フランスは「恋愛の国」と言われ、フランス文学には豊かな恋愛小説の伝統があります。その中から、本講座ではサガン『悲しみよ こんにちは』(1954)を取り上げます。出版当時、著者は18歳の大学生であり、作品のヒロインさながらの「小悪魔」として時の人になりました。夏の南仏を舞台として、縦軸には父と娘の愛着が、横軸には若者の恋愛と大人の恋愛が交差する物語は、驚くほど残酷な展開をたどります。それは主人公の若さ・幼さがもたらした悲劇であり、物憂さと情熱、理性と感情を等しく描き出すサガンならではの世界です。新潮文庫から2009年に新訳が出ています。お持ちでない方も受講できるように資料を準備します。 ――――――――――――――――――――――
詳しく見る小さくてかわいい仲間たちが、不思議な島で思いがけない争いに巻き込まれていく――。そんな物語を国際政治学の視点から読み解いてみると、そこには驚くほど多くの問いが浮かび上がります。なぜ争いは始まるのか。なぜ報復は連鎖するのか。善意や合理的な判断が、かえって事態を悪化させることはなぜあるのでしょうか。 本講座ではまず、国際政治学の「基礎の基礎」として、リアリズムとリベラリズム、アナーキー、安全保障のジレンマ、協力と制度といった基本的な考え方を平易に紹介します。そのうえで、島を舞台にしたあの映画を素材に、報復の連鎖、戦争の不確実性、予期せぬ行動による状況の悪化、食べ物が思わぬ「武器」になるデュアルユース、戦場の外で続く日常などを考えます。 特定のキャラクターを現実の国家や紛争にそのまま当てはめる講座ではありません。物語を現実に「当てはめる」のではなく、物語から国際政治を考える問いを「呼び起こす」ことが目的です。作品をよく知る方にも、国際政治を初めて学ぶ方にも、新しい見方を持ち帰っていただける90分です。
詳しく見る生誕150周年を迎えるスペインの大作曲家、マヌエル・デ・ファリャ。『恋は魔術師』『三角帽子』『スペインの庭の夜』などの名作を通して、「なぜこの音楽はスペインらしく聴こえるのか」を、演奏や譜例を交えながらわかりやすく解説します。フラメンコや民族音楽、ドビュッシーやラヴェルとの関わりにも触れ、情熱と色彩に満ちたファリャの音楽の魅力を、耳と心で体験する講座です。(講師・記) ----------- ♪レクチャーコンサート仕立てでお届けします。 コントラバス:曽我大介、 ゲスト ピアノ:西本夏生 🎵生演奏の予定曲目🎵 「恋は魔術師より」『火祭りの踊り』「7つスペイン民謡」より(コントラバスとピアノ)」、カザルス:「鳥の歌」
詳しく見るドイツのシュルツ医師により広められた自律訓練法は、自己暗示により短時間に効率よく緊張を和らげるリラクセーション法です。意識的にリラックス状態をつくり、自律神経のバランスを回復させる最も基本的な方法といわれています。 さまざまな不安やストレスを感じながらすごされている皆様の日々の対処法の一つに、ぜひこの自律訓練法を取り入れていただきたいと思っています。 受講したその日から、皆さんの日常生活に、実際に取り入れられる、ちょっとした工夫や毎日続けるヒントもお伝えします。 2026年11月の講座では、秋が深まり、冬の訪れを感じ始める時期に、自分の心身を上手に整えていくことをめざしましょう。自律訓練法と筋弛緩法を実習していきます。 また、冷えに効く足のツボや耳をやさしくほぐすマッサージも取り入れ、調身調息調心を意識していきましょう。 自律訓練法は特別な道具やスペースは必要ありません。お昼休みや就寝前など、毎日行って、体の緊張を和らげ、本来の健康な状態へ心身を整っていきましょう。(講師・記) ★初心者の方、久しぶりにご参加の方に、 講座開始15分前(10:15〜)からミニレクチャーの時間を設けますので、お時間がある方はぜひご参加ください。
詳しく見るオリンピック、世界選手権等で活躍し、フィギュアスケート界を牽引。惜しまれながら引退した坂本花織さん。これまでの功績を辿りながら、競技にかける思いや仲間とのエピソード、今後の展望をたっぷり語ります。一緒にふり返るのは、長きにわたり選手を撮り続けるスポーツフォトグラファーの田中宣明さん。田中さん撮影の厳選写真を映しながら、フィギュアスケート、そして坂本花織さんの魅力にせまります。 進行は、新村香さん。 ◆新宿教室でのご受講希望の方は、[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=9038741)からお申し込みください。
