38講座中 1〜20件を表示
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イタリア美術の500年([)
- 石鍋 真澄/成城大学名誉教授
- 2026/04/02木 〜 2026/06/04木
- 13:00〜14:30
- 全5回
- 会員 19,250円 / 一般 24,750円
ジョットからティエポロまで、14世紀から18世紀までのイタリア美術を概観する講座シリーズです。この時代、とりわけドナテッロやミケランジェロからカラヴァッジョやベルニーニまでのイタリアは、比類のない美術作品の数々を生み出しました。この近代ヨーロッパのアートの文化の基礎となった「イタリア美術の500年」とはどのようなものだったのか、美術と社会の関係を含めた、広い視野に立って、その歴史と意義を考えていきます。 第8回の講座は、カラヴァッジョやカラッチなどについて学んだ前回に続いて、ベルニーニやボッロミーニ、ピエトロ・ダ・コルトーナを中心とする盛期バロックの美術について見ていきます。バロック美術の創造性と魅力を教えてくれる天才たちについてお話したいと思います。(講師・記) ・2024年7月期開講。 リーフレット画像:ベルニーニ ダフネとアポロ ボルゲーゼ美術館 <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 4月02日 盛期バロックの美術と社会 4月16日 ベルニーニ バロックの帝王 5月07日 ボッロミーニ ベルニーニのライヴァル 5月21日 ピエトロ・ダ・コルトーナ もう一人の天才 6月04日 ルネサンス、マニエリスム、バロック どう考えるべきか
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ボロブドゥール遺跡とインドネシアの美術
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2026/04/02木 〜 2026/06/04木
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
東南アジア三大遺跡のひとつ、世界遺産ボロブドゥールほど、謎と魅力に満ちた遺跡はないでしょう。インドネシア、ジャワ中部にたつ世界最大級の仏教寺院ですが、いつ誰によってその造営がなされたのか、いまだ正確なことは不明です。しかし近年、インドネシアの他の遺跡やジャワから出土した美術品などの研究により、壮大な密教の立体曼荼羅とみなす見解が高まっています。本講座は、ボロブドゥール遺跡を中心として、インドネシアの遺跡や美術を探究します。(講師・記) ※画像説明:ボロブドゥール遺跡 <各回テーマ> 第1回 概要 第2回 中部ジャワ美術の始動とチャンディ・バノンの彫像―ディエン高原の遺跡とバノン出土のヒンドゥー教神像群 第3回 華麗なるボロブドゥール遺跡の謎と美―ボロブドゥールの石仏と回廊浮彫 <来期のテーマ(予定)> 第1回 チャンディ・ムンドゥット遺跡とジャワの密教仏―ムンドゥットの石仏とガンジュク出土金剛界曼荼羅群像
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美を愛した権力者たち ヨーロッパ美術とパトロンの物語
初回(4/6)のみ申込あり
- 笹山 美栄/西洋美術史家
- 2026/04/06月 〜 2026/06/01月
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
今年の通年の講座のテーマは、”アートとパトロン”。 アートと呼ばれるものは、いつの時代もパトロンの存在抜きに語ることはできません。 そのパトロンも、時代や場所を超えて、様々な形で存在してきました。 古くは中世の修道院から、近代の画商、我々が日常的に訪れる美術館・博物館も、大義ではパトロン的な存在と言えるかもしれません。 様々なパトロンの存在と、アートとの関係を時代を追ってご案内いたします。 【4月期テーマ】 4フィレンツェ共和国を支えたメディチ家とその他のファミリー ヴェネツィア共和国の総督 5 太公@トスカーナ太公 6 太公A ミラノ太公とフェラーラ太公
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基礎から学ぶ日本仏像史
東京藝大で学ぶ仏像の見かた
- 松田 誠一郎/東京芸術大学教授
- 2026/04/07火 〜 2026/06/30火
- 13:00〜15:00
- 全6回
- 会員 23,760円
