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81講座中 1〜20件を表示 

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モダンアートを読み解く

大澤慶久1.jpg
  • 大澤 慶久/東京藝術大学教育研究助手
  • 2025/01/06 〜 2025/03/24
  • 13:00〜14:30
  • 全6回
  • 会員 20,790円 / 一般 27,390円
  •  この講座では、シャルル・ボードレールの「モデルニテ」の概念を起点に、モダンアートの歴史を読み解きます。  新古典主義とロマン主義からはじまり、マネやクールベなどのモダンアートの先駆者たちの作品を通じて、その萌芽を観察します。そして、印象派、新印象派、ポスト印象派へと展開し、20世紀初頭のダダ・シュルレアリスムまでを概観します。  それから、場所はフランスからアメリカへ。まずは、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の創設者、アルフレッド・バー・Jrが示したモダンアートの系統図を通じて、この転換点を見ていきます。そして、モダニズムの美術批評家、クレメント・グリーンバーグやマイケル・フリードの芸術理論を学びます。これらの理論をもとに、抽象表現主義やミニマル・アートといった同時代の美術動向を探究し、アメリカのモダニズムの本質に迫ります。  さらに、ポストモダニズムの理論やコンセプチュアル・アートなど、モダニズムを乗り越えようとする新たな潮流について見ていきます。  最後に、日本の現代美術に焦点を当てます。日本の芸術家たちがいかに独自性を追求したかを知り、その集大成としての「スーパーフラット」を取り上げます。ここでは、マネのフラットな絵画表現や、印象派の先駆とされる浮世絵へとの興味深い連続性が明らかになります。モダンアートの歴史を辿ることで、芸術表現の革新性と原点回帰の妙を体感していただければ幸いです。(講師・記) 【カリキュラム予定】 ■ 後編(今期) 7. 平面性と視覚的イリュージョン:クレメント・グリーンバーグが見たモダニズム絵画の特徴 8. 究極のシンプルさを求めて:マイケル・フリードとミニマル・アート批判 9. オリジナリティの神話を解体する:ロザリンド・クラウスが示すポスト・モダンの地平 10. 形なき芸術の挑戦:コンセプチュアル・アートが試みる概念の芸術 11. 日本的感性を求めて:もの派が体現する近代美術の超克 12. 日本の革新性と原点回帰:前衛美術の日本からスーパーフラットへ 前編(2024年10月期に終了しました) 1. 伝統を超えて:ボードレールが見た新たな芸術の胎動 2. 現在を輝かせる:クールベとマネが切り開いた「いま・ここ」の美学 3. 光と色彩の革命:マネから始まる印象派の探究 4. 理性と美への抵抗:ダダイスムが仕掛けた芸術の転覆 5. 超現実を求めて:シュルレアリスムの不思議な世界 6. イズムの生起・交替:次々と生まれ変わるモダンアートの潮流 ****

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当麻寺の白鳳仏と法隆寺金堂壁画
シルクロードの終着地・奈良の美術

奈良・石位寺三尊石仏 水曜日.JPG
  • 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
  • 2025/01/08 〜 2025/03/26
  • 15:30〜17:00
  • 全6回
  • 会員 21,054円
  • シルクロード(絹の道)とは、本来、洛陽、長安などの中国の都市と、シリア、ローマなどの西方の諸地域とを結んだ、中央アジア経由の陸上東西交通路を指します。近年では、中国以東の朝鮮半島や日本へ続く道も広義にシルクロードとされます。シルクロードを経由して東アジアに伝播した仏教は、飛鳥時代に日本へ伝わり、ヤマト朝廷の中心である奈良で信仰され始めました。7世紀の後半になって、いわゆる白鳳時代の独特な仏像(白鳳仏)や仏教美術が制作されました。奈良・当麻寺の弥勒仏坐像や四天王像、石位寺の三尊石仏、法隆寺金堂壁画などがその代表です。本講座は、白鳳時代の仏教美術を取り上げ、中国美術や朝鮮半島の美術と比較して考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:奈良・石位寺三尊石仏 <各回テーマ> 第1回 1/8  法隆寺玉虫厨子と中宮寺天寿国繍帳 第2回 1/22 法隆寺献納宝物金銅灌頂幡と奈良・当麻寺の創建 第3回 2/12 当麻寺金堂本尊弥勒仏坐像と四天王像 第4回 2/26 奈良・長谷寺銅板法華説相図と石位寺の三尊石仏 第5回 3/12 法隆寺金堂壁画の美 その1 第6回 3/26 法隆寺金堂壁画の美 その2