詳しく見る日本の伝統衣装「着物」は、約1000年の歴史があります。着物といえば、成人式や結婚式に着る晴れ着か、夏の浴衣を想像する人も多いかもしれません。しかし、もともと着物は、女性も男性も365日着て暮らした日常着でもありました。海外でも広く”KIMONO”と知られているこの衣装は、日本独自の島国の風土、暮らし、美意識、自然観などが凝縮されています。 今回は、着物に込められた美意識や感性をひもときながら、現代の仕事やコミュニケーション、ブランドづくりにも通じる知恵を学びます。江戸時代の着物店からマーケティングを考えたり、着物を通して異文化交流や自己表現について考えたり、「教養」としての着物を楽しみながら、日々の仕事や暮らしにも活かせる視点をお届けします。「着物は難しそう」、「ルールが多そう」、「自分とは関係ない世界かも」、そんなイメージを一緒に変えてみませんか。(講師・記) 【カリキュラム】 第1回 ツール:ビジネスに活かす着物の知恵と感性 ●仕事に力をくれる紋様と絵柄の意味 ●「粋」、「野暮」とは ●外国人に聞かれる着物への質問 ●着物は自己表現でありコミュニケーションツール 第2回 マーケティング:着物から考えるビジネス戦略 ●マーケティングは江戸時代の着物店から始まった ●着物業界の「失敗」に何を学ぶか ●「斜陽産業」だからこそビジネスチャンスがある ●伝統工芸品から考えるブランド戦略 第3回 TPO:ビジネスシーンに着物を着る選択 ●なぜ仕事ができる人は服装にこだわるのか ●海外のフォーマルパーティには着物一択である理由 ●スーツ代わりになる着物の選び方と着用シーン ●異文化理解と文化交流としての着物 *** 【広報画像】 �@四季の花を描いた小紋の着物(講師撮影) �Aコミュニケーションのきっかけになる「帯」(講師私物) �B職人さんに反物のお話を伺う様子(講師本人、伝統工芸 青山スクエアにて)
詳しく見るレオナルド・ダ・ヴィンチがミラノ時代に制作した「美しきフェロニエール」が初来日。モデルは誰か?革新性は?フランス国王との関係は? 世界一のコレクションを誇るルーヴル美術館のレオナルド絵画作品群において、どう他の傑作と結びつくか。歴史的な背景とともに考察します。(講師・記) ●オンライン受講の方には印刷資料を郵送いたします。直前にお申し込みの場合は、講座当日までに届かないことがございます。講座は資料がなくてもお楽しみ頂ける内容です。(郵送代として教材費を頂戴いたします。) ●画像: �@レオナルド・ダ・ヴィンチ作「美しきフェロニエール」 �Aレオナルド・ダ・ヴィンチ作「岩窟の聖母」 ■紹介予定作品 ◆「美しきフェロニエール」 ◆「岩窟の聖母」 ◆「聖母子と聖アンナ」 ◆「モナリザ」 ◆「洗礼者聖ヨハネ」 ◆「マントヴァ侯妃イザベラ・デステの肖像習作」他
詳しく見る2026年5月、『僕らはマンガを言葉にしたかった 60〜70年代マンガ史私論』(双葉社)を刊行。日本の漫画・マンガが大きく変化した幕末〜明治、大正昭和初期、戦中戦後期に続き、60〜70年代は4番目の変動期だった。 大きな変化の一つは「大人」でも「子供」でもない「青年マンガ」の誕生である。戦後マンガが戦後世代を受容層として 大きく市場を広げ、平行してマンガ青年が発言し参加する社会層へと成長した60〜70年代。それは私にとって10〜20代の思春期・青年前期の自己確立期でもあった。その変容を体験した一マンガ青年の観点で、マンガについての「言葉」の変化を世代の自己表現、受容、時代社会の変化を「自分語り」を媒介に言語化を試みた本である。 本講座では、この時期の変容をなぞりながら、語り尽くせなかったことなども織り交ぜて語ってみたい(講師・記)。 **教室では、当日書籍販売を行います!**
詳しく見る短歌のまだ見ぬ魅力を味わう講座です。 短歌は自由な文芸で、五七五七七のしらべ以外にルールはありません。 この講座では東直子さんと共に、短歌の不思議な力に迫ってみたいと思います。 第1部では「鳥」をテーマに、さまざまな短歌を読み解きます。 「翼」「飛ぶ」「卵」……など、鳥から生まれるイメージにも目を向け、ひとつの言葉やモチーフがどのように短歌を飛翔させていくのか、実作にも持ち帰れるヒントを探ります。 第2部は受講者の方の作品について講評しながら、深く読み解いてゆきます。 初めて短歌にふれてみたいという方も、経験者の方も、気軽に短歌を楽しんでいきましょう!(佐佐木講師・記) <当日の流れ(予定)> 第1部 佐佐木先生×東先生 トーク 第2部 受講者作品講評 ## 作品提出歓迎 お一人様 自由詠1首まで提出できます。こちらは任意提出です。 ※すべての作品が講評されない場合もございます。ご了承ください。 ※投稿締切(12/12)後にお申し込みの方は、投稿はできません。 ### 作品提出フォームは[こちら](https://forms.gle/N1xFuD2g4Bkq9nqm8) 締切:2026年12月12日(土)まで ※差し替えはご遠慮いただいております。
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