226講座中 1〜20件を表示
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正法眼蔵の教えに学ぶ
行持の巻(第十六)
- 来馬 正行/曹洞宗観音院住職
- 2024/07/01月 〜 2024/10/07月
- 10:15〜12:15
- 全6回
- 会員 20,790円
正法眼蔵が伝統的な修道の書、行の書と尊重されますが、行持の巻では、古来の禅僧の仏道に精進した実際の修道生活の事実が詳細に説かれます。その事は釈尊以下の三十二人の修道者たちの精勤努力した綿密な実例が具体的に取り上げられています。本文に、「その行持(修行)の功徳、ときにかくれず、かるがゆへに発心修行す」という、修行の実践によりあらわれる功徳が説かれています。それは「日々の行持の積功のみなり」という吾々の生活姿勢の精進の積みかさねが行持であり、こうした修行が持続されなければ仏道ではないと明らかに述べられています。(講師・記) ※講師都合により8/26は休講し、10/7に補講を行います。(2024/8/25記)
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現代フランス哲学入門
9月アルチュセール+ラカン、10月フーコー、11月ドゥルーズ、12月デリダ
- 渡名喜 庸哲/立教大学教授
- 2024/07/12金 〜 2024/12/13金
- 19:00〜20:30
- 全6回
- 会員 19,800円 / 一般 23,100円
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ」をはじめフランス現代思想が二〇世紀後半のさまざまな分野に大きな影響を与えたことはよく知られています。しかしそれらの思想は時にきわめて難解で、なかなか「わかった」と言えない場合があります。本講座では、サルトルの実存主義からはじまり、構造主義、ポスト構造主義と言われる思想が実際にどのようなものだったのか、実際のテクスト(既刊邦訳書の抜粋を配布します)に適宜触れつつも、全体の流れをつかみながら、噛み砕いて理解することを目指します。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 1) 実存主義(サルトル+ボーヴォワール) 2) 構造主義1(レヴィ=ストロース+バルト) 3) 構造主義2(アルチュセール+ラカン) 4) ポスト構造主義1(フーコーと「知の考古学」) 5) ポスト構造主義2(ドゥルーズと「生成」) 6) ポスト構造主義3(デリダと「脱構築」) ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。
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現代の〈時間意識〉について
- 西谷 修/東京外国語大学名誉教授
- 2024/07/18木 〜 2024/12/12木
- 19:00〜20:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
かつては「ポスト・モダン」などと言われましたが、今はいったいどうなっているのでしょうか?「人新世」だそうです。つまり人類の破滅は近い、しかし地球(宇宙)時間は続いてゆく。時間の檻を加速で逃げろ、といった話もあります。今とは何なのか?そろそろ時間意識について考えてみましょう。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 ●現代の〈時間意識〉について、T 1)生きることと時間意識――死の彼方に時間はない 2)〈モダン(近代)〉という時間意識――〈今〉の更新 3)〈終りの日は近い〉という時間意識――終末論 ●現代の〈時間意識〉について、U 4)科学的時間とはどういうものか?――終わってもあり続ける? 5)小説『すばらしい新世界』の〈未来〉 6)時間と生命――『バガバット・ギータ』の〈カーラ〉
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世界の心理臨床家
- 山竹 伸二/哲学者
- 2024/07/20土 〜 2024/12/21土
- 15:30〜17:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
