84講座中 1〜20件を表示
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国宝でたどる日本仏像史

- 松田 誠一郎/東京芸術大学教授
- 2025/04/01火 〜 2025/07/01火
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 23,430円
国宝に指定されている名品を通して、2期・12回で日本仏像史を概観する講座です。 今期は、飛鳥時代(538-710)、奈良時代(710-784)、平安時代前期(784-934)の国宝仏像3件を、6回にわたって取り上げる予定です。 講義では、配布資料とスライドを併用して、各作品の表現・技法の特徴をくわしく解説した上で、関連史料を講読し、先行研究を紹介して、各時代を代表する名品がもつ魅力や見どころを分かりやすくお話しします。仏像を見て、学んで、考える楽しさを共有できれば、と考えています。 講師・記) ★講師都合により、5/27と6/3は休講となり、6/24と7/1に補講日を設けます。 下記カリキュラムは、修正版となっております。(5/12記) 〈カリキュラム〉 ※カリキュラムは変更になる場合がございます。 第1回 04/1 長谷寺 銅板法華説相図(1) 第2回 04/15 長谷寺 銅板法華説相図(2) 第3回 04/29 唐招提寺金堂 盧舎那仏坐像(1) 第4回 06/17 唐招提寺金堂の盧舎那仏像(2) 第5回 06/24 仁和寺の阿弥陀三尊像(1) 第6回 07/01 仁和寺の阿弥陀三尊像(2)
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ヴァチカン・ローマ・ナポリの美術館
名画を読み解く(オンライン受講)

- 矢澤 佳子/西洋美術史講師
- 2025/04/01火 〜 2025/09/02火
- 13:30〜15:00
- 全6回
- 会員 26,070円
2025年はカトリック教会における聖年。 ローマは古代ローマ帝国の首都であったのみならず、 教皇のお膝元として長い歴史を有しルネサンス・バロック期にはヨーロッパ最大の芸術中心地となる。 美術品の宝庫ヴァチカン、ローマ、そしてナポリの第一級の作品群を解読します。 ・教室受講も可能です。 ・オンライン受講の方には印刷資料を郵送いたします。直前にお申し込みの場合は、講座当日までに届かないことがございます。講座は資料がなくてもお楽しみ頂ける内容です。 【カリキュラム】 ◆前期(2025年4〜9月) ・第一回(4月1日)【導入編】教皇のコレクション ヴァチカン美術館への招待 ※第一回のみのお申し込みも可能です。 ・第二回(6月3日) ヴァチカン・システィナ礼拝堂@ ミケランジェロ「天地創造」・「最後の審判」 ・第三回(7月1日) ヴァチカン・システィナ礼拝堂A 「キリストの物語」・「モーゼの物語」 ・第四回(7月29日)※第5週目 ヴァチカン・ニッコリーナ礼拝堂 フラアンジェリコ「聖ステファノ・聖ラウレンティウスの物語」 ・第五回(8月5日) ヴァチカン・ボルジアの間 「巫女の間」・「信徒信条の間」・「自由七学芸の間」・「諸聖人の間」・「奥義の間」 ・第六回(9月2日) ヴァチカン・絵画館 ヴェロネーゼ、カラヴァッジョ、グエルチーノ、プッサン他 ◆後期(2025年10月〜2026年3月) ・第七回(10月7日) ナポリ・カポディモンテ美術館 ティツィーアノ、カラッチ、カラヴァッジョ、レーニ他 ・第八回(11月4日) サン・ピエトロ大聖堂の彫刻群 ・第九回(12月2日) ヴァチカン・ラファエロの間@ 「署名の間」 ・第十回(1月6日) ヴァチカン・ラファエロの間A 「ボルゴ火災の間」、「ヘリオドロスの間」、「コンスタンティヌスの間」 ・第十一回(2月3日) ローマ・ボルゲーゼ美術館@ ・第十二回(3月3日) ローマ・ボルゲーゼ美術館A
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ヴァチカン・ローマ・ナポリの美術館
名画を読み解く(教室受講)