今期の講座では、飛鳥時代(538-710)の仏像について講義します。 第1・2回は、日本仏像史の劈頭をかざる法隆寺金堂の釈迦三尊像(623年、止利仏師作)を取り上げます。その造形・技法はもちろん大陸から学ばれたものですが、その表現にはすでに日本的な特徴があらわれています。講義では、中尊像の着衣形式に焦点を当てながら、日本における仏像のはじまりについて解説します。 第3・4回は、法隆寺に伝わるクス材製木彫像の名作、夢殿の救世観音像と、百済観音像を取り上げます。対照的な造形を示す両観音像を比較して、それぞれの魅力を味わいながら、飛鳥時代前期(538-661年)における木彫像の展開について解説します。 第5・6回は、中宮寺の半跏思惟像を取り上げます。アジアにおける半跏思惟像の流れや傑作を紹介したうえで、飛鳥時代後期(661-710年)における木彫像の展開のなかで、中宮寺像の占める位置について考えていきます。 (講師・記) なお、本講座の講義内容は、下記の教科書に対応しています。 ・水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89、岩波書店)、第1章〜第3章。 ・松田誠一郎著[『東京藝大で学ぶ仏像の見方』](https://www.shogakukan.co.jp/books/09389838)(小学館)、第1回〜第3回。 <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 4月7日(火) 法隆寺金堂釈迦三尊像(1) 4月21日(火) 法隆寺金堂釈迦三尊像(2) 5月19日(火) 救世観音像と百済観音像(1) 6月2日(火) 救世観音像と百済観音像(2) 6月16日(火) 中宮寺の半跏思惟像(1) 6月30日(火) 中宮寺の半跏思惟像(2)
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日本を知る、建築をたのしむ
- 松ア 照明/日本建築意匠研究所顧問
- 2026/04/07火 〜 2026/06/02火
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
この美しさ、すばらしさを見せたい、こんなことを知っているだろかと思う建築が、日本にはたくさんあります。 この講座では地域をしぼって、はじめにそこでの時代を代表する建築をあげ、見るべきポイントを簡単に解説します。そのあと、皆さんが見すごしている隠れた至宝というべき建物の見方、楽しみ方を関連建築も取りあげながら紹介します。 これによって日本文化と建築の基本中の基本を知り、実際にたずねるときの楽しみが倍増するはずです。 今期は、日本政治の中心地、京都、鎌倉、東京の建築について、日本文化、建築の画期となった建物と隠れた至宝の解説です。(講師・記) 画像説明:鎌倉円覚寺舎利殿 <各回テーマ> 第1回 4/7 京都の密教建築 ―神護寺と東寺の諸堂。灌頂堂、御影堂、八幡宮― 第2回 5/25 鎌倉の禅宗建築と神社 ―建長寺、円覚寺の諸堂、鎌倉の八幡宮など― 第3回 6/2 東京の近現代建築 ―旧岩崎邸、東京駅、東京国立博物館、代々木体育館など―
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建築の声を聴く
今昔、昭和を生きた建築たち
- 沢 良子/日本高等教育評価機構副理事長
- 2026/04/08水 〜 2026/06/10水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
「昭和レトロ」ということばには、過ぎ去った時代への郷愁がこめられています。昭和は明治維新以降で最長の64年間 (1926年12月25日から1989年1月7日)ですが、一般に太平洋戦争を戦中として戦前・戦後に分けられます。しかし、「レトロ」というノスタルジックなひびきとは裏腹に、昭和は3期それぞれに厳しいできごとが連なる時代でもありました。 情報時代の幕開けと軌を一にする昭和にあって、日本の建築家たちは海外の建築家から大きな影響を受けながら日本独自のモダニズム建築を展開しました。この講座では現存する昭和建築を中心に、そこに関わった建築家たちのさまざまな物語に耳を傾けます。(講師:記) 【各回のテーマ】 1.コルビュジエとその弟子たち 20世紀モダニズム建築を代表する建築家ル・コルビュジエは、昭和の建築を主導した3人の建築家に大きな影響を与えました。コルビュジエ事務所の最初の日本人として昭和3年から5年(1928−1930)まで務めた前川國男(1905−1986)、前川と入れ違いで昭和6年から11年(1931−36)まで務めた坂倉準三(1901−1969)、そして昭和25年から27年(1950−52)まで務めた吉阪隆正(1917−1980)。前川と坂倉は昭和戦前から戦後、吉阪は戦後昭和の建築界を主導し、昭和モダニズム建築を体現する作品を残しました。この3人が協働した上野の国立西洋美術館やそれぞれの代表作について物語をひもときます。 2.アントニン・レーモンドの昭和 アントニン・レーモンド(1888−1976)は、帝国ホテル建設のためにフランク・ロイド・ライトと共に大正8(1919)年に来日しました。