141講座中 1〜20件を表示
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ハイデガーの「ニーチェ講義」を読む
ニーチェ入門
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/07/02木 〜 2026/09/17木
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
ハイデガーの「講義」は、著作に比べると分かりやすく、面白い。これは、公然の秘密(?)になっています!その講義録のなかで、最良と評されるものが、今回取り上げるニーチェ講義です。これを読むと、まさにハイデガーのニーチェ講義に出席しているかのような錯覚を覚えるでしょう。 ニーチェの文章は、グダグダ説明せず、短く言い切るのですが、そのぶん背景知識がないとうまく理解できません。ハイデガーはニーチェが言いたかったこと、言えなかったことを抉り出して、見事に定式化しています。これを読むと、最良のニーチェ解説に出会えます。と同時に、この書でハイデガーは、ニーチェの口を借りてみずからの哲学を語っていますので、ハイデガーの思想を具体的に知るには、最適の書と言えるでしょう。 ハイデガーのニーチェ読解は、古代ギリシアから人類の未来へと視線を広げていますので、哲学を学ぶ者にとっては最善の入門書と言えるでしょう。 昨年から、<ハイデガーの「ニーチェ講義」を読む>を、始めました。その中には、4つの講義が入っていますが、@「芸術としての権力への意志論」とA「永遠回帰論」の二つが終わりました。この二つは、きわめて興味深いもので、読みながらいつもハッとさせられました。これから、残りの二つの講義B「認識としての権力への意志論」C「ニヒリズム論」を取り上げ、解明することにしています。 7月期はC「ニヒリズム論」に入ります。 この機会に、ぜひとも、この貴重なハイデガーのニーチェ講義に、参加してみませんか。 各自ご準備ください。 テキスト ハイデガー『ニーチェ』T、U (平凡社ライブラリー)
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『実践理性批判』とカントの実践哲学
- 大橋 容一郎/上智大学名誉教授
- 2026/07/03金 〜 2026/09/18金
- 11:00〜12:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
カントの道コといえば、「なすべきことをせよ」という厳格な義務の道徳論を思い起こす方も多いでしょう。しかしカントの実践哲学は、自然の問題から社会や国家、芸術や宗教論までをふくむ、とても広い視野と射程をもっています。この講座では、彼の実践哲学についての代表的著作である『実践理性批判』を中心として、『道徳形而上学の基礎づけ』『道徳形而上学・徳論』なども振り返りながら、実践哲学の全体としてカントが何を目ざしていたのかを考えて行きます。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により、変更することもございます。 今期(7-9月) 1)7月3日 オリエンテーションと『道徳形而上学の基礎づけ』前半 2)7月31日 『道徳形而上学の基礎づけ』後半 3)8月7日 『実践理性批判』第1回 4)8月21日 『実践理性批判』第2回 5)9月4日 『実践理性批判』第3回 6)9月18日 『実践理性批判』 第4回 来期(10-12月) 7)『実践理性批判』第5回 8)『実践理性批判』第6回 9)『道コ形而上学・徳論』第1回 10)『道徳形而上学・徳論』第2回 11)『道徳形而上学・徳論』第3回 12)(終わり) まとめ・カントの実践哲学が目ざすもの 参考図書: 『道徳形而上学の基礎づけ』大橋容一郎訳、岩波文庫(新訳) 『実践理性批判』波多野・篠田訳、岩波文庫 『人倫の形而上学第二部 徳論の形而上学的原理』宮村悠介訳、岩波文庫(新訳)
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ヒュームを読むA―<文明>の社会科学
- 坂本 達哉/慶應義塾大学名誉教授
- 2026/07/04土 〜 2026/09/05土
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
本年はイギリス(スコットランド)18世紀の哲学者デイヴィッド・ヒューム(1711−1776)の没後250年にあたります。ヒュームは、親友であった「経済学の父」アダム・スミスとともに、スコットランド啓蒙思想の頂点に位置する思想家であり、ドイツの大哲学者イマヌエル・カントを「独断論のまどろみから目覚めさせた」ことでも知られます。「英語で書いた最も重要な哲学者」という評価が確立しているヒュームですが、その業績は哲学から政治、経済、歴史まで膨大です。そこで、本講座では、4月期と7月期の計6回をつうじて、「人間本性」をキイワードとして展開されたヒュームの哲学、政治論、経済論の世界を探索します。(講師・記) **今期テーマ** 「ヒュームを読むA――<文明>の社会科学」 政治、経済、歴史をめぐる多面的考察を展開して、近代社会科学のパラダイムを生み出したヒューム。 経験主義の歴史認識と鋭い現実批判から文明社会の豊かな可能性を探求したヒューム思想の全体像に迫ります。 第1回 「ヒューム経済思想の到達点−−文明社会から資本主義へ」 第2回 「ヒューム政治・歴史思想の先駆性−−文明社会と民主主義は両立するか」 第3回 「ヒューム思想と現代−−文明社会の危機をどう乗り越えるか」