- 矢澤 佳子/西洋美術史講師
- 2025/04/01火 〜 2025/09/02火
- 13:30〜15:00
- 全6回
- 会員 24,750円
2025年はカトリック教会における聖年。 ローマは古代ローマ帝国の首都であったのみならず、 教皇のお膝元として長い歴史を有しルネサンス・バロック期にはヨーロッパ最大の芸術中心地となる。 美術品の宝庫ヴァチカン、ローマ、そしてナポリの第一級の作品群を解読します。 【カリキュラム】 ◆前期(2025年4〜9月) ・第一回(4月1日)【導入編】教皇のコレクション ヴァチカン美術館への招待 ※第一回のみのお申し込みも可能です。 ・第二回(6月3日) ヴァチカン・システィナ礼拝堂@ ミケランジェロ「天地創造」・「最後の審判」 ・第三回(7月1日) ヴァチカン・システィナ礼拝堂A 「キリストの物語」・「モーゼの物語」 ・第四回(7月29日)※第5週目 ヴァチカン・ニッコリーナ礼拝堂 フラアンジェリコ「聖ステファノ・聖ラウレンティウスの物語」 ・第五回(8月5日) ヴァチカン・ボルジアの間 「巫女の間」・「信徒信条の間」・「自由七学芸の間」・「諸聖人の間」・「奥義の間」 ・第六回(9月2日) ヴァチカン・絵画館 ヴェロネーゼ、カラヴァッジョ、グエルチーノ、プッサン他 ◆後期(2025年10月〜2026年3月) ・第七回(10月7日) ナポリ・カポディモンテ美術館 ティツィーアノ、カラッチ、カラヴァッジョ、レーニ他 ・第八回(11月4日) サン・ピエトロ大聖堂の彫刻群 ・第九回(12月2日) ヴァチカン・ラファエロの間@ 「署名の間」 ・第十回(1月6日) ヴァチカン・ラファエロの間A 「ボルゴ火災の間」、「ヘリオドロスの間」、「コンスタンティヌスの間」 ・第十一回(2月3日) ローマ・ボルゲーゼ美術館@ ・第十二回(3月3日) ローマ・ボルゲーゼ美術館A ※欠席時の資料郵送はしておりません。ご来社時に事務所でお受け取りください。(保管期間3ヶ月)
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高松塚古墳壁画と薬師寺薬師三尊像
シルクロードの終着地・奈良の美術

- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/04/09水 〜 2025/06/25水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,034円
シルクロード(絹の道)とは、本来、洛陽、長安などの中国の都市と、シリア、ローマなどの西方の諸地域とを結んだ、中央アジア経由の陸上東西交通路を指します。近年では、中国以東の朝鮮半島や日本へ続く道も広義にシルクロードとされます。シルクロードを経由して東アジアに伝播した仏教は、飛鳥時代に日本へ伝わり、ヤマト朝廷の中心である奈良で信仰され始めました。7世紀の後半になって、いわゆる白鳳時代の独特な仏像(白鳳仏)や仏教美術が制作され、奈良・薬師寺金堂薬師三尊像で頂点に達しました。また、奈良の終末期古墳であるキトラ古墳や高松塚古墳は中国や朝鮮半島の死生観を反映した壁画が残ります。本講座は、キトラ古墳壁画や高松塚古墳壁画、薬師寺東院堂聖観音像および金堂薬師三尊像などを取り上げ、中国美術や朝鮮半島の美術と比較して考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:薬師寺東塔水煙 <各回テーマ> 第1回 奈良・キトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画の美 第2回 奈良・川原寺の創建と塑像断片および塼仏 第3回 法隆寺の伝橘夫人念持仏と夢違観音立像 第4回 奈良・薬師寺の創建と東塔の美 第5回 薬師寺東院堂聖観音立像の美 第6回 薬師寺金堂薬師三尊像の美
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ビザンティン美術 モザイクの世界
ビザンティンから西欧各地、そして近代へ