戦時中はアメリカに帰国し、戦後の昭和24(1949)年に再来日し建築事務所を再開しました。「レーモンド・スタイル」といわれる作風は、日本の建築家にモダニズム建築の新しい解釈を示しました。軽井沢の「聖ポール教会」などを中心に物語をひもときます。 3.大学の建築と昭和 大学のキャンパスは、キャンパスを設計した建築家とその建築家の時代理解を反映しています。大正から昭和初めにかけて海外の建築を視察した建築家、とくにプロフェッサー・アーキテクトといわれる人たちは、帰国後に新しいスタイルをキャンパスに実現しました。戦後は海外でモダニズム建築を吸収した建築家が、新しい時代のキャンパスを実現しています。キャンパス建築を通して昭和の物語をひもときます。
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唐招提寺と大安寺の天平仏
シルクロードの終着地・奈良の美術
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2026/04/08水 〜 2026/06/24水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,364円
シルクロード(絹の道)とは、本来、洛陽、長安などの中国の都市と、シリア、ローマなどの西方の諸地域とを結んだ、中央アジア経由の陸上東西交通路を指します。近年では、中国以東の朝鮮半島や日本へ続く道も広義にシルクロードとされます。シルクロードを経由して東アジアに伝播した仏教は、飛鳥時代に日本へ伝わり、ヤマト朝廷の中心である奈良で信仰され始めました。西暦710年、大和朝廷の都は平城京、現在の奈良市に遷都され、いわゆる天平時代がおとずれます。天平時代の象徴ともいえる東大寺大仏開眼に続き、唐僧鑑真和上の来朝と唐招提寺の創建は奈良における新しき時代の到来を示し、天平仏に彩りをそえることとなりました。本講座は、唐招提寺金堂の巨像群や木彫群、大安寺の木彫群など、中国美術や朝鮮半島の美術と比較して考えてゆきます。(講師・記) ※画像説明:大安寺多聞天像 <各回テーマ> 第1回 唐招提寺金堂盧舎那仏像と千手観音立像の美 第2回 唐招提寺木彫群の謎と美 第3回 奈良・薬師寺大講堂の弥勒三尊像の謎 第4回 奈良・大安寺の創建と四天王立像 第5回 大安寺の伝馬頭観音立像と楊柳観音立像 第6回 薬師寺十一面観音立像と奈良・与楽寺十一面観音立像
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ビザンティン美術
12世紀のビザンティン壁画
- 益田 朋幸/早稲田大学教授
- 2026/04/09木 〜 2026/06/25木
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 23,100円 / 一般 29,700円
6世紀にビザンティン美術の本質は完成したと言われます。古代美術の自然主義を捨て、二次元的な描写によって、神の世界を描き出すようになりました。その後イコノクラスム(聖像破壊運動)を経て、中期ビザンティン美術は独自の表現を獲得しました。特に12世紀の壁画には、人を超えた神の世界と、人間的な感情が同時に存在しています。地中海世界各地に残る12世紀の壁画(モザイク、フレスコ)を眺めます。14世紀の天上的な表現と比べてみてください。 (講師・記) リーフレット画像:ネレヅィ、聖パンテレイモン修道院、聖母の嘆き <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 第1回 ネレヅィ(北マケドニア)と「聖母の嘆き」のいろいろ 第2回 パレルモ(シチリア)のモザイク1 第3回 パレルモのモザイク2 第4回 カストリア(ギリシア)のフレスコ1 第5回 カストリアのフレスコ2 第6回 キプロスのフレスコ
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キリスト教図像学入門
キリスト教美術の「読み方」
- 秋山 聰/東京大学教授
- 2026/04/11土 〜 2026/06/27土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円
6世紀末、ともすると破壊の対象とみなされがちであった教会内の美術作品を、教皇グレゴリウス1世は「文字の読まない者たちにとって聖書のようなもの」であるとして、擁護しました。これ以降徐々に美術は、教養のない人々を教育・教化するための効果的な手段として活用されるようになりました。中世のキリスト教美術には、さまざまな約束事があり、それらを少し覚えるだけでも、多くの作品の意味内容を、キャプションや解説なしに、理解できるようになります。かつて東大駒場キャンパスで1、2年生向けに開講していたのと近い形で、キリスト教美術の「読み方」について講じてみようと思います。 (講師・記) @4月11日 ゴシックの図像学61 A5月30日 ゴシックの図像学62 B6月27日 ゴシックの図像学63
