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基礎から学ぶ日本仏像史
- 松田 誠一郎/東京芸術大学教授
- 2024/10/01火 〜 2024/12/17火
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 21,450円
今回の講座では、奈良時代(710-784)の仏像について講義します。 第1-2回は、興福寺の十大弟子・八部衆像を取り上げます。阿修羅像で有名なこれらの群像は、天平6年〔734〕に完成した西金堂の安置仏像の一部でした。豊富な関連史料を講読した上で、脱活乾漆造の技法や西金堂諸像の典拠となった経典の問題を中心に解説します。 第3-4回は、東大寺法華堂の本尊、不空羂索観音像を取り上げます。近年の解体修理の新知見を紹介しながら、東大寺法華堂の安置仏像をめぐる問題や、法華堂の創建に関する問題について説明した上で、天平古典様式の完成を示す本尊、不空羂索観音像の造形的な魅力と特徴について解説します。 第5-6回は、天平宝字3年〔759〕に鑑真(生没年688-763)によって創建された唐招提寺に伝わる脱活乾漆造りの鑑真和上像と、唐招提寺創建期の檀像風木彫像を取り上げます。鑑真渡来とともに伝わった唐代美術の影響と、奈良時代前期を通して形成された造形伝統との両面に着目しながら、唐招提寺の奈良時代後期彫刻がもつ造形・技法の特徴を解説します。 (講師・記) なお、本講座の講義内容は、下記の教科書の第6章から第8章の内容に対応しています。 <テキスト>水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89)、岩波書店。 ※各自ご用意ください。 〈カリキュラム〉※カリキュラムは変更になる場合がございます。 第1回 10/ 1 興福寺十大弟子・八部衆像(1) 第2回 10/15 興福寺十大弟子・八部衆像(2) 第3回 11/12 東大寺法華堂不空羂索観音像(1)→★11/26に日程変更 第4回 11/19 東大寺法華堂不空羂索観音像(2) 第5回 12/ 3 唐招提寺の仏像(1) 第6回 12/17 唐招提寺の仏像(2)
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図解 はじめての日本建築
- 松ア 照明/東京家政学院大学客員教授
- 2024/10/01火 〜 2024/12/03火
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
日本建築について、興味はあるが専門的でわかりにくい、いろいろな時代、種類の建築があって何を見れば良いかわからない、などの御意見、質問を受けることが多々あります。この講座ではそれに応えるために『図解 はじめての日本建築』をテキストに、図をもとに、身近な実例をも挙げながら、寺院、神社から住宅建築、町並みまで、現代から過去にさかのぼって、日本建築の見方と見どころをわかりやすく解説します。(講師・記) <参考テキスト>各自ご用意ください。 松ア照明著『図解 はじめての日本建築: 神社仏閣から住宅建築までをめぐる』(丸善出版) [こちら](https://www.amazon.co.jp/dp/4621307940/) <各回テーマ> 第1回 奈良の古寺―飛鳥・奈良時代の寺院― 第2回 塔―使われ方と形 第3回 日本建築の細部意匠―建物の年代判定―
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イタリア美術の500年(U)
- 石鍋 真澄/成城大学名誉教授
- 2024/10/03木 〜 2024/12/19木
- 13:00〜14:30
- 全5回
- 会員 17,325円 / 一般 22,825円
ジョットからティエポロまで、14世紀から18世紀までのイタリア美術を概観する講座シリーズです。この時代、とりわけドナテッロやミケランジェロからカラヴァッジョやベルニーニまでのイタリアは、比類のない美術作品の数々を生み出しました。この近代ヨーロッパのアートの文化の基礎となった「イタリア美術の500年」とはどのようなものだったのか、美術と社会の関係を含めた、広い視野に立って、その歴史と意義を考えていきます。第2回目の講座は、ジョットやシモーネ・マルティーニを代表とするトレチェント(14世紀)のイタリア美術について学んでいきます。 (講師・記) ・2024年7月期開講。 ・リーフレット画像:(図版)ドゥッチョ 十字架降下(シエナ大聖堂付属美術館 部分) <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 1(10月3日) ドゥエチェント(13世紀)の美術 2(11月7日) ジョットとフィレンツェの美術(1) 3(11月21日) ジョットとフィレンツェの美術(2) 4(12月5日) シモーネ・マルティーニとシエナの美術 5(12月19日) 14世紀後半のトスカーナと北イタリアの美術
