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「世界史」の哲学
朝日カルチャーセンター50周年記念

- 大澤 真幸/社会学者
- 2025/01/09木 〜 2025/03/27木
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
2009年より『群像』誌上で連載しており、現在も継続中の「〈世界史〉の哲学」は、私のライフワークです。現在まで、以下が、講談社より単行本として出版されています。 『〈世界史〉の哲学 古代篇』* (10月〜) 『中世篇』* 『東洋篇』* 『イスラーム篇』* 『近世篇』 『近代篇1 〈主体〉の誕生』 『近代篇2 資本主義の父殺し』 『現代篇1 精神分析からファシズムへ』 『現代篇2 アメリカ』近刊 *が付いている巻に関しては、文芸文庫版もあり。 この講座では各巻のモチーフ、あるいはその巻の中心的な章について論じます。 September 06, 2024 講師・記 ■1月から東洋篇の解説にはいります。順次、続刊について解説を進めていく予定です。
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ヘーゲル「論理学」を読み直す
『本質論』、『概念論』導入

- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2025/01/09木 〜 2025/03/27木
- 19:00〜20:30
- 全6回
- 会員 19,800円 / 一般 23,100円
いわゆる「大論理学」は、ヘーゲルの主著なのですが、かつては「天地創造以前の絶対者の叙述」といった、おとぎ話のような解釈が施されていました。そのため、今日ではすっかり信用を無くしています。時代錯誤的な過去の遺物と呼ばれ、すっかり投げ棄てられている状況です。 しかし、「論理学」の理解なくして、ヘーゲル哲学の意義を捉えることはできません。古びていたのは、ヘーゲル「論理学」ではなく、昔ながらの解釈です。本講座では、論理学を神や絶対者といった神話的な読み方ではなく、人間にそなわった言語の意味の展開として、あらためて読み直すことにします。 ヘーゲルの論理学は決して、時代遅れにはなっていませんし、過去の遺物というわけでもありません。従来の読み方にとらわれない新たな読み方をしますので、ぜひともご参加ください。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 第1期 (7月期) 『存在論』 第2期 (10月期) 『存在論』、『本質論』導入 ★第3期 (2025年1月期) 『本質論』、『概念論』導入 第4期( 2025年4月期) 『概念論』 参考図書: メインは、 知泉書館 ヘーゲル全集第10巻1客観的論理学:存在論(第1版1812) を使用します。 すでに他の版をお持ちでしたら、それをご利用ください。
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道元「正法眼蔵」を読む

- 頼住 光子/駒澤大学教授
- 2025/01/10金 〜 2025/03/28金
- 10:00〜12:00
- 全6回
- 会員 20,790円
道元(1200〜1253)の主著『正法眼蔵』は、「真正な仏法の眼目を取り集めたもの」という書名からも分かるように、仏法の全体像を明らかにしようとした著作です。それは、日本曹洞宗の根本聖典であると同時に、日本思想史上、屈指の哲学書としても知られています。『正法眼蔵』では、仏道、坐禅、悟り、戒律、嗣法など、仏教や禅に固有のテーマについて叙述されるだけではなくて、自己、存在、世界、時間、言語、行為などをめぐって、哲学的吟味にも十分に耐え得る深い思索が、特異な文体によって展開されます。本講座においては、なぜそのような特異な文体が必要であったのかも含めて、『正法眼蔵』の思想をできる限り分かりやすく解説します。今期も引き続き「阿羅漢」巻途中から丁寧に読み解きつつ、道元の思想の核心に迫りたいと思います。■2013年4月開講。
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アンリ・ベルクソン「道徳と宗教の二源泉」を読む