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美しき武蔵の仏像

東京・寛永寺薬師如来立像 月曜.JPG
  • 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
  • 2025/01/13 〜 2025/03/31
  • 15:30〜17:00
  • 全6回
  • 会員 20,790円
  • 日本各地には、美しいほとけがたくさん祀られています。もちろん奈良・京都の国宝の仏像の美しさはいうまでもありませんが、九州や東北、関東など都から離れた、いわゆる地方仏も独特の魅力を放っています。なかでも、江戸時代まで武蔵と呼ばれた東京と埼玉には美しい仏像が目白押しです。本講座は、武蔵の仏像を探り、その美の真髄を解説します。 (講師・記)  ※画像説明:東京・寛永寺薬師如来立像 <各回テーマ>講義の進捗により変更する可能性があります。 第1回 1/13 根津美術館蔵観音菩薩立像と東京・深大寺金銅釈迦如来倚像 第2回 1/27 東京・勝林寺釈迦如来坐像と寛永寺薬師如来立像 第3回 2/10 東京・五社神社の蔵王権現立像と菩薩坐像 第4回 3/10 埼玉・常楽院の軍荼利明王立像と深大寺の毘沙門天立像 第5回 3/24 東京・浅草寺の聖観音菩薩立像と阿弥陀如来坐像 第6回 3/31 浅草寺の大威徳明王騎牛像と四天王立像

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一枚の絵シリーズ
ルネッサンスからポスト印象派

sasayamamie.jpg
  • 笹山 美栄/西洋美術史家
  • 2025/01/13 〜 2025/03/24
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 9,900円 / 一般 11,550円
  • 2025年は毎月1つ名作をとりあげ、その作品を切り口に様式や技法を掘り下げて解説します。 今年のテーマは「一枚の絵」。 ルネッサンスからポスト印象派まで各時代を追いながら、一枚の絵画を導入にして、肖像画と自画像の違いについて思いを巡らせたり、パトロンとアーティストの関係が作品にどのような影響を与えるのかを確認したりしながら、アートの様々な側面を深掘りします。 ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」やゴッホの「ひまわり」など、広く知られる有名な作品も多く取り上げます。 たくさんの新しい発見がある一年になりますように。 【1月期】 1 Masaccioの聖母子ー祭壇画を描く 2 Botticelliのプリマヴェーラーパトロンと時代に応える 3 Leonardのモナ・リザー肖像画を描く 【4月期】 4 Leonardの岩窟の聖母ー名画とは? 5 Michelangeloのシスティーナ礼拝堂ー壁画を描く 6 Boschの快楽の園ー誰のために? なんのために? 【7月期】 7 van Eyckのゲント大祭壇画ー北方ルネッサンスとは? 8 Rembrantの自画像ー自画像を描く 9 Velazquezのラス・メニーナスー何を描いているのか? 【10月期】 10 Turnerの機関車ー自然を描く 11 Monetの国会議事堂ー連作を描く 12 Goghのひまわりー何枚あるの? ※カリキュラムは予定です。変更の可能性もございますので予めご了承ください。

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イタリア美術の500年(V)

フィリッポ・リッピ《受胎告知》部分.png
  • 石鍋 真澄/成城大学名誉教授
  • 2025/01/16 〜 2025/03/20
  • 13:00〜14:30
  • 全5回
  • 会員 17,325円 / 一般 22,825円
  •  ジョットからティエポロまで、14世紀から18世紀までのイタリア美術を概観する講座シリーズです。この時代、とりわけドナテッロやミケランジェロからカラヴァッジョやベルニーニまでのイタリアは、比類のない美術作品の数々を生み出しました。この近代ヨーロッパのアートの文化の基礎となった「イタリア美術の500年」とはどのようなものだったのか、美術と社会の関係を含めた、広い視野に立って、その歴史と意義を考えていきます。第3回目の講座は、クワットロチェント(15世紀)前半、初期ルネサンスのフィレンツェ美術について学びます。  (講師・記) ・2024年7月期開講。 リーフレット画像:(図版)フィリッポ・リッピ《受胎告知》(部分)、バルベリーニ国立美術館(ローマ) <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 1(1月16日) フィレンツェ、ルネサンス、メディチ家 2(2月6日) 建築、ブルネッレスキとアルベルティ 3(2月20日) 彫刻、ドナテッロとギベルティ 4(3月6日) 絵画(1)、マザッチョとウッチェッロ 5(3月20日) 絵画(2)、フラ・アンジェリコとフィリッポ・リッピ