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カンボジアの遺跡と美術
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2024/10/03木 〜 2024/12/05木
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
数ある世界遺産のなかでも、カンボジアのアンコール遺跡群ほど、私たちを魅了してくれるものはないでしょう。三島由紀夫の傑作「ライ王のテラス」の舞台でもあるアンコール・トム、江戸時代に仏教の聖地「祇園精舎」とみなされていたアンコール・ワット、“東洋のモナリザ”と称される女神が彫られたバンティアイ・スレイなどの遺跡は、何度訪れてもその壮大さと美しさに感動します。本講座は、このようなアンコール遺跡群を中心としたカンボジアの遺跡と美術を、プレ・アンコール期からアンコール・ワットへいたる軌跡をたどりながら、考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:バンティアイ・スレイ「東洋モナリザ」 <各回テーマ> 第1回 プレ・アンコール期のヒンドゥー彫像と仏像 第2回 ロリュオス遺跡とプノン・バケンの美〜アンコール遺跡群の開花と初期アンコール朝の美術 第3回 バンティアイ・スレイとバンティアイ・クディの華麗なる彫刻〜アンコール・ワットへの道
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システィーナ礼拝堂側壁の装飾
ボッティチェッリやペルジーノの作品を中心に
- 松浦 弘明/多摩美術大学教授
- 2024/10/03木 〜 2024/12/05木
- 10:30〜12:00
- 全5回
- 会員 17,325円
システィーナ礼拝堂というと、ミケランジェロの天井装飾や《最後の審判》が有名ですが、礼拝堂建造時の装飾はボッティチェッリやペルジーノらによってなされた側壁の壁画です。1481〜83年にかけて行われたこの事業は、当時、最大規模の美術プロジェクトであり、美術史上、きわめて重要な作品群なのですが、その内容についてはあまり広く知られていません。礼拝堂を訪れる大半の観光客は、ミケランジェロの壁画を見ることに集中しているように思われます。 本講座では、礼拝堂側壁に描かれている「モーセ伝」と「キリスト伝」連作の主題の内容や、それらから構成されている全体の空間デザインについて、わかりやすく解説していこうと思います。(講師記) <各回予定カリキュラム> 1.モーセ伝連作(1) 2.モーセ伝連作(2) 3.キリスト伝連作(1) 4.キリスト伝連作(2) 5.側壁の装飾プログラム ・・・・・
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人体の美術解剖学
骨・筋肉
- 小山 晋平/大阪芸術大学非常勤講師
- 2024/10/04金 〜 2024/12/20金
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 19,800円 / 一般 23,100円
「美術解剖学」は、解剖学で扱われる構造や機能などの知識を美術表現に生かそうという学問です。医学で使われるような用語が出てくるため、最初はハードルが高いと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、一度慣れてしまえば、基本的な構造を頭の中で組み立てて、様々な姿勢を想像してみたり、作品鑑賞の見方の幅が広がったりと、便利に使うことができます。 本講座では、ヒトが最も描いてきたであろう「人体」について、基本的な用語解説を交えながら、表現する際に覚えておくと便利な場所(ランドマーク)を解説します。骨や筋肉という「内部構造」がからだの外見にどう影響するのか、一緒に考えていきましょう。フランスの医師・解剖学者で彫刻家・製図家でもあるポール・リシェの図を使用して解説します。(講師・記) 【カリキュラム(予定)】 ※内容は変更する可能性があります。 第1回 骨:胴(体幹)と頭 一つ一つの骨が集まって作るかたちを「骨格」といいます。頭の骨を見ると二つの骨が組み合わさっているように見えます。