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美しき北陸の仏像
- 北 進一/群馬県立女子大学兼任講師
- 2026/04/13月 〜 2026/06/22月
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 23,100円
日本各地には、美しいほとけがたくさん祀られています。もちろん奈良・京都の国宝の仏像の美しさはいうまでもありませんが、九州や東北、関東など都から離れた、いわゆる地方仏も独特の魅力を放っています。なかでも、福井・石川・富山の北陸地方には美しい仏像が目白押しです。本講座は、北陸地方の仏像を探り、その美の真髄を解説します。 (講師・記) ※画像説明:福井・大谷寺 <各回テーマ>講義の進捗により変更する可能性があります。 第1回 石川・薬師寺金銅薬師三尊像と福井・大滝神宮堂虚空蔵菩薩坐像 第2回 福井・二上観音堂十一面観音立像と加多志波神社聖観音立像 第3回 富山・安居寺聖観音立像と福井・長運寺十一面観音立像 第4回 福井・西光寺聖観音立像と八幡神社十一面観音立像 第5回 福井・大谷寺の越知山三所権現坐像と鉈彫不動明王立像 第6回 福井・観音寺の大日如来坐像と大安禅寺の文殊菩薩坐像
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南北ルネサンス美術史
ヴェネツィア美術の黄金時代
- 塚本 博/美術史家
- 2026/04/13月 〜 2026/06/22月
- 13:00〜14:30
- 全5回
- 会員 19,250円
西欧のルネサンス美術は、南のトスカーナと北のフランドルの双方に勃興しました。フィレンツェには存在感のある造形的な様式が、他方ブリュージュには油彩による精妙な描写が現れます。この車の両輪のごとき南北ルネサンス美術を併せて俯瞰することで、西洋美術の骨格がよく理解できます。この講座では、南北のルネサンス美術の全体像を、巨匠たちの名作を通して解明します。(講師・記) ※テキストは講師の著書を使用します。持ち物欄参照 **2026年4月期 各回のテーマ** 1. カルパッチョとパラディオ 2. ティントレットとヴェロネーゼ 3. フェラーラ美術都市めぐり 4. ヴェネツィア水上都市めぐり(1) 5. ヴェネツィア水上都市めぐり(2) 画像:水上都市ヴェネツィア
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西洋美術入門:ロンドン国立絵画館編
- 千速 敏男/成安造形大学名誉教授
- 2026/04/14火 〜 2026/06/09火
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
ロンドン国立絵画館が所蔵する名画の鑑賞を通じて、ルネサンスから近代までの西洋美術の歴史を学ぶ初学者向けの講座です。 第1回は、ボッティチェリやラファエロをはじめとするイタリアのルネサンス絵画、同時期にアルプス山脈以北に生まれたファン・エイクなどの初期ネーデルラント絵画、ホルバインなどのドイツ・ルネサンスの絵画を解説します。第2回は、イタリアのカラヴァッジョ、フランドルのリュベンス、スペインのベラスケス、オランダのレンブラントやフェルメール、フランスのプッサンやヴァトーといった百花繚乱のバロック絵画、ロココ絵画を紹介します。第3回は、新古典主義のアングル、ロマン主義のドラクロワから印象派のモネやルノワール、ポスト印象派のセザンヌやファン・ゴッホにいたる近代絵画を紹介します。 展覧会で作品を鑑賞なさるときの一助になれば幸いです。 (講師・記)
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【建築入門】昭和の巨匠建築家たち
- 岸 佑、磯 達雄、若原 一貴/一般社団法人東京建築アクセスポイント
- 2026/04/16木 〜 2026/06/18木
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