- 前田 英樹/批評家
- 2025/01/13月 〜 2025/03/24月
- 18:30〜20:00
- 全6回
- 会員 20,790円
この講座では、フランスの哲学アンリ・ベルクソン(1859―1941)の四番目の、そして最後の主著となった『道徳と宗教の二源泉』(1932)を、一行ずつ丁寧に読み進めます。ベルクソンは、この著作のために二十五年の歳月を費やしました。この間、ヨーロッパでは酸鼻を極めた第一次大戦が起こり、一応の終結は見たものの、人類の未来に対する大きな不安と動揺が世界中に渦巻きました。この情勢に対し、ベルクソンは、自身の比類ない、<持続>の哲学をたずさえて立ち向かっています。私たちの道徳とは何か、宗教と呼ばれるもののほんとうの性質とは何か、結局のところ、人類はこれからも生き続けるに値するのか、そうであるなら、私たちのなかの何が、根本から立ち直らねばならないのか。この著作でベルクソンが、生のすべての力を傾けて答えようとした問いは、こうしたものです。ここにあるのは、ほかでもない現在の私たちが、いよいよさしせまって直面している問題ではないでしょうか。本書は、今、この時代にこそ、すみずみまで注意を払って熟読され、精神の食物とも、支えともされるべきものだと、私は信じています。受講に際しては、哲学の予備知識は、まったく不用です。 (講師・記) ※本講座は2024年1月に開講。じっくり読み進めます。 【各回のテーマ】(テーマは変更になる場合がございます。ご了承ください。) 1,「知性以下」から「知性以上」へと通じる道 2,「自己尊敬」なるもの 3,「正義」とは何か 4,絶対の正義が創造される時 5,前方への跳躍 6,正義が民衆への福祉と異なること
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写経と法話
幸せに生きるヒント

- 細川 晋輔/臨済宗妙心寺派 龍雲寺住職
- 臨済宗妙心寺派僧侶
- 2025/01/13月 〜 2025/03/24月
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円
写経の目的は、書の技術の向上ではありません。目の前の文字を一つずつ、丁寧に写していくことができたなら、それは間違いなく素晴らしい経典になります。経典の一字一字を「お釈迦様の教え」と信じて、丁寧に自分の心に写していくことが肝心です。 写した文字が上手く書けた、またその逆もあるでしょう。それでも、前の文字に囚われてしまえば、次の文字に集中することはできません。同じように、後の文字のことに想いを馳せれば、手元がおろそかになってしまいます。たとえ思い通りにいかなくても、目の前の一つのことに集中して生きていく。そこに、お釈迦様が説かれた「幸せに生きるヒント」が存在しているのです。 般若心経をお唱えし、仏典・仏教のお話もいたします。字の上手下手ではなく経典の一字一字を「お釈迦様の教え」と信じて丁寧に自分の心に写していくことを大切に、心静かな時間を体験します。初心者の方も安心して参加できます。(講師・記)
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ニーチェ入門・ニーチェかく語りき
『善悪の彼岸』

- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2025/01/16木 〜 2025/03/20木
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 19,800円 / 一般 23,100円
ニーチェが亡くなって、すでに120年以上もたっています。それなのに、いまだに世界中でたくさんの人がニーチェを求めています。いったいどこに、その魅力があるのでしょうか?ぜひとも、自分の眼で確かめてみましょう。 ニーチェには興味があるが、まだ読んだことのない方。いざ読んでみるとよく分からなかった。わずか数ページで挫折してしまった!それでも、ニーチェへの興味は尽きない。・・・この講座は、そのような人に向けて、「ご一緒にニーチェを読んでみましょう!」という、お誘いです。 『悲劇の誕生』『悦ばしき知恵』『ツァラトゥストラはこう言った』『善悪の彼岸』という代表作を、毎回レジュメを参考にしていただきながら、それぞれ6回ほどに分けて、ゆっくりと読んでいきます。 4月期は『悲劇の誕生』のディオニュソスとアポロン、7月期は『悦ばしき知恵』のニヒリズムと神の殺害、10月期は『ツァラトゥストラかく語りき』の権力への意志と永遠回帰、2025年1月期は『善悪の彼岸』の道徳とキリスト教、といったニーチェ思想のキーワードも考えます。(講師・記) 【取り上げる著作】※状況によって変更することもございます。 ■4月期 『悲劇の誕生』 ■7月期 『悦ばしき知恵』 ■10月期 『ツァラトゥストラはかく語りき』 ★■2025年1月期 『善悪の彼岸』 ※お申込みは3か月単位です。
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西洋的世界の終り 現代世界をどう捉えるか