その下の首や胸、お腹の方にはもっと細かく分かれた骨が連続しています。体表(裸になった時に見える表面)にはあまり影響のないように見える骨たちですが、動かす時の基準になっていたり、体表から触れる部分があったりします。 第2回 骨:うで(上肢) 腕のはじまりは肩でしょうか。骨格では背中の上部も腕(上肢)に含まれます。実際に腕・手を挙げてみると肩から動いていることがわかります。指先に近くなるほど、骨が細かく、たくさんありますが分類して覚えれば大丈夫です。 第3回 骨:あし(下肢) 足も手と同じように指先に近くなると骨が細かくなっていきます。この法則に気づくと覚えやすいかもしれません。足を触ってみるとぷにぷにと柔らかく体表に骨は出てきていないように思えます。しかし、弁慶の泣き所はとても硬いですね。くるぶしのところも硬く出っ張っています。この辺りが体表に近い部分なのか、と実際に触って確かめるとわかりやすいです。 第4回 筋肉:胴(体幹)と頭 それぞれの骨が組み合わさって関節を作り、動かすための筋肉がついています。細かく分かれている背中の骨はそれぞれに細かい筋肉がついています。しかし、体表に凹凸を作っている筋肉を見てみると、胴(体幹)の筋肉はそんなに目立っていません。どうしてでしょうか。頭にある筋肉で特徴的なのは、表情筋(表情を作るときに働く筋肉)です。 第5回 筋肉:うで(上肢) 力持ちの代名詞とも言える「力こぶ」。これは上腕二頭筋という筋肉です。筋トレをしている方は筋肉の名前を自然に覚えているかもしれません。何度も聞いたり話すことで記憶に残りますね。解剖学の名称や用語も反復学習をすることで記憶に残りやすくなります。 第6回 筋肉:あし(下肢) 背筋を伸ばし、二本の足で歩いている動物は、ヒトのみ。直立二足歩行するのに重要な足にはどんな特徴があるでしょうか。うしろに力強く蹴り出す筋肉は、大臀筋というお尻の筋肉です。他の動物に比べてみるとどのような違いがあるのか見ていきます。 *** 【広報画像】 @全身骨格(前面・側面)(講師作成 ※リシェの図を改変したもの) A頭部骨格(講師作成 ※リシェの図を改変したもの) B上肢筋肉(講師作成 ※リシェの図を改変したもの)
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モダンアートを読み解く
- 大澤 慶久/東京藝術大学教育研究助手
- 2024/10/07月 〜 2024/12/09月
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
この講座では、シャルル・ボードレールの「モデルニテ」の概念を起点に、モダンアートの歴史を読み解きます。 新古典主義とロマン主義からはじまり、マネやクールベなどのモダンアートの先駆者たちの作品を通じて、その萌芽を観察します。そして、印象派、新印象派、ポスト印象派へと展開し、20世紀初頭のダダ・シュルレアリスムまでを概観します。 それから、場所はフランスからアメリカへ。まずは、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の創設者、アルフレッド・バー・Jrが示したモダンアートの系統図を通じて、この転換点を見ていきます。そして、モダニズムの美術批評家、クレメント・グリーンバーグやマイケル・フリードの芸術理論を学びます。これらの理論をもとに、抽象表現主義やミニマル・アートといった同時代の美術動向を探究し、アメリカのモダニズムの本質に迫ります。 さらに、ポストモダニズムの理論やコンセプチュアル・アートなど、モダニズムを乗り越えようとする新たな潮流について見ていきます。 最後に、日本の現代美術に焦点を当てます。日本の芸術家たちがいかに独自性を追求したかを知り、その集大成としての「スーパーフラット」を取り上げます。ここでは、マネのフラットな絵画表現や、印象派の先駆とされる浮世絵へとの興味深い連続性が明らかになります。モダンアートの歴史を辿ることで、芸術表現の革新性と原点回帰の妙を体感していただければ幸いです。(講師・記) 【カリキュラム予定】 ■ 前編(今期) 1. 伝統を超えて:ボードレールが見た新たな芸術の胎動 2. 現在を輝かせる:クールベとマネが切り開いた「いま・ここ」の美学 3. 光と色彩の革命:マネから始まる印象派の探究 4. 理性と美への抵抗:ダダイスムが仕掛けた芸術の転覆 5. 超現実を求めて:シュルレアリスムの不思議な世界 6. イズムの生起・交替:次々と生まれ変わるモダンアートの潮流 ■ 後編(2025年1月期を予定) 7. 平面性と視覚的イリュージョン:クレメント・グリーンバーグが見たモダニズム絵画の特徴 8. 究極のシンプルさを求めて:マイケル・フリードとミニマル・アート批判 9. オリジナリティの神話を解体する:ロザリンド・クラウスが示すポスト・モダンの地平 10. 形なき芸術の挑戦:コンセプチュアル・アートが試みる概念の芸術 11. 日本的感性を求めて:もの派が体現する近代美術の超克 12. 日本の革新性と原点回帰:前衛美術の日本からスーパーフラットへ ****