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ヴィトゲンシュタインを初歩から入門する
「哲学探究」を読む
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/07/04土 〜 2026/09/19土
- 18:30〜20:00
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
今年度はヴィトゲンシュタインの主要な書物の2冊を取り上げて、たんに読むだけでなく、そこに含まれる問題や解釈などにも気を配って、あらためて初歩から入門したいと考えています。全体は、初歩の初歩でしたが、今回は「初歩から入門」ということで、前回ふれなかった問題を積極的に論じることにします。重複しませんので、前回の方々も、セカンド・ステップとしてぜひご参加ください。 ヴィトゲンシュタインの『哲学探究』は、彼の後期哲学の重要な著作として、高く評価されていますが、いざ内容に踏み込んでみると、いったい何を語ろうとしているのかさえ、議論が分かれます。「言語ゲーム」という言葉は有名ですが、その内実については必ずしも明確ではありません。また、初期の『論理哲学論考』と対比されますが、そもそも二つの著作の関係がどうなっているのか、研究者の間でも明確とは言えません。 本講座では、『哲学探究』が論じたさまざまな問題を取り上げ、それに関する解釈なども確認しつつ、ヴィトゲンシュタインの再入門を行ないたいと思います。昨年度も、この著作を取り上げましたが、昨年は初歩の初歩ということで、本の流れに従って内容理解に努めましたが、今年の講座では、それぞれの問題ごとに、議論を再構成したいと考えています。 (講師・記) 【カリキュラム予定】※状況によって変更することもございます。 ■2026年4月〜 【哲学探究】 使用テキスト 『哲学探究』(講談社) ■2026年10月〜 【論理哲学論考】 使用テキスト 『論理哲学論考』(岩波文庫) ※お申込みは3か月単位です ※使用テキストは、各自ご準備ください。
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ヘーゲル哲学という古典
V 歴史と摂理
- 山 守/東京大学名誉教授
- 2026/07/06月 〜 2026/09/21月
- 18:30〜20:00
- 全5回
- 会員 18,150円 / 一般 20,900円
ヘーゲル哲学が現在、アメリカを中心とした哲学界で注目を集めていますが、そうしたなかであらためて重要なことは、ヘーゲル哲学というすでに古典となっている哲学を、きちんと掌握することであろうと思います。ついては本講座においては、こうした古典哲学としてのヘーゲル哲学を包括的に取り上げ、ヘーゲル哲学の重要箇所をとりまとめたものを皆さんとともに講読いたします。テクストは、廣松渉編『世界の思想家 12 ヘーゲル』(平凡社)で、ここに収録されたヘーゲル自身の論議を、丁寧に読み進めます(テクストは毎回プリントでも配布いたします)。今期は「ヘーゲル哲学という古典」と題しました本講座の最終回となりますが、購読箇所は、ヘーゲルの歴史に関する論述です。ヘーゲルにとって「歴史」とは、このうえなく重要な論点です。といいますのも、「自由」と「必然性」の一致こそが、ヘーゲル哲学にとっての最重要の観点であるわけですが、歴史においてこの一致が、明瞭に見て取れるからなのです。(講師・記) **各回の予定** 1. 「V 歴史と摂理」「第一節 自由の実現」 2. 「V 歴史と摂理」「第二節 理性の狡知」 3. 「V 歴史と摂理」「第三節 神との融和」「第一項 宗教の本質」 4. 「V 歴史と摂理」「第三節 神との融和」「第二項 教団と世界」 5. 「V 歴史と摂理」「第三節 神との融和」「第三項 精神の完現」
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続・ギリシア哲学史
ローマのエピクロス哲学
- 納富 信留/東京大学教授
- 2026/07/06月 〜 2026/09/21月
- 19:00〜20:30
- 全2回
- 会員 7,700円 / 一般 9,900円
古代ギリシア哲学は初期・古典期以後、ヘレニズム期・古代後期にそれまでとは異なる新たな思索と活動を展開します。本講座ではギリシア哲学史の後半部を、時代と哲学者ごとに検討していきます。今期はルクレティウスを検討します。 拙著『ギリシア哲学史』(筑摩書房)の続編となります。哲学史や歴史についての予備知識は必要ありません。質疑応答を通じて理解を深めていきます。(講師・記)