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目から鱗のキリスト教絵画の基礎知識
キリスト教美術の歩き方

目から鱗のキリスト教絵画の基礎知識:ラファエッロ・サンツィオ『キリストの変容』.jpg
  • 平松 洋/美術評論家
  • 2025/01/16 〜 2025/03/20
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 9,900円 / 一般 11,550円
  •  かつて、西洋絵画のほとんどを占めていたのが、キリスト教に関連した宗教画でした。こうした作品を鑑賞するためには、最低限の聖書の知識が必要です。それだけではありません。宗教画ならではの約束事や、聖書正典以外の聖人伝や外典、伝説からの影響もあり、一筋縄ではいきません。本講義では、旧約聖書と新約聖書に由来する絵画の主題を取り上げ、詳細に検討することで、キリスト教絵画を鑑賞するための基礎教養を身に着けるとともに、宗教画ならではの、目から鱗の絵画鑑賞の方法を学んでいきます。(講師・記) <今期のテーマ> 第1回 キリスト教美術の歩き方❶その歴史と変遷を巡って 第2回 キリスト教美術の歩き方❷聖書の人物像とアトリビュートを巡って 第3回 キリスト教美術の歩き方❸教会と壁画、祭壇画、ステンドグラスを巡って ※配布資料のアップは直前になります。画面に映しながら解説しますので、復習などにご活用ください。

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ボッティチェッリ絵画への誘い

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  • 京谷 啓徳/学習院大学教授
  • 2025/01/22 〜 2025/03/26
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  初期ルネサンスのフィレンツェで活躍した画家サンドロ・ボッティチェッリ。彼は《ヴィーナスの誕生》《プリマヴェーラ》などの神話画で知られますが、他にも幅広いジャンルの絵画を手掛けました。この講座では、神話画に加え、美しき聖母子像、教会の壁画や祭壇画、邸宅を飾った物語絵画、未完成に終わったダンテ『神曲』素描など、ボッティチェッリの名作の数々を鑑賞しながら、その画業についてじっくりと考えてみたいと思います。清々しさと、そこはかとない艶めかしさを併せ持つ、ボッティチェッリ絵画の美の世界に皆様をご案内いたします。(講師・記) ※2023年4月開講・2年間の予定 【今期のカリキュラム】 1)『神曲』挿絵素描「煉獄篇」その2 2)『神曲』挿絵素描「煉獄篇」その3 3)『神曲』挿絵素描「天国篇」 ※カリキュラムは変更になる場合があります。ご了承ください。

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ユダヤ人と近代美術
「魂のなかの国」に生きた人々の物語

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  • 圀府寺 司/大阪大学名誉教授
  • 2025/01/23 〜 2025/03/27
  • 13:00〜14:30
  • 全3回
  • 会員 9,900円 / 一般 11,550円
  •  ユダヤ教では偶像崇拝は固く禁じられているため、もともと敬虔なユダヤ教徒には画家という職業選択はありませんでした。スペインの代表的画家ベラスケスの家系が実は改宗ユダヤ人であったことは、近年ようやく知られるようになってきましたが、これはきわめて例外的で、ユダヤ系の画家、彫刻家、美術批評家、美術史家、画商が現れるのは、啓蒙主義以後の西欧諸国でユダヤ人が一定の市民権を獲得し、同化を始めてからのことです。その後はピサロ、シャガール、モディリアーニ、リーバーマン、ニューマン、ロスコらの画家をはじめ、数々の重要人物を美術界に輩出することになります。  本講座では祖国を持たなかったユダヤ人が、その居住国でどのようにして美術に関わる職業を選択をし生き抜いていったか、その静かな闘争の軌跡を物語ることにします。(講師・記) 書籍は[こちら](https://www.amazon.co.jp/dp/B0D62MZCRD?tag=gorogoro054-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1)からご購入いただけます。 【1月〜3月】 ・ウィーン1900年頃の芸術とユダヤ系パトロンたち  ・クリムトの描くユダヤ系女性たち 映画「黄金のアデーレ」 ナチス侵略と亡命 ・ベルリン 芸術の揺籠としてのサロン、カフェ 反ユダヤ主義の動き 