- 益田 朋幸/早稲田大学教授
- 2025/04/10木 〜 2025/06/26木
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 22,770円 / 一般 29,370円
古代ローマの伝統を受け継いで、モザイクはビザンティン帝国のお家芸でした。「モザイクの町」ラヴェンナには5、6世紀のモザイクがたくさん残っています。空間を金色に埋め尽くす豪華なモザイクは、中世の西欧各国の憧れで、ローマ、シチリア、ヴェネツィアなどに拡がってゆきました。しかしモザイクは、陰影の描写が困難で、ルネサンス以降は衰退します。19世紀後半にモザイクが再び注目されたのはなぜでしょうか。クリムトやドニたちに、モザイクの二次元的な表現は刺激を与えたのです。(講師・記) リーフレット画像:モザイク・イコン「慈愛の聖母」13世紀 <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 第1回 ラヴェンナのモザイク1 第2回 ラヴェンナのモザイク2 第3回 テサロニキとイスタンブール 第4回 パレルモ(シチリア) 第5回 ローマ 第6回 近代美術とモザイク
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西洋美術のフロンティア
古典・ロマン・モダンをつらぬく12講

- 大澤 慶久/東京藝術大学非常勤講師
- 2025/04/11金 〜 2025/06/27金
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
本講座では、規範としての古典古代の遺産を端緒として、ルネサンスの古典復興、19世紀の新古典主義とロマン主義、そしてモダンの革新へと至る西洋美術の壮大な流れを、全12回にわたって追いかけます。 まず、第1回、2回で「古典古代の遺産」と「ルネサンスのはじまり」を取り上げます。中世の美術からいかにして古典の理想が再発見され、ルネサンスが花開いたのか。その源流と背景をひも解きながら、当時の画家や彫刻家たちの目指したものを探ります。 続く第3回、4回ではダヴィッドやアングル、ジェリコーやドラクロワを通じて、新古典主義とロマン主義の対立と交錯を見ていきます。ロココへの反動として生まれた古典回帰のエネルギーと、それに抗う社会変革の情熱を秘めたロマン主義。その時代の躍動感を描き出します。 第5回、第6回では、クールベのリアリズムとマネの体制と反体制のはざまに立つ姿を考察します。アカデミーの価値観やサロンの権威に挑戦する画家たちの視点が、西洋美術の潮流をいかに変えたのかを読み解きます。 そして後編の第7回、第8回では印象派のルノワールや新印象派のスーラ、そしてポスト印象派のセザンヌが登場します。光と色彩をめぐる実験と、ゾラとの友情がセザンヌに与えた影響など、芸術家同士の人間模様も織りまぜながらその革新性に迫ります。 第9回以降は20世紀の大きな転換点へと歩を進め、マティスとピカソが繰り広げた色と形の対話(第9回)や、デュシャンが提示したアルチザン(手技/手仕事)からの脱却(第10回)は、アヴァンギャルド芸術を象徴する出来事です。さらに、第11回のダリのシュルレアリスム、そして最終回のポロックの「ドリッピング」絵画に至るまで、モダンアートの流れがどのように刷新され、多様性を獲得していったのかを読み解きます。 こうした流れのなかで、芸術家たちは古典的規範を復興させ、抵抗し、あるいは変容させながらも、西洋美術の原点と絶えず対話してきました。本講座では、この「古典との対話」が形を変えながらもその根底に一貫して息づいているフロンティアを、全12回を通して明らかにしていきます。(講師・記) 【カリキュラム予定】 ■ 前編(今期:2025年4〜6月) 第1回 古典古代の遺産──西洋美術の原点をひも解く 第2回 ルネサンスのはじまり──中世から古典古代の復興へ 第3回 ダヴィッドとアングル──ロココに対する反動と古典への回帰 第4回 ジェリコーとドラクロワ──古典主義に抗う社会変革の情熱 第5回 クールベ──見たものしか描かないリアリズムの革命 第6回 マネ──体制と反体制のはざまで絵筆を握り続けた画家 ■後編(2025年7〜9月予定) 第7回 ルノワールとスーラ──光をめぐる闘争 第8回 セザンヌ──ゾラとの絆が残した光と影 第9回 マティスとピカソ──色と形が交錯するふたりの対話 第10回 デュシャン──アルチザンを放棄した創造のゆくえ 第11回 ダリ──偏執狂的発想がもたらす超現実の世界 第12回 ポロック──あまりにも短命な革命児
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美しき武蔵の仏像
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2025/04/14月 〜 2025/06/23月
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 22,770円
日本各地には、美しいほとけがたくさん祀られています。もちろん奈良・京都の国宝の仏像の美しさはいうまでもありませんが、九州や東北、関東など都から離れた、いわゆる地方仏も独特の魅力を放っています。なかでも、江戸時代まで武蔵と呼ばれた東京と埼玉には美しい仏像が目白押しです。本講座は、武蔵の仏像を探り、その美の真髄を解説します。 (講師・記) ※画像説明:浅草寺風神像 <各回テーマ>講義の進捗により変更する可能性があります。 第1回 東京・高幡不動金剛寺の大日如来坐像と不動三尊像 第2回 東京・大円寺の清凉寺式釈迦如来立像と真如苑蔵の大日如来坐像 第3回 埼玉・保寧寺の宗慶作阿弥陀三尊像と地蔵院の不動明王立像 第4回 埼玉・慈光寺の宝冠阿弥陀坐像と天洲寺の聖徳太子立像 第5回 東京・浅草寺の風神立像・雷神立像と聖天坐像 第6回 東京・塩船観音寺の千手観音立像と二十八部像
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南北ルネサンス美術史
ヴェネツィア絵画の始まり