- 西谷 修/東京外国語大学名誉教授
- 2025/01/16木 〜 2025/06/12木
- 19:00〜20:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
気候変動で日々、世界各地で大災害が起こるなか、世界は(西洋先進国だけだが)戦争態勢を整えるのに急で、デジタルAI化が社会や人間のあり方をベースから変え、IT産業によって生じた大富豪たちがその夢想を世界に押しつける。現代世界はいったいどうなっているのか、文明史を洗い直して考える。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 1) 世界史の見方 2) 現代の終末論的戦争 3) デジタル・ヴァーチャル化とは何か? 4) 成長――地球外への幻想 5) 「新世界」化と難民(先住民)の回帰 6) 文明史を読み直す
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新訳・カント『道徳形而上学の基礎づけ』を読む
カント生誕300年記念

- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2025/01/17金 〜 2025/03/21金
- 11:00〜12:30
- 全6回
- 会員 19,800円 / 一般 23,100円
カントの『道徳形而上学の基礎づけ』は、近代道コ論の基本書であるとともに、現代世界の現実にてらしてみると、人間の理性に基づいた社会や規範がどのような可能性と限界をもつのか、その中でわれわれは何をすべきなのかを、あらためて深く考えさせてくれます。カント生誕300年を記念して半世紀ぶりに出版された、拙訳の『道徳形而上学の基礎づけ』(岩波文庫)をもう一度きちんと読み直してみたいと思います。(講師・記) テキスト:各自ご用意ください。 『道徳形而上学の基礎づけ』(岩波文庫)カント著・大橋容一郎訳 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 10月期 第1回 概説と「序」(9-20)を読む 第2回 第1章 善意志と義務論(21-35)を読む 第3回 第1章 義務と道徳的認識の原理(35-47)を読む 第4回 第2章 通俗的な道コ哲学と道徳形而上学(49-62)を読む 第5回 第2章 仮言命法(62-76)を読む 第6回 第2章 定言命法と道徳法則(76-88)を読む ★1月期 ・第7回 定言命法の諸方式 ・第8回 人間性目的の命法 ・第9回 自律の命法 ・第10回 目的の王国 ・第11回 道コと自由 ・第12回 実践理性の可能性と限界
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【オンライン受講】哲学の巨人たち 『メルロ=ポンティ哲学者事典』を手がかりに

- 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
- 2025/01/22水 〜 2025/03/26水
- 13:00〜14:30
- 全4回
- 会員 13,860円 / 一般 18,260円
本年度は、メルロ=ポンティの視点を手がかりにしながら、古典から現代思想にいたるまで、哲学史全般の大きな流れをたどってみることにいたしましょう。個々の哲学者の特徴を生かしながらも、時代精神の全体を把握できるよう努めてみたいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により、変更することがございます。 ★2025年1月期 導入. 「哲学とは世界をとらえなおすこと」 ― 哲学・哲学史・哲学者列伝をめぐって ※[1回のみの](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7731159)ご受講も可能です。 1. 東洋への視線 ― ブッダ、ナンマルヴァール、荀子、荘子 2. 西洋哲学のパースペクティヴ ― ハイデガー、ニーチェの視点 3. 「起源の消滅」と「イデア論」 ― ソクラテス、プラトン、アリストテレス 2025年4月期 4. 「エピクロス派」と「ストア派」 5. 哲学と宗教 ― ユダヤ教、キリスト教、イスラム教 6. デカルトの系譜 ― マルブランシュ、スピノザ、ライプニッツ 2025年7月期 7. イギリス経験論 ― ロック、バークリー、ヒューム 8. カントとドイツ観念論 ― シェリング、ヘーゲル 9. 世紀末の転換点 ― ニーチェ、マルクス、フロイト 2025年10月期 10. 実存主義と現象学 ― ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ 11. 構造主義と言語学 ― レヴィ=ストロース、フーコー、ソシュール 12. 現代哲学の二大巨頭 ― デリダ、ドゥルーズ
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【教室受講】哲学の巨人たち 『メルロ=ポンティ哲学者事典』を手がかりに

