298講座中 1〜20件を表示
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心のケアの現象学

- 山竹 伸二/哲学者
- 2025/01/18土 〜 2025/06/21土
- 15:30〜17:30
- 全6回
- 会員 20,790円 / 一般 27,390円
現代社会において、看護、介護、保育、カウンセリングなど、心のケアの必要性は増加の一途をたどっており、誰もが無関係ではあり得ません。しかし、看護師、介護士、保育士は慢性的な人手不足になっており、ケアにおいて何が必要なのか、という原理的な問題についても十分な理解が浸透していません。ケアの原理を考えるには、人間についての理解が不可欠であり、適切な人間理解は自己理解を深めるだけでなく、他者への適切なケアを可能にしてくれます。そして、こうした人間理解、ケアの原理を考える上で、現象学という哲学の思考法はとても役に立つのです。 この講座では、まず、フッサール現象学における本質観取という方法によって、心の発達を中心に人間性の本質を考えます。そこから、人間の持つ様々な不安、苦悩に目を向ければ、そこから生じる心の病についても理解が拡がってくるでしょう。そして、こうした人間理解に基づいて、病気の人や高齢者、子供たちの苦しみがわかってくれば、彼らに何が必要なのかも見えてくるはずです。現象学の視点から、看護、介護、保育、心理的治療の原理が理解できれば、専門家にかぎらず、誰もが適切なケアを行なえる可能性が拡がります。それは、相互ケアを必要とする現代社会において、とても重要なことなのです。(講師・記) 〈1〜6月各回の予定〉 1 心のケアと現象学 ― ケアのための現象学入門 2 心の発達を考える ― ケアのための人間理解 3 不安から生まれる心の病 ― ケアが必要な心の問題 4 心のケアに必要な条件 ― 心理療法の原理 5 看護、介護、保育の現象学 ― 患者、高齢者、子供のケア 6 ケアの倫理と相互ケア社会 ― 利他の本質を考える ※必要な資料は教室にて配布します。 ※講義内容は、進行具合によって若干変更する場合があります。
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ラカン「エクリ」を読む
「ローマ講演」

- 荒谷 大輔/慶応義塾大学教授
- 2025/01/25土 〜 2025/06/28土
- 11:00〜12:30
- 全6回
- 会員 19,800円 / 一般 23,100円
ラカンの『エクリ』は非常に難解な本として知られます。ですが、丁寧に読んでいくと、ときに物事の見え方を一変させる新しいことが見えてきます。それは、しばしば行き詰まりを感じさせる社会において、生きる力のようなものともなるでしょう。 この講座では『エクリ』の中から特に重要と思われる論文を取り上げ、できるだけわかりやすくお伝えすることを目指します。まず、概要を掴み、つぎに論点を掘り下げ、そして広がりを展望します。 今期は、「ローマ講演」を取り上げます。(講師・記) **** 【カリキュラム】※状況により変更することもございます。 第1回:概要を掴む 第2回:原文を読む:まえがき、序論 第3回:原文を読む:空虚なパロール、充溢したパロール 第4回:原文を読む:ランガージュ 第5回:原文を読む:分析家の役割 第6回:広がりを展望する ※お申し込みは6ヶ月単位ですが、途中からのご受講もいただけます。 写真・撮影:Ralph Spieler
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通信 デカルト『省察』を読む 1月
1月受講開始

- 中村 昇/中央大学教授
- 会員 23,760円 / 一般 23,760円
哲学は、人間の根源的な問いかけに対して答えるはずなのに、専門の学問になると、なんだか、わかりにくい言葉を使った一部の人たちだけのゲームになってしまいます。デカルトはそういう専門的な哲学になる前に、近代哲学に最初の一撃をあたえた人です。この一撃によって、それ以降の哲学が始まりました。だから、デカルトの本は難解な哲学用語などは一切でてきません。平易な日常語で世界の謎に挑んでいきます。そんなデカルトの純粋な哲学的思考のエッセンスがつまっているのが、『省察』です。デカルトは数学者としても有名ですので、文章は明晰で、筋を追うのはとても簡単です。 『省察』とじっくりつきあうことによって、本当の哲学の醍醐味を味わっていきたいと思います。哲学は、面白いものだと気づいていただければたいへん嬉しいと思います。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。
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通信 哲学のすすめ 1月
1月受講開始