- 塚本 博/美術史家
- 2025/04/14月 〜 2025/06/23月
- 13:00〜14:30
- 全5回
- 会員 18,975円
西欧のルネサンス美術は、南のトスカーナと北のフランドルの双方に勃興しました。フィレンツェには存在感のある造形的な様式が、他方ブリュージュには油彩による精妙な描写が現れます。この車の両輪のごとき南北ルネサンス美術を併せて俯瞰することで、西洋美術の骨格がよく理解できます。この講座では、南北のルネサンス美術の全体像を、巨匠たちの名作を通して解明します。(講師・記) ※テキストは講師の著書を使用します。持ち物欄参照 **2025年4月期 各回のテーマ** 1 マンテーニャとパドヴァ派 2 ベッリーニとヴェネツィア派 3 アントネッロのフランドル技法 4 クリヴェッリの魅惑 5 ウルビーノ宮廷の美術
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【建築入門】昭和の巨匠建築家たち

- 岸 佑、磯 達雄、和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/04/17木 〜 2025/06/26木
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) [4月17日 丹下建三](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918742) 担当:岸佑(青山学院大学、立教大学、東洋大学ほか非常勤講師) 「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を最初に受賞した日本人建築家が丹下健三(1913-2005)です。第二次世界大戦中にデビューし、終戦後は日本各地の復興都市計画に関わります。丹下の名前が世界に知られたのは、広島の平和記念公園。1964年の東京オリンピックでは代々木体育館を設計。1970年の大阪万博では主会場の建物を手掛けました。それ以降は海外での活躍が増えますが、1991年の東京都庁舎で再び日本の建築界に大きなインパクトを与えます。丹下はひとつの建築を都市的・国家的スケールから考え続けた建築家でした。日本近現代史に伴走した丹下健三の建築家人生を、代表作品をご紹介しながら振り返ります。(講師:記) [5月22日 菊竹清訓](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918743) 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 菊竹清訓は1960年代に興った建築運動「メタボリズム」の主要メンバーとして世界的に知られています。彼は建築に求められた課題を、大胆な構造技術による解決法で、形にしていきました。それが例えば、居住空間を柱で空中に支える、スカイハウス(1958年竣工)や東光園(1964年竣工)などの作品です。そのスタイルは、1990年代の代表作である江戸東京博物館(1992年)にまで、貫かれています。菊竹はなぜ、空高く建築を持ち上げようとしたのでしょうか。建築家の生涯をたどることで、その謎に迫ります。(講師:記) [6月26日 黒川紀章](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7918744) 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 1960年代に「メタボリズム運動」のメンバーに最年少で加わったことから黒川紀章は建築界で名を馳せることになりました。本講座では「メタボリズム運動とは何だったのか?」からスタートします。1970年の大阪万博でいくつかのパビリオンを手がけ、1972年「中銀カプセルタワー」が登場します。移動可能なカプセルのイメージづくりとして軽井沢に自身の別荘「カプセルK」も手掛けています。1990年代は全国各地に美術館・博物館建築を数多く手掛け、2006年に竣工した「国立新美術館」が最後の美術館建築となりました。最晩年には政界進出を図りますが、本講座では黒川紀章の野望についても考察したいと思います。(講師:記)
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目から鱗のキリスト教絵画の基礎知識
旧約聖書の絵画主題