この講座では、心理療法の領域に大きな影響を与えてきた十人の精神科医、精神分析家、セラピストについて、どのような理論を主張し、心理臨床の領域にどのような功績があったのかを、わかりやすく解説しています。後半は、対人関係論学派のサリヴァン、実存主義的な心理療法を展開したフランクル、ロジャーズ、対象関係論のウィニコット、そしてラカンまで、毎回一人を取り上げていきます。後半は下記の予定で、戦中から戦後にかけて活躍した人たちについて考えていきます。世界の心理的治療がどのような歩みをたどってきたのか、心理療法の偉人たちの足跡を辿りながら一緒に考えていきましょう。 (講師・記) <7〜12月 各回のテーマ> 7 精神医学は対人関係論である―― サリヴァン 8 “夜と霧”とロゴセラピー―― フランクル 9 来談者中心療法と人間性心理学―― ロジャーズ 10 対象関係論の展開―― ウィニコット 11 構造主義を超えて―― ラカン 12 心の治療はどこへ向かうのか? ※必要な資料は教室にて配布します。 ※講義内容は、進行具合によって若干変更する場合があります。
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メルロ=ポンティの芸術論
- 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
- 2024/07/24水 〜 2024/12/25水
- 13:00〜14:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
メルロ=ポンティの思索は、狭い意味での哲学の領域にはとどまりません。「生きられた世界」をまるごととらえようとする彼の態度は、そのまま画家や音楽家の世界把握に重なり、彼らの芸術の秘密を明かしてくれるものとなっています。今期は、「セザンヌの懐疑」「間接的言語と沈黙の声」「眼と精神」などをひもときながら、彼の芸術論に学ぶことといたしましょう。絵画・彫刻・音楽はもとより、言語芸術に興味をお持ちの方も、ぜひふるってご参加ください。(講師・記) 【カリキュラム予定】※状況によって変更することもございます。 第1回 メルロ=ポンティ芸術論へのアプローチ 第2回 「セザンヌの懐疑」と知覚 第3回 「間接的言語と沈黙の声」:絵画と言語 第4回 「眼と精神」:絵画と身体性 第5回 メルロ=ポンティと現代の芸術論 第6回 身体と世界。絵画・音楽・言語表現のはざま ※お申し込みは6ヶ月単位ですが、途中からのご受講もいただけます。
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通信 デカルト『省察』を読む 7月
7月受講開始
- 中村 昇/中央大学教授
- 会員 23,150円 / 一般 23,150円
哲学は、人間の根源的な問いかけに対して答えるはずなのに、専門の学問になると、なんだか、わかりにくい言葉を使った一部の人たちだけのゲームになってしまいます。デカルトはそういう専門的な哲学になる前に、近代哲学に最初の一撃をあたえた人です。この一撃によって、それ以降の哲学が始まりました。だから、デカルトの本は難解な哲学用語などは一切でてきません。平易な日常語で世界の謎に挑んでいきます。そんなデカルトの純粋な哲学的思考のエッセンスがつまっているのが、『省察』です。デカルトは数学者としても有名ですので、文章は明晰で、筋を追うのはとても簡単です。 『省察』とじっくりつきあうことによって、本当の哲学の醍醐味を味わっていきたいと思います。哲学は、面白いものだと気づいていただければたいへん嬉しいと思います。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。
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通信 哲学のすすめ 7月
7月受講開始
- 中村 昇/中央大学教授
- 会員前期 23,360円 / 一般前期 23,360円
哲学>は、どこにでもあります。毎日毎瞬あらゆるところで、わたしたちは、哲学の問いかけにであっています。それなのに、この世界でながく生きていくうちに、そのことをすっかり忘れてしまうのです。わたしたちが生きている<ここ>は、謎や不思議が充満しているはずなのに、仕事や生活のもろもろの事柄のために、何の驚きもない当たり前の平板な場所になってしまっているのです。生きていくのは、大変ですからね。 大森荘蔵という稀有な哲学者の珠玉のエッセイ集『流れとよどみ』を読みながら、そんな平板な場所を壊してみませんか。わたしたちの日常が、実はとてつもない豊饒なワンダーランドであることを、一緒に経験してみようではありませんか。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。 前期・後期 各6ヵ月(添削6回) /毎月開講 /1年で修了
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通信 聖書に親しむ 7月