「建築の見方がよくわからない」「どこが凄いのかわからない」という皆さんに向けて、建築のプロがわかりやすくその魅力を解説します。講師は「[東京建築アクセスポイント](https://accesspoint.jp/)」のメンバーで、毎月交代で登場します。昭和の巨匠たちの名建築を取り上げる講座です。(和田講師:記) [4月 山口文象] 担当:岸佑(青山学院大学、立教大学、東洋大学ほか非常勤講師) 社会をよくするために建築ができることは何か。「ひとびと」の生活の向上に建築はどう貢献できるのか。それを考えていたのが、建築家の山口文象(1902-1978)でした。たとえば逓信省や創宇社のメンバーとして活躍した山口の経歴を語るのに、彼が生きた時代背景を無視することはできません。そしてこの山口の考え方は、その後、彼が設立したRIAという組織へ引き継がれました。一方、山口は林芙美子邸(1940年)をはじめ数多くの住宅を手がけたほか、橋梁やダムなど土木デザインを手がけたことでも知られています。多岐にわたる山口文象の活動を、有名な作品を中心に説明したいと思います。(講師:記) [5月 原広司] 担当:磯達雄(建築ジャーナリスト/オフィス・ブンガ、桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師) 梅田スカイビル(1993年)、JR京都駅ビル(97年)、札幌ドーム(2001年)などの大作で知られる原広司は、初期に「有孔体」や「反射性住居」といった独自の原理で住宅や学校を設計していました。東京大学で教職に就くと研究室で世界各地の集落をめぐり、そこで見た住居集合の形式を建築の設計へと反映していきます。また時とともに変化する雲や虹などの自然現象を建築に採り入れる試みにも取り組みました。数学的な論理性と文学的なイマジネーションが共存する原の建築について、彼が残した数々のキーワードを紹介しながら解説します。(講師:記) [6月 篠原一男] 担当:若原一貴(建築家/日本大学芸術学部デザイン学科教授) 戦後日本の住宅史に必ず登場する建築家・篠原一男の講義を行います。名作「白の家」(1966年)をはじめ、独自の空間世界をもつ住宅作品を数多く発表しました。今回は住宅作品を中心に、発表当時の写真や図面、そして本人の言説を手がかりとして、その空間の魅力、成立した時代背景、さらには建築思想に至るまでを丁寧に読み解きます。日本住宅の可能性を切り拓いた思考と実践を、じっくりと解説します。(講師:記)
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システィーナ礼拝堂天井装飾
ミケランジェロの思考に迫る
- 松浦 弘明/多摩美術大学教授
- 2026/04/16木 〜 2026/07/02木
- 10:30〜12:00
- 全5回
- 会員 19,250円
★5/21は休講となります。補講は7/2です。(3/18記) イタリア・ルネサンスの三巨匠のひとりであるミケランジェロは33歳の時に教皇ユリウス2世に命じられ、システィーナ礼拝堂天井画を描き始めました。そして4年かけて、ほぼひとりでそれを完成させたのです。 この広大な天井のどこに、何を、どのように描くか、という難問にミケランジェロがどのように取り組んでいったのかを壁画を通して推察していこうと思います。(講師記) <各回の予定> 1.システィーナ礼拝堂装飾以前のミケランジェロ 2.システィーナ礼拝堂天井装飾の概要 3.システィーナ礼拝堂天井装飾の様式 4.システィーナ礼拝堂天井装飾の図像プログラム(1) 5.システィーナ礼拝堂天井装飾の図像プログラム(2)
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ファン・ゴッホ 自然と宗教の闘争
初回(4/16)のみお申込みあり
- 圀府寺 司/大阪大学名誉教授
- 2026/04/16木 〜 2026/06/18木
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
ファン・ゴッホは主に色彩豊かなアルル時代の風景画などで人気を博しています。しかし、その心の奥には深い宗教的情熱を秘め続けていました。彼は牧師の息子として生まれ、その少年時代をオランダの牧師文化、牧師たちが美術も論じていた文化にどっぷりと浸かって過ごしました。画家になる前には自身も牧師になることを切望しましたが、念願叶わず、いわば宗教を重く引きずったまま画家になったのです。画家になってからは教会や牧師を批判するようになり、宗教的主題は避けて自然のモティーフを描きます。それでも彼は時折「切実に〈宗教〉の必要を感じることがあり」、作品の中に様々な形で「宗教」を潜ませます。 本講座ではまずファン・ゴッホを育てた牧師文化がどのようなものだったのかをご紹介し、次いで、教会、太陽、ひまわり、掘る人、日本のモチーフ、星空といった主題群が全作品の中でどのように関わり合っていたのかを解明します。全作品の中に潜む主題系の分析を通じて、ファン・ゴッホの全画業が「自然」と「宗教」の壮絶な闘争であったことを明らかにします。(講師・記) ■4月期テーマ 掘る人 楽園追放のテーマ 想像の日本 ユートピアの住人としての日本人 星月夜 自然と宗教の壮絶な闘争 参考文献 ■圀府寺司著[『ファン・ゴッホ 自然と宗教の闘争』2009年 (小学館)](https://www.shogakukan.co.jp/digital/093877390000d0000000) ■圀府寺司著[『もっと知りたいゴッホ』改訂増補版 2025年(東京美術)](https://www.tokyo-bijutsu.co.jp/np/isbn/9784808713355/) 画像クレジット: フィンセント・ファン・ゴッホ 《画家としての自画像》 1887年12月-1888年2月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団) Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
