学校で習った日本史は好きでしたか。大好きだった人、暗記ばかりで苦手だった人、さまざまだと思います。ところで科学が進歩するのと同様、日本史研究も日々進化しています。そんな新しい日本史研究の世界をのぞいてみませんか。受験や暗記と関係なく、そしてそれぞれの人生経験を経たうえで日本史を学び直してみると、日本史は以前よりも奥深く、きっと面白いものだと感じるはずです。この講座では、原始古代から現代まで流れをたどりながら、最先端の日本史の面白さを伝えていこうと思っています。(講師記) *2025年4月開講 <今期のテーマ> ※テーマは予定です。進み具合により変更となる場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 旧石器時代、縄文時代、弥生時代、それぞれの時代の特質を大きくつかまえる。 2 古代国家の成立 古墳時代、飛鳥時代を取り上げ、日本における国家形成の歴史を考える。 3 大化改新とその後 大化の改新の展開と律令制導入の過程を考える。 4 平城京の時代 複雑な動きを示す奈良時代の政治史についてわかりやすく整理する。 5 平安王朝の成立と摂関政治 平安前期の国家と社会、摂関政治の成立と展開について考える。 6 院政の時代 平安後期の政治と社会について考える。 <1年間の予定> ※テーマは予定です。状況により、変更する場合があります。 1 旧石器、縄文、弥生時代の日本 2 古代国家の成立 3 大化改新とその後 4 平城京の時代 5 平安王朝の成立と摂関政治 6 武士の成長と院政の時代 7 「源平の戦い」と鎌倉幕府の成立 8 執権政治とモンゴル襲来 9 南北朝の戦いと室町幕府 10 室町幕府の展開と戦国時代 11 信長・秀吉・家康の時代 12 幕藩体制の展開と改革 13 幕末・明治維新・明治政府の成立 14 自由民権運動と立憲国家の成立 15 明治後期の政治と国際関係 16 大正時代を考える デモクラシーと対外膨張の時代 17 恐慌と昭和の幕開け 18 軍部の台頭と第2次世界大戦 19 戦後改革から高度経済成長へ 20 現代の日本と世界
詳しく見るバルカン、ウクライナ、パレスチナ、シリア、イラク、リビア――イスラーム教と正教、ユダヤ教、カトリック教を奉ずる異教徒同士が混住するこれらの地域は、いまなお数知れない戦禍に見舞われています。オスマン帝国は、現代人から見ればとても一つの政体が統一できるとは思われないこの広大な世界を、500年にわたり、全体として見れば平和に統治してみせました。本講座ではそんなオスマン帝国の歴史を、13世紀の建国から20世紀の滅亡まで通観いたします。(全6回) 第1期(2回) @5/30 「オスマン侯国の建国と拡大(13-14世紀)」 A6/27 「大征服と「御門の奴隷たち」(15世紀)」 第2期(4回、2025年7月期に開講します) B7/10(木) 「宮廷の拡大と官人帝国への変容(16-17世紀)」※曜日にご注意ください C7/25 「近世オスマン世界の生活と文化(15-18世紀)」 D8/8 「欧化改革の成否(19-20世紀)」 E9/26 「帝国の滅亡、地域世界の解体(20-21世紀)」 ※参考書籍 『オスマン帝国全史 「崇高なる国家」の物語 1299-1922』 (講談社現代新書)
詳しく見るコロナ禍を経て、新しい時代の扉を開きつつあるオーケストラ。最近は、聴衆と一緒に「音楽する喜び」を分かち合う感動的な公演が相次いでいます。その発展を表と裏から導く音楽監督(指揮者)とはどのような仕事なのか、どんな思いで音楽に向き合っているのか。奏者の多様な個性をひとつの響きに束ねあげる多様なリーダーシップとは。世界一流のマエストロや気鋭のマエストロを招き、自身の生の声で伝えていただくシリーズです。聞き手は吉田純子・朝日新聞編集委員がつとめます。 今回のゲストは下野竜也さんです。人懐こい笑顔で親しまれる、いまや誰もが知る日本のマエストロ。NHK交響楽団の正指揮者、札幌交響楽団の首席客演指揮者という重責を担いつつ、山本直純さんらが残した大河ドラマの音楽の伝道師も務めています。広島に国際指揮者コンクールを創設するなど、後進への思いも人一倍。人情あふれるマエストロの口から、ここでしか聞けないオーケストラの裏話がたくさん飛び出すことでしょう。1月に亡くなった恩師の秋山和慶さんや、大阪フィルハーモニー交響楽団で指揮研究員を務めていたころに指導を受けた朝比奈隆さんへの思いもたっぷり語っていただきます。(吉田講師・記)
詳しく見る江戸時代には正月行事を2回することがありました。正月は一年の始まりです。だから、疫病の流行や大災害があった時に、いったんリセットするために正月をやりなおすことがありました。そして、18世紀には、どこからか疫病や災害の予言がひろまり、それを回避するためにも正月のやり直しが行われました。「流行正月(はやりしょうがつ)」について史料を元に紐解きます。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 「怪異学」はフシギなコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読することから、その認識を生み出した社会・文化の特質や日本人の心の軌跡を探る新しい学問です。東アジア恠異(かいい)学会の講師陣が、怪異学の世界へと誘います。 -------------------------------------------------------------------------------------------