7月受講開始
- 九里 彰/カルメル会司祭
- 今泉 健/カルメル会司祭
- 会員新規 20,740円 / 一般新規 20,740円
永遠のベストセラーといわれる『聖書』。けれども、初めて手にする人には、その内容はあまりにも膨大です。解釈も、難しいと感じることでしょう。ひとりで読むより、手紙などを媒体とした「読書隊」仲間と取り組み、親しんでいってはどうか。この試みが、「通信聖書深読」という形で確立し、永らく続いてきました。「新約聖書」を中心に、主として福音書から毎月1つずつテーマをひろい、現代の生き方にかかわる言葉として、共に考えるのがねらいです。 ≪学習の進め方≫ 毎月1回「個人素読」を提出していただきます。講師がコメントを記入し、約1ヵ月後に返却します。その際、講師による素読箇所の「解読」(聖書解釈)、提出者全員の「個人素読」をプリントにして併せてお送りします。
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通信 デカルト『省察』を読む 8月
8月受講開始
- 中村 昇/中央大学教授
- 会員 23,150円 / 一般 23,150円
哲学は、人間の根源的な問いかけに対して答えるはずなのに、専門の学問になると、なんだか、わかりにくい言葉を使った一部の人たちだけのゲームになってしまいます。デカルトはそういう専門的な哲学になる前に、近代哲学に最初の一撃をあたえた人です。この一撃によって、それ以降の哲学が始まりました。だから、デカルトの本は難解な哲学用語などは一切でてきません。平易な日常語で世界の謎に挑んでいきます。そんなデカルトの純粋な哲学的思考のエッセンスがつまっているのが、『省察』です。デカルトは数学者としても有名ですので、文章は明晰で、筋を追うのはとても簡単です。 『省察』とじっくりつきあうことによって、本当の哲学の醍醐味を味わっていきたいと思います。哲学は、面白いものだと気づいていただければたいへん嬉しいと思います。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。
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通信 哲学のすすめ 8月
8月受講開始
- 中村 昇/中央大学教授
- 会員前期 23,360円 / 一般前期 23,360円
哲学>は、どこにでもあります。毎日毎瞬あらゆるところで、わたしたちは、哲学の問いかけにであっています。それなのに、この世界でながく生きていくうちに、そのことをすっかり忘れてしまうのです。わたしたちが生きている<ここ>は、謎や不思議が充満しているはずなのに、仕事や生活のもろもろの事柄のために、何の驚きもない当たり前の平板な場所になってしまっているのです。生きていくのは、大変ですからね。 大森荘蔵という稀有な哲学者の珠玉のエッセイ集『流れとよどみ』を読みながら、そんな平板な場所を壊してみませんか。わたしたちの日常が、実はとてつもない豊饒なワンダーランドであることを、一緒に経験してみようではありませんか。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。 前期・後期 各6ヵ月(添削6回) /毎月開講 /1年で修了
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通信 デカルト『省察』を読む 9月
9月受講開始
- 中村 昇/中央大学教授
- 会員 23,150円 / 一般 23,150円
哲学は、人間の根源的な問いかけに対して答えるはずなのに、専門の学問になると、なんだか、わかりにくい言葉を使った一部の人たちだけのゲームになってしまいます。デカルトはそういう専門的な哲学になる前に、近代哲学に最初の一撃をあたえた人です。この一撃によって、それ以降の哲学が始まりました。だから、デカルトの本は難解な哲学用語などは一切でてきません。平易な日常語で世界の謎に挑んでいきます。そんなデカルトの純粋な哲学的思考のエッセンスがつまっているのが、『省察』です。デカルトは数学者としても有名ですので、文章は明晰で、筋を追うのはとても簡単です。 『省察』とじっくりつきあうことによって、本当の哲学の醍醐味を味わっていきたいと思います。哲学は、面白いものだと気づいていただければたいへん嬉しいと思います。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。
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通信 哲学のすすめ 9月
9月受講開始
- 中村 昇/中央大学教授
- 会員前期 23,360円 / 一般前期 23,360円