- 中村 昇/中央大学教授
- 会員前期 24,420円 / 一般前期 24,420円
哲学>は、どこにでもあります。毎日毎瞬あらゆるところで、わたしたちは、哲学の問いかけにであっています。それなのに、この世界でながく生きていくうちに、そのことをすっかり忘れてしまうのです。わたしたちが生きている<ここ>は、謎や不思議が充満しているはずなのに、仕事や生活のもろもろの事柄のために、何の驚きもない当たり前の平板な場所になってしまっているのです。生きていくのは、大変ですからね。 大森荘蔵という稀有な哲学者の珠玉のエッセイ集『流れとよどみ』を読みながら、そんな平板な場所を壊してみませんか。わたしたちの日常が、実はとてつもない豊饒なワンダーランドであることを、一緒に経験してみようではありませんか。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。 前期・後期 各6ヵ月(添削6回) /毎月開講 /1年で修了
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通信 聖書に親しむ 1月
1月受講開始

- 九里 彰/カルメル会司祭
- 今泉 健/カルメル会司祭
- 会員新規 21,120円 / 一般新規 21,120円
永遠のベストセラーといわれる『聖書』。けれども、初めて手にする人には、その内容はあまりにも膨大です。解釈も、難しいと感じることでしょう。ひとりで読むより、手紙などを媒体とした「読書隊」仲間と取り組み、親しんでいってはどうか。この試みが、「通信聖書深読」という形で確立し、永らく続いてきました。「新約聖書」を中心に、主として福音書から毎月1つずつテーマをひろい、現代の生き方にかかわる言葉として、共に考えるのがねらいです。 ≪学習の進め方≫ 毎月1回「個人素読」を提出していただきます。講師がコメントを記入し、約1ヵ月後に返却します。その際、講師による素読箇所の「解読」(聖書解釈)、提出者全員の「個人素読」をプリントにして併せてお送りします。
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コツコツ学ぶ中世哲学史

- 山内 志朗/慶応義塾大学名誉教授
- 2025/01/28火 〜 2025/06/17火
- 18:30〜20:30
- 全6回
- 会員 19,800円 / 一般 23,100円
中世哲学の始まりとなるアウグスティヌスから少しずつ学んでいきます。テキストとして用いるリーゼンフーバー『西洋古代中世哲学史』(平凡社ライブラリ―)は、古代哲学についても丁寧に記述されています。それも資料として活用しながら、中世神学と哲学を一歩一歩コツコツと学んでいきます。アリストテレスに由来する難しい用語も学びつつ、中世の人々の悩みや思いを読み取りながら進めていきます。予備知識は不要の分かりやすい講座にします。(講師・記) テキスト:各自お求めください。リーゼンフーバー『西洋古代中世哲学史』(平凡社ライブラリ―) 2025年1月〜6月 【中世哲学の始まり】 (1)古代ギリシア哲学から中世哲学へ――なぜアリストテレスは大事なのか、キリスト教が 引き起こした思想的大革命 (2)アウグスティヌスの思想――キリスト教と哲学を結びつけることはいかに大変だったか (3)アウグスティヌスの影響――スコラ哲学の基礎はアウグスティヌスにある 【中世哲学の黄金時代】 (4)イスラーム哲学の影響――アヴィセンナやアヴェロエスの思想はなぜ中世哲学にとって 大事なのか (5)トマス・アクィナスの思想――偉大で巨大なトマス・アクィナスの思想をどうすれば語 ることができるのか (6)トマス・アクィナスとその時代――トマス・アクィナスは当時の哲学の中で飛びぬけて た 2025年7月〜12月 【中世哲学の巨星たち】 (7)13世紀後半の知的革命――大学制度が確立し、パリ大学は大哲学者たちを次々と輩出し ていった。激動の姿と近代への潮流の始まりを見る (8)フランシスコ会の流れ――第二のキリストと崇められたフランチェスコの学派は近代哲 学の源流ともいえる (9)ドゥンス・スコトゥス――個体性を重視し、存在の一義性を語ったスコトゥスの思想が なぜ画期的だったのかを考える 【中世から近代へ】 (10)オッカムと唯名論――ルターの宗教改革の基盤となったのが、オッカムの唯名論だっ た (11)中世末期の神秘主義――エックハルトに発する神秘主義の流れは民衆の心に浸透し、 近代的個人主義の源泉の一つとなっていった (12)バロックスコラ哲学とイエズス会――大航海時代の中でスコラ哲学が思弁だけでなく 、実践と経済において大きな役割を果たしたことはあまり知られていない。その様子、つ まり世界史の流れに貢献したスコラ哲学の様子を見る。 ※お申込みは6ヶ月単位です。途中からのご受講もいただけます。
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通信 デカルト『省察』を読む 2月
2月受講開始