- 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
- 2025/01/22水 〜 2025/03/26水
- 13:00〜14:30
- 全4回
- 会員 13,860円 / 一般 18,260円
本年度は、メルロ=ポンティの視点を手がかりにしながら、古典から現代思想にいたるまで、哲学史全般の大きな流れをたどってみることにいたしましょう。個々の哲学者の特徴を生かしながらも、時代精神の全体を把握できるよう努めてみたいと思います。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により、変更することがございます。 ★2025年1月期 導入. 「哲学とは世界をとらえなおすこと」 ― 哲学・哲学史・哲学者列伝をめぐって ※[1回のみ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7671215)のご受講も可能です。 1. 東洋への視線 ― ブッダ、ナンマルヴァール、荀子、荘子 2. 西洋哲学のパースペクティヴ ― ハイデガー、ニーチェの視点 3. 「起源の消滅」と「イデア論」 ― ソクラテス、プラトン、アリストテレス 2025年4月期 4. 「エピクロス派」と「ストア派」 5. 哲学と宗教 ― ユダヤ教、キリスト教、イスラム教 6. デカルトの系譜 ― マルブランシュ、スピノザ、ライプニッツ 2025年7月期 7. イギリス経験論 ― ロック、バークリー、ヒューム 8. カントとドイツ観念論 ― シェリング、ヘーゲル 9. 世紀末の転換点 ― ニーチェ、マルクス、フロイト 2025年10月期 10. 実存主義と現象学 ― ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ 11. 構造主義と言語学 ― レヴィ=ストロース、フーコー、ソシュール 12. 現代哲学の二大巨頭 ― デリダ、ドゥルーズ
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日本10大神社
八幡神社篇

- 島田 裕巳/宗教学者
- 2025/01/22水 〜 2025/03/26水
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
日本には有数な神社が数多く存在する。伊勢神宮、宇佐神宮、大神神社、宗像大社、出雲大社、伏見稲荷大社、諏訪大社、春日大社、日吉大社、北野天満宮などだ。こうした神社は、いかに成立し、どういった歴史を歩んできたんだろうか。今回の講義では、その点を深く掘り下げていく。伊勢神宮に続けて取り上げるのは、古代から天照大神とともに朝廷や武家の信仰を集めてきた八幡神を祀る神社である。(講師・記) 第1回 宇佐八幡宮と八幡神の出現 第2回 平安京の裏鬼門としての石清水八幡宮 第3回 武家が信仰した鶴岡八幡宮
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21世紀人の西洋哲学史 第5期・20世紀の哲学
20世紀哲学概論、ディルタイ、文化価値の哲学

- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2025/01/23木 〜 2025/03/27木
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
西洋の有名な哲学は、それぞれに独自の世界像を示していますが、その哲学の基盤に置かれている理念と、原理を展開する方法は、現代でも有意義な示唆に富んでいます。産業革命以来の機械論的世界観に対して、見直しの声が高まっている現代の世界観と、古典的な哲学との対話を目ざします。 古代ギリシアから21世紀にまでおよぶ哲学の歴史をひもときながら、現代世界に生じているさまざまな課題について、あらためて古典的な哲学がもつ多様で豊穣な世界観に学んでいきます。本講座は2023年1月から全36回を予定している長大なものですが、「古代・中世・近世・現代」の区分をもつ西洋哲学史の概観を知り、頭の中に西洋思想史全体の大きな地図を描くことを目ざします。(講師・記) ★■【第5期 20世紀の哲学】 ★2025年1月期 25)20世紀哲学概論 26)ディルタイ 27)文化価値の哲学 2025年4月期 28)ヴィトゲンシュタイン 29)フッサール 30)ハイデッガー 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 2023年1月期・・・終了 総論 古典思想に学ぶ現代 ■【第1期 古代中世と人文主義】 1)プラトン 2)アリストテレス 3)プロティノス 2023年4月期・・・終了 4)アウグスティヌス 5)トマス・アクィナス 6)人文主義概論 ■【第2期 近代科学と哲学】 2023年7月期・・・終了 7)パラケルスス 8)ガリレイ 9)ベーコン 2023年10月期・・・終了 10)ホッブズ 11)デカルト 12)スピノザ ■【第3期 経験と形而上学】 2024年1月期・・・終了 13)パスカル 14)ロック 15)ライプニッツ 2024年4月期・・・終了 16)ヒューム 17)ルソー 18)カント ■【第4期 19世紀世界と哲学】 2024年7月期 19)19世紀哲学概論 20)ショーペンハウアー 21)ヘーゲル 2024年10月期 22)ベンサムとミル 23)コント 24)ニーチェ ★■【第5期 20世紀の哲学】 ★2025年1月期 25)20世紀哲学概論 26)ディルタイ 27)文化価値の哲学 2025年4月期 28)ヴィトゲンシュタイン 29)フッサール 30)ハイデッガー ■【第6期 21世紀の哲学】 2025年7月期 31)ポストモダニズム 32)市民と対話の哲学 33)認識の自然化と社会化 2025年10月期 34)人工知能と心の哲学 35)量子論の哲学 36)ケアと身体の哲学 ※お申込みは3か月単位です。
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西田幾多郎『善の研究』をゆっくり読む
実在(リアル)とは何か

- 大熊 玄/立教大学教授
- 2025/01/23木 〜 2025/05/22木
- 13:30〜15:00
- 全5回
- 会員 17,325円 / 一般 22,825円
西田幾多郎の『善の研究』は、1911年の出版から百年を過ぎながら、今でも国内外で広く読まれている哲学書です。日本(東洋)の伝統思想に基づきつつ、西洋の哲学・宗教をふまえたその思索は、出版のすぐ後に「明治以後に日本人が書いた最初で唯一の哲学書」と言われました。よく読まれながら、その内容が難解で最後まで通読できないとも言われますが、著者の西田本人は、読者に出来るだけ理解してもらおうと当時としては珍しく哲学書を口語体で書き、ごまかしなく語りかけてきます。この講座では、西田自身が勧めるように難解な第一編「純粋経験」は省略し、第二編「実在」から、可能な限りわかりやすく解説しながらゆっくりと読み進めていきます。(講師・記) @1月23日 考究の始まりの基点(ゼロ・ポイント) A2月27日 意識の立ち現われ(現象)こそが唯一のリアリティ B3月27日 リアルの真の姿は、知よりも情意によって明らかとなる C4月24日 真のリアルにはいつも同一の形式(パターン)がある D5月22日 真のリアルは「一即多、多即一」という根本的なあり方をしている
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文庫でよむ近代日本の思想