哲学>は、どこにでもあります。毎日毎瞬あらゆるところで、わたしたちは、哲学の問いかけにであっています。それなのに、この世界でながく生きていくうちに、そのことをすっかり忘れてしまうのです。わたしたちが生きている<ここ>は、謎や不思議が充満しているはずなのに、仕事や生活のもろもろの事柄のために、何の驚きもない当たり前の平板な場所になってしまっているのです。生きていくのは、大変ですからね。 大森荘蔵という稀有な哲学者の珠玉のエッセイ集『流れとよどみ』を読みながら、そんな平板な場所を壊してみませんか。わたしたちの日常が、実はとてつもない豊饒なワンダーランドであることを、一緒に経験してみようではありませんか。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。 前期・後期 各6ヵ月(添削6回) /毎月開講 /1年で修了
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シリーズ西洋哲学史問答
古代・中世・ルネサンス
- 納富 信留ほか/東京大学教授
- 斎藤 哲也/人文ライター
- 2024/10/01火 〜 2024/12/17火
- 19:00〜20:30
- 全3回
- 会員 11,715円 / 一般 15,015円
このたび、「西洋哲学史問答」と銘打って、各時代の哲学を研究する第一人者に、インタビュー形式で西洋哲学史を語っていただく講座を開くことになりました。 全3回のシリーズで、指南役に迎えるのは朝日カルチャーセンターでもお馴染みの納富信留先生、山内志朗先生、伊藤博明先生のお三方です。 聞き手を務める私(斎藤)は、今春発売された[『哲学史入門T』(NHK出版新書)](https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887182024.html?srsltid=AfmBOore6QrzM-Qa1_drkVE3jStam6_fG_d2oqx9u9mI5eJdpKlsfbmq)で、3人の指南役に哲学史インタビューをしています。そちらとあまり被らずに、重鎮3人に何を語っていただくか。限られた時間ではありますが、せっかくの機会なので、一本筋を通したシリーズとしたい。そこで着想したのが、「プラトン・アリストテレスの受容と継承」というテーマです。 20世紀の哲学者ホワイトヘッドは、主著『過程と実在』のなかで、西洋哲学史の「最も安全な一般的性格づけは、それがプラトンについての一連の脚注からなっているということである」と評しています。 これになぞらえていえば、「プラトンとアリストテレスについての脚注」という視点から、古代ギリシア〜ルネサンス期までの西洋哲学史へ入門しようというのが、本講座の趣旨となります。 講座では、プラトン哲学とアリストテレス哲学の要所を押さえながら、問答を進めていくので、予備知識がない方も安心して受講ください。インタビューの醍醐味は、脱線やこぼれ話。人生を賭けて、それぞれの時代の哲学・思想を研究してきた3人の、本音満載の哲学史語りをお楽しみいただければ幸いです。(斎藤哲也さん記) 画像説明:(左上から時計回りに)納富信留さん、山内志朗さん、斎藤哲也さん、伊藤博明さん <各回の日程・テーマ・講師・主なトピック> 第1回 10月1日[「ギリシア哲学史後半期のプラトンとアリストテレス」 (東京大学教授・納富信留さん、聞き手:人文ライター・斎藤哲也さん)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7474327) ・その後のアカデメイアとリュケイオン ・ソクラテス好きなヘレニズム時代とプラトン好きなローマ時代 ・新プラトン主義という難所 第2回 11月19日[「中世哲学のなかのプラトン主義とアリストテレス主義」(慶応義塾大学名誉教授・山内志朗さん、聞き手:斎藤哲也さん)](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7474750) ・プラトン・アリストテレスと教父哲学 ・なぜ中世哲学は註解ばかりするのか ・ドミニコ会とフランシスコ会の伝統 第3回 12月17日[「ギリシア哲学とルネサンスの神秘思想」(専修大学教授・伊藤博明さん、聞き手:斎藤哲也さん) ](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7474751) ・知識人からユマニストへ ・ヘルメス思想のなかのギリシア哲学 ・ルネサンスの魔術的・秘儀的自然観 ※各回ごとの参加も可能です。緑色のテーマ部分を押すと詳細ページをご覧いただけます。
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- 名古屋教室