- 平松 洋/美術評論家
- 2025/04/17木 〜 2025/06/26木
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
かつて、西洋絵画のほとんどを占めていたのが、キリスト教に関連した宗教画でした。こうした作品を鑑賞するためには、最低限の聖書の知識が必要です。それだけではありません。宗教画ならではの約束事や、聖書正典以外の聖人伝や外典、伝説からの影響もあり、一筋縄ではいきません。本講義では、旧約聖書と新約聖書に由来する絵画の主題を取り上げ、詳細に検討することで、キリスト教絵画を鑑賞するための基礎教養を身に着けるとともに、宗教画ならではの、目から鱗の絵画鑑賞の方法を学んでいきます。(講師・記) <今期のテーマ> 第4回 旧約聖書の絵画主題❶創世記編―「アダムとエヴァ」から「楽園追放」まで 第5回 旧約聖書の絵画主題❷神の怒り編―「大洪水」から「ソドムとゴモラ」まで 第6回 旧約聖書の絵画主題❸神との契約編―「イサクの犠牲」から「モーセの十戒」まで ※配布資料のアップは直前になります。画面に映しながら解説しますので、復習などにご活用ください。
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ユダヤ人と近代美術
「魂のなかの国」に生きた人々の物語

- 圀府寺 司/大阪大学名誉教授
- 2025/04/24木 〜 2025/06/26木
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
ユダヤ教では偶像崇拝は固く禁じられているため、もともと敬虔なユダヤ教徒には画家という職業選択はありませんでした。スペインの代表的画家ベラスケスの家系が実は改宗ユダヤ人であったことは、近年ようやく知られるようになってきましたが、これはきわめて例外的で、ユダヤ系の画家、彫刻家、美術批評家、美術史家、画商が現れるのは、啓蒙主義以後の西欧諸国でユダヤ人が一定の市民権を獲得し、同化を始めてからのことです。その後はピサロ、シャガール、モディリアーニ、リーバーマン、ニューマン、ロスコらの画家をはじめ、数々の重要人物を美術界に輩出することになります。 本講座では祖国を持たなかったユダヤ人が、その居住国でどのようにして美術に関わる職業を選択をし生き抜いていったか、その静かな闘争の軌跡を物語ることにします。(講師・記) 書籍は[こちら](https://www.amazon.co.jp/dp/B0D62MZCRD?tag=gorogoro054-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1)からご購入いただけます。 スケジュール: ・戦争、ホロコースト、退廃芸術、アメリカ亡命、文化の大移動 ・ニューヨーク ユダヤ系移民たちの新たな戦場としてのアメリカ美術界 ・魂の中にしか祖国を持てなかった人々が美術に懸けた想い 画家、画商、美術史家
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慶應生が学ぶ西洋絵画史入門
古代ギリシャからルネサンスまで
- 荒木 文果/慶応義塾大学准教授
- 2025/04/25金 〜 2025/06/27金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,385円 / 一般 14,685円
毎年、慶応義塾大学日吉キャンパスで春学期に開講している「西洋絵画史入門」は、美術史家になったわたしが「学部時代に受けたかった授業」を独自に考えて組み立てたものです。美術史家を目指す方はもちろん、美術にあまり興味のない方のためにも西洋絵画史というエキサイティングな世界の扉をひらき、楽しみながら一生ものの鑑賞眼や知識を身につけられるような構成を考え、学生とともにブラッシュアップさせてきました。その結果、現在ではとても多くの学生さんが履修してくれる科目に成長しました。慶應のみなさんと作ってきたといっても過言ではない本講座を、朝日カルチャーセンターでもお話できるのを楽しみにしています。 全12回で古代ギリシャ美術からルネサンス美術までの絵画作品を中心に学びますが、4月期は、西洋美術の古典として必ず押さえておくべきギリシャ美術をとりあげます。途中回からの参加も歓迎いたしますが、初回からご参加いただけますと体系的な理解に繋がり効果的だと思います。 *24年度受講の学生さんの声* 「ただ夜空を見上げて、星が綺麗ということしか分からなかった人が、星座という概念を知って、夜空から形を見つけ出すことが出来るようになったように、この授業を通して新たな視点が私のなかに身につき、見ていたのに見えていなかったものに気が付くようになりました。」 第1回 イントロダクション:サモトラケのニケの見かた 第2回 古代ギリシャ美術@ パルテノン神殿とエルギン・マーブル 第3回 古代ギリシャ美術A ラオコーン群像 ※進行具合によって内容を若干変更する可能性があります 【以降の予定】 第4回 古代ローマ美術@ 第5回 古代ローマ美術A 第6回 初期キリスト教美術 第7回 ビザンチン美術 第8回 ロマネスク美術 第9回 ゴシック美術 第10回 ルネサンス美術@ 第11回 ルネサンス美術A 第12回 その後の西洋美術史の流れ:新古典主義の誕生 ※全12回終了後は、ルネサンス〜新印象派までの連続講座を予定しています
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キリスト教図像学入門
キリスト教美術の「読み方」