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絵画を観る、読む――ヨーロッパ図像学入門
《眠れるヴィーナス》《愛のアレゴリー》《最後の審判》
- 伊藤 博明/埼玉大学名誉教授
- 2026/07/08水 〜 2026/09/09水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
私たちが絵画を鑑賞するときの感動は、まずは構図の素晴らしさ、色彩の鮮やかさ、そして卓越した画家の技量によってもたらされ、そこに「驚き」や「発見」が加わることもあるでしょう。しかし、絵画の様式や主題だけではなく、それが描かれた文化的・思想的な背景を知ることは、作品の理解を深めることになり、私たちの感動は増すことになるでしょう。 今期は、ルネサンス・ヴェネツィア派の祖、ジョルジョーネ、フィレンツェのマニエリスム画家、ブロンズィーノの代表作、そして、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の祭壇画を取り上げてお話しいたします。 @7月 8日 ジョルジョーネ《眠れるヴィーナス》 A8月19日 ブロンズィーノ《愛のアレゴリー》 B9月 9日 ミケランジェロ《最後の審判》 図版キャプション:ブロンズィーノ《愛のアレゴリー》1540-45年 ロンドン ナショナル・ギャラリー
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日本仏教の歴史
古代1・仏教伝来から聖武天皇と大仏建立まで
- 松尾 剛次/山形大学名誉教授
- 2026/07/08水 〜 2026/09/16水
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
日本語には仏教に由来する言葉が非常に多いように仏教は日本文化に根付いています。欧米文化を理解するためには、キリスト教を知る必要があると言われますが、日本文化を理解するうえで日本仏教を知ることは不可欠です。本講座では、日本仏教の歴史を時代順に、まず古代の仏教からみていきます。(講師・記) <各回の内容> 第1回 仏教伝来の衝撃と聖徳太子 第1回では、八万の神々への信仰があったにも関わらず、「なぜ仏教を受け入れたのか」、「聖徳太子とはどのような人物であったのか」など、仏教伝来と聖徳太子に注目します。 第2回 官僧仏教の誕生 第2回では、仏教伝来以後、仏教は律令体制に位置づけられ、僧侶は官僧(官僚僧)であったことを明らかにします。 第3回 聖武天皇と大仏建立 第3回では、古代仏教を大きく変えた聖武天皇(光明皇后)と大仏建立に注目します。
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ヘーゲル「エンチクロペディ」を読む 自然哲学篇
- 岡本 裕一朗/玉川大学名誉教授
- 2026/07/09木 〜 2026/09/24木
- 19:00〜20:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
ヘーゲルといえば、たくさんの著作があり、そのどれも大きなものです。そのため、一つ読むだけでも大変です。しかも、一つ読んだだけでは、ヘーゲルが全体としてどんなことを考えていたのかは、想像もつきません。とすれば、ヘーゲル哲学の全体像をつかむにはどうすればいいのでしょうか。こうした希望にこたえるため、本講座では、ヘーゲルが学生用に講義した『エンチクロペディ―』を使って、ヘーゲル哲学の全体像に迫っていきます。もともと「百科辞典」ですから、それぞれの項目を読むように、簡単に説明しています。難しいところは、明確に説明しますので、この機会にぜひとも、ヘーゲルの全貌をつかみましょう! 【カリキュラム】 ※状況により変更することもございます。 ・自然哲学篇 2026年4月期〜 ヘーゲルの「自然哲学」といえば、一般にはあまり評判がよくありません。独自の「論理」で、自然を歪めてしまった、と評価されることが多々あります。それに対し、社会哲学の方は、評価されてきました。しかし、ヘーゲルの哲学は、自然哲学抜きに理解できるのでしょうか。 本講座では、これまで『エンチクロペディ―』を使って、ヘーゲルの「論理学」を見てきましたが、これから第2部になる「自然哲学」を取り扱います。ヘーゲルの自然哲学が使いものにならないのかどうか、自分の目で確かめてはいかがでしょうか?(講師・記)
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ベルクソン『物質と記憶』を読む
- 平井 靖史/慶應義塾大学教授
- 2026/07/09木 〜 2026/09/10木
- 18:30〜20:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