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浮世絵直前 岩佐又兵衛の絵画

岩佐又兵衛 小さい 舟木本右隻第6扇、六条柳町(抱擁する男女と振り返る武士たち) (1).jpg
  • 佐藤 康宏/東京大学名誉教授
  • 2025/01/25 〜 2025/03/22
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  •  江戸時代には岩佐又兵衛(1578―1650)こそが浮世絵の元祖だと考えられていました。 17世紀の前半には、菱川師宣以降のいわゆる浮世絵よりもよほど浮世絵らしい風俗画が作られました。そういう画を描き始めたのが又兵衛だとされたのです。彼が古典的な主題のパロディを作る手腕も浮世絵師の先達といえるのですが、今回そちらは割愛し、活力に富みかつ卑俗な風俗描写を見せる3件の屛風絵を中心に、浮世絵の胎動のさまを探ります。(講師・記) 【スケジュール】※状況により変更することもございます。 第1回(1/25) 岩佐又兵衛とその時代 第2回(2/22) 舟木本「洛中洛外図」――浮世又兵衛の登場 第3回(3/22) 浮世絵の方へ――「豊国祭礼図」と「花見遊楽図」 画像:舟木本「洛中洛外図」右隻部分(東京国立博物館、講師撮影)

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イタリア・ルネサンスの巨匠たち

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  • 荒木 文果/慶応義塾大学准教授
  • 2025/01/31 〜 2025/03/28
  • 15:30〜17:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円 / 一般 13,695円
  • 今回の講座は、ルネサンスの巨匠たちの傑作をとりあげながら、西洋美術を鑑賞するための基礎知識を身につけようとするものです。 初回は、レオナルドの《最後の晩餐》の革新性や修復事業についてお話します。 つづく第2回では、ミケランジェロとティツィアーノが描く聖母子像を比較して、「素描」と「色彩」という概念について学びます。 最終回では、フィレンツェのピッティ宮に所蔵されている作品を中心にラファエロ絵画の魅力について考えます。 一緒に絵画を眺め、知識だけではなく芸術作品を観る確かな眼を磨きましょう。みなさんの次の旅がもっと楽しく豊かなものになることを願っています。 (講師・記) 1.レオナルド・ダ・ヴィンチ:最後の晩餐 2.ミケランジェロとティツィアーノ:素描と色彩 3.ラファエロ・サンティ:椅子の聖母

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キリスト教図像学入門
キリスト教美術の「読み方」

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  • 秋山 聰/東京大学教授
  • 2025/02/08 〜 2025/04/05
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 10,395円
  •  6世紀末、ともすると破壊の対象とみなされがちであった教会内の美術作品を、教皇グレゴリウス1世は「文字の読まない者たちにとって聖書のようなもの」であるとして、擁護しました。これ以降徐々に美術は、教養のない人々を教育・教化するための効果的な手段として活用されるようになりました。中世のキリスト教美術には、さまざまな約束事があり、それらを少し覚えるだけでも、多くの作品の意味内容を、キャプションや解説なしに、理解できるようになります。かつて東大駒場キャンパスで1、2年生向けに開講していたのと近い形で、キリスト教美術の「読み方」について講じてみようと思います。 (講師・記)  @ゴシックの図像学49 Aゴシックの図像学50 Bゴシックの図像学51 ※日程が変更になります。3/22休講→4/5補講です。