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西洋建築史
新古典主義の世俗建築―イギリスの邸宅建築―
- 中島 智章/工学院大学教授
- 2026/04/16木 〜 2026/06/18木
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円
西洋建築史の新シリーズでは、城や宮殿を中心とした、キリスト教建築ではない世俗建築を取り上げていきます。今期は、18世紀から19世紀にかけてのイギリスの新古典主義の邸宅建築を、インテリアの天井画等とともに、講師が撮影した写真を豊富に交えながら紹介します。(講師・記) <講座スケジュール> @4月16日 パラーディオ主義のカントリーハウス A5月21日 建築家ジョン・ソーンの都市邸宅 B6月18日 ロイヤル・アルバート・ホールのローマン・リヴァイヴァル
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目から鱗のキリスト教絵画の基礎知識
新約聖書の絵画主題
- 平松 洋/美術評論家、フリーキュレーター
- 2026/04/16木 〜 2026/06/18木
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
かつて、西洋絵画のほとんどを占めていたのが、キリスト教に関連した宗教画でした。こうした作品を鑑賞するためには、最低限の聖書の知識が必要です。それだけではありません。宗教画ならではの約束事や、聖書正典以外の聖人伝や外典、伝説からの影響もあり、一筋縄ではいきません。本講義では、旧約聖書と新約聖書に由来する絵画の主題を取り上げ、詳細に検討することで、キリスト教絵画を鑑賞するための基礎教養を身に着けるとともに、宗教画ならではの、目から鱗の絵画鑑賞の方法を学んでいきます。(講師・記) <今期のテーマ> 第16回 新約聖書の絵画主題❹奇跡編―「カナの婚礼」から「ラザロの蘇生」まで 第17回 新約聖書の絵画主題❺ゴルゴダへの道編―「エルサレム入場」から「磔刑」まで 第18回 新約聖書の絵画主題❻死と復活編―「ピエタ」から「復活」「昇天」まで ※配布資料のアップは直前になります。画面に映しながら解説しますので、復習などにご活用ください。
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ぼくのイタリア映画史(4)
戦後のイタリア映画 【立川サテライト教室】
- 押場 靖志/学習院大学講師
- 2026/04/18土 〜 2026/06/06土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,484円 / 一般 14,784円
【立川サテライト教室での開催】お問い合わせは新宿教室へお電話ください。 3回にわたる連続講座でイタリア映画の歴史を少しずつふりかえってゆきます。今回はイタリアの戦後を描いた3人の監督の名作をとりあげ、それぞれの作品の成立背景やその意図などをご紹介しながら、その魅力にせまってみようと思います。 【第1回 4/18 シチリアのルキノ・ヴィスコンティ】 『揺れる大地』(1948年) ヴェルガの『マラヴォッリャ家の人々』の映画化をめざしていたヴィスコンティが、戦後、なんとか資金を得てシチリアロケによってその夢を実現します。話される言葉はすべてカターニャ方言。イタリア上映のときは字幕がついたといいます。助監督には若きフランチェスコ・ロージとフランコ・ゼフィレッリ。後に大監督となるふたりの協力のもと、本物の漁民たちをカメラの前に立たせて撮影した本作から、やがて敗北の美学として結実するヴィスコンティの作家性を読み解いてみようと思います。 【第2回 5/16 ピエトロ・ジェルミが描く戦後のドラマ】 『越境者』(1950年) 閉山となったシチリアの炭鉱労働者たちが、希望の国フランスに向ってイタリアを北上する物語。ヴィスコンティが構想していた炭鉱労働者の姿を描きだすのはピエトロ・ジェルミ。その後『鉄道員』(1956)や『刑事』(1959)で国際的に評価されるジェルミが、リアリズムに独自の男気あふれるドラマを織り込みながら語る物語。