昨今の研究の爆発的な進展と、それに即した出版ラッシュによって、巷ではにわかにベルクソン・ブームが沸き起こっています。ですが、ある哲学者について解説書の類を読むことと、その哲学者自身の言葉に触れることは、別物です。多くの人は、それをせずに通り過ぎていってしまうかもしれません。この講座は、それにチャレンジされる方のためのものです。テクストは、ベルクソンの四大主著の中でも最も形而上学的にして難解と言われる『物質と記憶』です。才気あふれる哲学的精神の最も輝かしい瞬間に綴られた奇跡のようなテクストを、一文一文丁寧に、わかりやすい解説を交えながら読み進めていきます。分量としてはほとんど進まないかもしれません。それでも、彼の思索の魂に直接その手で触れる経験は、かけがえのない時間になるでしょう。哲学的予備知識は不要です。今期は第四章の後半です。時間をかけて解説をしますので、初めての方もお気軽にどうぞ。(講師・記) @7月 9日 持続と緊張 A8月 6日 延長と拡がり B9月10日 魂と身体
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ルジャンドル「テクストとしての社会」を読むA
- 西谷 修/東京外国語大学名誉教授
- 2026/07/09木 〜 2026/12/10木
- 19:00〜20:30
- 全5回
- 会員 19,250円 / 一般 24,750円
世の中が、生活の足元から政治レベルまで、デジタルIT化によって混沌としてきました。生の現実とフェイクとの境界がなくなり、まるでチープなマルチワールドの映画の世界に住まわされているような状況です。この混沌の世界で〈理性〉を確保し、人間としての生を保つにはどうすればよいのか、ルジャンドルの「ドグマ人類学」を読みながら考えます。(講師・記) 2026年1月開講。途中からのご受講もいただけます。 [テクスト] P・ルジャンドル『テクストとしての社会』の訳稿を一章ずつ配布して読み進めます。 他に『ルジャンドルとの対話』(みすず書房)、『西洋が西洋についてみないでいること』、『同一性の謎』、『西洋をエンジンテストする』(以上、以文社)などを参照します。 *各回の内容は多少の変更がありますが、その都度授業資料として配布します。
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ワンダルマ仏教入門 理論と実践
- 山下 良道 /鎌倉一法庵住職
- 2026/07/09木 〜 2026/09/10木
- 18:30〜20:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
現在の地球上には、テーラワーダ仏教と大乗仏教の二つの伝統が存在します。紀元前後に大乗仏教が生まれ、仏教の世界観が大きく転換しました。それ以前の世界観を今でも保持しているのがテーラワーダ仏教です。これまでは棲み分けてきましたが、この日本でも、世界観が大きく異なる二つの仏教が同時に存在し、少し混乱を生んでます。そこで元大乗仏教僧である講師がテーラワーダ仏教の中に飛び込み、瞑想の最終段階まで参究したときに、何故大乗仏教が生まれたのかを確認でき、二つの伝統を結ぶ橋が見えてきました。「ワンダルマ仏教」の誕生です。パーリ経典、大乗経典を丁寧に読解しながら、ワンダルマ仏教の理論を詳細に解説します。あわせてワンダルマ仏教の実践を行います。(講師・記) ※参考書: 山下良道『青空としてのわたし』(幻冬舎)、『本当の自分とつながる瞑想入門』(河出書房新社)、『光の中のマインドフルネス』(サンガ)、『「マインドフルネス×禅」であなたの雑念はすっきり消える』(集英社)、藤田一照&山下良道『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、藤田一照 & 永井均 & 山下良道『仏教3.0を哲学する』(春秋社) ●机とイスの学校並びの教室で開講します。
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唯識思想入門
『弁中辺論』を読む
- 吉村 誠/駒澤大学教授
- 2026/07/09木 〜 2026/09/10木
- 13:30〜15:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
「唯識(ゆいしき)」とは、あらゆる存在はただ心のあらわれであるとみる仏教の思想です。唯識思想はインドで成立し、中国を経て日本にもたらされ、今日でも学ばれています。 『弁中辺論(べんちゅうべんろん)』(『中辺分別論』)は唯識思想の概説書です。弥勒造といわれる頌に、世親の釈を付したもので、4-5世紀にインドで成立し、6-7世紀に真諦や玄奘によって漢訳されました。20世紀にはサンスクリット語の原典も発見され、その和訳もあります。 この講座では、玄奘訳の『弁中辺論』を読みすすめ、ていねいに解説を加えながら、唯識思想を学んでゆきます。仏教を詳しく学びたいかたにおすすめの講座です。(講師・記)◎本講座は2025年4月に開講しました。 <今期スケジュール> 第1回 7月9日(木)障礙を離れるA 第2回 7月23日(木)修行の階位 第3回 9月10日(木)証果を得る