- 苅部 直/東京大学教授
- 2025/01/23木 〜 2025/03/27木
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 一般 13,695円
近代の日本人は、秩序と人間をめぐってどう考えてきたのか。政治・経済・社会をどのように論じてきたのか。そのことを知ることのできる思想史の古典が、いまは文庫本でいくつも読むことができます。一緒に読み、議論しながら、さまざまな問題について考えましょう。(講師・記) ■小林秀雄『新装版 考えるヒント (3)』(文春文庫、2013年新装版)を読み進めます。 範囲は前月末にHPにアップします。 ▼ [新装版 考えるヒント (3) ](https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E8%A3%85%E7%89%88-%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%88-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E7%A7%80%E9%9B%84/dp/4167107147) 〈スケジュール〉※随時更新します。前月末に毎回決定。 1月23日=『考えるヒント3』(文春文庫、2013年新装版)より「歴史と文学」 2月27日=『モオツァルト・無常という事』(新潮文庫、2006年改版)「偶像崇拝」 3月27日=『モオツァルト・無常という事』「蘇我馬子の墓」「骨董」「真贋」
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マルクス「資本論」第3巻を読む

- 佐々木 隆治/立教大学教授
- 2025/01/24金 〜 2025/03/28金
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
不平等の拡大、気候危機の深まり、インフレによる実質賃金の低下。経済システムに対する批判が高まりつつある今も、資本主義はますます強固になっているように見えます。人々を支配する権力関係が発生するのはなぜでしょうか。混沌とした状況を解き明かすには「儲け」のメカニズムを徹底的に分析したマルクスの『資本論』第3巻が鍵となります。本講座では、未完に終わったこの難読の書を拙著『マルクス 資本論第3巻』(角川選書)にもとづいて読み解いていきます。(講師・記) 【カリキュラム予定】※状況によって変更することもございます。 2024年4月期 1.イントロダクション:『資本論』第3巻はどういう著作か 2.第1章「利潤」論を読む@:形象化の出発点 3.第2章「利潤」論を読むA:資本による人間と自然の浪費 2024年7月期 4.第2章「平均利潤」論を読む@:生産価格の謎 5.第2章「平均利潤」論を読むA:マルクス均衡とは何か 6.第3章「利潤率低下法則」論を読む@:利潤率低下の根本原因は何か 2024年10月期 7.第3章「利潤率低下法則」論を読むA:恐慌はなぜ起こるのか 8.第4章「商業資本」論を読む:商業の専門化による利潤の取得 9.第5章「利子生み資本」論を読む@:利子とは何か ★2025年1月期 10.第5章「利子生み資本」論を読むA:銀行と金融市場 11.第5章「利子生み資本」論を読むB:資本主義と金融システム 12.第6章「地代」論を読む@:独占による経済的収奪 2025年4月期 13.第6章「地代」論を読むA:コモンの独占に抗するために 14.第7章「収入とその諸源泉」を読む@:人々はなぜ「資本主義リアリズム」に陥るのか 15.第7章「収入とその諸源泉」を読むA:「自由の国」にむけての新たな階級闘争のビジョン ※お申込みは3か月単位です ※各自お求めください。テキスト:『マルクス資本論第3巻』(佐々木隆治・著/角川選書)
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音楽と哲学
ピュタゴラス派の音楽と古代宇宙論、グレゴリオ聖歌と中世キリスト教、ルネサンス音楽

- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2025/01/24金 〜 2025/03/28金
- 11:00〜12:30
- 全3回
- 会員 9,999円 / 一般 11,649円
西洋のクラシック音楽は、古代ギリシアから中世、ルネサンス期、近現代にいたるまで、つねにその時代の思想や哲学と切り離すことができません。この連続講座では、西洋音楽の歴史的な変遷をたどりながら、その背後にある時代精神や哲学的な世界観を明らかにしていきます。音楽作品を聞くのにも、また芸術を通じて各時代の思想を理解するのにも役に立つ講座を目ざします。(講師・記) ※8期24講を予定しています。 【カリキュラム】※状況により、変更することもございます。 ★2025年1月期 【第1チクルス】 西洋クラシック音楽の出発点である古代ギリシアの宇宙観から、グレゴリオ聖歌の発達と中世キリスト教の思想や典礼、またいわゆるルネサンス音楽の諸派と当時の思想である人文主義の考え方など、近代合理主義の夜明け前までの音楽と思想をたどります。 1 ピュタゴラス派の音楽と古代宇宙論 (紀元前) 2 グレゴリオ聖歌と中世キリスト教 (9−13世紀) 3 ルネサンス音楽と人文主義思想 (14−16世紀) 2025年4月期 【第2チクルス】 1600年代の近代合理主義の始まりから啓蒙主義前期まで、音楽では近代のいわゆるバロック音楽の時代を扱います。デカルの処女作『音楽提要』の和声論、バッハとプロテスタントキリスト教の精神、啓蒙主義者ルソーの自由な感情表現の音楽と思想などをたずねます。 1 デカルトの音楽論と近代合理主義 (17世紀前半) 2 大バッハとキリスト教思想 (18世紀前半) 3 ルソーの音楽と感情主義の哲学 (18世紀半ば) 2025年7月期 【第3チクルス】 音楽では古典主義からロマン主義の出現までの時代、哲学思想的には啓蒙主義の時代を扱います。師弟関係にあるハイドン、モーツァルト、ベートーベンの作品は、いずれも啓蒙的な世界観を示しており、ベート−ベンは古典主義からロマン主義への移行のあり方をよく表しています。 1 ハイドンと啓蒙主義 (18世紀後半) 2 モーツァルトとフリーメーソンの思想 (18世紀後半) 3 ベートーベンとドイツ観念論 (19世紀初頭) 2025年10月期 【第4チクルス】 19世紀の、いわゆるロマン主義時代の音楽と、そこに見られるヨーロッパの思想的関係を明らかにします。ドイツ・ロマン主義の神秘と怪奇を表しているウェーバーのオペラ、ユダヤ人であったメンデルスゾーンの世界観、そしてワーグナーが古ゲルマン主義に傾倒した理由を考えていきます。 1 ウェーバーとロマン主義 (19世紀前半) 2 メンデルスゾーンとケルト思想 (19世紀前半) 3 ワーグナーと古ゲルマン主義 (19世紀半ば) ※お申込みは3か月単位です
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解釈学の歴史、意義、射程

- 山脇 直司/東京大学名誉教授
- 2025/01/24金 〜 2025/03/21金
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
解釈学と訳されるHermeneutikは、単なる文献学と異なり、テキストや伝統の理解のみならず、自己理解、他者理解、世界理解をつなぐ学問として、現代哲学の有力な潮流の一つを占めるが、日本ではなぜか他の潮流に比べてよく知られているとは言えない。こうした知の空白を埋めるべく、本講義では、ディルタイ、初期ハイデガー、ガダマー、リクール、テイラー、ギアーツなどの解釈学のみならず、日本の三木清と和辻哲郎らの過去の試みも取り上げながら、現代における解釈学の意義と射程について考えてみたい。 @1月24日 ディルタイから初期ハイデガーを経てガダマーとリクールへ ――歴史的理性批判から「自己―世界―他者」理解へーー A2月21日 近代日本における三木清と和辻哲郎の解釈学受容の特色と限界 ――時局理解、倫理学、風土論、戸坂潤の批判などーー B3月21日 解釈学の現代的意義と射程 ――異文化理解、歴史理解、教育哲学などでの活用――
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インドの宗教と文化 第5期 インドのさまざまな宗教
ゾロアスター教、インドのスーフィズム、シク教