- 秋山 聰/東京大学教授
- 2025/05/24土 〜 2025/06/28土
- 10:30〜12:00
- 全2回
- 会員 7,590円
6世紀末、ともすると破壊の対象とみなされがちであった教会内の美術作品を、教皇グレゴリウス1世は「文字の読まない者たちにとって聖書のようなもの」であるとして、擁護しました。これ以降徐々に美術は、教養のない人々を教育・教化するための効果的な手段として活用されるようになりました。中世のキリスト教美術には、さまざまな約束事があり、それらを少し覚えるだけでも、多くの作品の意味内容を、キャプションや解説なしに、理解できるようになります。かつて東大駒場キャンパスで1、2年生向けに開講していたのと近い形で、キリスト教美術の「読み方」について講じてみようと思います。 (講師・記) @ゴシックの図像学52 Aゴシックの図像学53
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植物の美術解剖学
オンライン講義編:カラー・コケ・アジサイ

- マスコ マユ/東京藝術大学大学院助手
- 2025/06/06金 〜 2025/06/27金
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
「美術解剖学」とは、主にヒトや動物の骨や筋肉について学び、それらを作品表現や鑑賞に活かそうという学問です。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロも、実際に人体を解剖し、構造を学んでいました。スケッチや造形の技術とはまた別に、“知識”を身につけ武器にすることが、美術解剖学を学ぶ大きなメリットです。本講座では、「植物」に焦点を当て、その基本的な形の特徴や構造を学びます。 植物は、昔から美術のモチーフに多く使われてきましたが、その表現方法は様々です。写実性の高いものからデフォルメしたものまで、作者や目的によって描き方が異なります。実際の花や葉っぱを見てみると、植物の形は、種類ごとに規則性があります。葉の形や並び方(葉序)、花の色や花弁の枚数はそれぞれどのようになっているでしょうか。 本講座では、どんな表現方法にも応用が効くように、植物の構造を学んでいきましょう。各回具体的な植物をテーマに設定し、それらの種類の特徴や描き方を学びます。前半でモチーフについての知識を深めたあと、実物の写真を参考に絵を描いてみます。(講師・記) 【カリキュラム】 第1回 カラー 白く、スラっとして美しいカラーの花ですが、あまりじっくり観察されたことはないかもしれません。一見単純な形をしているカラーの花(サトイモ科)について勉強していきます。花の真ん中の棒の部分も、よく見てみると新たな発見があります。 第2回 コケ コケ植物について解説します。コケも立派な植物ですが、街中で意識する機会は少ないかもしれません。今回は、ルーペを使って見た「コケの世界」をいろいろ見ながらコケの構造を解説し、色々な種類を見ていきます。 第3回 アジサイ 日本の梅雨の花、アジサイについて解説します。見た目は大きな塊として見えてくるアジサイの花ですが、その大部分が「装飾花」です。細かくて描くのも難しいですが、その構造を知っていくと、描きやすくなります。 【広報画像】 @コケの体の模式図(講師作成) Aマスコマユ《色の弾けかた》(2025)油彩 B[左]サトイモ科の花(講師撮影)/[右]アジサイ(講師撮影)
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北斎を世界にプロデュースした明治の美術商林忠正物語