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井筒俊彦「東洋哲学」とインド哲学・仏教哲学
言葉と意味、意味と行為、意味論批判
- 赤松 明彦/京都大学名誉教授
- 2026/07/10金 〜 2026/09/11金
- 15:30〜17:00
- 全3回
- 会員 10,890円 / 一般 12,540円
井筒俊彦がその全体の共時的構造化を構想していた「東洋哲学」の地平は広大であった。その全体像をわれわれはもはや知ることはできないが、遺作となった『意識の形而上学––『大乗起信論』の哲学』を通して、いくらかその枠組みを垣間見ることができる。この講座では、存在論・実在論・意識論・意味論としてその枠組みを捉え、そこに見られる井筒哲学を、インド哲学・仏教哲学の地平へと押し広げることによって、井筒俊彦が構想していた「東洋哲学」の諸テーマを、井筒の思考を念頭におきながら捉え直し、読みなおし、構造化するということをしてみたい。講義全体の計画は以下の通りである。全12回。(講師・記) 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 ■2025年10月期 存在論 10月 一と多の原型 11月 カテゴリー論 12月 仏教の存在論 ■2026年1月期 実在論 1月 アートマンとブラフマン 2月 心一元論 3月 神秘体験の諸相 ■2026年4月期 意識論 4月 「空」の意識 5月 アラヤ識 6月 意味分節と存在分節 ■2026年7月期 意味論 7月 言葉と意味 8月 意味と行為 9月 意味論批判
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道元「正法眼蔵」を読む
- 頼住 光子/駒澤大学教授
- 2026/07/10金 〜 2026/09/25金
- 10:00〜12:00
- 全6回
- 会員 23,100円
道元(1200〜1253)の主著『正法眼蔵』は、「真正な仏法の眼目を取り集めたもの」という書名からも分かるように、仏法の全体像を明らかにしようとした著作です。それは、日本曹洞宗の根本聖典であると同時に、日本思想史上、屈指の哲学書としても知られています。『正法眼蔵』では、仏道、坐禅、悟り、戒律、嗣法など、仏教や禅に固有のテーマについて叙述されるだけではなくて、自己、存在、世界、時間、言語、行為などをめぐって、哲学的吟味にも十分に耐え得る深い思索が、特異な文体によって展開されます。本講座においては、なぜそのような特異な文体が必要であったのかも含めて、『正法眼蔵』の思想をできる限り分かりやすく解説します。丁寧に読み解きつつ、道元の思想の核心に迫りたいと思います。■2013年4月開講。
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ユダヤから見た一神教の世界史:中世的展開
- 市川 裕/東京大学名誉教授
- 2026/07/11土 〜 2026/09/12土
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
古代末期に、3つの一神教が成立した。これによって世界は、宗教が人間のIDを決定する時代へと推移する。世界史ではそれを中世と名付けている。ユダヤの民は国を持たなかったが、実に、西アジアからヨーロッパの端まで、イスラム圏とキリスト教圏を跨いで世界へ大きく羽ばたいていく。当時の人々は、世界の来し方行く末をどう見ていたのか。世界の歴史はどう動いていったのか。これを3大陸にまたがった少数集団という稀な立場のユダヤ教徒の視点から見直してみたい。(講師・記) <今期カリキュラム> 第4回 カトリックの「12世紀ルネッサンス」と十字軍 第5回 中世神学の絶頂から神秘主義思想への変貌 第6回 寛容から不寛容へ:1453年と1492年への助走
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西洋哲学史の隠れた道―思想の根底としての終末論と救済論―
中世哲学深掘りシリーズ
- 山内 志朗/慶応義塾大学名誉教授
- 2026/07/13月 〜 2026/09/28月
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
<中世哲学深堀シリーズ> キリスト教の根本を考える場合、終末論と救済論という軸が極めて重要である。その基軸を据えたのが古代のアレクサンドリアの思想家オリゲネスだった。彼はアウグスティヌスと並ぶ巨大な神学者であり、その思想はオリゲネス主義として、大きな影響を及ぼしてきた。その思想の中心は万物回復論(アポカタスタシス)である。人間はどんな罪人でも救済されるという思想である。「悪魔も救済される」と誤って定式化されるその理論は、思想史において巨大な地下水脈として流れ続け、そして時には表面に噴出して大きな変動を作ってきた。その様子を概観したい。 1:普遍的救済論と中世の人間観 2:地獄、煉獄、天国 3:オリゲネス主義の系譜