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美術で読み解くギリシャ神話の神々
オリンポス12神
- 笹山 美栄/西洋美術史家
- 2024/10/07月 〜 2024/12/02月
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
2024年度の通年のシリーズでは、ギリシャ神話の物語を題材にした絵画や彫刻をご紹介します。 奇しくも、オリンポスには主要な神が12神(諸説あり)、ということで、毎月、一人(?)の神をじっくり取り上げ、 いろいろなエピソードを絵画や彫刻でたどりながら、12神のイメージを深めていこうと思います。 最後には、たくさんの点が線でつながって、世にも奇想天外で壮大な物語の中を泳いでいるような気分になれますように。(講師・記) 【10月期スケジュール】 10 ヴァルカンとポセイドン(ネプチューン) 火 vs 水 11 デメテル(ケレス/セレス)とハデス(プルート) 仲が悪いです。 12 トロイア戦争他 神の都合で起こった戦争に、多くの人が巻き込まれました 【全体スケジュール】 1 ゼウス(ジュピター) 絶対王者、の割に絵柄は抜群に稀。変身しちゃうから。 2 ヘラ(ジュノ) ゼウスの正妻-浮気性の旦那に年中嫉妬してる怖い女神。 3 アポロ(アポロン) 非の打ち所がないスーパースターの唯一の欠点は? 4 アルテミス(ダイアナ) 彼女の裸だけは見てはいけません。 5 アテネ(ミネルヴァ) 皆が憧れる強くて知的なスーパーウーマン。 6 アフロディーテ(ヴィーナス)とキューピッド 時々、洋服を着ることもある。 7 アレス(マース) 強いから憧れられるけど、戦争するからけっこう嫌われもする。 8 エルメス(マーキュリー) ゼウスのパシリ。でも勉強は得意。数学なら任せろ。 9 ディオニソス(バッカス) 宴会が仕事(羨ましい!) 。世の酔っ払いの強い味方。 10 ヴァルカンとポセイドン(ネプチューン) 火 vs 水 11 デメテル(ケレス/セレス)とハデス(プルート) 仲が悪いです。 12 トロイア戦争他 神の都合で起こった戦争に、多くの人が巻き込まれました
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プラド美術館の名品群
名画を読み解く(教室受講)
- 矢澤 佳子/西洋美術史講師
- 2024/10/08火 〜 2025/03/04火
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 22,770円
大帝国を築いたスペインが、富と権力で手に入れた膨大な絵画作品を核とし、名だたる巨匠の名品を集める。 世界で最も魅力的な美術館の一つ。 至極の作品群は何を語るのか? 物語は?人物は?寓意は?背景の意図は? 巨匠の作品群を読み解きます。 【カリキュラム】 ◆(後編)スペイン絵画他◆ 7.ヴェネツィア絵画の魅力 10/8(第二火曜) ティントレット、ヴェロネーゼ、ヤコポ・バッサーノ 8.レンブラント、デューラーとその周辺 11/5 9.スペイン絵画の重要画家 エル・グレコ 12/3 10.スペイン絵画の重要画家 黄金時代 リベーラ、スルバラン、ムリリョ 1/7 11.スペイン絵画の重要画家 最大の巨匠ベラスケス 2/4 12.【特別編】ティッセン・ボルミネッサ美術館の名品群 3/4 ファン・デル・ウェイデン、カラヴァッジョ他 ◆(前編)北方絵画・イタリア絵画◆ (2024年4〜9月に終了しました。) 1.初期フランドル絵画の至宝群 ファン・デル・ウェイデン、ピーテル・ブリューゲル父他 2.ヒエロニムス・ボス 「快楽の園」、「乾草車」、「七つの大罪」他 3.17世紀最大の巨匠ルーベンス 国王のための神話画群他 4.ルーベンスとヤン・ブリューゲル 「五感の寓意」他 5.イタリア絵画の重要作品 フラ・アンジェリコ「受胎告知の祭壇画」他 6.帝王の画家 ティツィアーノ ※欠席時の資料郵送はしておりません。ご来社時に事務所でお受け取りください。(保管期間3ヶ月) ****
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プラド美術館の名品群
名画を読み解く(オンライン受講)
- 矢澤 佳子/西洋美術史講師