- 中村 昇/中央大学教授
- 会員 23,760円 / 一般 23,760円
哲学は、人間の根源的な問いかけに対して答えるはずなのに、専門の学問になると、なんだか、わかりにくい言葉を使った一部の人たちだけのゲームになってしまいます。デカルトはそういう専門的な哲学になる前に、近代哲学に最初の一撃をあたえた人です。この一撃によって、それ以降の哲学が始まりました。だから、デカルトの本は難解な哲学用語などは一切でてきません。平易な日常語で世界の謎に挑んでいきます。そんなデカルトの純粋な哲学的思考のエッセンスがつまっているのが、『省察』です。デカルトは数学者としても有名ですので、文章は明晰で、筋を追うのはとても簡単です。 『省察』とじっくりつきあうことによって、本当の哲学の醍醐味を味わっていきたいと思います。哲学は、面白いものだと気づいていただければたいへん嬉しいと思います。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。
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通信 哲学のすすめ 2月
2月受講開始

- 中村 昇/中央大学教授
- 会員前期 24,420円 / 一般前期 24,420円
哲学>は、どこにでもあります。毎日毎瞬あらゆるところで、わたしたちは、哲学の問いかけにであっています。それなのに、この世界でながく生きていくうちに、そのことをすっかり忘れてしまうのです。わたしたちが生きている<ここ>は、謎や不思議が充満しているはずなのに、仕事や生活のもろもろの事柄のために、何の驚きもない当たり前の平板な場所になってしまっているのです。生きていくのは、大変ですからね。 大森荘蔵という稀有な哲学者の珠玉のエッセイ集『流れとよどみ』を読みながら、そんな平板な場所を壊してみませんか。わたしたちの日常が、実はとてつもない豊饒なワンダーランドであることを、一緒に経験してみようではありませんか。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。 前期・後期 各6ヵ月(添削6回) /毎月開講 /1年で修了
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通信 デカルト『省察』を読む 3月
3月受講開始

- 中村 昇/中央大学教授
- 会員 23,760円 / 一般 23,760円
哲学は、人間の根源的な問いかけに対して答えるはずなのに、専門の学問になると、なんだか、わかりにくい言葉を使った一部の人たちだけのゲームになってしまいます。デカルトはそういう専門的な哲学になる前に、近代哲学に最初の一撃をあたえた人です。この一撃によって、それ以降の哲学が始まりました。だから、デカルトの本は難解な哲学用語などは一切でてきません。平易な日常語で世界の謎に挑んでいきます。そんなデカルトの純粋な哲学的思考のエッセンスがつまっているのが、『省察』です。デカルトは数学者としても有名ですので、文章は明晰で、筋を追うのはとても簡単です。 『省察』とじっくりつきあうことによって、本当の哲学の醍醐味を味わっていきたいと思います。哲学は、面白いものだと気づいていただければたいへん嬉しいと思います。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。
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- 通信講座教室
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通信 哲学のすすめ 3月
3月受講開始