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近世神道の世界
儒家神道と国学
- 伊藤 聡/茨城大学教授
- 2026/07/13月 〜 2026/09/14月
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
この講座では、近世神道について取り上げます。仏教との習合が中心だった中世神道に対し、近世神道は儒教との結びつきを強めます。その影響で神道を道徳的な教えとする理解が広まりました。さらに18世紀に入ると、仏教はもとより儒教すらも排除した日本固有の〈道〉への模索が、国学者たちによって行われるようになります。このような中で、民間の在地的信仰を土台にしていた神道は、天皇を中心とする国家神学へと再編され、近代の神道、すなわち現代の我々が知っている神道のかたちができあがっていったのでした。本講座では、大きく変貌していく近世神道の信仰と思想の流れをたどりたいと思います。(講師・記) ■2026年4〜6月期(終了) 第1回 4月 仏教からの離陸(テイクオフ)―中近世移行期の神道 第2回 5月 倫理道徳としての神道―儒者と儒家神道 第3回 6月 仏教嫌いの人たち―排仏思想と三教一致 ■2026年7〜9月期 第4回 7月 〈すばらしき国〉日本―垂加神道と天皇 第5回 8月 神とは人也―神話と歴史 第6回 9月 神となるご先祖さま―鬼神論と人神信仰 ■2026年10〜12月期 第7回 10月 思想化する古典研究―和学から国学へ 第8回 11月 日本固有の〈道〉を探して―本居宣長と『古事記伝』 第9回 12月 肥大化する〈神代〉イメージ―平田篤胤と復古神道 ■2027年1〜3月期 第10回 1月 歴史研究から国家神学へ―水戸学と国体論 第11回 2月 神武天皇陵は何処にある?―好古家と天皇陵 第12回 3月 近代神道への道―神道〈国教〉化と神仏分離
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宗教で読み解く現代世界2
ニヒリズムの時代に対抗する宗教
- 島田 裕巳/宗教学者
- 2026/07/14火 〜 2026/09/08火
- 10:30〜12:00
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
現代世界は、エマニュエル・トッドが指摘するように、宗教の衰退によって「ニヒリズム」が蔓延していると見ることができます。しかし、一方で、西欧の先進国以外の国々では、宗教がむしろ活性化しているという現実があり、それが、社会のあり方や政治、さらには戦争ということに深く結びついています。 今回の講座では、今世界を席捲しているディープステートの陰謀論からはじめて、トランプ大統領のアメリカにおける宗教勢力、中国共産党下の抵抗する宗教、イスラエルとパレスチナの問題、中南米における死の聖人、東南アジアにおける戦う仏教などについてとりあげ、その背景を探るとともに、それが国際情勢にいかなる影響を与えているのかを見ていきます。それによって明らかになってくるのは、宗教が現代における世界の動きを予測する上で決定的に重要だという事実です。その中で、日本はどうなるのか。宗教と現代世界の関係を考えます。(講師・記) @7月14日 イスラエルという国家の成り立ちとユダヤ教超正統派 A8月18日 イランに存在する革命防衛隊という国家内国家 B9月 8日 アフガニスタンのターリバーン復権とパキスタン
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英雄とは何か
その普遍性の意味
- 松村 一男/和光大学名誉教授
- 2026/07/15水 〜 2026/09/16水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 11,550円 / 一般 14,850円
英雄は今も昔も世界中にいます。英雄はつねに待望されてきたのです。本講座では、そうした世界の英雄を誕生、武勲、死と神格化という三段階に分けて紹介しつつ、その共通性とその理由について考えます。 神話の英雄といえば、日本ではスサノオとヤマトタケルがすぐ思い浮かぶでしょう。ギリシアではヘラクレス、アキレウス、アレクサンドロス大王、北欧ではシグルズ(ジークフリート)、ケルトではアーサー王、ランスロット、クー・フリンなどが挙げられます。神も歴史的な人物もいます。昔話の桃太郎も鬼退治をしているので英雄的でしょう。こうした多様な英雄像を比較しながら、英雄神話の構造とその背景を明らかにします。(講師:記) 【今期の予定】 7月 英雄神話の研究史 8月 英雄神話の定型 9月 現代の英雄とは 【参考図書】 吉田敦彦編[『世界の神話英雄事典』](https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309227917/)(河出書房新社、2019年)
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