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ビアズリーと世紀末イギリス美術

図版:オーブリー・ビアズリー《いかにしてトリストラム卿は愛の飲み物を飲んだか》.jpg
  • 荒川 裕子/法政大学教授
  • 2025/03/10 〜 2025/03/31
  • 10:30〜12:00
  • 全3回
  • 会員 9,900円 / 一般 11,550円
  •  ヴィクトリア女王の60年余におよぶ在位(1837-1901年)の最後の十年間に当たる世紀末の時代、イギリスは繁栄の頂点にあった。しかしながらその一方で、鋭敏な感覚をそなえた詩人や芸術家たちのなかには、いやおうなく進んでいく物質文明や科学的合理主義に対して、不安や疑念、嫌悪などの感情を抱く者も少なくなかった。彼らは、いまや爛熟期を迎えたこの時代を、終末や頽廃、倦怠といった感覚と結びつけ、それを自身の作品のうえに表現した。この春、日本において久しぶりに大規模なビアズリーの展覧会が開催される機会に、世紀末のイギリスにおいて展開された多様な美術表現を概観する。 (講師・記) 図版:オーブリー・ビアズリー《いかにしてトリストラム卿は愛の飲み物を飲んだか》、1893-94年、素描、ハーバード大学フォッグ美術館蔵 ・本講座の配布資料はございません。 <スケジュール>※スケジュールは変更する場合がございます。 第1回 「想像力の解放——ラファエル前派と象徴主義」 第2回 「性をめぐる密かな闘争——ジェンダー、セクシャリティ、ニュー・ウーマン」 第3回 「線の芸術——世紀末の出版文化とイラストレーション」

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【3月】ユダヤ人と近代美術
「魂のなかの国」に生きた人々の物語

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  • 圀府寺 司/大阪大学名誉教授
  • 2025/03/27
  • 13:00〜14:30
  • 全1回
  • 会員 3,410円 / 一般 3,960円
  •  ユダヤ教では偶像崇拝は固く禁じられているため、もともと敬虔なユダヤ教徒には画家という職業選択はありませんでした。スペインの代表的画家ベラスケスの家系が実は改宗ユダヤ人であったことは、近年ようやく知られるようになってきましたが、これはきわめて例外的で、ユダヤ系の画家、彫刻家、美術批評家、美術史家、画商が現れるのは、啓蒙主義以後の西欧諸国でユダヤ人が一定の市民権を獲得し、同化を始めてからのことです。その後はピサロ、シャガール、モディリアーニ、リーバーマン、ニューマン、ロスコらの画家をはじめ、数々の重要人物を美術界に輩出することになります。  本講座では祖国を持たなかったユダヤ人が、その居住国でどのようにして美術に関わる職業を選択をし生き抜いていったか、その静かな闘争の軌跡を物語ることにします。(講師・記) 書籍は[こちら](https://www.amazon.co.jp/dp/B0D62MZCRD?tag=gorogoro054-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1)からご購入いただけます。 【今回のテーマ】 3月  ベルリン 芸術の揺籠としてのサロン、カフェ 反ユダヤ主義の動き 1月期通し受講は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7538339) 【今後のスケジュール】 4月  戦争、ホロコースト、退廃芸術、アメリカ亡命、文化の大移動 5月  ニューヨーク ユダヤ系移民たちの新たな戦場としてのアメリカ美術界  6月  魂の中にしか祖国を持てなかった人々が美術に懸けた想い 画家、画商、美術史家

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東大寺戒壇院戒壇堂の美術

  • 小林 裕子/京都橘大学教授
  • 2025/03/28
  • 13:30〜16:45
  • 全1回
  • 会員 6,765円 / 一般 8,965円
  •  東大寺は国内外に知られる奈良時代創建の巨大寺院です。2024年12月に続き今回も東大寺をテーマとし、大仏殿西に位置する戒壇堂に注目します。天平勝宝六年(754)二月に来朝した鑑真は、大仏殿前庭土壇で聖武太上天皇・光明皇太后・孝謙天皇をはじめ多数に戒を授けました。その後、大仏殿前庭から土をうつして常設授戒道場としたのが戒壇堂です。近年、保存修理と耐震化工事によってしばらく入堂できませんでしたが、昨年から拝観可能になりました。  本講座ではまず、文献による戒壇堂の歴史確認と今は失われてしまった古代の美術に思いを巡らせます。そのうえで、塑造の四天王像などの現存作例についての研究を説明いたします。春の戒壇堂で、桜を愛でつつお参りされる一助になればと存じます。(講師・記)