- 2024/10/08火 〜 2025/03/04火
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 24,090円
大帝国を築いたスペインが、富と権力で手に入れた膨大な絵画作品を核とし、 名だたる巨匠の名品を集める。 世界で最も魅力的な美術館の一つ。 至極の作品群は何を語るのか? 物語は?人物は?寓意は?背景の意図は? 巨匠の作品群を読み解きます。 ・教室受講も可能です。 ・オンライン受講の方には印刷資料を郵送いたします。直前にお申し込みの場合は、講座当日までに届かないことがございます。講座は資料がなくてもお楽しみ頂ける内容です。 ・今期より資料代を改訂いたしました。ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 【カリキュラム】 ◆(後編)スペイン絵画他◆ 7.ヴェネツィア絵画の魅力 10/8(第二火曜) ティントレット、ヴェロネーゼ、ヤコポ・バッサーノ 8.レンブラント、デューラーとその周辺 11/5 9.スペイン絵画の重要画家 エル・グレコ 12/3 10.スペイン絵画の重要画家 黄金時代 リベーラ、スルバラン、ムリリョ 1/7 11.スペイン絵画の重要画家 最大の巨匠ベラスケス 2/4 12.【特別編】ティッセン・ボルミネッサ美術館の名品群 3/4 ファン・デル・ウェイデン、カラヴァッジョ他 ◆(前編)北方絵画・イタリア絵画◆ (2024年4〜9月に終了しました。) 1.初期フランドル絵画の至宝群 ファン・デル・ウェイデン、ピーテル・ブリューゲル父他 2.ヒエロニムス・ボス 「快楽の園」、「乾草車」、「七つの大罪」他 3.17世紀最大の巨匠ルーベンス 国王のための神話画群他 4.ルーベンスとヤン・ブリューゲル 「五感の寓意」他 5.イタリア絵画の重要作品 フラ・アンジェリコ「受胎告知の祭壇画」他 6.帝王の画家 ティツィアーノ
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法隆寺の白鳳仏と興福寺仏頭
シルクロードの終着地・奈良の美術
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2024/10/09水 〜 2024/12/25水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 21,054円
シルクロード(絹の道)とは、本来、洛陽、長安などの中国の都市と、シリア、ローマなどの西方の諸地域とを結んだ、中央アジア経由の陸上東西交通路を指します。近年では、中国以東の朝鮮半島や日本へ続く道も広義にシルクロードとされます。シルクロードを経由して東アジアに伝播した仏教は、飛鳥時代に日本へ伝わり、ヤマト朝廷の中心である奈良で信仰され始めました。飛鳥時代、飛鳥大仏や法隆寺金堂釈迦三尊像などが造像された後、7世紀の後半になって、いわゆる白鳳時代の独特な仏像(白鳳仏)が造られました。現在、興福寺国宝館に安置されている仏頭(旧山田寺仏頭)がその代表作です。本講座は、白鳳時代の仏教美術を取り上げ、中国美術や朝鮮半島の美術と比較して考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:那智経塚出土金銅十一面観音立像 <各回テーマ> 第1回 聖徳太子の弥勒信仰と京都・広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像 第2回 奈良・中宮寺の菩薩半跏思惟像の謎 第3回 法隆寺の金銅薬師如来坐像と六観音像 第4回 法隆寺献納四十八体仏と那智経塚出土金銅十一面観音立像 第5回 奈良・法輪寺の薬師如来坐像と伝虚空蔵菩薩立像 第6回 奈良・山田寺の創建と興福寺仏頭(旧山田寺仏頭)
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魅惑と驚きのルネサンス空間史
- 桑木野 幸司/大阪大学栄誉教授
- 2024/10/09水 〜 2024/12/11水
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
