026年1月期 ◆第V期(1‐3月)インダストリー3.0・・・コンピューターの時代 1大型コンピューターからPCへ 2IT(Information Technology)の時代・・・インターネットの普及 3グローバリゼーションの時代・・・資本の自由化 ■2026年4月期 ◆第W〜X期(4‐6月)インダストリー4.0&5.0・・・頭脳の結合 1インダストリー4.0・・・IoT(Internet of Things)とAI(Artificial Intelligence) 2インダストリー5.0・・・持続可能性と、人間とはいなかる存在か 3テクノロジーと不平等・・・21世紀の課題
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マルクス、ケインズ、シュンペーターと資本主義世界
イノベーションと資本主義世界を問う 導入回

- 水野 和夫/元法政大学教授
- 2025/07/12土
- 18:00〜19:30
- 全1回
- 会員 3,905円 / 一般 5,005円
シリーズ講座「イノベーションと資本主義世界を問う」のスタートにあたり、導入回 「マルクス、ケインズ、シュンペーターと資本主義世界」として、現代経済学の礎を築いたマルクス、ケインズ、シュンペーターの経済理論、その思想の骨格を経済社会の現象を踏まえて解説する。 -----連続講座・概要---------------------------- イノベーション(技術革新)は、インダストリー(産業)に改革を生み、大きな社会変化を及ぼし、経済を押し上げていく。マルクス、ケインズ、シュンペーターという現代経済理論の巨人たちの著作も踏まえながら、インダストリーの事象を歴史的にたどり、資本主義世界を問い直す。 石炭・石油の発見による産業革命は人類にとって無から有を生み出し、「有機経済」から「無機経済」へと転換した。産業革命の本質は「蒸気は結合だ」ということにあり、インダストリー1.0〜5.0まで貫いている。機械化により飛躍的の生産性が上昇し、生活水準が向上した。 機械化の促進には化石燃料が安価で十分な量を使用できることが前提となっていた。この条件が満たされていたのはインダストリー3.0までの時代だった。ところが、インダストリー3.0〜4.0の時代以降、エネルギーが高価となり、無制限には使用できなくなって、先進国経済は「定常状態」に移行しつつある。 そこで、定常状態で低下しつつある利潤率を高めるためにインダストリー4.0とシフトした。さらに5.0となると、AIが人間の頭脳を結合しはじめ、人間とはいかなる存在であるかがパスカル以来問われている。(講師・記) ★[連続講座はこちらから](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8027429&p=6bbee1da31facf3e9928f435adf954b9bc23de9553e82b403d131a2862e9d36e)
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日本国憲法を読み解く

- 石川 健治/東京大学教授
- 2025/07/12土 〜 2025/09/06土
- 13:00〜15:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
憲法の解釈や改正に関するさまざまな動きが報道される今、日本国憲法をもう一度きちんと読んでみませんか。ニュースにも触れながら資料を丁寧に追い、憲法のより深い理解をめざします。 〈講座の進め方〉 憲法を順番に読むのではなく、時事問題を中心に、憲法学の歴史、様々な法律、哲学などの解説をまじえて根本から日本国憲法の理解をめざすクラスです。初めてのご受講も歓迎いたしますが、高度な内容にも触れながら丁寧に解説します。
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戦後80年の日本を考える
高度成長、冷戦・バブルの終わりからポスト戦後

- 山口 二郎/法政大学教授
- 2025/07/25金 〜 2025/09/26金
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
2025年は戦後80年の節目の年である。戦争を知る人々がどんどん少なくなる状況で、遠からず、戦後という言葉は時代記述の言葉として意味を失うだろう。その意味で、今年は、戦後という概念で日本の政治、経済の仕組みを総括する最後の機会となるかもしれない。この講義では、年度前半の6回にわたって、戦後日本政治の歩みを振り返り、日本人がどのような選択をして今日に至ったのかを考えてみたい。(なお、年度後半の6回は、戦後日本を考える際のキーワードをとりあげて、その特質を考えることを予定している。) 4 高度成長と日本 ・高度成長と日本社会の変容 ・利益誘導政治と日本的平等 ・高度成長の終焉と改革の始まり 5 ポスト冷戦時代の日本 ・冷戦とバブルの終わり ・自民党の試練 ・戦後50年における様々な転換 6 ポスト戦後をめぐって ・オルタナティブを求めた様々な動き ・日本の凋落と政治意識の変化 ・戦後は終わったのか
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戦後80年、日本とアメリカは戦ってきた
政治・経済・宗教をめぐって

- 水野 和夫/元法政大学教授
- 島田 裕巳/宗教学者
- 2025/07/26土 〜 2025/09/27土
- 16:00〜17:30
- 全3回
- 会員 12,210円 / 一般 13,860円
戦後80年を迎えた。日本とアメリカは同盟国とされてきたが、実際には、激しく戦ってきたのではないか。 水野和夫の近刊『シンボル・エコノミー』(祥伝社新書)が示しているように、アメリカは戦後急成長した日本経済をいかに抑えるかに腐心してきた。 また、島田裕巳の近刊『GHQは日本の宗教をどう変えたのか』(育鵬社)が明らかにしたように、アメリカは日本の伝統的な宗教のあり方にも深く介入してきた。 戦後80年の日米関係を、政治、経済、宗教にわたる戦争ととらえることによって、今、私たちがおかれている状況がよりよく理解されてくるのではないだろうか。 第1回では、ペリー来航から太平洋戦争での敗戦までを扱い、軍事力を伴う両国の対立を描き出す。 第2回では、日本の占領から高度経済成長、そしてバブル経済へと日本がいかにして経済力をつけ、アメリカに対抗してきたかを見ていく。 第3回では、日本のバブル崩壊後、強いドル政策をとるアメリカが、自国に優位な立場をいかに確立しようとしてきたのか、現在の関税戦争までを概観する。(島田講師・記)
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国難の時代にどう対処するか― 選挙後の政治と経済運営を考える

- 山口 二郎/法政大学教授
- 原 真人/朝日新聞編集委員
- 2025/08/09土
- 18:30〜20:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
物価高、コメ不足、トランプ関税のショックなど、さまざまな経済的困難の中で7月に参議院選挙を迎えます。国民のさまざまな不満や不安が投票にどのように反映されるか、注目を集めています。石破茂政権の経済政策に対する評価、消費税減税と生活支援政策の在り方、年金制度改革など、経済と財政が選挙の主要な争点となることが予想されています。また、選挙の結果次第では、政権の崩壊、次の首相選出をめぐる連立枠組みの組み換えや政党の再編の可能性もあると言われています。 この講座では、政治学者と経済ジャーナリストがそれぞれの立場から参院選に表れた民意について読み解き、今後の政党政治の方向性、政策的針路について討論します。(山口講師・記)
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