- 神山 典士/ノンフィクション作家
- 2025/06/24火 〜 2025/07/22火
- 13:30〜15:00
- 全2回
- 会員 7,590円 / 一般 9,790円
19世紀末パリに起こったジャポニスムの牽引者となり北斎を世界に売り出した男。その後「国賊」と言われて疎まれた男。史上初めて日本をブランディングしようとした男。浮世絵を16万枚も売り捌き巨万の富を築いた男。その屋敷は現在新橋演舞場となっている、、、 林忠正には、さまざまなエピソードがまとわりついている。 5/13日NHKEテレビ「知恵泉」で取り上げられて、忠正の汚名は120年ぶりに拭われた! 番組に出演して忠正の偉大なる業績を語ったノンフィクション作家神山典士が、さらにディープな林忠正とその時代の世界のアート戦略を語り尽くす。2回連続。ゲストに林忠正の末裔を招聘予定。(講師・記)
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- 2025夏クーポン対象
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パラッツォ・ファルネーゼの絢爛たる世界

- 桑木野 幸司/大阪大学栄誉教授
- 2025/06/25水
- 13:30〜15:00
- 全1回
- 会員 3,630円 / 一般 4,180円
かつてルネサンス〜近世のイタリアに、ヨーロッパ中の王侯と血縁関係を結んで権勢と富をほしいままにした、華麗なる一族がいました。名門ファルネーゼ家です。ローマ教皇や君主を輩出した同家には、芸術・文化を愛する高貴な血も、たっぷりと流れていました。 このレクチャーでは、そんな権門ファルネーゼ家の極盛期ともいえる十六世紀後半に建設された、同家の豪奢な宮殿建築と大庭園をとりあげて、その魅力をじっくり解説します。すなわち、@カプラローラの「パラッツォ・ファルネーゼ」と、Aローマ都心部に位置する「オルティ・ファルネジアーニ」です。 @は、ファルネーゼ家の拠点であるカプラローラの地に建てられた巨大宮殿で、もとは要塞建築として着工したという、異色の建築です。五角形の独特のフォルムを持ち、壮麗な庭園に囲まれていたこの宮殿は、まさに、ルネサンス芸術の宝石箱ともいうべき、華麗なる壁画装飾と美術品コレクションで満たされていました。と同時に、世界地図を描いた大広間や、全天の星座を表象した天井画などもあり、万有万象の知識を掌握したいという、同家の世界戦略のメッセージをも読み取ることが出来ます。 Aは、フォロ・ロマーノを見下ろすパラティーノの丘の一等地を占める大庭園で、かつてのローマ皇帝の宮殿跡をすっぽり庭園の敷地に取り込んでしまったという代物。ファルネーゼの尚古趣味・古代遺物コレクション熱が、まさに庭のかたちとなってあらわれたような存在です。と同時に、やはりここでも、新大陸産の珍花奇葉の栽培を行ったり、巨大な鳥小屋を設けて熱帯地方の鳥を飼育したり、と、同家の世界ビジョンを伝えるメディアとしての機能が期待されていました。 ヨーロッパ一華麗な一族が、その財産を惜しみなく注ぎ込んで生み出した宮殿と庭を、皆さんと一緒に堪能してみたいと思います。(講師:記)
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【建築入門】昭和の巨匠建築家たち 黒川紀章

- 和田 菜穂子/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2025/06/26木
- 19:00〜20:30
- 全1回
- 会員 3,905円 / 一般 5,005円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) 6月26日 黒川紀章 担当:和田菜穂子(建築史家・博士(学術)/東京家政大学家政学部造形表現学科准教授) 1960年代に「メタボリズム運動」のメンバーに最年少で加わったことから黒川紀章は建築界で名を馳せることになりました。本講座では「メタボリズム運動とは何だったのか?」からスタートします。1970年の大阪万博でいくつかのパビリオンを手がけ、1972年「中銀カプセルタワー」が登場します。移動可能なカプセルのイメージづくりとして軽井沢に自身の別荘「カプセルK」も手掛けています。1990年代は全国各地に美術館・博物館建築を数多く手掛け、2006年に竣工した「国立新美術館」が最後の美術館建築となりました。最晩年には政界進出を図りますが、本講座では黒川紀章の野望についても考察したいと思います。(講師:記) ・こちらは「6月26日 黒川紀章」のみのお申込みページです。 ・4月〜6月(3回分)セットでのお申込みは[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7874687&p=a9e933afaa32fb5b4110a9ca75c544f00b4294e6cdbe4889d0b27687a6560bda)
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【6月】ユダヤ人と近代美術
「魂のなかの国」に生きた人々の物語