脚本にはフェデリコ・フェリーニの名前もみられ、残すべき100本の映画に選出されている作品を、ご一緒に考えてみようと思います。 【第3回 6/6 ヴィットリオ・デ・シーカの父に捧げる物語】 『ウンベルトD』(1952年) 映画的なドラマを廃したシンプルな演出。主演のカルロ・バッティスティは言語学者で演技経験なし。家政婦のマリア・ピア・カシリオも同じく素人。そして見事な演技をみせるのが愛犬のフライク。「ウンベルト」というのは、ヴィットリオ・デ・シーカの父親の名前でもあるという。原案・脚本はチェーザレ・ザヴァッティーニ。デ・シーカとは、すでに『子供たちは見ている』(1943)のころから協力関係にあり、ふたりの代表作には『靴みがき』(1946)や『自転車泥棒』(1948)などがある。 ※[押場靖志氏ブログ](https://yasujihp.wixsite.com/yasuji)
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芸術理論への招待
美術を読み解く12講
- 大澤 慶久/東京藝術大学非常勤講師
- 2026/04/18土 〜 2026/06/27土
- 11:00〜12:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
作品はどう読まれ、どう語られてきたのでしょうか。この講座では、美術史と美術批評の歴史を切り拓いてきた理論家たちの言葉と具体的な作品を手がかりに、12回にわたってひも解いていきます。 前半では、ヴァザーリの伝記的方法、ヴィンケルマンの古典の創出、ディドロのサロン批評、ボードレールの近代性、ラスキンの観察の倫理、フライの形式分析をたどりながら、美術史と批評の方法がどのように形づくられてきたかを見ていきます。 後半は、戦争の影が色濃くなる時代と戦後に視点を移します。ベンヤミンの複製技術論、グリーンバーグとT・S・エリオットの大衆文化論を経て、さらにゴンブリッチの知覚論、ソンタグの反解釈、バーガーの視線と権力の分析、そしてディディ=ユベルマンの残存とアナクロニズムへ。作品を読むこと、語ることの射程がどこまで広がりうるのか、そのスリリングな過程を描き出します。 理論家たちの多様なまなざしを知ることで、作品の前に立つわたしたちの経験が変容していく──そうした場となれば幸いです。(講師・記) 【カリキュラム】 ●前半(4月〜6月) 第1回 ジョルジョ・ヴァザーリ:伝記的方法の誕生──進歩史観としての美術史 第2回 ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマン:古典の創出──ギリシャ規範と古代様式史 第3回 ドゥニ・ディドロ:批評の形成──サロンと鑑賞者の誕生 第4回 シャルル・ボードレール:近代性──「モデルニテ」の美学 第5回 ジョン・ラスキン:見ることの倫理──観察と真理の方法 第6回 ロジャー・フライ:モダニズム批評の成立──形式分析の論理 ●後半(7月〜9月)予定 第7回 ヴァルター・ベンヤミン:複製技術とアウラ──受容と伝統の変質 第8回 クレメント・グリーンバーグ×T・S・エリオット:大衆社会と芸術の危機──『アヴァンギャルドとキッチュ』と「伝統」 第9回 エルンスト・ゴンブリッチ:再現とスキーマ──知覚の理論 第10回 スーザン・ソンタグ:反解釈──感受性の回復 第11回 ジョン・バージャー:視線と所有──イメージと権力の構造 第12回 ジョルジュ・ディディ=ユベルマン:残存とアナクロニズム──多層的な時間としての美術史
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新西洋美術史
「画家たちのライバル物語」
- 千足 伸行/成城大学名誉教授
- 2026/04/18土 〜 2026/06/20土
- 10:15〜11:45
- 全3回
- 会員 11,550円
前回までは「現代美術」を見据える内容でしたが、今回は趣向を変えて「画家たちのライバル物語」という視点から美術の流れを見てゆきます。 ルネサンス以後に限ってもほとんど無数のすぐれた画家が現れましたが、今回はその中から同じ時代を生き、互いに切磋琢磨しながら時代をリードした何人かの画家を選び「ライバル」という視点からその人間関係、作品を見てゆきます。内容的にはフランス近代が中心になると思いますが、イギリスのラファエル前派ほか、周辺部の興味深い画家たちも適宜とりあげるつもりです。 (講師・記) <各回のスケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます 1: 4/18 農民と自然への愛:ミレーとクールベ 2: 5/16 2人の都会っ子:マネとドガ 3: 6/20 印象派の双璧:モネとルノワール
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