詳しく見る※教室受講は[こちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7932806&p=7e5672c6234a2da2a503857380378078c24c5a08f77e29e83067a37f10febf61) 司会を務める「朝まで生テレビ」は昨年11月からBSに移り、時間帯も変わりましたが、38年続いています。ジャーナリストの田原総一朗さんは90歳。「そんなんじゃ分からないよ!わかりやすく説明して」「そんなこと言っているからダメなんだ」。時に相手を挑発しながら、執拗に食い下がる、食い込む姿勢は今も健在です。「まだまだ知りたい、聞きたい、伝えたい」のジャーナリスト魂を存分に発揮し、「朝生」で死にたい!とまで広言する田原さん。1年ぶりの千葉教室でも、質問歓迎、議論大歓迎で熱く語ります。 ※事前に寄せられた質問に田原さんがお話の中でお答えします。時間の都合ですべての質問に回答できない場合もございますので、ご了承下さい。質問をご希望の方は[こちら](https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScVR3xgxawUk1qgWTuSVNvRbeLQhlDknbfd6uAXMqLsuuL1VA/viewform?usp=sf_link) ※質問申込み締切 5月17日(土)
詳しく見る日常から切り離された別世界として過剰に演出された江戸吉原は、最先端モードの発信地でもありました。どうしてこんな格好を?と思ってしまうような浮世離れした吉原の人々のファッション。細部に注目してみると、髪型や着物の色柄、着こなし、小物づかいなどから、その人となりが見えてきます。派手に盛った髪に絢爛豪華な衣裳をまとい妍を競った遊女たちの飽くなき美の追究、人目につかないところに贅を尽くす通人の粋な遊び心など、浮世絵に描かれたさまざまな姿から江戸吉原のおしゃれ術を詳しく解説します。(講師:記) 画像:香蝶楼国貞『新吉原京町一丁目角海老屋内・角海老屋内・角ゑひやうち』. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1301798
詳しく見る隅田川東岸の深川の旗本松平家に仕える用人の子として明和4(1767)年に生まれた馬琴は、10歳のとき、兄の跡を継いで小姓となりましたが、当主の孫との折り合いが悪く、結局は松平家を離れて武家屋敷の渡り奉公をします。ところが、25歳の寛政3(1791)に、一転して「京伝門人大栄山人」の名前で、黄表紙『尽用而二分狂言(つかいはたしてにぶきょうげん)』の作者としてデビューしました・・・。19世紀に、ベストセラーの読本(小説)『南総里見八犬伝』を書き続ける巨匠の知られざる若き日の姿です。その後の蔦重との出会い、蔦重プロデュースの「読本デビュー作」など、あれこれをお話しいたします。(講師・記) *2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜」で主人公となる蔦屋重三郎。彼が見出した江戸文化を代表する人々との関わりをシリーズで解説していきます。2024年4月期スタート。 *今期は「曲亭馬琴」。*今後のラインナップ(予定):葛飾北斎、鱗形屋孫兵衛
詳しく見る江戸時代、出版文化が大きく発展しました。その影響を受けて、怪異もさまざまに展開していきました。今回は、難産で死んだ女性が変化した怪異「ウブメ」を素材にして、書物などのメディアを通じて、どのように展開したのか―具体的には、古典の参照や中国の怪鳥の吸収など―を考えていきます。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 「怪異学」はフシギなコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読することから、その認識を生み出した社会・文化の特質や日本人の心の軌跡を探る新しい学問です。東アジア恠異(かいい)学会の講師陣が、怪異学の世界へと誘います。 -------------------------------------------------------------------------------------------
詳しく見る★★★こちらは5月(1回分)のお申込みページです★★★ プロの制作過程を知ることで、自身の絵画制作に活かせる知識を身につけましょう。技法や特徴をより深く理解するための実演もあり。各回受講も可。 かつて絵画は工房で制作され、プロの技は見て盗み学ぶものでした。指導や教育の範疇には限界があり、現在でも高い技術は言語化が難しいもので「見稽古」という言葉があるほどです。 4〜6月の講座は、定番の花を描きます。 花の置かれている状況によって、表現方法は様々な広がりを見せます。 5月は状況を変え、花壇や野に咲く花といった屋外の花を描きます。室内と屋外での見え方の違いなどに着目します。 制作は水彩やパステルが中心の予定ですが、画題に合わせて適した画材を探るのもポイントです。 状況によって見え方が変わる、あたりまえでいて忘れがちな課題に取り組んでいきます。
詳しく見る私たちが思うよりずっと賢いからだのことを、解剖学を使って歌う人のために親しみやすく解説します。技術を気にせず、しなやかに歌うための秘密がここにあります。 お申込み後、教室受講・オンライン受講、また教室で歌うご希望をお聞きする受講アンケートフォームに必ずご記入ください。フォームは[こちら](https://forms.gle/GQWy8JwYarzfQYAM9) ◎特別講座5月:新宿の教室でリアル・レッスン これまでに何度か予告してきましたが、5月は新宿教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座の形式で実施します。今までの講座を踏まえて、実際に川井弘子が声楽のレッスンをします。歌ってくださる方を数名、募集します。まったく初心者の方から、長く歌ってきたけれどどうも声が出にくいという方まで、すべての人に対応いたしますので、ご遠慮なくご希望ください。なお受講料は歌っても同じですので、積極的な方にはお得な回です。ご遠慮なく! また歌う希望はないけれど、お教室で実際のレッスンを聴講してくださる方も歓迎です。オンラインでの聴講もできます。 [4月期(4月、6月)通しのお申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7902808&p=e9e98b8f00170fc77f761dacc7ce5960c6941f334de5ad37bc69f99cc4c09d36)
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