- 圀府寺 司/大阪大学名誉教授
- 2025/06/26木
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,630円 / 一般 4,180円
ユダヤ教では偶像崇拝は固く禁じられているため、もともと敬虔なユダヤ教徒には画家という職業選択はありませんでした。スペインの代表的画家ベラスケスの家系が実は改宗ユダヤ人であったことは、近年ようやく知られるようになってきましたが、これはきわめて例外的で、ユダヤ系の画家、彫刻家、美術批評家、美術史家、画商が現れるのは、啓蒙主義以後の西欧諸国でユダヤ人が一定の市民権を獲得し、同化を始めてからのことです。その後はピサロ、シャガール、モディリアーニ、リーバーマン、ニューマン、ロスコらの画家をはじめ、数々の重要人物を美術界に輩出することになります。 本講座では祖国を持たなかったユダヤ人が、その居住国でどのようにして美術に関わる職業を選択をし生き抜いていったか、その静かな闘争の軌跡を物語ることにします。(講師・記) 書籍は[こちら](https://www.amazon.co.jp/dp/B0D62MZCRD?tag=gorogoro054-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1)からご購入いただけます。 4月期通し受講は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7750093&p=15acd345d848eb61d177f956513c9126dc1f47ab5ab76cc6924d9c262c227be) 【今回のテーマ】 6月 魂の中にしか祖国を持てなかった人々が美術に懸けた想い 画家、画商、美術史家
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ジョット「オニサンティの聖母」
ルネサンス絵画の幕開けを告げた祭壇画

- 松浦 弘明/多摩美術大学教授
- 2025/06/27金
- 10:30〜12:00
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
フィレンツェのオニサンティ聖堂に1310年頃に設置されたジョットの聖母子像は、それ以前の祭壇画とは全く異なる表現で、当時の人々を驚かせました。同時代の詩人ダンテも『神曲』のなかでこの画家の才能を称賛しています。まさに彼からルネサンス絵画様式は始まったわけですが、その作品のどこがどのように革新的であったのかを、1300年以前の聖母子像と比較しながらわかりやすく解説していきます。(講師記) 画像:ジョット《オニサンティの聖母》(1310年頃 フィレンツェ ウフィツィ美術館蔵)
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『鳳凰』を読み解く
絵画と工芸 シリーズ「花鳥風月」

- 児玉 絵里子/京都芸術大学専任講師
- 2025/06/28土
- 13:00〜14:30
- 全1回
- 会員 3,795円 / 一般 4,895円
おめでたい吉兆をあらわす瑞祥文として、いにしえの時代から貴ばれる「鳳凰」の意匠。日本では飛鳥時代の頃から、美術・工芸のモテイーフとして繰り返し表わされてきました。また、日本を代表する伝統芸能「歌舞伎」の興行を行う歌舞伎座(東京都中央区)の座紋は、法隆寺旧蔵の重要文化財「鳳凰円文螺鈿唐櫃(ほうおうえんもんらでんからびつ)」(平安時代、12世紀、東京国立博物館蔵)から採られたことがよく知られています。 この授業では、工芸(漆器や染織)・絵画など日本が育んだ「鳳凰」の美術を通観しつつ、鳳凰に込められた人々の想いと意味を読み解きます。 江戸時代19世紀の友禅染には、実に見事な鳳凰の姿があらわされ、歌舞伎座では、紫地に白抜きで表わされた鳳凰丸紋が人々の訪れを寿ぎます。縁起のよい兆しである「鳳凰」の意匠を日本美術のなかに辿りながら、みなさんの生活に幸せが訪れるよう楽しいひとときをご一緒しましょう。 ぜひ、あなたの日常にも吉兆の「鳳凰」を取り入れてみませんか。(講師・記)
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