- 中村 昇/中央大学教授
- 会員前期 24,420円 / 一般前期 24,420円
哲学>は、どこにでもあります。毎日毎瞬あらゆるところで、わたしたちは、哲学の問いかけにであっています。それなのに、この世界でながく生きていくうちに、そのことをすっかり忘れてしまうのです。わたしたちが生きている<ここ>は、謎や不思議が充満しているはずなのに、仕事や生活のもろもろの事柄のために、何の驚きもない当たり前の平板な場所になってしまっているのです。生きていくのは、大変ですからね。 大森荘蔵という稀有な哲学者の珠玉のエッセイ集『流れとよどみ』を読みながら、そんな平板な場所を壊してみませんか。わたしたちの日常が、実はとてつもない豊饒なワンダーランドであることを、一緒に経験してみようではありませんか。(監修講師・記) ≪学習の進め方≫ 毎月、課題箇所を読み、指定のテーマ(設問)で800字程度のレポートを提出していただきます。返却は締切日の約1ヵ月後です。 前期・後期 各6ヵ月(添削6回) /毎月開講 /1年で修了
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- 名古屋教室
- オンライン開催
ハイデガー「存在と時間」を読む(オンライン受講)

- 宮原 勇/名古屋大名誉教授
- 2025/04/01火 〜 2025/09/16火
- 15:30〜17:00
- 全12回
- 会員 40,260円
3月24日以降のお申し込みは[こちら]( https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7966466) ハイデガーの主著とされている『存在と時間』(1927年刊行)は、現代哲学の著作の中でも、希に見るほどの緊張感を持って書かれた著作であり、しかもその用語たるや極めて独創的で、独学で読むことがなかなか難しい著作です。 そこで、このシリーズでは、じっくり一字一句ないがしろにせずに、わかりやすく、しかも正確に読んでいこうと考えています。海外で出版されてきた多くの文献もいろいろ紹介し、理解の助けにしてもらう予定です。 「現存在」、「世界内存在」、「死への存在」、「本来性」、「先駆的覚悟性」、「頽落」といった概念を学びます。 テキストは、中公クラシックス『存在と時間』Tを使います。各自ご購入しておいてください。 講義はオンラインで行います。zoomの画面に朱のペンで注釈をつけたテキストを映し出し、電子ペンシルを使用していろいろ電子的に書きながら、説明していきます。
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- 見逃し配信あり
- 満席
- 中之島教室
- オンライン開催
ハイデガー「存在と時間」を読む(オンライン受講)

- 宮原 勇/名古屋大名誉教授
- 2025/04/01火 〜 2025/09/16火
- 15:30〜17:00
- 全12回
- 会員 40,260円
ハイデガーの主著とされている『存在と時間』(1927年刊行)は、現代哲学の著作の中でも、希に見るほどの緊張感を持って書かれた著作であり、しかもその用語たるや極めて独創的で、独学で読むことがなかなか難しい著作です。 そこで、このシリーズでは、じっくり一字一句ないがしろにせずに、わかりやすく、しかも正確に読んでいこうと考えています。海外で出版されてきた多くの文献もいろいろ紹介し、理解の助けにしてもらう予定です。 「現存在」、「世界内存在」、「死への存在」、「本来性」、「先駆的覚悟性」、「頽落」といった概念を学びます。 テキストは、中公クラシックス『存在と時間』Tを使います。各自ご購入しておいてください。 講義はオンラインで行います。zoomの画面に朱のペンで注釈をつけたテキストを映し出し、電子ペンシルを使用していろいろ電子的に書きながら、説明していきます。
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- 横浜教室
- 教室・オンライン自由講座
唯識思想入門