西欧のルネサンス時代(15世紀−17世紀初頭)というと、華やかな視覚芸術にばかり目が行きがちですが、この二世紀あまりの期間は、発見・変化の時代であったとも言われます。実際、新大陸アメリカが発見され、コペルニクスによる地動説が提唱され、ルターらによる宗教改革が起こり、市場経済が活性化して初期資本主義発展しました。そうした大きな政治・経済・学問的な大変革のなかから、黄金のルネサンス芸術文化が花開いたのだ、と見ることができるでしょう。 そうした大きな変化のなかで、まさにこの時期に、「空間」についての考え方もまた、大きな変化をこうむりました。我々が空間を見て、体験する、その仕方が、劇的に変わったのです。いわば、中世的な空間が、近代的な空間に生まれ変わった、ともいえます。そして我々が日々体験している、日常の都市生活、あるいはネットの世界で広がるヴァーチャル空間などの基礎が、このルネサンス時代の空間革命によって、準備されたのです。その背景には、15−16世紀にかけて西欧社会で見られた遠近法の発達や、建築土木・都市計画学の発展、そして思想的地平の広がり、といった要素がありました。 このレクチャーでは、そうした大きな文化的・知的バックグラウンドを分かりやすくおさえつつ、ルネサンス時代の建築、都市、庭園、絵画空間、文学空間の体験の仕方、歩き方、感じ方、といったものを紹介してみたいと思います。一風変わった、けれども果てしなく魅力的な「ルネサンス建築史・特別編」とお考え下さい。通常の美術史教科書には載っていない魅惑的な情報満載です。受講生の皆さまと一緒に、ルネサンス時代の豪華で贅沢な空間を、堪能してみたいと思います。(講師:記) 【全12回の予定】 1〜3回(7月期):このレクチャーの基礎となる「遠近法」という魔術的視法について、その他誕生、発展、変容を、具体的な絵画・建築作品を通じてたどります。 4〜6回(10月期):ルネサンス建築・都市空間に革命を起こした2名の建築家、ブルネッレスキ、アルベルティの業績をじっくり追いかけたのち、ルネサンス建築と文学の世界の摩訶不思議なつながりについて、探ってみます。 7〜9回(1月期):ルネサンスの三大建築家の最後の一人、ブラマンテの業績をじっくり分析したのち、彼の影響下に花開いた、黄金のルネサンス庭園の空間について論じます。 10〜12回(4月期):引続きルネサンス庭園の魅力を体験したのち、今度は、ルネサンス人の精神内面のヴァーチャル空間を論じます(記憶術)。そして最後に、ルネサンス空間論の総まとめとして、理想の都市空間をめぐるスリリングな知的営みを紹介します。 【今期の予定】 (第四回)ブルネッレスキと初期ルネサンス建築の展開:天才エンジニアの空間詩学 線遠近法の発明者として、このレクチャーの第一回でとりあげたブルネッレスキは、画家というよりは建築家、エンジニア、彫刻家、発明家として活躍した、万能の天才でした。大変魅力的な人物ではありましたが、時代の先端を行きすぎて、周囲からなかなか理解してもらえず、衝突も多かったようですが、故郷のフィレンツェの街のシンボルである、サンタ・マリーア・デル・フィオーレ大聖堂の巨大ドームの設計競技に勝利し、その実力を周囲に認められました。彼が遠近法のテクニックを開発したのは、巨大建造物の設計上の要請があったからだとも言えます。ブルネッレスキは、その遠近法を駆使しながら、その後のフィレンツェの建築や都市空間に大きな影響を与えることになる数々の傑作を市内に設計してゆきます。ルネサンスの街フィレンツェの基礎をつくったのが、ブルネッレスキといっていいでしょう。ということは、ルネサンスからはじまる西欧近代の都市空間の創始者、とさえ見なすことができるのです。このレクチャーでは、そのブルネッレスキの建築・エンジニアリングの才が際立った、サンタ・マリーア・デル・フィオーレ大聖堂の巨大ドームについて、そのデザインや構造の秘密をじっくりさぐります。ブルネッレスキの建築活動を通じて、人々の空間の捉え方に、どのような変化が現れたのかをたどってみましょう。
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バルカン半島のビザンティン美術
- 益田 朋幸/早稲田大学教授
- 2024/10/10木 〜 2024/12/26木
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
ギリシアからセルビアに至るバルカン半島には、12世紀から14世紀、すなわち中期から後期のビザンティン壁画が多く残っています。この地の聖堂を巡ることによって、キリストの受難の苦しみ、母マリアの哀しみを軸としたビザンティン美術の発展を概観することができます。静謐な気品を漂わせる聖人たち、聖母マリアは時に憂鬱に沈み、時に激情を爆発させます。神キリストですら、苦痛に満ちた表情を見せることがあります。図像学の約束をたどりながら、時空の旅をしましょう。 (講師・記) リーフレット画像:オフリドのパナギア・ペリブレプトス聖堂、13世紀末 <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 @12世紀の美術(ネレヅィとクルビノヴォを中心に) A12世紀の美術(ネレヅィとクルビノヴォを中心に) B13世紀の美術(ソポチャニ、ミレシェヴァ、ストゥデニツァ) C13世紀の美術(ソポチャニ、ミレシェヴァ、ストゥデニツァ) D14世紀の美術(スタロ・ナゴリチャネ、グラチャニツァ、デチャニ) E14世紀の美術(スタロ・ナゴリチャネ、グラチャニツァ、デチャニ)