- オンライン開催
ハイデガーとともに真理(アレーテイア)について考える(オンライン受講)
- 宮原 勇/名古屋大名誉教授
- 2024/10/01火 〜 2025/03/18火
- 15:30〜17:00
- 全12回
- 会員 40,260円
——『真理の本質について』 (1943年刊行)、『プラトンの真理論』(1947年刊行)、『「テアイテトス」における虚偽論』(1931・32年の講義)を手がかりに—— ハイデガーの哲学は、「存在」とは何かという問いをめぐって展開されましたが、その問いは、真理と虚偽という事柄と密接に結びついていました。ハイデガーは、「真理」という意味のギリシア語「アレーテイア」(隠れなき状態)と捉え、彼独自の「存在」解釈である臨在性、ないしは現前化という事態として展開しました。今回の講義は、このような真理観を展開したハイデガーの存在論を学び、彼のプラトン解釈を味わってみる講義です。テキストとして取り上げるのはハイデガーの四十歳代から五十歳代にかけての講義や著作です。 テキストは、講師がコピーしそれに詳しい解説を書き記したものと、適宜、独自に手書きしたメモをpdfにしてオンラインにて配付し、講義の時間にはそれらをzoomにて共有しながら説明していきます。
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- 見学可
- 見逃し配信あり
- 横浜教室
- 教室・オンライン自由講座
弘法大師空海の生涯と思想
- 竹村 牧男/東洋大学名誉教授
- 2024/10/01火 〜 2025/03/04火
- 13:30〜15:00
- 全6回
- 会員 20,790円 / 会員45周年割 18,810円
平安時代、日本仏教の源となった二人の偉大な仏教者が現われました。伝教大師最澄と弘法大師空海です。そのなか空海は、遠く長安まで求法の旅を敢行し、インド伝来の密教を修得して、これを日本に持ち帰り、東寺や高野山に拠ってその教えをひろめました。真言密教の特質として、曼荼羅の思想や即身成仏の思想などがあります。さらに空海は、詩文に秀で、書は超一級のものでした。そうした空海の人と思想について、主に空海自身の著作を踏まえ、解説します。ちなみに、今年(令和六年)は、空海生誕一二五〇周年の年に当たります。(講師記) ★2024年10月開講。半年間で学びます。 <各回カリキュラム> 1 空海の生涯 特に長安往還の旅について 2 最澄と空海の真実 出会いと別離の経緯 3 十住心の思想体系 仏教全体の見取り図 4 真言密教の特質 空海の独特な言語観 5 曼荼羅思想の理路 人間存在の原構造 6 空海の書論を探る 古意追究への専心
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- 横浜教室
- 教室・オンライン自由講座
ジャック・ラカンと『エクリ』
現代思想の巨人たち
- 加賀野井 秀一/中央大学名誉教授
- 2024/10/02水 〜 2024/12/04水
- 13:00〜14:30
- 全3回
- 会員 10,395円 / 会員45周年割 9,405円
今年度は、「現代思想の巨人たち」と題して、メルロ=ポンティ、レヴィ=ストロース、フーコー、ラカンをとりあげ、それぞれを3回講義とし、代表作を中心にしてその思想の本質を探ります。「実存主義」と「構造主義」とのはざまの時代から、現代思想が何を問題とし、それとどのように対峙してきたのか、じっくりと考えてまいりましょう。「文化人類学」「心理学」「精神分析」なども視野に入れ、混迷の時代にふさわしい柔軟な哲学を追求してみたいと思います。年間の予定は次のとおり。 第1期(1〜3月)メルロ=ポンティと『知覚の現象学』【終了しました】 第2期(4〜6月)クロード・レヴィ=ストロースと『野生の思考』【終了しました】 第3期(7〜9月)ミシェル・フーコーと『言葉と物』【終了しました】 第4期(10〜12月)ジャック・ラカンと『エクリ』 今期はジャック・ラカンです。ふるってご参加ください。 <ジャック・ラカンと『エクリ』> 第1回 ジャック・ラカンとその周辺 第2回 ラカンの『エクリ』を読む ― 「鏡像段階」を中心として 第3回 ラカンと精神分析 ― 無意識は言語のように構造化されている (講師・記) *2024年1月期開講。1年全12講。途中受講歓迎です。
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- 福岡教室
- 教室・オンライン自由講座
原典で読むカント哲学
教室・オンライン講座
- 円谷 裕二/九州大学名誉教授
- 2024/10/02水 〜 2024/12/18水