- 竹村 牧男/東洋大学名誉教授
- 2025/04/01火 〜 2025/09/02火
- 13:30〜15:00
- 全6回
- 会員 22,770円
唯識思想は、大乗仏教思想の基本にあるもので、5世紀頃、インドの無著・世親が大成しました。玄奘三蔵はインドに入り、ナーランダー学園で当時、最新の唯識思想を学修し、これを中国にもたらし、法相宗が成立。根本聖典は、世親の『唯識三十頌』の詳細な註釈書である『成唯識論』です。それは、『瑜伽師地論』、『摂大乗論』等をふまえた、論理的にもきわめて整合的なものであります。本講では、主にこの『成唯識論』に基づき、唯識思想の主要な教理をいくつかとりあげて解説し、大乗仏教の基盤への理解を深めていただきます。(講師記) ★2025年4月開講。半年間で学びます。 <各回カリキュラム> 1 迷いの構造 三性説の概要 2 世界の構成要素 大乗のアビダルマ 3 阿頼耶識について 生死輪廻の説明 4 仏の内容 菩提と涅槃等 5 修行の道筋 戒と修行の諸相 6 唯識の論証 九難義の教義
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スピノザからのハイデガーとレヴィナス

- 合田 正人/明治大学教授
- 2025/04/02水 〜 2025/06/18水
- 19:00〜20:30
- 全6回
- 会員 21,780円 / 一般 25,080円
若きエマニュエル・レヴィナス(1905-1995)はフライブルク大学に留学してハイデガーに魅了され、ハイデガーの弟子とまで呼ばれた。そのレヴィナスが、日本の田辺元と同様、その後ハイデガーとの対決をその生涯の課題とすることになるのだ。レヴィナスのハイデガー読解については当初からその数多の問題点が指摘されてきたが、両名の関係について満足のいく答案はいまだ存在しない。レヴィナスはまた、特にドゥルーズによってスピノザがクローズアップされるに先立って、スピノザ哲学の「対蹠点」にあると明言し、スピノザ復権のキャンペーンでは許し得ないスピノザの裏切りを語って復権に反対した。この両名の関係についても満足のいく答案はいまだ存在しない。しかも、レヴィナスが批判するハイデガーその人における、「スピノザの締め出し」が語られているのである。一体、この三者の関係はどうなっているのだろうか。この問題と、一年をかけて受講生の皆さんと共に取り組みたい。2024年はレヴィナスの第二の主著『存在するとは別の仕方で』刊行50年の年であった。まずこの難解な著作から始めることにしたい。(講師記) 第一回: 講義の概要、問題の所在 第二回: 『存在するとは別の仕方で』とはどういう書物か? 第三回: 『存在するとは別の仕方で』におけるハイデガー 第四回: 『存在するとは別の仕方で』におけるスピノザ 第五回: 「エオン」という語をめぐって 第六回: seをめぐって .
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- 福岡教室
- 教室・オンライン自由講座
原典で読むカント哲学
教室・オンライン講座

- 円谷 裕二/九州大学名誉教授
- 2025/04/02水 〜 2025/06/18水
- 10:30〜12:00
- 全6回
- 教室 18,480円 / オンライン 18,480円
「哲学する」とはどういうことなのかを身をもって知るためには、哲学者自身の言葉を一字一句丁寧に読んで哲学者本人と対話するしか方法はありません。 ドイツの哲学者カントを原典で読むことを通して、生きるとは何か、人間とは何であるか、考えるとは何か等々の最も素朴で根本的な問題について、受講者とともに対話をしながら考えてみたいと思います。哲学に関心はあるがちょっと腰が引けるという方はぜひ本講座の門をたたいてみてください。 新規の受講者も受講しやすいように、入門的な内容の復習を繰り返しながら進めていますので、これまでに哲学の講座を受講したことがない方でも気楽に哲学の扉を開けることができることでしょう。 __________________________________________
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- 見逃し配信あり
- 福岡教室
- 教室・オンライン自由講座
考えることと行為すること―ハンナ・アレント『人間の条件』を読む
教室・オンライン講座