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西洋建築史
バロックの世俗建築―ヴェルサイユ宮殿―
- 中島 智章/工学院大学教授
- 2024/10/10木 〜 2024/12/19木
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円
西洋建築史の新シリーズでは、城や宮殿を中心とした、キリスト教建築ではない世俗建築を取り上げていきます。今次シリーズでは、フランス・バロック建築の代表的な建築作品であるヴェルサイユ城館とその庭園を、インテリアの天井画や当時のバロック音楽とともに、講師が撮影した写真を豊富に交えながら紹介します。(講師・記) <講座スケジュール> @10月10日 ヴェルサイユの神々―新城館天井画と庭園彫刻の太陽神アポロン― A11月21日 ヴェルサイユの歓待インフラ―鏡の間に導入された新たな寓意世界と鏡― B12月19日 ヴェルサイユの宮廷生活―王と王妃たちの生活空間― ※10月は第2週目です。ご注意ください。
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フィレンツェの優美
ギベルティからフラ・アンジェリコまで
- 荒木 文果/慶応義塾大学准教授
- 2024/10/11金 〜 2024/12/13金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
ルネサンスが花開いたフィレンツェでは、新しい様式である写実的な表現が流行りました。しかし同時に、流麗で優美な作品を好む傾向がつづいたことも忘れてはいけません。 本講座では、15世紀ルネサンスの芸術家ロレンツォ・ギベルティとフラ・アンジェリコの作品を中心に、彼らの美術史上の位置づけを確認したうえで、その作品をキリスト教との関わりからご紹介します。一緒に絵画や彫刻をながめ、知識だけでなく芸術作品をみる確かな眼を磨きましょう。みなさんの次の旅がもっと楽しく豊かなものになることを願っています。(講師・記) 1.ギベルティ:フィレンツェ洗礼堂門扉のコンクール 2.フラ・アンジェリコ:コルトーナ大聖堂の《受胎告知》 3.フラ・アンジェリコ:サン・マルコ修道院の壁画群
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美しき鎌倉・相模の仏像と神像
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2024/10/14月 〜 2024/12/23月
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 20,790円
日本各地には、美しいほとけがたくさん祀られています。もちろん奈良・京都の国宝の仏像の美しさはいうまでもありませんが、九州や東北、関東など都から離れた、いわゆる地方仏も独特の魅力を放っています。なかでも、現在の神奈川県の鎌倉・相模地方には美しい仏像や神像が目白押しです。本講座は、鎌倉・相模の仏像や神像を探り、その美の真髄を解説します。(講師・記) ※画像説明:建長寺 <各回テーマ>講義の進捗により変更する可能性があります。 第1回 神奈川・光明院の弥勒菩薩坐像と鎌倉・光触寺阿弥陀三尊像 第2回 鎌倉国宝館蔵の十二神将像と神奈川・興福院の普賢菩薩坐像 第3回 鎌倉・東慶寺の水月観音坐像と浄智寺の韋駄天立像 第4回 鎌倉・覚園寺薬師三尊像・十二神将像と円覚寺の梵天・帝釈天像 第5回 鎌倉・建長寺の伽藍神像と荏柄天神社の天神坐像・天神立像 第6回 鎌倉・鶴岡八幡宮の弁才天坐像と住吉神倚像
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南北ルネサンス美術史
- 塚本 博/美術史家
- 2024/10/14月 〜 2024/12/23月
- 13:00〜14:30
- 全5回
- 会員 17,325円