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東京の名建築に迫る
国宝・重要文化財から

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  • 米山 勇/建築史家・東京都江戸東京博物館研究員
  • 2025/03/29
  • 13:00〜14:30
  • 全1回
  • 会員 3,465円 / 一般 4,565円
  •  「国宝」「重要文化財」と聞くと、気軽に楽しむような身近な存在ではないと感じ、敬遠する人が少なくないかもしれません。一昔前の国宝や重要文化財はたしかにお寺や神社、城郭などの古建築が大半で、歴史に詳しくないとその魅力を理解するのはなかなか難しい存在でした。しかし、近年は明治以降の近代建築が指定の主な対象になり、今日では戦後の建築も重要文化財指定を受けるようになってきています。西洋文化の影響を受け、造られた近代以降の建築は、私たちにとってとても身近な存在です。  江戸から明治、大正、昭和へ。劇的な変貌と喪失と復活を遂げた都市・東京に建てられた国宝と重要文化財建造物のなかから、講師がとくにおすすめする建物について、楽しくわかりやすく紹介します。(講師・記) 参考書籍:『TOKYO名建築案内』(米山 勇 監修/山内 貴範 著、朝日新聞出版)

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東京藝大で教わる西洋美術の見かた@ 序章・古典古代と中世の西洋美術【朝カルアーカイブ】

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  • 佐藤 直樹/東京藝術大学教授
  • 会員 1,980円 / 一般 1,980円
  • 東京藝大の授業「西洋美術史概説」のエッセンスを、全15回の講義形式でまとめたオンライン配信です。ルネサンスの手本となった古典古代を解説する第1回を序章として、第2回以降ではルネサンスからモダニズム前夜までの時代を扱います。時代順に作品を並べていく通史的な見方をとらず、佐藤氏独自の視点で選んだ「偏った」作品の謎を紐解きながら詳しく解説します。一つ一つの作品鑑賞が全体を見通す力となることを感じてください。ヨーロッパにおけるルネサンスという現象を理解すれば、西洋美術の鑑賞眼はかなり鍛えられるでしょう。 〈今回のテーマ〉第1回 序章・古典古代と中世の西洋美術 西洋美術を理解するための最大のキーワードが「ルネサンス」です。ヨーロッパでは、中世から近代まで幾度もこの現象が繰り返され、古代を復興させています。そのコンセプトを理解するにはクラッシックを理解しないと進めません。まずは、ルネサンスの手本となる古典古代とは何かを理解することから始めます。 〈全15回のテーマ一覧〉※順番に視聴していただくことをおすすめいたします。 第1回 序章・古典古代と中世の西洋美術 第2回 ジョット ルネサンスの最初の光 第3回 初期ネーデルランド絵画(1) ロベルト・カンピンの再発見 第4回 初期ネーデルランド絵画(2) ファン・エイク兄弟とその後継者たち 第5回 ラッファエッロ 苦労知らずの美貌の画家 第6回 デューラー ドイツ・ルネサンスの巨匠 第7回 レオナルド イタリアとドイツで同時に起きていた「美術革命」 第8回 カラヴァッチョ バロックを切り開いた天才画家の「リアル」 第9回 ピーテル・ブリューゲル(父) 中世的な世界観と「新しい風景画」 第10回 ゲインズバラとレノルズ 英国で花開いた「ファンシー・ピクチャー」 第11回 十九世紀のローマ(1) 「ナザレ派」が巻き起こした新しい風 第12回 十九世紀のローマ(2) アングルとその仲間たち 第13回 ミレイとラファエル前派 「カワイイ」英国文化のルーツ 第14回 シャルフベックとハマスホイ 北欧美術の「不安な絵画」 第15回 ヴァン・デ・ヴェルデ バウハウス前夜のモダニズム

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東京藝大で教わる西洋美術の見かたA ジョット ルネサンスの最初の光【朝カルアーカイブ】