- 円谷 裕二/九州大学名誉教授
- 2025/04/02水 〜 2025/06/18水
- 15:30〜17:00
- 全6回
- 教室 18,480円 / オンライン 18,480円
考えることと行為することは人間の生の根本条件ですが、両者はどのように異なり、またどのように関係するのでしょうか。この問題は、古来から哲学の根本問題であり、理論と実践、哲学と政治、聖と俗、学問と実生活、非日常と日常の対比など、さまざまなヴァリエーションにおいて論じられてきました。 近現代の代表的な思想家の間でも、カントは理論理性に対する実践理性の優位を説き、マルクスは「哲学者は世界をさまざまに解釈するだけであるが、大切なのは世界を変革することだ」と語り哲学よりも政治的実践を重視しました。ハイデガーは、実践に先立つ思索を最高の活動だと強調しました。ハンナ・アレントは、古代ギリシア以来の西洋哲学の全史を視野に収めながら、自らが哲学者と呼ばれることを好まず、政治的実践「活動」という彼女の独自の概念を打ち出すとともに、晩年には「思考」・「意志」・「判断力」という精神の働きをも重視しました。 本講座では、アレントの主著である『人間の条件』の読解を通して、考えるとは何か、行為するとは何か、ひいては現代において「生きる」とはどういうことなのかについて、皆さんとともに議論してみたいと思います。
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- トライアル可
- 見逃し配信あり
- 川西教室
- 教室開催
親鸞聖人のことば
「お正信偈」に聞く

- 星野 親行/行信教校講師
- 2025/04/02水 〜 2025/06/18水
- 10:30〜12:30
- 全6回
- 会員 17,820円
「正信念仏偈」という言葉はご存じないかも知れませんが、「き〜みょ〜うむりょ〜うじゅ〜にょ〜ら〜い」という言葉なら「ああ、おじいちゃんやおばあちゃんがお仏壇の前でいうてたなぁ…」と思い出してくださる方がおありだと思います。鎌倉時代に出られた親鸞聖人がおつくり残しくださった百二十句の詩。それが「正信念仏偈」。「お正信偈」「正信偈さま」として私たちのご先祖の口にかかってきたお勤め。どんな事が説かれているのでしょう。ご一緒にお聞かせいただきましょう。 ◇1回体験2,860円 ◇1回体験ご受講後、定期講座にお申込みの場合、入会金が半額になります。
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- トライアル可
- 名古屋教室
- オンライン(事前選択講座)
「生きること」への思索のために〜西洋哲学古典の紹介(オンライン受講)

- 小澤 克彦/岐阜大名誉教授
- 2025/04/03木 〜 2025/09/18木
- 13:00〜14:30
- 全12回
- 会員 32,340円
人類は「どう生きるのが良いのか」を問い続けてきました。この講座ではそれを哲学的に思索した思想をいわゆる「有名古典(古代から近世まで)」で紹介していきます。 【カリキュラム】 1、プラトン『ソクラテスの弁明』 2、プラトン『国家論―正義について―』 3、アリストテレス『ニコマコス倫理学』 4、快楽主義者エピクロス『教説と手紙』 5、ストアのマルクス・アウレリウス『自省録』 6、ユダヤ教聖典『旧約聖書』 7、新約聖書の最初、マルコ『マルコ福音書』 8、アウグスティヌス『告白』 9、近代のはじめ、エラスムス『愚神礼賛』 10、トーマス・モア『ユートピア』 11、モンテーニュ『エセー』 12、パスカル『パンセ』
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- 見逃し配信あり
- 名古屋教室
- 教室(事前選択講座)
「生きること」への思索のために〜西洋哲学古典の紹介(教室受講)

- 小澤 克彦/岐阜大名誉教授
- 2025/04/03木 〜 2025/09/18木
- 13:00〜14:30
- 全12回
- 会員 32,340円
人類は「どう生きるのが良いのか」を問い続けてきました。この講座ではそれを哲学的に思索した思想をいわゆる「有名古典(古代から近世まで)」で紹介していきます。 【カリキュラム】 1、プラトン『ソクラテスの弁明』 2、プラトン『国家論―正義について―』 3、アリストテレス『ニコマコス倫理学』 4、快楽主義者エピクロス『教説と手紙』 5、ストアのマルクス・アウレリウス『自省録』 6、ユダヤ教聖典『旧約聖書』 7、新約聖書の最初、マルコ『マルコ福音書』 8、アウグスティヌス『告白』 9、近代のはじめ、エラスムス『愚神礼賛』 10、トーマス・モア『ユートピア』 11、モンテーニュ『エセー』 12、パスカル『パンセ』
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