- 赤松 明彦/京都大学名誉教授
- 2025/01/24金 〜 2025/03/28金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 9,900円 / 一般 11,550円
古代のインドでは、宇宙や世界、神々や人間について、様々な考えが生み出された。それらは神話や宗教、そして哲学として今に伝えられている。その中には、仏教のように世界宗教として、あるいはヨーガのように健康法として世界に広がったものもある。「ゼロの発見」のような科学史上の事件もあれば、風土と結びついた医学の発展もあった。今回の講座では、西欧と東アジアの中間にあって独自の考えを生み出してきたインドの宗教と文化について考える。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ■2024年1月期 第1期 神話と宗教 第1回 ヴェーダとウパニシャッド 第2回 仏教とジャイナ教 第3回 叙事詩とヒンドゥー教 ■2024年4月期 第2期 ヨーガの思想 第4回 サーンキヤとヨーガ 第5回 ヨーガと苦行 第6回 ヨーガと神秘主義 ■2024年7月期 第3期 ヒンドゥー教の展開 第7回 ヒンドゥー教とシヴァ神信仰 第8回 ヒンドゥー教とヴィシュヌ神信仰 第9回 ヒンドゥー教と女神信仰 ■2024年10月期 第4期 インドの科学 第10回 「ゼロの発見」と数学 第11回 天文学と密教占星術 第12回 医学とエコロジー ★■2025年1月期 第5期 インドのさまざまな宗教 第13回 ゾロアスター教 第14回 インドのスーフィズム 第15回 シク教 ■2025年4月期 第6期 インドにおける現代 第16回 インド的寛容と中立主義 第17回 菜食主義と非暴力主義 第18回 カーストと平等 ※お申込みは3か月単位です。各回テーマで読み切りますので、途中からのご参加も安心です。
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ドゥルーズ=ガタリの哲学
「千のプラトー」講義

- 江川 隆男/哲学者
- 2025/01/25土 〜 2025/03/22土
- 18:00〜19:30
- 全3回
- 会員 10,395円
本講座では、ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリが二人で書いた、画期的な書物『千のプラトー』についての講義をおこないます。この講座は、2022年から対面で開講してきました。今年度の4月期の講座からオンラインでの受講も可能になりましたので、途中からでもぜひご参加ください。このきわめて特異な著作における新た哲学を抽出しつつ、その絶対的な脱領土化の思考の意義を、とくに〈生成変化〉の観点からまずは探求したいと思います。全一五章からなる大著ですが、各章の内容(現在は第10章)を何回かに分けて分かりやすく解説し論じますので、奮って参加してください(以下の各回のテーマは、進捗度合によって、前後する場合があります)。(講師記) <各回テーマ> 第1回 「10 一七三〇年――強度になること、動物になること、知覚しえぬものになること‥‥」(思い出と生成変化、点とブロック) 第2回 「10 一七三〇年――強度になること、動物になること、知覚しえぬものになること‥‥」(思い出と生成変化、点とブロック) 第3回 「10 一七三〇年――強度になること、動物になること、知覚しえぬものになること‥‥」(音楽への生成変化)
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ドゥルーズ=ガタリの哲学 ユース学生会員
「千のプラトー」講義

- 江川 隆男/哲学者
- 2025/01/25土 〜 2025/03/22土
- 18:00〜19:30
- 全3回
- 会員 5,445円
本講座では、ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリが二人で書いた、画期的な書物『千のプラトー』についての講義をおこないます。この講座は、2022年から対面で開講してきました。今年度の4月期の講座からオンラインでの受講も可能になりましたので、途中からでもぜひご参加ください。このきわめて特異な著作における新た哲学を抽出しつつ、その絶対的な脱領土化の思考の意義を、とくに〈生成変化〉の観点からまずは探求したいと思います。全一五章からなる大著ですが、各章の内容(現在は第10章)を何回かに分けて分かりやすく解説し論じますので、奮って参加してください(以下の各回のテーマは、進捗度合によって、前後する場合があります)。(講師記) <各回テーマ> 第1回 「10 一七三〇年――強度になること、動物になること、知覚しえぬものになること‥‥」(思い出と生成変化、点とブロック) 第2回 「10 一七三〇年――強度になること、動物になること、知覚しえぬものになること‥‥」(思い出と生成変化、点とブロック) 第3回 「10 一七三〇年――強度になること、動物になること、知覚しえぬものになること‥‥」(音楽への生成変化)
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