西欧のルネサンス美術は、南のトスカーナと北のフランドルの双方に勃興しました。フィレンツェには存在感のある造形的な様式が、他方ブリュージュには油彩による精妙な描写が現れます。この車の両輪のごとき南北ルネサンス美術を併せて俯瞰することで、西洋美術の骨格がよく理解できます。この講座では、南北のルネサンス美術の全体像を、巨匠たちの名作を通して解明します。(講師・記) **2024年10月期 各回のテーマ** 1 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(1) 2 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(2) 3 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(3) 4 ピエロ・デッラ・フランチェスカ芸術(4) 5 フラ・アンジェリコのキリスト教美術 テキストは講師の著書を使用します。(持ち物欄に記載)
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- 教室開催
鎌倉時代仏師列伝
- 山本 勉/鎌倉国宝館長・半蔵門ミュージアム館長
- 2024/10/15火 〜 2025/03/18火
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 20,790円
鎌倉時代(1185〜1333)の仏像には、作者である仏師の名前を残すものが少なくありません。史料にも仏師があらわれます。この講座では、それらの仏師の事績をたどり、彼らが時代のなかで、どのように生き、どのように人びとの祈りを造形化したのかをみつめます。(講師・記) <各回テーマ 予定> 後期 2024年10月〜2025年3月 第5回 運慶三代目・四代目・五代目 第6回 快慶とその工房 第7回 院派の仏師たち 第8回 隆円と円派仏師 第9回 善円(善慶)の系統と周辺 第10回 鎌倉時代の地方仏師 ※前期は終了しました(2024年5月〜9月) 第1回 序章 日本仏像史と仏師 第2回 康慶工房と運慶 第3回 運慶願経の仏師たち 第4回 運慶の子と肥後定慶
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現代作庭家を知る
重森三玲氏・中根金作氏・中島健氏・重森完途氏 「昭和100年に向けて」
- 重森 千/作庭家
- 2024/10/15火 〜 2024/12/17火
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
三回に渡って現代作庭家を取り上げ、その作家の傾向、美しさや面白さ、また実際の作品を取り上げて見つめていきたいと思います。取り上げる予定の作家は、重森三玲、中根金作の二方を単独で取り上げ、三回目は、中島健、重森完途の二人の作家を取り上げてお話してまいります。 いずれも美しい庭園を作り上げてきた方々なので、実際に取材してきた視点で、その魅力を詳しくお話してまいりたいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】 1)重森三玲氏 2)中根金作氏 3)中島健氏、重森完途氏
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名画の見方が変わる必修教養
徹底解説様式史
- 平松 洋/美術評論家
- 2024/10/17木 〜 2024/12/12木
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
**目からウロコの西洋美術の基礎知識** 西洋絵画を鑑賞するのに知識なんていらない、感性があれば、充分だと思っていないでしょうか。しかし、時代も国も違う西洋美術を鑑賞するには、それなりの知識が必要です。たとえば、感性だけで鑑賞している人も、いつの時代の作品なのか、その様式は何なのか、気になっているはずです。 本講座は、西洋美術を鑑賞するうえで、基本中の基本である「様式」という概念を改めて問い直すとともに、古典古代から20世紀までの美術を様式史として学んでいく連続講座です。今では当たり前のように分類されている「様式」ですが、その考え方も時代とともに変わってきたのです。様式史の本当の意味に触れ、歴史の流れの中で美術を捉える時、名画の見方が変わるとともに、より深い、絵画鑑賞が可能になるはずです。 (講師・記/全18講予定。23年7月開講) <今期の予定>※番号はシリーズ通し番号です。 第16回 20世紀美術の展開❶抽象絵画への道 第17回 20世紀美術の展開❷モダニズムと現代美術の変遷 第18回 20世紀美術の展開➌アートの終焉とポストモダン ※配布資料のアップは直前になります。画面に映しながら解説しますので、復習などにご活用ください。
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