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  • 佐藤 直樹/東京藝術大学教授
  • 会員 1,980円 / 一般 1,980円
  • 東京藝大の授業「西洋美術史概説」のエッセンスを、全15回の講義形式でまとめたオンライン配信です。ルネサンスの手本となった古典古代を解説する第1回を序章として、第2回以降ではルネサンスからモダニズム前夜までの時代を扱います。時代順に作品を並べていく通史的な見方をとらず、佐藤氏独自の視点で選んだ「偏った」作品の謎を紐解きながら詳しく解説します。一つ一つの作品鑑賞が全体を見通す力となることを感じてください。ヨーロッパにおけるルネサンスという現象を理解すれば、西洋美術の鑑賞眼はかなり鍛えられるでしょう。 〈今回のテーマ〉第2回 ジョット ルネサンスの最初の光 ルネサンスはどの画家をもって始まりとするのか。16世紀後半に活躍した画家ジョルジョ・ヴァザーリによる最初の美術史の書『美術家列伝』の記述では、チマブーエとジョットの間でその線引きをしています。イタリア・ルネサンスの先駆者といわれているジョット・デイ・ボンド―ネが新しい時代を切り開いた三次元の空間表現について解説します。 〈全15回のテーマ一覧〉※順番に視聴していただくことをおすすめいたします。 第1回 序章・古典古代と中世の西洋美術 第2回 ジョット ルネサンスの最初の光 第3回 初期ネーデルランド絵画(1) ロベルト・カンピンの再発見 第4回 初期ネーデルランド絵画(2) ファン・エイク兄弟とその後継者たち 第5回 ラッファエッロ 苦労知らずの美貌の画家 第6回 デューラー ドイツ・ルネサンスの巨匠 第7回 レオナルド イタリアとドイツで同時に起きていた「美術革命」 第8回 カラヴァッチョ バロックを切り開いた天才画家の「リアル」 第9回 ピーテル・ブリューゲル(父) 中世的な世界観と「新しい風景画」 第10回 ゲインズバラとレノルズ 英国で花開いた「ファンシー・ピクチャー」 第11回 十九世紀のローマ(1) 「ナザレ派」が巻き起こした新しい風 第12回 十九世紀のローマ(2) アングルとその仲間たち 第13回 ミレイとラファエル前派 「カワイイ」英国文化のルーツ 第14回 シャルフベックとハマスホイ 北欧美術の「不安な絵画」 第15回 ヴァン・デ・ヴェルデ バウハウス前夜のモダニズム

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東京藝大で教わる西洋美術の見かたB 初期ネーデルランド絵画(1) ロベルト・カンピンの再発見【朝カルアーカイブ】

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  • 佐藤 直樹/東京藝術大学教授
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  • 東京藝大の授業「西洋美術史概説」のエッセンスを、全15回の講義形式でまとめたオンライン配信です。ルネサンスの手本となった古典古代を解説する第1回を序章として、第2回以降ではルネサンスからモダニズム前夜までの時代を扱います。時代順に作品を並べていく通史的な見方をとらず、佐藤氏独自の視点で選んだ「偏った」作品の謎を紐解きながら詳しく解説します。一つ一つの作品鑑賞が全体を見通す力となることを感じてください。ヨーロッパにおけるルネサンスという現象を理解すれば、西洋美術の鑑賞眼はかなり鍛えられるでしょう。 〈今回のテーマ〉第3回 初期ネーデルランド絵画(1) ロベルト・カンピンの再発見 アルプスの北で生まれたゴシック写実主義を代表する画家ロベルト・カンピンとその弟子のロヒール・ファン・デル・ウェイデン。《メロード祭壇画》や《十字架降下》などから読み解く彼らの隠された表現技法とモチーフに込められたメッセージについて解説します。 〈全15回のテーマ一覧〉※順番に視聴していただくことをおすすめいたします。 第1回 序章・古典古代と中世の西洋美術 第2回 ジョット ルネサンスの最初の光 第3回 初期ネーデルランド絵画(1) ロベルト・カンピンの再発見 第4回 初期ネーデルランド絵画(2) ファン・エイク兄弟とその後継者たち 第5回 ラッファエッロ 苦労知らずの美貌の画家 第6回 デューラー ドイツ・ルネサンスの巨匠 第7回 レオナルド イタリアとドイツで同時に起きていた「美術革命」 第8回 カラヴァッチョ バロックを切り開いた天才画家の「リアル」 第9回 ピーテル・ブリューゲル(父) 中世的な世界観と「新しい風景画」 第10回 ゲインズバラとレノルズ 英国で花開いた「ファンシー・ピクチャー」 第11回 十九世紀のローマ(1) 「ナザレ派」が巻き起こした新しい風 第12回 十九世紀のローマ(2) アングルとその仲間たち 第13回 ミレイとラファエル前派 「カワイイ」英国文化のルーツ 第14回 シャルフベックとハマスホイ 北欧美術の「不安な絵画」 第15回 ヴァン・デ・ヴェルデ バウハウス前夜のモダニズム

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東京藝大で教わる西洋美術の見かたC 初期ネーデルランド絵画(2) ファン・エイク兄弟とその後継者たち【朝カルアーカイブ】

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東京藝大で教わる西洋美術の見かたD ラファエッロ 苦労知らずの美貌の画家【朝カルアーカイブ】

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