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 教室 17,160円 / オンライン 17,160円
「哲学する」とはどういうことなのかを身をもって知るためには、哲学者自身の言葉を一字一句丁寧に読んで哲学者本人と対話するしか方法はありません。 ドイツの哲学者カントを原典で読むことを通して、生きるとは何か、人間とは何であるか、考えるとは何か等々の最も素朴で根本的な問題について、受講者とともに対話をしながら考えてみたいと思います。哲学に関心はあるがちょっと腰が引けるという方はぜひ本講座の門をたたいてみてください。 新規の受講者も受講しやすいように、入門的な内容の復習を繰り返しながら進めていますので、これまでに哲学の講座を受講したことがない方でも気楽に哲学の扉を開けることができることでしょう。 __________________________________________
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- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 福岡教室
- 教室・オンライン自由講座
考えることと行為すること―ハンナ・アレント『人間の条件』を読む
教室・オンライン講座
- 円谷 裕二/九州大学名誉教授
- 2024/10/02水 〜 2024/12/18水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 教室 17,160円 / オンライン 17,160円
考えることと行為することは人間の生の根本条件ですが、両者はどのように異なり、またどのように関係するのでしょうか。この問題は、古来から哲学の根本問題であり、理論と実践、哲学と政治、聖と俗、学問と実生活、非日常と日常の対比など、さまざまなヴァリエーションにおいて論じられてきました。 近現代の代表的な思想家の間でも、カントは理論理性に対する実践理性の優位を説き、マルクスは「哲学者は世界をさまざまに解釈するだけであるが、大切なのは世界を変革することだ」と語り哲学よりも政治的実践を重視しました。ハイデガーは、実践に先立つ思索を最高の活動だと強調しました。ハンナ・アレントは、古代ギリシア以来の西洋哲学の全史を視野に収めながら、自らが哲学者と呼ばれることを好まず、政治的実践「活動」という彼女の独自の概念を打ち出すとともに、晩年には「思考」・「意志」・「判断力」という精神の働きをも重視しました。 本講座では、アレントの主著である『人間の条件』の読解を通して、考えるとは何か、行為するとは何か、ひいては現代において「生きる」とはどういうことなのかについて、皆さんとともに議論してみたいと思います。
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- 中之島教室
- 教室開催
坐禅と法話
- 宝積 玄承/京都国際禅堂師家
- 宝積 玄洋/臨済宗妙心寺派東光寺住職
- 2024/10/02水 〜 2024/12/18水
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 会員 19,140円 / 一般体験 0円
坐禅と法話を通して「落ち着き」をとりもどしましょう。そこから人間の生きる知恵が生まれてきます。呼吸を意識し、約40分間坐禅を行います。(玄承講師が海外出張の場合は玄洋講師が指導します。)
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- 川西教室
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親鸞聖人のことば
「お正信偈」に聞く
- 星野 親行/行信教校講師
- 2024/10/02水 〜 2024/12/18水
- 10:30〜12:30
- 全6回
- 会員 16,500円
「正信念仏偈」という言葉はご存じないかも知れませんが、「き〜みょ〜うむりょ〜うじゅ〜にょ〜ら〜い」という言葉なら「ああ、おじいちゃんやおばあちゃんがお仏壇の前でいうてたなぁ…」と思い出してくださる方がおありだと思います。鎌倉時代に出られた親鸞聖人がおつくり残しくださった百二十句の詩。それが「正信念仏偈」。「お正信偈」「正信偈さま」として私たちのご先祖の口にかかってきたお勤め。どんな事が説かれているのでしょう。ご一緒にお聞かせいただきましょう。 ◇1回体験2,640円 ◇1回体験ご受講後、定期講座にお申込みの場合、入会金が半額になります。
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